「……黒潮。あんた太ったんじゃない? なんか肉付きが良くなってるように見えるんだけど」
それが今日黒潮の膝の上に頭を置いた感想だった。前はもっと筋肉質で固い部分があったのに、今は脂肪で柔らかい。ぽっちゃりって程じゃないし、肉付きが良すぎるわけでもないからそんなに問題じゃないんだけど。でも、顔もちょっとふっくらしてきてるっていうのがこの体勢でもわかる辺り、太ってきてるのは明らかよねぇ。
「……やっぱ陽炎もそう思う? ……最近磯風の料理に付き合っとるからどうにも食べる量が増えてもうてなぁ……ホンマに黒豚なってまいそうや、親潮と萩風の料理もあるし、ウチ、なんか食事の量と回数がめっちゃ増えとるよなぁ……」
膝の上から見上げる黒潮の顔にはいかにも悩んでいます。と言う感じの表情が浮かんでいた。まぁ、太るのは乙女として嫌よね。私だって嫌だ。
「舞風のダンスに付き合えば? 流石にこの肉付きはヤバイと思うわよ」
「……せやねぇ。四の五の言っとる場合やないかもしれんなぁ」
あれだけ筋肉痛になってた舞風のダンスに乗り気になるって事は相当ね。……まぁ、親潮、浜風との付き合いも大概食べ物だし……時間の問題だったのよね。むしろ遅い方かもしれないけどね、私達艦娘は普段亜kら戦闘に訓練にで延々体動かしてるからそう簡単にデブにはならないんだけど。
「痩せないと、この脇腹とか摘みまくるわよ。……あ、胸が大きくなるなら多少太ってもいいからね」
そう言って黒潮の脇腹を摘まんでみる。前はそんなに摘まめなかったけど、今はけっこうぷにぷにと摘まめるし、弾力も前よりついてる。
「いややてそんなん。……ちょ、陽炎くすぐった。くすぐったい……アヒャヒャ」
脇腹の肉を摘まんでいた手を上に動かしてついでに黒潮の脇をこそばす。……あー、こっちもけっこう肉摘まめちゃう。本当、脂肪が付いちゃってるわね。これ、お腹も肉付きが良くなってるのかしら。うーん、今度は黒潮のお腹で腹枕してみるのもいいかもしれないわねぇ。でも、あんまり太って戦闘に支障出されても困るし……ちょっとは痩せさせないといけないかしら。
「黒潮、早く痩せないと、こうしてくすぐったりしていくからね。脇だけじゃなくて、他にも色々こちょこちょしちゃうんだから」
「ま、待ってえ、ホンマま……アヒャヒャ!」
抗議しようとする黒潮の脇をまたくすぐってやる。……揉み応えあるし、やっぱりこの辺の体型のままでいてもらうほうがいいかなー。胸もこっちのほうが大きいしなぁ。