ポケットモンスター・アカデミアアイランド 〜バトルジャンキーガールの学園島生活〜 【旧題 ポケットモンスターUNI】   作:可笑し屋ジャック

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今日は厳しいかと思いましたが、前1日空いたときが何だか気持ち悪かったので頑張って書き終えました。
今回はほぼバトルとなっています。
では、どうぞ


7話 第2回戦!ザロスvsリア

「うぅ、戻って、トロピウス」

「ピィウ」

 

瀕死になったトロピウスをヒナがモンスターボールに戻した。その姿はトロピウスが傷ついてしまったこと、何もできず負けてしまった事により酷く弱々しく見えた。

 

「お疲れ様!2人ともナイスファイトだったよ」

「あ、メランさん。ううん、トロピウスは頑張ってくれたけど僕は散々だったよ」

 

メランが励ましに来てくれたが、ヒナはその言葉を素直には受け取れなかった。だが、

 

「え?散々だったのはどっちもじゃない?」

「えぇ!?な、何でそんな事言うのさ!?」

 

何故かメランは酷いことを言ってきた。ヒナは自分だけならともかくトロピウスのことまで悪く言われるのは我慢ならなかった。

 

「だって、ヒナ達はこれから成長出来るし、両方弱いんだったら方強くなればいいんだから!ここならそういう事が出来るんし、事実から目を逸らさず、やれることをやるのが一番だよ!」

 

しかし、辛辣に言ったのはメランからの激励だった。この敗北から目を逸らさず糧にすればいいというものだった。

 

「!うん!頑張るよ!」

「良し!じゃあ次の試合行ってみよー!」

 

そうして、バトルフィールドから離れ、新たに2人の男女がフィールドに降り立った。

 

「はい!じゃあ2人共、ルールはさっきと同じ1s1!文句ない?」

「あたしは問題ないないけど、そっちの子は大丈夫ぅ?さっきのバトルみたいになる前に降参しとけば?」

「俺も問題無い!お前らみたいな小悪党になど絶対に負けない!」

「2人共バッチバチだね!じゃあ、試合開始!」

 

両者の睨み合いが繰り広げられる中、メランの合図によりバトルが始まった。

 

「バルちゃん!よっろしくー!」

「仕事の時間だ!ウインディ!」

「ジィナ」

「グルルル、ウォォーン!!」

 

リアが繰り出したのはほねわしポケモンのバルジーナ、対してザロスの繰り出したのは伝説ポケモンのウインディだった。

 

「へぇ、ウインディか。中々強そうだね。」

「ウインディ!《火炎放射》!」

「グアァ!」

「無視とか酷くない!?バルちゃん《空を飛ぶ》!」

「バルールー」

 

ウインディの放った《火炎放射》をバルジーナが《空を飛ぶ》事で回避し、空から攻撃の機会を狙っていた。

 

「バルちゃん!GO!」

「バルバルゥ!」

 

そして、リアの指示のもとバルジーナがウインディ目掛けて急降下!

 

「ウインディ!《インファイト》で迎え打て!」

「ウォン!」

 

それに対して、ザロスは《インファイト》による迎撃を指示した。その結果は

 

「グゥゥ、ガァ!」

「バルゥ!?」

 

ウインディの方が押し勝った。その時、バルジーナの体から骨がポロポロと零れ落ちた。その様子にリアはニヤリと笑い

 

「バルちゃん!《うっぷんばらし》!」

「バルゥ、ジー、ナッ!!」

「ガウァアー!?」

「ウインディ!?」

 

押し負けた筈のバルジーナがそのまま空中で体勢を立て直し、翼を赤黒く染めてウインディに攻撃した。その威力は凄まじくウインディがバトルフィールドから出かけるほどであった。

 

「大丈夫か!ウインディ!」

「ウォン!」

「しかし、何だあの技は」

 

ザロスの知る限り、色の感じからして悪タイプの技であれ程の技を知らなかった。

 

「ふふ、どうやら驚いてるみたいね。だってこの技はとある道場の秘伝の技だからね、新入生の貴方は知らないのも無も理ないわ」

「・・・何だ?俺に教えでもしてくれるのか?」

「うーん、ホントは教えない方がいいんだけど。新入生だし、講義代わりに教えてあげるわ!」

「実際の所、どうなんですかタンデム先輩?」

「・・・まぁ、いいか。あいつがあの技を手に入れ、あのコンボを作ったのは春休みだ。だから、知り合い連中には一通り自慢し終わったから、次は他の奴らにも自慢したくなったんだろ。それに意味もあるしな」

「なるほどー」

 

そうして、リアによる謎の技の説明が始まった。

 

「この《うっぷんばらし》って技はねぇ、何らかの能力が下がってるとそれへの怒りとか恨みとかで威力が上がる特殊な技なのよ!」

「なるほど。だが、あのタイミングで下がっていたのは俺のウインディだけのはずだ。」

「チッチッチッ、あるのよねぇそれが。あたしのバルちゃんの特性は《くだけるよろい》。これは鎧のようにまとった何か、バルちゃんの場合は骨ね。これが相手の物理攻撃によって一部砕け落ちる事で、防御が薄くなる代わりに体が軽くなって速くなるってやつなのよ!」

「てことは、ウインディの物理攻撃が当たると」

「そう!バルちゃんの鎧が砕け、その恨みを倍にして返せるって事!」

「趣味の悪いやつだ、当たり屋か何かか?」

「当たってきてるのは貴方の方でしょ?」

 

バルジーナの《うっぷんばらし》と《くだけるよろい》のコンボをドヤ顔でリアは説明をしたが

 

「しかし、間抜けだなあんた」

「エッ!?」

 

ザロスはその事の甘さを口に出した。

 

「作戦を全部喋っちまうなんてな。それに、その作戦だとこっちの方が基本先に攻撃出来るんだ。なら、押し勝てる!ウインディ!《フレアドライブ》!」

「ガウ!ウォォン!グアァ!」

 

ウインディの力なら押し勝てると踏み、《フレアドライブ》を指示した。ウインディは一声上げると炎を纏いながら突撃していく。

 

「ムッキー!ホント生意気!敗れるもんなら破ってみなさい!バルちゃん!《ボーンラッシュ》でガード!」

「バル!」

 

リアは馬鹿にされたことに怒りながらも、《ボーンラッシュ》でガードを指示し、バルジーナは頭部の毛に刺してる骨を引き抜き、それを盾にした。

 

「ガァ!」

「バルー!」

 

またも、ウインディが押し勝った。だが、最初と違い初めからガードしていたこともありダメージは少なく、バルジーナの体から骨がポロポロと零れ落ちた。

 

「全く、脳筋すぎるわよ。だ・け・ど!《うっぷんばらし》!」

「バルゥ!」

「ガァウ!」

 

今度はガードを使った骨を赤黒く染め上げて攻撃し、ウインディを吹き飛ばした。

 

「くっ、だがいい仕事だウインディ!恐らくだがあと一発もろに当てられれば勝てるぞ!」

「ウォン!」

「うーん、確かにそうなのよねぇ。だ・か・ら!バルちゃん!《眠る》!」

「なに!?」

「バル・・・zzz」

 

なんと、バルジーナが《ねむる》を使い、体力を回復しようとはかる。だが

 

「舐めるなよ!ウインディ!起きる前に仕留めるぞ!《かみなりの牙》!」

「グルル!ウォン!」

 

その間は無防備であり、やられてしまう可能性の方が高い。弱点技である《かみなりの牙》を使い大ダメージを与えようとするウインディ。だが

 

「バルちゃん!飛んで!」

「zzzバルぅ」バサッ

「は!?」

「ガウ!?」

 

何故か寝たままバルジーナが空を飛んだ。

 

「アッハッハッ!ホントのマヌケはそっちだったみたいね!理由も無く手の内バラすはずないじゃない!あんたが教えたらそうやって攻めてくると読んで教えてやったのよ!」

「くっ、何で寝てるのに飛んでるんだ!」

「アハッ!今度は教えてあげないわよ!せいぜい悩みなさい!」

「くそっ!ウインディ!《火炎放射》で撃ち落とせ!」

「グォォー!」

「無駄無駄ァ!その距離から今のバルジーナの速度は捉えられないよ!」

 

リアの策にまんまと嵌り責めさせられたザロスは憎らしそうに空を飛ぶバルジーナを睨みながら、ウインディに苦し紛れの《火炎放射》を指示するが、《くだけるよろい》の効果で速くなっているバルジーナに当てることは出来ないでいた。

 

「本当にえげつないな、あのコンボは」

「うーん、ネッコアラみたいな特性?いや、特性は違うみたいだし、・・・あれかな?」

「お?クソガキお前分かったのか?」

「はい、恐らくですけど、《ねごと》ですよね。それも《そらをとぶ》だけ出るように訓練してるやつです。」

「おいおい、ホントにバレたのかよ。で、お前はあいつがリアに勝てると思えるか?」

「アタシは今審判してるんでそういうことは言いません。ただ、勝ち筋はあるとだけ言っておきます。」

 

メランはリアの戦法を見抜きながらも、審判故、一人のポケモントレーナー故にただこの勝負の結末を見ていた。

 

「zzzバルッ?ジィー、バルバルゥ」

「お、バルちゃん起きたみたいだね」

「クソ、結局当たらなかったか。まだいけるか!ウインディ!」

「ヘッヘッヘッヘッ、ウォン!」

 

バルジーナが起きるまでに攻撃を当てることが出来ず、ただ体力を使ってしまったウインディだが、まだ気力は充分のようだ。

 

「ふふん、この構図。バトルの最初と同じだね。違いはそっちが疲れ切ってるってことだね!」

「ふん、俺達はまだやれるぞ!」

「グルル、ウォン!ウォン!」

「ふーん、じゃあ終わらせてあげるよ!バルちゃん!GO!」

「バルゥ!」

「来るぞ!《フレアドライブ》で迎え撃て!」

「ヘッヘッ、ウォン!」

 

空から速くなったバルジーナが急降下し、炎を纏ったウインディが迎え撃つ。その結果は

 

「バルッ!」

「ウォン!」

 

引き分けである。今までは押し勝てていたが、相手はスピードの乗った一撃、こちらは気力はあっても体力が厳しくなった一撃である。そして、引き分けでも物理攻撃を受けた事でバルジーナの体から骨がポロポロと零れ落ちた。

 

「トドメ!バルちゃん!《うっぷんばらし》!」

 

バルジーナは翼を赤黒く染め上げ、ウインディにトドメをさそうとする!

 

「今だウインディ!《しんそく》!」

「ガァウ!」

「バルゥ!?」

「バルちゃん!?」

 

ウインディの目に止まらぬ速さの《しんそく》で、攻撃する気だったバルジーナは意表を突いた追撃により吹き飛ばされた。

 

「(吹き飛ばされたおかげで物理攻撃は届かないし、火炎放射ならまだ1度なら耐えられるはず!なら)バルちゃん!落ち着いて体勢を立て直して!火炎放射を耐えて《眠る》よ!」

「バ、バル!」

 

火炎放射を耐えて眠るで再度体力を回復させれば、無理に追撃して更に疲労を重ねたウインディは倒せる。

 

「いや!これで終わりだ!ウインディ《オーバーヒート》ォ!!」

「ガル、グオォォーー!!!」

「バル、ジィーー!!」

「バルちゃーん!?」

 

ウインディが放った《火炎放射》を凌駕する超火力の熱光線の《オーバーヒート》にバルジーナは飲まこまれた。

 

「バ、バルジィ」

「しっかりして!バルちゃん!?」

「そこまで!勝者、ザロスとウインディ」

「よく頑張ってくれたな、ウインディ」

「ヘッヘッヘッ、ウォーーン」

 

黒焦げになり気絶したバルジーナの姿を確認し、メランはザロスの勝利を告げたことで決着がついた。




どうも、可笑しなお菓子屋のジャックです。
バトル書くの凄い面倒だったです。まぁ、その場面妄想すると楽しいんですが。

今回のオリ設定はポケモンの技の訓練です。これはゲームなら無理だけど、アニメでは技の特殊な使い方をすることが出来るやつですね(主にサトシ)。
今回ではバルジーナがねむるを使用した時ですね。方法としては眠ってる最中にサイコキネシスなどで空中にいる感覚を覚えさせたり、実際にランダムで出るそらをとぶでやらせるのを繰り返したりなどなど、この世界では多少理屈が通ってれば出来る可能性が高い事が多いです。なので今後も色んな技の使い方が出るのでお楽しみに。

では、今回はここまで。次回をお楽しみに

頂との出会いを必要そうな部分に纏めたダイジェストにしても大丈夫か?

  • 大丈夫だ問題ない(ダイジェストOK)
  • 一番いいのを頼む(ダイジェストNG)
  • ちくわ大明神(誰だ今の)
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