ポケットモンスター・アカデミアアイランド 〜バトルジャンキーガールの学園島生活〜 【旧題 ポケットモンスターUNI】   作:可笑し屋ジャック

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今回の話から2章が始まります!

1週間ペースを掴みつつあるのでこのままの調子でやっていきたいです。

では、どうぞ


第2章 ポケモンアカデミア始動!強いヤツ!面白いヤツ!出てこいや!
12話 初講義!再びの邂逅


「zzz アローラパンケーキチャレンジメニューに挑戦だぁ zzz」

「おーい!マスター!起きるロト!!・・・はぁ、こりゃ駄目ロト。キテルグマ、これ以上は待てないからやっちゃうロト。」

「くぅー。くー、うー」ギュ

「ぐえー?!ギブ!ギブ!!」

 

呑気な夢を見ていたメランだったが、ロトムの指示により、キテルグマの抱き締め攻撃で強制的に起こされた。

 

「ちょっと!今いい所だったのに!夢で食べた物が出ちゃうと思ったよ!!」

「あ、夢で食べてたロトか。だったら朝ご飯はいらないロトね。これ以上遅くなるとマスターが朝ご飯食べる時間無いからと起こしたロトが余計なお世話だったロトね」

「・・・食べる」

「そうロト?なら配膳しておくから顔洗って着替えとくロトよ。」

「あーい」

 

メランは強引な起こし方に文句を言うが、朝ご飯は食べたいのでロトムの言うことを素直に聞いて洗面台へと向かっていった。

 

「今日は1限目からポケモン関係ロトよ」

「へ?ほほっへほへもんふぁんふぇいいはいのもやっへんほ?(え?ここってポケモン関係以外のもやってんの?)」

「行儀悪いロトよ。他の人がいる時にそれやったら恥ずかしいロト。」

「んぐ。で!ポケモン以外もあるとか聞いてないんだけど!」

「そりゃ、マスターはここの事は知らない事の方が多いロト。まぁ、マスターのバトルの腕ならポケモン系の講義だけでも充分卒業出来そうロトよ。(まぁ、昨日のトラブルのせいで厳しい事になりそうロトが)」

「あ、そうなんだ。良かったぁ。はい!ごちそうさま!さ、早く行こ!」

「皿とか洗うから少し待つロト!(ま、このマスターなら厳しい事になっても楽しんでどうにかするだろうロト)」

 

メランは、ロトムから講義の事を聞き一瞬不安になったが、バトルで腕でどうにか出来ると知り気持ちを持ち直し、直に行こうとしたがロトムに止められた。

 

「で、1階まで来たけどどうやって行くの?昨日のテレポート装置?」

「あれは大きいものか団体用ロト。ほら、あっちにあるのが少人数用のテレポート装置ロト。」

「へぇ、ちゃんと使えるの?」

「よっぽどの機械オンチでもない限りポケホで操作できるロト!ほら、教室のある本舎2階まで跳ぶロトから入るロトよ」

「はーい」

「よし。移動先を本舎2階に設定完了。テレポート装置起動ロト!」

 

メランは寮内に複数設置してあるテレポート装置を使い、講義などを行う教室のあるポケモン・アカデミア本舎へと移動した。

 

「おー、ここが本舎か。確かに白っぽくて清潔感あるけど、アタシは木の匂いがするポケモンスクールの方が好きかな。」

「それはマスターが野生児だからロト。ほら教室はあそこロトよ」

「おぉ!とうとう始まるんだね!ちゃんと挨拶しなきゃ!」

「あ!ちょっと待つロト!」

「アローラァ!!」

 

メランはポケモンスクール時代と同じように、ドアを開けて元気よく挨拶をして入った。

 

「「・・・・・」」

「およ?誰も返してくれないよ?」

「そりゃ、アローラと比べると大人しい人がおo「おい!昨日のやつが来たぞ!!」」

「・・・へ?」

「ねぇねぇ!昨日上級生の強い人に勝っちゃったって本当!?わたし見れてなかったんだ!」

「え?あ、うん、そうだけど?」

「「おぉ!!」」

「なぁ!ジムバッジって何個持ってるんだ?それとも、リーグで凄い成績とか残してるのか!?」

「え?ジムバッジ?」

「あのポケモン以外にも手持ちいるの?」

「えーと」

「この学校には何になる為に来たの?」

「好きな男のタイプは!?」

「何で校長先生と口論してたの!?」

 

メランが教室に入ると少しの間静かになったが、直ぐに爆発して多くの生徒がメランの近くにより様々な質問を聞いてきた。このような事に慣れていないメランが翻弄されていると

 

「はいそこまで!講義前なら友達とのお喋り大いに結構。だが、流石にこれは騒がし過ぎだ。席の近くの奴らと話すぐらいで我慢しろ」

 

と言う声が教室の前の方から聞こえて来た。皆がそっちを見ると、そこには校長のセクロが立っていた。

 

「え!?校長が最初の授業するの!?」

「助けてやったことよりそっちが気になるか?まぁ別にいいが。残念なことにうちはいつでも人手不足なんでな。俺は最初どころかポケモンの生態に関する講義は大体受け持ってるからこれから嫌でも会うことになるぞ?ほら!そこで固まってる連中はさっさと自分がいた席に戻れ!」

 

メランが校長であるセクロが講義を行う事に驚いたが、セクロは人手不足だからだと返し、他の生徒に早く席に戻る様に言った。

 

「ふーん。あ!そう言えばアキレアはあの後どうなったの!?」

「一応先輩何だから敬称付けるように。ま、どうせあいつが付けないように言ったんだろうがな。で、アキレアについてだが」

「ついては?」

「昨日は時間も無かったし、状況説明とバトルの内容と結果、その他諸々話しただけだ。処分をどうするのかはこの後決めるつもりだ」

「むー、処分とか意味分かんない!」

「お前の理解なんてこっちは求めちゃねぇよ。ほら、講義始めるからさっさと空いてるところ座れ」

 

メランは、セクロが講義することに納得はしたが、昨日の事を思い出してアキレアが連れていかれた後どうなったかを聞いた。セクロは時間が無かったから後で処分を決めると返す。それに納得出来なかったが意に返されず、席に座る様に言われた。

 

「むー、ロトム!別の所行こ!」

「ちょっと待つロト!」

「何さ!」

「今、他の所は一般知識系とか歴史何かをやってるロトから、マスターが1番出来る可能性が高いのはここロト!」

「むむむ、仕方ないか。んー、いい場所ないかな?・・・あ、ヒナじゃん!」

「あ、おはよう。メランちゃん」

「アローラ!隣いい?」

「別にいいけど」

「ありがと!」

 

メランは気に入らないセクロの講義とは別の所に行こうとするが、それはロトムにポケモン系をしているのはこの時間ここだけと言われて、仕方なく席を探すと昨日一緒に戦ったヒナを見つけ隣の席に座った。

 

「さて、全員席に着いたな。ではこれより、携帯獣生態学Ⅰを始める。まずは、要らねぇとは思うがよくある流れなんで、一応この講義を担当する俺の自己紹介をしておく。俺はポケモン・アカデミア校長のセクロだ。このアカデミアを設立してからずっと校長をやってんだがいい加減引退したいから君達が優秀になって代わりに校長になってくれる事を祈ってる。」

「え?あの校長ってずっと校長なの?」

「うん、もう20年以上やってるみたいだよ」

「へー!」

 

セクロが携帯獣生態学Ⅰの講義を始め、最初に自己紹介した時に、メランはセクロが20以上も校長をしていた事に知り驚いた。

 

「さて、初回は基礎の基礎、ポケモンのタイプについて振り返ろうと思う。」

「えー、今、さら、タイ、プ、とか」

「え!?ちょっと大丈夫!?メランちゃん!?」

「あー、気にしなくていいロト。ただもう寝るだけロト」

「え!?これから講義始まるのに寝ちゃうの!?起きてメランちゃん!」

 

セクロは最初故に基本のポケモンのタイプからやろうとしたが、メランはそれが退屈に感じて急激に眠気が襲って来た。ロトムは慣れていたがヒナは揺すったりして何とかメランを起こそうとした。

 

「おいそこ。うるさいぞ」

「あ、はい!すいません!」

「はぁ。おい、そこのトラブル小娘。始まって秒で寝るのはどうなんだ?」

「だってぇ、タイプとかもう分かってるしぃ、朝っぱらで眠いしぃ」

 

セクロはそれを無視する訳にもいかず注意したが、メランは眠気からか全く反省しておらず、セクロの少ないプライドに少し火がついた。

 

「なるほどな。次回にやるつもりだったが、まぁいいだろう。では、少しお前の目を覚まさせてやろう。取り敢えず、タイプ相性で無効になるやつを全て言ってみろ。」

「えぇ?ノーマルと格闘からゴースト、電気から地面、毒から鋼、地面から飛行、エスパーから悪、ゴーストからノーマル、ドラゴンからフェアリー。この位は常識でしょ?」

 

セクロはメランにも、少なくとも速攻で寝るなんて事はさせないよう軽い問題をだし、メランもそれを簡単に答えた。

 

「ふむ、バトルに使える系は問題ないみたいだな。では、ここからはアカデミアに相応しいレベルだ。戦闘狂娘、お前に1つクイズだ。なぜ、無効になるのか判明している組み合わせの方が多い。○か☓か?」

「え?そんなの知らないよ?こういう所でそういうの調べてるんだから○じゃないの?」

 

セクロはメランに知識が無い訳では無いことを把握し、次の問題を出した。メランは分からなかったがアカデミアで解明されているだろうと思い○にした。

 

「ここでそういうのを調べてるのは合ってるな。だが☓だ。しかも、おおよそなら解明しているものはあっても、完全解明しているものは存在していないんだ。」

「は!?」

「うそ!?そうなんだ!」ガヤガヤ

「意外だろう?これの詳しい内容は次回にやるが、1つだけ話してやろう。そうだな、電気タイプの攻撃が地面タイプに無効になる組み合わせをやるか」

 

セクロはアカデミアで調べてはいるが完全解明されているものは無いと言い生徒全員を驚かせた。その上で電気と地面のタイプの事を話しだす。

 

「ぐぬぬ」

「どうしたのメランちゃん?」

「マスターは校長の事は気にくわないけど講義には興味惹かれて複雑な気持ちになってるロト」

「ロトム。余計な事言ってないでちゃんと録画しててよね。」

「はいはい、マスターがいつ寝るか分かったもんじゃないからちゃんとやってるロト」

「ぐぬ」

 

メランはロトムに自分の内心を言われ文句を言ったが、ロトムの返しに追求出来なくなった。

 

「これは実際にあった話なんだが、ジムリーダー側が地面タイプをもっているポケモンを使い、チャレンジャーがピカチュウを使った。普通にやったら勝機は薄いが、こいつはまさかの電気タイプの技を使い、ジムリーダーのポケモンを倒した。さて、その方法とは一体何か?分かった者は挙手しろ」

 

セクロは過去にあった事例を元に生徒に問題を出した。

 

「はい!」ノ

「お、やる気が出たか。それと挙手だけでいちいち声は上げなくてもいいぞ。じゃ、メラン、お前の答えを教えてくれ。」

「あ、ちゃんと名前で言ってくれるんだね。」

「ちゃんと講義受ける気になったみたいだからな、ほら、ちゃっちゃと言いな。」

 

メランは挙手をして、セクロにちゃんと名前で呼ばれる事を意外に感じたが、セクロは真面目に講義を受ける気があるならそれに合わせた対応をすると言った。

 

「うん!えぇと、なみのりでその地面タイプのポケモンを水浸し状態みたいにしてから、電気技を使う!」

「いや、なみのり覚えてるピカチュウなんてメランちゃんのだけだよ」

「そうなの?」

「ピカチュウがなみのりを使うって?無いわw」「いやいや、船で実際に使ってたの見たぞ。まぁ、常識知らずっぽいけどな」ガヤガヤ

 

メランはなみのりを使うと答えたが、ヒナや周りはそれは違うだろうと言い少しざわついた。が

 

「おぉ、惜しいな。発想は合ってるが、そもそもなみのりが使えるならそれで押し切れるってレベルだから違うな。」

「「え!?」」

「他にいないか?・・・いなそうだな。では、正解発表だ。正解は、ジム内のスプリンクラーを起動させ水浸しにさせるだ。ただ、これはジムリーダーが許したからいいが、人によっては弁償させられかねないからわざとはやらないように」

「なるほどぉ」

 

セクロはその回答を惜しいと言い周りが驚き、答えを聞いてメランは納得した。

 

「さて、次に行く前に1つ気になった事があったから言っておこう。常識や有り得ないという言葉はここでは通じない。これらが悪い訳では無いが、それに縋るのは基本しか出来ないということだ。基本をおろそかにするのはいかんが、この学校は応用の結果が求められる。その事を知っておくように。」

「おぉ、深い」

「実体験に基づくからこそ言葉の重みロト。」

 

セクロはこの学校では常識という言葉に囚われていては結果が出ないと言う校長を20年以上努めたからこその言葉を生徒達に言った。

 

「では、次になぜ無効になるかだ。これは研究・検証の結果、正確にはほぼ効いてないだけで、完全に無効化しているわけでは無いというのが判明した。」

「へぇー!」

「地面タイプのポケモンが電気を受けたとき、そのまま流れるようにその電気を地面に逃すことで、電気はちょっと肩がぶつかった程度のダメージにしかならないようだ。無論、その程度なら、ポケモンが気にするようダメージにはならない為、無効化されていると思われていたんだ。」

「なるほどなぁ。」

 

セクロは研究の成果から、地面タイプは電気タイプが無効になっているのでは無く、上手いこと流していることでほぼ効いてないのだと言い、メランやヒナ達生徒は話に聞き入っていた。

 

「だが、ここにスプリンクラーでメランが言ったような水浸し状態になると、地面が水を吸うように、地面タイプのポケモンを体内に微量の水分が入り込む。これにより電気を上手く流せずダメージを受けるようになってしまうんだ。」

「ふんふん、ん?ほい」ノ

「ん?どうしたメラン?」

「これって普通に完全解明されてません?」

 

セクロは地面に電気が通った原理を話すと、メランはもう完全に地面の電気無効の原理が分かっているのでと言った。

 

「あぁ、それに関してはこの後言うとある問題があるから完全とは言えないんだ。では、映像を出すから前を見るように」

「お、まだ何かあるの?」

「イシツブテ・ネンドール・フライゴン。この3体は地面タイプを持っているポケモンであり、ある特徴を持っている。それは何だ?」

「うーん?ん?」

 

セクロが新たに出した問題にメランが悩んでいると、ヒナが机の下で手を上げ下げしているのを見つける。

 

「ねぇ、もしかして分かったの?」

「え?う、うん」

「じゃ言おう!」ガシッ

「え?」

「はーい!」ノ

「うえぇ?!」ノ

 

ヒナは自信が無いからか、手を上げる決心が付けられなかったが、メランがヒナの手を取り一緒に上げてしまった。

 

「おい、うるさいぞ。声は出さなくて言いと言っただろうが全く。で、どっちだ?」

「アタシじゃないよ!」

「分からんのを偉そうに言うんじゃねぇ!ったく、で?お前は分かったのか?」

「う、あ、え、えーと、は、はい」

「じゃ、頼むわ。緊張すんなとは言わないが、ゆっくりとでもいいからしっかり頼むぞ」

 

セクロはメランに注意をし、別のやつを指定しようかと考えたが、答えるのはメランでは無く巻き込まれていたヒナだった為、興味本位でヒナに指定した。

 

「は、はい。分かりました。えー、この3匹のポケモンは、その、皆地面と離れて行動できます。なので、地面タイプが電気技を地面に効率よく流せるからという理論では、この3体のポケモンが電気技を受けない理由にはならないんです。」

「その通り、やるじゃあないか。そう、これらのポケモンのように、無効になる条件に合わないポケモンが存在する。他にもラグラージ、ナマズンといった生活を水中や水辺を主にして、水タイプを持っているのに電気が効かない連中何かもいる。故に完全には解明出来ているとは言えないんだ。」

 

ヒナは先程セクロが言った理論には合わないという事を指摘し、セクロは他にも別の合わないやつもいる為、解明しきれていないと言った。

 

「うげぇ、メンドくさ過ぎないそれ?」

「そうかな?僕はこういうの知れるのは楽しいと思うけど?」

「そうだな。ポケモンのことは深く知ろうとすると、とてつもない程面倒だが、面白くやりがいがあることでもある。で、これらの結果から俺達は2つの考察を出した。1つは俺らが見つけた電気無効の条件がそもそも間違っていること。もう1つは同じ地面タイプでも正確には違うってものだな。俺達はこっちを主体に調べてて、普通の奴らを地面A、飛べる奴らを地面B、水中に入れる奴らを地面Cとして色々調べてる。」

 

メランはこの研究が面倒だと感じ、ヒナは新しいことを知れるのは楽しいと返す。セクロはポケモンの研究はどっちでもあると言い、完全解明出来るよう別の研究もしていると言った。

 

「さて、まだ時間もありそうだな。今の話からしても全てのタイプを一通り知り直す必要があると君達も理解出来ただろう。」

「バッチコイ!」

「煩いぞ、これ以上は教室から放り出すから注意しろよ。さて、まずはノーマルタイプからだ。どんなタイプにも例外は、あるが、ノーマル、タイプは、草原、なんかに、いること、が多く、4足が、可能、な、」

「(あ、あれ?何か、声が、遠く・・・)」

 

セクロは時間的にも本来やるつもりだったタイプの説明をし始める。メランもしっかりと聞くつもりだったが、だんだんと聞こえる声が遠くなり、意識が薄れていった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「周りに飛び散らないように〜、密着十万ボルトロトー!!」

「アベベべべ!?」

「や、やっぱりもうちょっと優しく起こしてあげた方がいいよ?!」

「大丈夫ロトよ」

「・・・フガッ、授業は!?」

「もう終わっちゃったロトよ」

「そんなー」

「結局駄目だったロトから録画したから後で見るロト」

「ありがとロトムー」

「十万ボルト食らったのにお礼言ってる?!ホントに日常なんだ!」

 

メランは結局講義の途中で寝てしまいロトムに起こされる事になり、そのいつものやり取りにヒナは心底驚いていた。

 

「やる気があっても寝ちまうって事はよっぽど講義系とは合わないみたいだな」

「あ、校長先生」

「えーと、寝ちゃってすいません」

「ま、やる気があって後でちゃんと見る気があるなら俺はいいが、お前みたいなのをとことん気に入らないって人もいるからしゃんとしろよ?」

「はーい」

 

そんなメランにセクロが近づいて来て、メランは寝たことを謝ったが、セクロは余り気にしてはいない様子だった。

 

「でだ。お前達次の講義はよっぽど出たいやつか?」

「マスターの寝る確率1000%の講義しかないからアカデミア巡りでもさせる予定だったロト!」

「だって」

「僕も一応出るってだけでしたので何かあるなら問題無いです。」

 

セクロがこの後の予定を聞き、2人とも必須と言える予定は無いようだった。

 

「そうかそうか。で、そこの窓際で関わらないように努力してるトラブルトリオの1人もこっち来な」

「ん?あ!ザロス!」

 

セクロが見た方向にはメランと一緒に戦ったザロスが座っていた。ザロスは校長に呼ばれた為、こちらに歩いてきた。

 

「はぁ、そう思うならもうトラブルが起きないように真面目に過ごそうとしてる俺を呼ばないで貰えますか?」

「残念だがお前らを呼んだのは昨日に関することだ。大人しくついてきた方がいいぞ」

「・・・分かりました。」

 

ザロスは嫌そうにしていたが、呼ばれた理由が昨日の事であった為、大人しくついていく事にした。

 

「えー、それだったら昨日行けなかったアカデミア巡りしたいなぁ」

「お前は特に来た方がいいぞ?アキレアの事が気になってんだろ?」

「!分かった!行く!」

「じゃ、行くぞ」

 

メランは乗り気では無かったが、セクロがアキレアの事を出すと、それを逃さないようにすぐに行くことに決めた。そして、セクロは3人を連れて教室を出た。




どうも、可笑しなお菓子屋のジャックです。

2章が始まりいきなりセクロに連れていかれる3人。一体どうなるんでしょう!

ま、それは置いておいて今回のオリ設定は!皆さんが作ります!と言うのも、俺はポケモンアニメのジムとジムの間の旅の小話とかモブキャラとかの話が結構好きなんですが、自分で全部考えると直ぐにストックが無くなっちゃいます。
なので、この後活動報告に書くつもりなんですが、「キャラクター」と「イベント」の2種類を募集します!

詳しい事はそっちに書くのでここでは軽く説明します。まず「キャラ」ですが、生徒と教員を募集します。よっぽどのこと(アルセウス級持ちやチャンピオンに勝てるなど)では無ければ問題ないので気楽に書いてください。

次に「イベント」ですが、これはどんなポケモンが登場するイベントや、こんな講義が見たい、誰と誰のバトルが見たいなどといったものです。ヤバいイベントでもほのぼのしたイベントでも大歓迎です。

ただ、1つ注意事項として、これらは募集はしますが、俺の実力不足や小説の構成上の都合もあり、採用出来ない場合や思っていたのと違うとなる場合もあるのでそこはご了承下さい。

ただ、俺個人の感情としては送って貰えれば嬉しいのでどうか気楽に送ってみて下さい!

では、また次回をお楽しみに

頂との出会いを必要そうな部分に纏めたダイジェストにしても大丈夫か?

  • 大丈夫だ問題ない(ダイジェストOK)
  • 一番いいのを頼む(ダイジェストNG)
  • ちくわ大明神(誰だ今の)

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