IS 適当に転生してはいけない   作:マヨラー戦士

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前回のあらすじ

一夏&綾、鈴&弾 カップルへ

姉の公認を受ける

二人は幸せなキスをして終了


一夏の革新

ピピピ…ピピピ…

 

「んぅ、ふぁ~あ」

 

目覚まし時計の音に反応し、目覚めた俺は目覚ましを止めようと体を動かそうとするが、体の右半分に何かがのしかかっている事に気づいた。

 

「そうか…やっちまったんだな俺…」

 

のしかかっていた物の正体は全裸の綾で俺もまた全裸で寝ていた。

昨日のデートと夜の情事を思い返しながらしばらく綾の体温と重みを感じながら夢ではなく現実であると認識した後、綾を揺すり起こす。

 

「綾、朝だぞ起きろー」

「ん、おはよう一夏…」

 

綾は目覚めて俺を見た瞬間キスをしてきた。

 

ピピピ…ピピピ…

 

キスはスヌーズ機能で再び目覚ましがなるまで続いた。

 

「照れないのね、つまんない」

 

昨日の件でかなり吹っ切れた俺はもう並大抵の事ではうろたえなくなった。

今も目の前には程よく鍛えられ引き締まってはいるものの、女性特有の柔らかさも残したスタイル抜群の綾の体が一糸纏わぬ姿でいるがそれでも平静を保てている。

綾はそんな成長した俺を見て不満顔をしている、綾のこんな顔は貴重だ、厳重に脳内保存しよう。

 

「まぁいいわ、お風呂入りましょう」

「一緒に、か?」

「当たり前でしょ」

 

そうして、俺達は風呂に入り汗"等"(意味深)を洗い流した。

途中、綾のいたずらにより俺の理性が焼ききれそうになったがなんとか耐えた。

 

風呂から上がった後、朝食の準備を始めていたのだが綾が一緒に作りたいと言い出したので、綾に料理を教えながら一緒に朝食を作った。

綾は意外にも不慣れそうに包丁を扱っていたが、後ろから手を取り教えたらすぐに上達した。

少しは出来ない事があったほうがかわいげがあるというのだが、綾は出来ない事があっても大抵の事はすぐに物にしてしまうだろう。いつか綾の苦手なことを見つけてやろう。

 

「「頂きます」」

 

本日の朝食のメニューは、白いご飯、焼き鮭、卵焼き、おひたし、味噌汁という日本の朝の定番である。

綾から卵焼きの味について高評価を頂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はどうするんだ、アリーナ行くか?」

「そのつもりだけどその前に大事な話があるわ」

「大事な話?」

 

綾の顔が真剣な物だったので思わず聞き返してしまう。

 

「私の事についてと一夏のこれからについてって所ね」

 

いまいち要領を得なかった、確かに綾の事は知らないことも多いが俺のこれからとはなんだろうか?

俺が首をかしげていると、綾はおもむろに黒翼のバックパックとスラスターウィング部を部分展開した。

 

「こればかりは一夏の『本心』が聞きたいのよ。トランザムバースト始動…」

 

そう綾が言うと部分展開されている黒翼が赤く輝きだし、部屋は緑色の粒子に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間俺達は一面真っ白な空間に裸で立っていた。

 

「ここは…」

 

『ここは意識共有領域…人と人が『対話』するための場所よ』

 

耳からではなく頭の中に直接綾の声が響く。

綾が俺に近づき手を握ってくる。

 

『いまから見せるのは私の過去よ』

 

そう綾の声が響いた後、ISに初めて触れたときのように頭の中に情報が流れ込んで来た。

 

「ぐっ!」

 

頭に鋭い痛みが走るがすぐに情報を整理する。

 

(綾が別の世界から来た?イノベイター?)

 

普段だったら絶対に信じられないような話だったがなぜかそれが事実であると確信できた。

 

『これが私の全部、そしてここからは私のわがままよ』

 

少し間を置き、綾は話を進める。

 

『私は人から革新したイノベイター、人とは違う存在。寿命が違うの、確実に一夏が先に死んで私は一人になっちゃう、私はそれが耐えられない』

 

綾は泣きそうな目で俺を見つめていた

俺はなにも言えずに綾の次の言葉を待った。

 

『だから一夏にも私と同じ存在になってほしい、同じ時間を生きて一生一緒にいて欲しい。それが私のわがまま』

『でもその決断をしたらいつか必ず辛い思いをするわ、よく考えて欲しいの』

 

確かに寿命が違う、人とは違う、様々な面で問題が出てくるだろう、しかし考えるまでもなく俺の答えは決まっていた。

 

「俺も綾と同じ時間を一緒に生きたい、それが俺の答えだ…」

『ありがとう…一夏』

 

俺の本心が伝わったのだろう、綾はなにも聞き返さずに俺に抱きついてくる

 

『パッケージ、【流星】部分展開、GNドライブリンク、システムをクアンタムバーストへ移行』

 

そう綾が呟くと俺という存在が一気に変わっていくのが分かった。

 

『愛してるわ、一夏』

「愛してる、綾」

 

俺達は瞳を閉じ、唇を重ねる。

唇を離し、開かれた俺の瞳は金色に輝いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それから一夏、白式を呼んでくれないかしら、展開するときと同じイメージで呼べば来てくれると思うわ』

 

そう綾に言われ俺はいつの間にか付けられていた待機状態の白式に手を添え呼びかける。

 

「来い、白式」

 

しかし白式は展開されなかった、その代わりに俺達の前に白いワンピースをを来た少女が立っていた。

 

『始めまして、一夏お兄ちゃん、綾お姉ちゃん』

『始めましてね、白式ちゃん』

 

少女は俺達にぺこりと頭を下げながら挨拶をして、綾もそれに返す。

どうやら目の前の少女が白式らしい、人間を辞めたばかりの俺はもう頭の中がオーバーヒートをし始めたので黙って二人の会話を聞く事にした。

 

『白式ちゃん、あなたに頼みがあるの』

『いいわよ』

 

白式は綾の頼みの内容を察していたのか話も聞かず了承し綾の手を握った。

 

『いいの?これはあなた達の望まない物よ?』

『一夏お兄ちゃんならそれの使い方は間違えないって信じてる。優しいから、綾お姉ちゃんみたいに』

『わかったわ、一夏をよろしく頼むわね』

『うん!』

 

なにかを受け渡したのか先程の時のように握られた二人の手が光り、それが収まった頃白式の姿は消えていた。

 

「なにをしたんだ?」

『黒翼の予備パーツの一部をあげたのよ。システムも黒翼の物と同じにしたから今の白式は黒翼の兄弟機、名前をつけるとしたら【白翼(びゃくよく)】って所ね』

「どうしてそんなことを?」

『一夏には力が必要だから、自分を守るためにも、一夏の夢のためにも。安心しなさい今の一夏なら私ほどじゃないにしろ使いこなせるわ』

 

綾がそういうと、俺達は白い空間から元の部屋に戻っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん、アリーナを貸切で使いたいんだけどいい? ありがとう!お姉ちゃん大好き!」

「あ、会長さん?1時間後から第3アリーナ貸切で使うから手配よろしくねお姉ちゃんの許可は取ってあるわ、無理?この間の試合映像ロシアに送るわよ? それで宜しい」

 

綾は俺の白翼のテストのためにアリーナの手配をしていた、今日は日曜日の休日なのだがIS学園は日曜日は基本外出禁止でその代わりアリーナや整備室が全面開放されており特訓や整備のための日になっている。というか千冬ねぇちょろすぎるだろ、それから会長ェ…

それからアリーナの準備が出来るまでヴェーダとのリンク、ツインドライブシステム、ゼロシステム、NT-Dシステム、AMSなどのシステム面のテストを行っていた。

俺がゼロシステムとNT-Dシステムを使いこなせる事は綾にも予想外だったらしくかなり驚いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3アリーナは人払いがされセキュリティも綾が掌握し、完全な無人状態となっていた。

そのアリーナでは黒と白が激しく交差していた。

 

「はぁあああ!!」

「甘いんだよ!剣筋がぶれてる!そんなんじゃ虫も殺せねぇぞ!!」

 

攻撃を捌かれ隙が生まれるとすぐさまドラグーンによる反撃が来た。

ゼロシステムが見せてくる未来で俺は何度も殺される。しかしそれは現実にしてはならない、皆を、綾を守るために俺は死ぬわけにはいかない。そう気合を入れなおし俺の望む未来をゼロシステムから引き出しそれを忠実に再現する。

 

「「トランザム!」」

 

黒と白が同じタイミングで赤に光り、人知を超えたスピードでぶつかり合う。

 

「チェックメイト」

 

トランザムが切れたタイミングで黒が白の頭をつかんでいた。

黒翼の手にはパルマフィオキーナというビーム砲が内蔵されている、この状態でそれを撃たれたらひとたまりも無い。

 

「やっぱ強いな綾は」

「単純に技術の差ね、それに一夏も大した物よ、まさか初乗り相手に本気だすとは思わなかったわ」

 

黒翼を解除し普段の口調に戻った綾はそう俺を評価してくれた。

 

そう、綾は本気で戦っていた。

ヴェーダとゼロシステムにより経験不足が補われ、イノベイター化とNT-Dシステムにより元から鋭かった勝負勘が更に磨かれておりそれに加え、武装とコンセプトの違いから白翼は黒翼よりも瞬間火力と機動力が高い事もあり本気で戦わなければ一瞬で負けてしまうほど一夏は強かった。

 

「機体がいいだけさ」

「そこまで扱えるのは一夏の実力よ、自信を持ちなさい。技術については実戦あるのみね、これから毎日模擬戦やるわよ」

「毎日…」

 

そう俺に死刑判決を言い渡しながら綾はアリーナの封鎖を解除していく。

言うまでも無く戦闘中の綾は怖い、模擬戦とはいえ本気で殺されるんじゃないかという殺気を向けてくるし、言葉の刃物の切れ味も鋭い。

俺は生き延びる事ができるのだろうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナから自室に戻る際にやけに生徒達が俺達を見て騒いでいたがなんだったのだろうか。

自室に戻った俺達はお互いの機体の戦闘データを見て感想戦をする。

綾からここはこうすればよかった、こういう癖があるから直したほうがいいとアドバイスを受ける。

ゼロシステムによる演算により常に最良に近い未来を選択できるものの、俺が出来ない事知らない事はその未来に入らない、そして無数の未来を選ぶ際に偏りも出てしまう、だからこうして座学で学ぶ必要もある。

 

「そろそろ、昼食にしましょ。午後はなにか用事あるの?」

「ああ、箒、セシリア、鈴と訓練だ」

「私との模擬戦以外の時には白翼じゃなくて白式を使いなさい、白式の機体もそのまま残してあるし、ゼロシステムとヴェーダはそのまま白式で使えるわ」

「わかった、そうするよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂でやはり謎の視線を受けながら昼食を食べていると、のほほんさんと相川さんがこちらに来て

 

「おりむ~くろくろ~」

「どうしたんだのほほんさん」

「ふたりがつきあってるってうわさになってるんだけどほんと~?」

「ぶっ!!」

「汚いわよ一夏、のほほんさん、私達が付き合ってるのは本当だけど、なんでもう噂になってるの?まだ織斑先生にしかいってないわよ」

 

突然の質問に思わず噴出してしまった俺のかわりに綾が答えてくれた、たしかになぜもう噂になってるのだろうか。

 

「それは、え~とね…」

 

のほほんさんは顔を赤くし口ごもってしまう。

 

「昨日、織斑君と黒羽根さんの部屋からその…声が聞こえたって言ってる子達がいて、それで噂になってるのよ」

「あー、昨日は激しかったから声が漏れちゃってたのね、それは考えて無かったわ…」

 

代わりに質問してきた相川に綾は恥じる事もなく答える。綾さん男らしくてかっこいいのですが俺の立場も考えてください…

 

「「「「「「きゃああああああああああ!!!!!!」」」」」」

 

案の定聞き耳を立てていた女子達が色めき立つ

 

「まさかIS学園ないで大人の階段を上る子が出るなんて…」

「それに織斑先生には伝えたってことは、千冬様公認!?」

「【速報】織斑君争奪戦終戦のお知らせ でスレ立てなきゃ!」

「やっぱりホモじゃないじゃないか(憤慨)」

「まだバイである可能性が有る(願望)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逃げよう。ここじゃないどこかへ。




一夏もイノベイターになり機体もチート化
シリアスやる気がないのでさっさと強化して見ました
既に福音さんが瞬殺される未来しか見えない


親戚の葬式に出なければならないので急いで書き上げた結果
当社比1.5倍適当な文章になっています
次回は白翼の設定
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