戦姫絶唱シンフォギア~光と影の選択~   作:のんびりマスター

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楽しんで行ってねー


第4話 自動人形

「嘘でしょ⁉︎」

 

ゴスロリ衣装の少女の攻撃を間一髪で避け、カウンターで回し蹴りをするが少女にシャルルの蹴りが入った瞬間、少女の身体は水になり弾け飛ぶ。

 

「いっ⁉︎」

 

軽く蹴っただけなのに⁉︎

すると、後ろからものすごい殺気を感じとり脚と身体を回転させ、回転蹴りをする。その蹴りはゴスロリ衣装の少女の首に直撃する。

 

「げぇッ⁉︎」

 

少女はその場に倒れ込む。蹴りを入れた時の感覚、明らかに異常だった。

シャルルは何かを確信したのか急いで少女から逃げる。

 

「数秒でどこまで逃げれるかな⁉︎」

 

あの感触は明らかに人間じゃない。狸寝入りをして油断した所で私を狩るだろう。その前に逃げる‼︎全力で‼︎

ゴスロリ衣装の少女から逃げたその途端、目の前に赤い鉱石が目の前に飛んでくる。あぶな⁉︎

 

「何処に行くのか⁉︎私とも遊んで欲しいゾ‼︎」

 

「……あれはもう明らかに人間じゃないよね。腕が完全に機械だ」

 

シャルルの目の前に現れたのは手が完全に機械で赤髪のツインテールの少女だった。

 

「……最近の機械って高性能?嫌になるな」

 

さっきの少女とは比べ物にならない殺気を出しており、あの腕を見る限り、完全に戦闘に特化しているのだろう。

 

「所でガリィ。なんで床に寝てるんだ?」

 

「……せっかく不意を突いて殺そうと思ったのによ‼︎バラすんじゃねえよ‼︎」

 

ガリィと言われるゴスロリ衣装の少女はゆっくりと立ち上がり赤髪の少女の元に近づく。やっぱり狸寝入りしてたな。

 

「そうなのか‼︎でもガリィは弱いからすぐ負けるゾ‼︎」

 

「んだとテメェ‼︎戦闘しか出来ねえこのポンコツ野郎が‼︎」

 

「何を怒ってるんだゾ⁉︎」

 

ガリィと赤髪の少女は急に喧嘩をし始める。それを見たシャルルは急いでガリィ達から逃げようとする。真面目に戦っても勝てる気がしない。ここは戦略的撤退を……‼︎

逃げようとした瞬間、目の前に氷とカーボンロッドが撃ち込まれる。

 

「おい、何処に行くだよ」

 

「ガリィと遊んだから次はミカと遊んで欲しいんだゾ‼︎」

 

ミカと呼ばれる少女は子供の様にはしゃいでいるが、隣にいるガリィは半ば嫌そうな顔をしている。獲物を取られたのが不服のようだ。

 

「……なんでこうなるかな?私、争いとか苦手なんだけど」

 

「んなもん関係ねえよ。ミカちゃんがきたのは想定外だけど、別に簡単に殺せるならラッキー♪」

 

「性根が腐ってるね〜」

 

「話は良いから早くミカと遊んで欲しいゾ‼︎」

 

そう言ってミカは大量にカーボンロッドをシャルルに向けて放つ。もう‼︎闘いたくないのに‼︎

この時、シャルルの頭の中に源蔵のある言葉が浮かび上がる。

 

「シャルよ。もし相手から攻撃された時、お前ならどうする?」

 

「避けるに決まってるじゃん」

 

「だろうな。じゃが、もし避けられない攻撃が来たときはどうする?お前なら無理矢理にでも避けるだろうが、それも無理な時がきっと来る」

 

「……じゃあそのときはどうするの?受け身を取れば良いの?」

 

「受け流せ。愛明神流の受け流しは何者の攻撃をも受け流す最大の攻撃にして最強の防御術じゃ」

 

「受け流し……それって何年修行したら身につくの?」

 

「個人差はあるが、お前ならこの言葉を胸に刻めばすぐに会得するじゃろう」

 

そんな馬鹿な。それで会得したら苦労しないよ。

 

「どんな言葉なの?」

 

「水になれ。人の心は水の如し。それの意味を理解した頃にはきっと、お前はこの技を会得するじゃろう。愛明神流防術"水流(すいりゅう)

"。では、会得に励みなさい」

 

「そういやそんな事も言われたな」

 

あの時は言ってる事の理解が出来なかったが、今になってはその意味が理解できる。水になれ。それはつまり、

 

「身体の力を抜き、流れに身を任せる‼︎」

 

シャルルはそっと息を吸い、身体の力を一気に抜く。

 

『愛明神流防術"水流"‼︎』

 

ミカから放たれた大量のカーボンロッドを全て受け流して行く。それを見たミカとガリィはとても驚いた表情をする。

 

「はぁ⁉︎」

 

「ゾなもし⁉︎」

 

正直、これを会得なんて出来ないって思ってたけど、あのガリィとかいう子の水になって弾ける姿がこの技のヒントになった。だからこの技を会得出来た。

 

「あんた達には感謝するね。この技は私1人じゃ完成しなかった。だからありがとう。そんでもってこれをくれてあげる‼︎」

 

そう言ってシャルは左脚と右腕をを引き、左腕を頭の腕に固定し、構える。そして脚に力を入れ、地面を蹴る。

そのスピードは速く、ミカとガリィは反応に遅れる。

 

「はや‼︎」

 

「うわぁ⁉︎速いゾ‼︎」

 

2人は急いで避けようとするが、それはもう遅かった。シャルルは右手の肘をミカの腹に入れ、吹き飛ばす。そして回転をかけ、ガリィの顔に裏拳を決める。

 

「ぐわぁ⁉︎」

 

「グッ⁉︎」

 

2人はシャルルの攻撃に吹き飛ばされるが、ミカはすぐに立ち上がり両手にカーボンロッドを装備し、ガリィもまたすぐに立ち上がり片手に氷の剣を作り出し、シャルルに向ける。

 

「さっきは油断したが、次は無いわよ」

 

「そうだゾ‼︎最高じゃ私には響かないゾ‼︎」

 

「まだやるの?勘弁してよ……」

 

正直、殴った感触が余りにも固い。鉄かそれ以上の物だ。頑張ればヒビぐらい入りそうだけど拳が壊れる。水流は初めて使ったから少しだけ腕が痺れてる。慣れて無いことはするもんじゃ無いね。

 

「それじゃあ……ガリィ、イッキマース‼︎」

 

「行くゾ‼︎うりゃあ‼︎」

 

「もう‼︎今はあんまり闘いたくないんだけど‼︎」

 

ガリィとミカが一斉にシャルルの元に飛び込んだ瞬間、ミカとガリィの攻撃は止められる。

 

「ちょっと邪魔しないでよね…ファラちゃん」

 

「ごめんなさいね、今ここでこの子を殺されるのはまずいので」

 

「レイラもなんでミカの邪魔をするんだゾ⁉︎」

 

「すまないミカ。こいつを連れて来たのは私達だ。マスターにも話はつけてある」

 

そう言うとミカとガリィは武器をしまい、不服そうな顔をする。

 

「なら先にそう言ってよね。無駄な事したじゃない‼︎」

 

「ミカも全然遊び足りないゾ……」

 

「え〜っと、お姉さん達はこの2人の仲間……って事で良いの?」

 

じゃあこのお姉さん2人も同じぐらい硬いのかな?まさかのここにいる4人は人間、じゃないとか言わないよね?

 

「そう言う事で良いわ。申し遅れました私はファラ。手荒な歓迎で申し訳ありませんわ」

 

「私はレイラ。派手に頼む」

 

「あ、うん。私はシャルル。よ、よろしく?」

 

で良いのか?

 

「なんでここに人間を置いてるのかガリィには分かんないんですけど。それもマスターから説明あるの?あるなら別にいいけど」

 

「ミカはそいつと闘いたいゾ‼︎そいつは強いゾ‼︎だから闘いたいゾ‼︎」

 

「人間なら良いけど貴方人間じゃないでしょ?あとここにいる4人は」

 

「ミカちゃんはともかく、私達まで分かるのですか?」

 

「何という動体視力。派手に尊敬」

 

「あんだけ強けりゃあそんぐらい分かるでしょ。まあ、まだ本気じゃなさそうだから底を見てみたい」

 

「じゃあミカと遊ぶゾ‼︎」

 

「だから嫌だって言ってるじゃん‼︎」

 

ミカから逃げていると、急に圧倒的な威圧をすぐに気づく。この威圧、おじいちゃんに似てる。

 

「おい、シャトーでは静かにしろ」

 

 

 

 

 

 

 

 




シャルルの前に現れたの一体誰⁉︎次回も楽しみに‼︎
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