コードギアス ナイトメア   作:やまみち

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第三章 第06話 解き放たれるギアス

 

 

 

「……と言う訳だ」

 

 アッシュフォード邸の使用人休憩室を借り切っての説明会。その要点を纏めたのが以下の通り。

 ルルーシュがギアス饗団饗主の地位に新しく就くと共に行った饗団内の改革の中、新設された饗主直轄の饗主護衛団。

 その団長の座を任せたサンチアよりエリア11へ訪問するに辺り、上申があった。是非、妹のアリスを栄えある饗主様の護衛団の一員に加えて欲しい、と。

 しかし、ルルーシュが護衛団へ意見を求めると、反対意見が表れ、8人居る護衛団は見事に賛成4人、反対4人で二分。お互いに一歩も譲ろうとはしなかった。

 結局、それを見かねたルルーシュが極めて単純な『だったら、アリスとやらの実力を試せば良いじゃないか』という結論を出す。

 つまり、アリスが命を賭して駆けてきたここまでの道のりは全て仕込まれたもの。途中で出会った妨害者は反対派の者達であり、このアッシュフォード邸の使用人休憩室へ定められた制限時間内に現れるか、それが合格条件の1つだった事が告げられた。

 

「さて、結論を告げる前に聞きたい。

 何故、護衛対象である筈のナナリーを放置して、ここを目指したのか。その理由を教えてくれないか?」

 

 アーニャを背後に控えさせて、ルルーシュはパイプ椅子に足を組んで座り、自分の前に片跪くアリスを眺めながら、ギアス饗団が過去に行った罪を感じずにはいられなかった。

 誰がどう考えたって、自分達が仕掛けたテストは悪ふざけも良いところ。何らかの罵声を浴びせられて、唾を吐かれても仕方ないとルルーシュは考えていた。

 なにしろ、ギアスという奥の手が有り、怪我は結果的に無かったとは言え、アリスは3階から飛び下りるというルルーシュも予想していなかった無茶を行ってさえいるのだから。

 ところが、片跪きながら頭を垂れている為、その表情は見えないが、アリスからは不満というモノが微塵も感じられなかった。

 その理由は言うまでもない。饗主の言葉に逆らうな、疑問を持つな、ただ黙って従えという饗団三大原則であり、ギアス饗団が幼少の頃より苦痛と共に叩き込んだ教育の賜物である。

 また、見るからに疲労困憊して、今にも倒れそうなくらい左右にフラフラと身体を揺らしているが、片跪いて頭を垂れた体勢を懸命に維持して崩そうとしないのも、それに当たる。

 アリスの背後に横並びとなって片跪く3人。サンチアとルクレティアとダルクも、その辛そうな姿を目の前にして何も言わない。今朝は苦笑を誘うほどにソワソワと落ち着かず、抜き打ちのテストを受けるアリスを心配していたのが嘘の様だった。

 

「はい、饗主様……。

 私が饗団より授かったギアスを用いれば、ナナリー様をお救いする事自体は容易に御座いました。

 しかし、所詮は個人の力に過ぎません。

 また、今回は最初の接敵にて、相手もまた特殊能力の持ち主だと気付きました。

 そして、バックアップの役目を持ったアッシュフォードが音信不通。

 これではナナリー様をお救いしたとしても、敵の追跡をかわして逃げるという点で不安が大き過ぎます。

 幸いにして、ナナリー様はとても高い武才の持ち主。簡単に敵の手に落ちる様な御方では有りません。

 ですから、この異常事態をアッシュフォードへまずは知らせて、敵へ対する包囲網を作る事こそが重要と考えました」

 

 アリス・エデンバイタル。今でこそ、嘗てのグレートブリテンに領地を有していたブリタニア宮廷貴族の子爵位姓『エデンバイタル』を名乗っているが、その出自は作られたものであり、真実の出自はアリス本人すら知らない。

 所謂、ブリタニア領内なら何処にでも存在する戦災孤児の一人であり、アリスの最初の記憶はスラム街。物心が付いた頃から親は居らず、窃盗やゴミ拾いをして、その日の糧を得ていたが、そのスラム街が何処かすらも今となっては解らず、アリスが持っている生来の所有物は『アリス』という名前のみ。誕生日はおろか、本当の年齢も知らない。

 一回目の転機が訪れたのは4歳の冬。慈善活動の食糧配給を隠れ蓑としたギアス饗団の孤児狩りに遭い、ギアスを与えられて、その日から実験材料としての地獄の日々が始まった。

 もっとも、アリスは運が良かった。顕現したギアス『ザ・スピード』が希少性と有効性に富んでいた為、使い捨ての実験材料とならず、工作員としての訓練が実験と共に施され、ヒトとしては最低の扱いを受けながらも生き延びる事が出来た。

 余談だが、誕生日と年齢が決まったのが、この時である。誕生日はギアスを与えられた日と決まり、年齢はブリタニアの平民女児の身長と体重の平均値から算出されたが、孤児狩りに遭った当時、その日の食べる物すら困り、痩せ細っていた事実を考えると、本来の年齢は今より上の可能性が大いにあった。

 二回目の転機が訪れたのは10歳の秋。突然、今の義父母であるエデンバイタル家の老夫婦と縁組みを結ばれると、ギアス饗団から離れて、この優しい義父母と一緒に暮らす様に命じられ、一般常識と貴族としての立ち振る舞いを習得させられた。

 三回目の転機が訪れたのは12歳の春。この日も前触れのない突然の出来事だった。ギアス饗団から迎えの使者が現れ、その旅立ちを涙する義父母に見送られて、あの地獄へまた戻るのか、そう考えながら連れられて行った先にて、アリスは信じられない光景を目の当たりにする。

 

『エリア11へ赴き、我が娘『ナナリー・ヴィ・ブリタニア』の護衛をせよ。

 そして、別命を待て……。詳細はここに居るアッシュフォードへ聞くが良い。以上だ』

 

 たった数秒の、それも非公式な場ではあったが、皇居にあるバラ園へ招かれて、雲上人たる神聖ブリタニア皇帝との謁見。

 その勅命は極秘とされ、アリスは表向きは本国からの留学生。真実一歩手前の身分はアッシュフォードの保安部に所属する一人として、ナナリーの護衛任務に就く事となった。

 ルルーシュは饗団内のデーターベースにあったアリスの記録を思い出しながら、返ってきたアリスの答えに頷き、どうしたものかなと腕を組んで思い悩む。

 

「うん……。文句の付けようが無い答えだ。

 サンチアが推薦するだけの事はある。実に優秀だ」

「では、アリスを護衛団に!」

 

 その時、ルルーシュは目敏く見つけた。

 高評価を与えたにも関わらず、アリスが身体をビクッと震わせた後、その肩を微かに落として意気消沈したのを。

 それは許可を待たず、喜びのあまり思わず顔を上げたサンチアを始めとするルクレティアとダルクの3人の様子とは実に対照的であった。

 

「まあ、待て……。慌てるな」

 

 ルルーシュは右掌を突き出して、喜び勇む3人を制しながら、今さっきのアリスの様子にもしかしたらと期待を抱く。

 実を言うと、テストの合否に関わらず、その内容が健闘に値するものなら、ルルーシュはアリスを護衛団に加入させるつもりだった。

 無論、その理由は兄妹愛に甘いルルーシュがサンチア達の姉妹愛に感心したからであり、アリスの実力を知りさえすれば、反対派の者達も納得するだろうと考えていた。

 ところが、剣術大会の最中、アリスが1回戦の決闘場へ進み出た時、その思惑を覆す情報がミレイよりルルーシュへ告げられた。

 そう、ナナリーとアリスが主従の関係を越えた親友同士だと知り、ルルーシュは当然の事ながらナナリー愛を炸裂。『その仲を引き裂くなんて、とんでもない』とアリスの護衛団加入を断る口実を必死に探していた。

 

「アーニャ、少しの間を頼む」

「んっ……。」

 

 だが、その口実がアリス側に存在するなら、悩みは解決したも同然。

 それを確かめる為、ルルーシュは背後を振り返り、アーニャへ何やら言付けると、席を立ち上がった。

 

「アリス、顔を上げろ」

「はい」

「恐れるな。拒まず、全てを受け入れろ」

「……はい」

 

 そして、アリスの元へ歩み寄り、顔を上げたアリスの額へ突き出した右掌を翳すと、ルルーシュはギアスの紋章を額に浮かび上がらせると、それをゆっくりと輝かせ始めた。

 暫くすると、淡く輝くギアスの紋章を中心にして微風が起こり、ルルーシュの前髪を揺らして、まるで後光が輝くかの様にルルーシュ自身も淡く輝き始め、その神秘的な姿に魅入られたアリスが目を静かに閉じた次の瞬間だった。

 

「「「アリスっ!?」」」

 

 アリスが脱力する様に崩れ落ち、サンチアとルクレティアとダルクの3人が驚きながらもすぐさま駆け寄って抱き起こす。

 しかし、アリスからの反応は全く返ってこず、その手は力無くダラリと垂れたまま。たまらずサンチアが説明を求めて、顔を上げると、ルルーシュもまた意識を失っていた。

 

「饗主様までっ!? ……アーニャ様、これは一体っ!?」

「大丈夫。心配ないから」

 

 アーニャはルルーシュを正面から抱き留めて、役得と言わんばかりにルルーシュの胸へ顔を埋めながら鼻をスンスンと鳴らしまくり。

 そんなアーニャを羨ましそうに眺め、ルクレティアは人差し指を口にくわえながら『良いなぁ~~』と小さく呟いた。

 

 

 

 ******

 

 

 

「あれ? ここって……。」

 

 アリスが目を開けると、そこは先ほどまで居たアッシュフォード邸の使用人休憩室とは違う場所だった。

 驚きに見開いた目で思わず辺りをキョロキョロと見渡してみれば、バスケットコートが4面は作れるただっ広い部屋のど真ん中。

 吹き抜けとなった高い天井とそれを支えている壁際に幾本も立つドーリア式の白い柱。自分が立つ赤い絨毯の先にある巨人が通る様な巨大な木の扉。

 部屋にある1つ1つの装飾がどれもこれも豪華であり、こんな場所へ訪れた経験は無い筈が、妙に見覚えの有る場所でもあった。

 

「ペンドラゴンの王宮、謁見の間だ」

「ええっ!? その服ってっ!?」

 

 その疑問に応える声が背後から届き、アリスが後ろを振り返ると、赤い絨毯が作る道の先、三段の階段を登ったところ。シルクの光沢に輝く純白を纏ったルルーシュが豪奢な椅子に座っていた。

 アリスは目をパチパチと瞬きして固まり、数拍の間を開けて、ギアス饗団饗主たるルルーシュの正体を今更ながらに気付くと、ルルーシュを勢い良くビシッと指さして、ビックリ仰天。

 その決め手となったモノは、ルルーシュが着ている白い衣装。それは黒と白の違いはあるが、あの全世界生中継されたシャルルとの謁見の中でルルーシュが着ていた特徴的な衣装に相違無かった。

 

「ああ、これか? 前に着ていたものなんだ。

 全く傑作だとは思わないか? 人を招かねば、自分以外は誰も居ない王宮が俺の心象風景だとはな」

 

 ルルーシュは自分自身の姿を見下ろして懐かしみ、その目を細めながら自虐的に笑う。

 そう、ここに有る全てのモノはルルーシュがこの今在る世界へ訪れるに辺り、置き去りにしてきた前の世界での思い出ばかり。

 例えば、本来の謁見の間に飾られている壁の肖像画は建国以来の歴代皇帝のモノだが、ここに列んでいるソレは前の世界で親しかった者達の顔。

 ルルーシュが持つ想いの強さに比例しているのか、ナナリー、シャーリー、ユーフェミアを描いた絵は大きく、C.Cに至っては謁見の間の天井そのものの巨大さ。ステンドグラスとなって描かれている。

 

「もしかして、ナナリーのお兄さんっ!?」

「もしかしてはこっちの台詞だ。気付いていなかったのか?」

 

 しかし、アリスの問題点はもっと別のモノだった。

 ルルーシュは思わず顎を支えて肘置きに置いていた右肘を滑らせての脱力。ニヒルに決めた自分が急に恥ずかしくなり、紅く染めた顔をアリスから背ける。

 

「はっ!? も、申し訳有りません! わ、私ったら!」

 

 だが、アリスはルルーシュの失敗に気付いている余裕など無かった。

 ふと我に帰り、饗団饗主を指さすという恐ろしいほどの不敬を行っている自分に気付き、慌てて三歩下がっての土下座。

 

「ふっ……。気にする必要は無い。

 ここに居るのは俺とお前の2人だけ。気楽にしても構わないぞ」

「そうは申しましても……。」

「まあ、こんな場所で気楽にしろと言うのが無理か。……だったら、これならどうだ?」

 

 その様子に胸をホッと撫で下ろして、ルルーシュは一安心。

 何事も無かったかの様に取り繕い、組んでいる足を大仰に組み替えると、指をパチンと鳴らした。

 その瞬間、周囲の光景が変わった。アリスが知る由も無いが、そこはルルーシュの出発点と言える約10年前のアリエス宮の庭園。

 色とりどりの花が周囲に咲き誇る小さな東屋の中、ルルーシュとアリスは白い丸テーブルを間に挟み、向かい合って座っていた。

 

「えっ!? ……ええっ!?

 こ、これは一体……。きょ、饗主様の手品ですか?」

 

 アリスは驚く他無かった。目を見開いて暫く固まった後、席を蹴って立ち上がり、辺りをキョロキョロと見渡す。

 なにしろ、それは唐突であり、一瞬だった。目を開けていたにも関わらず、いきなり周囲の光景が丸ごと変わったのだから、驚くなと言うのが無理な話。

 しかも、先ほどは屋内だったのに対して、今度は屋外。小川のせせらぎが聞こえ、微風がそよいで運んでくる微かな花の匂いは現実そのもの。

 東屋から思わず駆け出て、敷き詰められている芝生を触ってみれば、これまた本物の感触。とても幻には見えなかった。

 

「いいや、違う。手品などでは無い。

 ここは……。そうだな。龍脈、世界樹、アカシックレコード……。

 その呼び名は様々だが、お前にはこう言った方が早いか。時と因果の狭間に有る場所、Cの世界と……。」

「こ、ここがっ!? あ、あのっ!? ……し、Cの世界っ!?」

 

 そんなアリスへ明かされる衝撃の事実。

 ギアス饗団における最大のテーマは不老不死。饗主が持つ不老不死性の謎を解明して、その恩恵に預かろうというもの。

 その為に必要だと言われているのが、独力での『Cの世界』到達。それを目指して、修行という名の下、ギアスユーザー達は過酷な実験や鍛錬が施される。

 それは医学と科学の発達と共により非道なモノとなってゆき、マリアンヌという存在が現れる事によって、隆盛を極めた。

 それこそ、実験材料となる戦争孤児を集めすぎ、社会から戦争孤児が消えかかると言う現象を起こしてしまい、新聞の見出しを賑わして、社会問題となったほど。

 しかし、そうした数多の犠牲を重ねながらも『Cの世界』へ至った者は、この100年間でたったの2人しか居ない。

 嘗ての饗主だったV.Vと名前すら伝えられていないもう1人。その者は『Cの世界』へ到達したは良いが、世界の深淵も覗いてしまったが為に精神を病んでしまい、結局は実験材料としての扱いを受けて、その後はホルマリン漬けとなっている。

 だからこそ、アリスは姉妹達の言葉を疑ってはいなかったが、ルルーシュが真の饗主であると認めて、敬意を改めた。アリスもまた過酷な実験や鍛錬が施され、『Cの世界』を目指した1人だけに。

 

「はっ!? 一度ならず、二度までも! 申し訳有りません!」

 

 当然、それは態度となって表れた。

 アリスは再び我に帰ると、すぐさまルルーシュの元へ駆け寄るが、東屋までは立ち入らず、その敷地ギリギリの芝生のラインにて、片跪きながら頭を垂れた。

 それは先ほどアリスがルルーシュへ二度行った土下座と比べたら、垂れている頭の深さは断然に浅いが敬意はより込められていた。

 

「いや、構わない。それより本題へ入ろう」

「何なりとお申し付け下さい! 必ずや、饗主様のご期待に応えてみせます!」

 

 しかも、その受け答えにも芯が入り、饗団と饗主へ対する忠誠心が見え、ルルーシュは口の中で舌打つ。

 ギアス饗団が『Cの世界』を目指していたのは知っていたが、ここまで効果が有るとは思ってもみず、アリスをここへ連れてきたのは軽率だったかも知れないと悔やむ。

 だが、この『Cの世界』はこの世で在りながら、この世から半歩だけ隔絶した世界。今現在、この世界へ独力で立ち入る事が出来るのはコードを持つルルーシュとC.Cの2人のみ。

 

「ほう……。それは頼もしいな。

 では、アリスよ。ギアス饗団饗主として命じる。

 手段は問わない。期限は一週間だ。我が妹、ナナリー・ヴィ・ブリタニアを暗殺せよ」

 

 つまり、それはこういった密談を行う場所としてはもってこいの場所だった。

 

 

 

「……えっ!?」

 

 一瞬、アリスは何を言われたのかが解らなかった。

 まずは耳を疑い、次に命じられた言葉の意味を噛み砕いて、たっぷりと10秒ほどの間を空けて、ようやく理解に至る。

 しかし、何かの聞き間違いだったのではなかろうか。そんな期待を抱き、茫然と見開いた目の先をゆっくりと上げて、ルルーシュの顔を確かめようとするが、椅子に組んで座る膝下までが精一杯。そこから先は縫い付けられた様に上がらない。

 先ほどまであった親しみ易さは何処へ消えたのか、その視線の先にルルーシュが居る。ただ、それだけで息苦しいほどの圧迫感を感じた。

 

「返事はどうした? 俺の期待に応えてくれるのだろう?」

「い、いや……。で、ですが……。」

 

 ルルーシュは鼻を鳴らして一笑い。席をゆらりと立ち上がる。

 その途端、圧迫感が一段と増して、たまらずアリスは視線を手元へ戻すが、歩むルルーシュの足が追いかける。

 真上から突き刺さる視線は恐怖となり、奥歯が勝手にカチカチと鳴り、言い返そうとする言葉は喉まで上がるが、そこで詰まって出てこない。

 

「もう一度だけ言おう。ギアス饗団饗主として命じる。

 手段は問わない。期限は一週間だ。我が妹、ナナリー・ヴィ・ブリタニアを暗殺せよ」

 

 そして、聞き間違いではなかった言葉。

 しかも、ルルーシュは容赦が無かった。アリスの髪を掴み、その顔を無理矢理に上げさせると、わざわざ口を耳元へ寄せて、敢えて口調を一字一句。ゆっくりと、はっきりと告げた。

 

「ぐぐっ……。な、何故ですか?」

 

 最早、自分自身を誤魔化せない状況。

 アリスが髪を引っ張られる痛みに呻き、思わず痛みに瞑った目を恐る恐る開けた次の瞬間だった。

 

「何故? 何故だと?」

「ぐふっ!?」

 

 目の前に有る魂が底冷えするかの様な冷たい視線と目が合い、同時にルルーシュの爪先蹴りがアリスの腹へ放たれた。

 アリスは肺の空気を一気に吐き出して悶絶。そのまま後方へ倒れそうになるが、寸前のところで堪えて、元の片跪きながら頭を垂れる体勢に戻す。

 何故ならば、もし倒れでもしたら信仰心が足りないと怒鳴られて、殴る、蹴るの更なる暴行が与えられるのが、幼少の頃より散々受けた修行と言う名の拷問で解っていたからである。

 それ故、これが外の世界に居るサンチアとルクレティアとダルクの3人だったら、そもそも口答えを行わないか、これ以上の口答えは行わず、己の疑問や不満は捨てて、ルルーシュの命令を粛々と受けていただろう。

 

「それを聞いて、どうする? お前には関係の無い事だ」

「し、しかし……。ナ、ナナリー様は饗主様の妹君に御座いますれば!」

 

 だが、ナナリーの護衛という名目の元、饗団を離れていた約5年という年月はアリスに人間らしさを取り戻させていた。

 アリスは痛みを与えられて、心の片隅に反抗心という小さな火が灯り、それはまだまだ頼りない火ではあったが、その勢いを借りて、先ほどは言えなかった言葉を訴え叫ぶ。

 

「驚いたな。この俺へ意見を言うとは……。

 ブロックワード発動、マイセンの皿を割ったのはお前だ」

 

 ところが、ルルーシュから返ってきた答えは、饗団から離れていた約5年という空白期を補って余る恐怖。

 ルルーシュがこれ見よがしに溜息を深々と漏らし、そのキーワードを告げて、アリスの目の前で指をパチンと鳴り響かせた途端。

 

「っ!? っ!? っ!?」

 

 身体を大きくビクッと痙攣させて、その場に全身を脱力させたかの様に崩れ落ちるアリス。

 すぐに過呼吸が始まり、その速度は加速的に増してゆき、遂には空気を吸う量より吐く量が上回って、顔色は青へと変化。

 息苦しさから少しでも解放されたい行動の表れだろう。のたうち回りながら胸を掻きむしり、ボタンを弾き飛ばして、ブラウスの前を勢い良く開け、その奥にあるオレンジ色のブラジャーさえも強引に引き千切る。

 しかし、息苦しさは治まるどころか、ますます増すばかり。最終的にのたうち回るのを止めて、顎先から腰までを反らして仰向けとなり、その突き出した白い胸元へ爪を立てて、幾本もの赤い線を描き、声なき悲鳴をあげ続ける。

 ギアスユーザーとは、そのギアスの利便性による強弱はあるが、一般人から見たら、新たな力を手に入れた人間という枠を超えた超人。言い換えれば、それは恐怖の対象である。

 当然、一般人でしかない饗団の研究者達はギアスユーザーを従順にさせる為の術を幾つか与えており、その全てがどれも苦痛を与えるモノであり、それ等の中でも最も苦痛を与えるモノがこの『ブロックワード』だった。

 その洗脳、催眠、トラウマの3つを複合させた効果はご覧の通り、人間である以上、呼吸困難に陥ってしまえば、一切の抵抗が出来なくなり、死を疑似体感させる事により、従順を促す事も可能となる。

 

「ぷっはっ!? ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ!?」

 

 ルルーシュが再び指をパチンと鳴らすと共に呼吸困難が嘘の様に治まり、アリスは強張らせていた身体を弛緩させる。

 暗闇が満ちかけていた視界に色が戻り、全身の毛穴が開いて、脂汗が一気に噴き出るの感じながら、胸を必死に上下させて、空気を肺に満たしてゆく。

 息が詰まっていた時間は1分弱。毎朝のランニングを欠かさないアリスにとって、それは潜水などで息を止めようと思えば、まだまだ余裕の時間。

 だが、それは自分の意志で行った場合。己の死を握られていると言う感覚が実際の時間を何倍にも錯覚させており、その開放感から知らず知らずの内に涙を流す。

 

「もう一度だけ言おう。我が妹、ナナリーを暗殺せよ」

「はぁ……。はぁ……。い、嫌です!」

 

 そんなアリスの胸へ右足を乗せて、ルルーシュは愉悦にクツクツと笑いながら体重をかける。

 たまらずアリスはルルーシュの右足首を両手で掴み、胸の上から退かそうとするが、ブロックワードの責め苦によって、体力も、握力も残っておらず、全くびくともしない。

 しかし、従順にさせる筈のブロックワードはアリスの反抗心を逆に煽り、先ほどは小さな火でしかなかった灯火が今や炎となって燃え盛っていた。

 

「ん~~~? 変だな? 聞き間違いか?

 それとも、お前は苦しむのが好きなのかな? もう一度、苦しんでみるか?」

「ぐぅっ!?」

 

 それは目に力を与え、ルルーシュは己を睨むアリスの瞳の中に熱気を確かに感じて、満足そうにニヤリと笑い、アリスの胸へ乗せている右足の膝に右肘を乗せて、更に体重をかけた。

 アリスは呻きながらも首を左右に振り、ルルーシュの右足を力無い拳で何度も殴るが、ルルーシュがより体重を乗せただけであっさりと力尽きてしまう。

 

「なら、俺の頼みを聞いてくれるな?」

 

 アリスの目の前に差し出されるルルーシュの右手。

 その指鳴りを構えた握りが示唆するモノに怯えて、アリスは歯をカタカタと鳴らすが、今先ほど以上に首を何度も左右に勢い良く振って、ルルーシュへ断固たる拒否を示すと、最後の手段と言わんばかりにギアスの紋章を左の瞳に輝かせた。

 

「くっくっくっ……。残念だったな。この俺が居る限り、ギアスは効かない」

「……う、嘘っ!?」

「さて、もう十分だろ? ブロックワード発動、マイセンの皿を割ったのは……。」

 

 だが、あのアリスだけが知る感覚が起こらない。

 二度、三度と左の瞳を輝かすが、ソレはやはり起こらず、何故と見開く目の先にて、ルルーシュが愉快そうに絶望を告げる。

 成す術を失ったアリスは顔を歪ませると、目を力強くギュッと瞑り、その時に備えて身体を強張らせて身構えた。

 

「……えっ!?」

 

 ところが、1秒、2秒、3秒と過ぎてゆき、10秒を超えるが、その時はやって来ない。

 もしや、焦らしているのか。そんな考えが浮かび、アリスは目を力強くギュッと瞑ったまま、その時を待ち続けた。

 そして、20秒を超えた頃、己を大地へ縫い付けていたルルーシュの右足が胸の上から退かされて驚き戸惑い、思わず目を開けそうになるも気は抜かない。

 だが、5秒は過ぎ、10秒が過ぎると、さすがに警戒心よりも好奇心が勝り、アリスは薄目を怖ず怖ずと開けるが、頭上に居た筈のルルーシュが居らず、その目をまず右へ向け、次に左へ向けるなり、一気にギョギョッと見開いてビックリ仰天。

 

「苦しませて済まない。試させて貰った」

 

 アリスから見たら、神にも等しい存在であり、絶対権力者たるギアス饗団饗主のルルーシュ。

 そのルルーシュが額を大地へ擦り付けての土下座を行っているのだから、驚くなと言うのが無理の話。

 

「きょ、饗主様っ!? ……な、何をっ!? お、お止め下さいっ!?」

「これからもナナリーをよろしく頼む。お前の様な人間が側に居てくれれば、俺も心強い」

「ナ、ナナリーは友達です! そ、そんな……。た、頼まれなくても、大丈夫ですから! は、はい!」

 

 慌ててアリスは起き上がり、ルルーシュの両肩を押して、その頭を上げさせようとするが、ルルーシュは頑なに頭を上げようとしない。

 それならと背後へ回り、アリスは心の中で『申し訳有りません』と詫びてから、ルルーシュの背へ覆い被さりながら羽交い締めて持ち上げる。

 力の差から抵抗らしい抵抗を出来ず、ルルーシュは頭を上げ、アリスが拘束を解いて、胸をホッと撫で下ろすも束の間。

 

「なら、気が済むまで殴り、蹴ってくれ! 

 何、遠慮は要らない! 俺はそれだけの事をしたんだ!」

 

 今度は『さあ、やれ!』と言わんばかりに大の字となって寝転ぶルルーシュ。

 正しく、先ほどの攻守を入れ替えた再現。ルルーシュが目を力強くギュッと瞑り、その時に備えて身体を強張らせて身構える。

 

「い、いや……。え、ええっと……。こ、困ります。そ、その……。」

 

 それを茫然と見下ろしながら、アリスは顔を引きつらせて困り果てる。

 実際、そう言われて、『はい、そうですか』と殴り、蹴るのはなかなか勇気がいるもの。

 無論、地獄の責め苦を与えられた怒りはまだ有るが、ルルーシュの謝罪とこの要求に圧倒されてしまい、その炎は今や鎮火の方向へと向かっている。

 しかし、土下座もそうだったが、この様子を見る限り、何らかの制裁を与えねば、納得をしてくれそうに見えず、アリスがどうしたものかと眉を寄せたその時だった。

 

「……むっ!?」

「きょ、饗主様! あ、あのですね。……って、えっ!?」

 

 先ほどアリスは30秒以上も耐えたにも関わらず、ルルーシュはたったの5秒。この状況の緊張に耐えきれず、目を開ける。

 アリスは説得を試みようとして、ふと気付く。己の足下に頭を置いているルルーシュの視線が自分へ対してではなく、斜め上へ向けられているのを。

 釣られて、その視線を辿ってみると、行く着く先は自分の股間。ルルーシュが何を見ているのかを知り、慌ててアリスは股間を両手で押さえながら脚を閉じ、その場へ女の子座りでしゃがみ込む。

 

「キャァ~~っ!?」

「うわらばっ!?」

 

 その結果、オレンジ色が急速に目の前へ迫り、ルルーシュはまずアリスの両膝を胸へ喰らい、次にアリスのお尻が顔面へ落ち、地獄と天国を同時に味わっての悶絶。アリスはルルーシュの願い通り、制裁を与える事に成功した。

 

 

 

 ******

 

 

 

「さて、本題へ移ろう。護衛団の件、どうする?」

「わ、私は……。そ、その……。」

 

 対等な関係で話がしたい。これまた無茶な注文だったが、ルルーシュの気性を謝罪からの一件で知ったアリスは断り切れなかった。

 東屋へ誘われるまま場所を変え、ここへ訪れた時同様に椅子へ座ったが、やはりアリスは饗主という存在を目の前にして緊張していた。

 そして、その質問に応えるのが怖かった。教主直属の護衛団、それはどう考えてもギアス饗団の饗団員なら最高の栄誉であり、それを断ると言う事は栄誉の否定となり、ギアス饗団の否定にも繋がると考えたからである。

 

「はっきりと言え。今のお前ならソレが出来る筈だ。

 だから、もう一度だけ聞こう。これが最後だ。……俺の護衛団に加わりたいのか、加わりたくないのか?」

「お、お断りします!」

 

 だが、ルルーシュは曖昧な答えを許さなかった。短く溜息を漏らすと、テーブルの上に両手を祈る様に組み、その視線に力を込めた。

 アリスは身を竦ませて怯みそうになるが、膝の上に置いた両手を力強く握り締めて、心の内を正直に打ち明ける事を決意。その決意が萎える前に間一髪を入れず、本心を一気に叫び訴えた。

 

「よし、良いだろう。お前の姉妹には俺から上手く言っておこう。

 なら、次の質問だ。……もし、お前が望むなら、饗団から除名してやろう」

「えっ!? えっ!? えっ!?」

 

 どんな罵声が飛んでくるのか、身を思わず強張らせるアリスだったが、ルルーシュから返ってきたのは満面の笑顔。

 しかも、信じられない問いかけが重ねられ、アリスは驚きを通り越して、茫然と目が点。瞬きをパチパチと繰り返した上に口をポカーンと開け放つ。

 なにせ、それはアリスにとって、叶わないと知りながらも願わずにはいれず、ずっと胸の内に抱え秘めていた希望だった。

 無論、その希望を抱く様になったのは、ここ数年の事。ナナリーとの仲が深まってからであり、それ以前は饗団からの離脱など恐怖が先行して考えた事すら無かった。

 では、何故に饗団からの離脱を願う様になったかと言えば、ナナリーが父親のシャルル、母親のマリアンヌ、兄のルルーシュを心底に憎んでいるからに他ならない。

 ナナリーは知らない。約3年前にあった誘拐事件を経て、アリスが自分の護衛役を担っている事自体は知っているが、その雇用主が父親のシャルルとは知らず、ルーベンだと勘違いしていた。

 それ故、アリスはナナリーとの仲が深まるほど、ナナリーを騙している様に思えて辛くなり、饗団からの離脱を次第に願い始めていた。

 

「もっとも、ナナリーの護衛を今のタイミングで解く事は出来ない。

 だから、籍を饗団からアッシュフォードへ移すだけであって、今と何かが変わる訳ではないのだが……。どうする?」

「は、はい、構いません! ……で、でも、本当によろしいのですか?」

 

 そんなアリスに苦笑しながら、ルルーシュが改めて問うと、すぐさまアリスは席を勢い良く立って返事をした。

 しかし、あまりにも話が美味すぎる為か、一拍の間を空けて、アリスは腰を再び下ろしながら、ルルーシュへ上目遣いを怖ず怖ずと向ける。

 

「饗主の言葉に従わない信者は信者ではない。そう教わらなかったか?」

「う゛っ……。」

 

 ルルーシュは意地悪そうに鼻で一笑い。

 その痛烈な切り返しに身を縮め、アリスは何も言い返せずに口籠もり、視線を落とすしか無かった。

 

「安心しろ。責めている訳では無い。

 この目で見て、お前はもう饗団無しでやっていけると判断したからだ。

 今はまだ危なっかしくて、手放せないが……。サンチアも、ルクレティアも、ダルクも、いずれはお前の後に続くだろう」

「きょ、饗主様っ!?」

 

 だが、更なるサプライズがルルーシュから告げられ、すぐにアリスは落とした視線を弾かれた様に上げた。

 信じられなかった。『もしかして、私の心が解るんですか?』と問いたかったが、驚きのあまりルルーシュを呼ぶので精一杯。その言葉が出てこない。

 辛苦しかない饗団を離れて、ナナリーとの楽しい学園生活。それは姉妹達の事を思えば、思うほど、アリスの心に重くのし掛かっていた。自分だけがこんなに幸せで良いのか、と。

 アリスの中に有る饗団へ対する忠誠心。無理矢理に与えられて、磨く事を強いられたソレがひび割れ、その中からルルーシュ個人へ捧げる本物の忠誠心が現れて、本当の輝きを持ち始める。

 

「ただ、これは饗主としてではなく……。何だろうな?

 俺個人のでも無いのだが……。まあ、良いだろう。俺個人の願いとしよう。

 2週間に一度だったか? 今、お前がエデンバイタル家を介して行っているナナリーの調査報告。

 ……とは言えないな。あれは日記みたいなモノか。それを是非とも続けて欲しいんだ。

 ……と言うのも、実は父と母が……。特に父が楽しみにしているんだ。お前から届く写真をアルバムにしたりしてな」

「ええっ!? まさか、あのシャルル皇帝がっ!?」

 

 そして、ルルーシュが叶えてくれた願いと比べたら、とてもささやかな願い。

 これがきっかけとなって、ルルーシュとアリスの交流はこの日だけに留まらず、以後も続いてゆく事となる。

 

「信じられないかも知れないが、これが本当なんだ。

 しかも、誰にも打ち明けられない秘密だろ? だから、一度捕まるとしつこくてな。

 スライドショーを見せられながら、ナナリー自慢を延々と聞かされるハメになるんだ。

 このエリア11へ来る前日もな。

 色々と準備で忙しいと言うのに、呼び出されたと思ったら、3時間も……。

 ……ったく! お前に言われなくても、ナナリーの可愛さは俺が誰よりも1番良く知っているんだよ!」

「あはは……。今度、動画も送っておきましょうか?」

 

 この時、アリスはまだ知る由も無かった。

 ルルーシュへ対する忠誠を深めれば、深めるほど、ナナリーとの友情を深めれば、深めるほど、その板挟みに苦しむ未来が待っているのを知らなかった。

 

「よろしく頼む。……それとだな」

「解っています。饗主様にも送ればよろしいんですね?」

「……うむ」

 

 今は饗団の枷から解き放たれた喜びが大き過ぎて、それに気付く余裕すら無く、今のアリスには何もかもが輝いて見えた。

 

 

 

 ******

 

 

 

「ルルーシュ様っ!?」

「アリスっ!?」

 

 余談だが、『Cの世界』はルルーシュ曰く、時と因果の狭間にある精神世界らしいが、精神が傷を負えば、当然の事ながら肉体も傷つく。

 その為、ルルーシュがいきなり鼻血を出したり、アリスがいきなり苦しみ出す度、現実世界に居るアーニャやサンチア達はてんやわんやの大騒ぎとなっていたのだが、それはまた別の話。

 

 

 

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