ってことで早速本編どうぞっす!
刻々と作戦開始への時間が迫る。
だが、聖羅は緊張などしない。死線はとうの昔に何度も何度もくぐってきた。この程度の雑魚ども相手ではなんの気負いもない。
むしろあるとするならば....なぜ、この幻想郷の良さがわからない。ということだ。
この世界は完全に理想郷だ。人間が妖怪を恐れ、神を信仰するという、理があるこの、幻想郷の何が不満だというのかが理解できない。妖怪や神は感じたはずだ。長い時の中で人間が次第に自分たちを忘れ、醜く争うのを感じたはずだ。なぜ、それを知っても尚この幻想郷に不満を抱くとは....なにも理解していない。
聖羅「開始時刻だ。詠唱するッ!『世の理は世界の要。我が紡ぎし言霊は世界に楔となりて撃ち込まれん。煌々と耀きし光の槍よ、四方から収束せよ』【煌槍・四連】」
作戦開始時刻になると同時、紅魔館の結界に向けて四方から攻撃する魔術を詠唱する。魔術を詠唱し終えると煌々と輝いた光の槍が四方に出現し、結界へと突き刺さると強力な魔力爆発を起こし結界を粉々に砕く。
聖羅「全軍!紅魔館へ突撃ィイイイイッ!!!」
なだれ込むように幻想郷陣営の妖怪たちが紅魔館へ突撃する。
鉄壁の結界を砕かれた吸血鬼陣営は狂乱状態に陥っている。
そこへ追い打ちとばかりに天候を天気雨に変える。
吸血鬼A「い、今は夜で先ほどまで晴れてたはず!!」
吸血鬼B「あちらには賢者がいるのは知っているが、天候を操る者がいるのは知らないぞ!?」
完全にパニックになった吸血鬼たちは何とか陣形を作り防衛に回る。
そこへ、太陽の畑の風見幽香が現れる。
幽香「当たり前でしょ。こちらには神の子がいるのだから。元々あなた達に勝ち目なんて微塵もなかったのよ。【マスタースパーク】ッ!!」
吸血鬼達「「「「「「うわぁああああああああ!!!!」」」」」」
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吸血鬼C「れ、レミリア様!ご報告します!たった今門前以外の四方向結界が破られ妖怪たちが流れ込んできています!!!また、昼間へと境界を弄られ天気は天気雨になっていm.....ぎゃあああああ!!!」
レミリア「チッ.....誰かしら?」
聖羅「どうやらこの俺の顔を忘れちまったらしいな?スカーレットの令嬢」
レミリアはたった今一瞬で吸血鬼を滅ぼした男の顔と声を聴くと一気に顔が青ざめる。
何故ならいるはずのないと思っていた男、聖羅が今、この場に立っていたのだから。
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博麗の巫女side
??「まったく。幻想郷の管理人とはいえなぜ私もこの戦いに参加しなければいけないのかしら...」
はぁ...と巫女装束を着た女性がため息をついて紅魔館の門前に立つと中華風の妖怪が立ちはだかる。
??「まさか、博麗の巫女が開相手とは。私も運がついているのかついていないのか.....まあ、どのみち闘うことに変わりありません。」
博麗の巫女「どうやら貴女は、私のこと知っているみたいだけど。貴女の名前は?」
美鈴「博麗の巫女は名前をうかがうのですか?まあ、どうでもいいことですが。私は紅美鈴と申します。」
博麗の巫女「これ以上の言葉を交わす道理もなし。」
美鈴「いざ尋常に。」
二人「勝負ッ!!!」
こうして中国妖怪と博麗の巫女の戦いが切って落とされた。
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聖羅side
レミリア「な、なぜ貴様がここに....ッ!!!」
聖羅「おいおいどうした?怖くってそんなことしか言えないのか?」
レミリア「ここまでに私の従者と吸血鬼達がいたはず....ッ!!」
聖羅「ん?ああ、あのメイドと吸血鬼どもか。メイドはルーミアの相手をしていたから何も知らんが...ほかの吸血鬼は全員消しちまったよ。まあ、ルーミアと戦ってあのメイドが無事とは言えんがな?」
レミリア「キサマァアアアアア!!!!」
相対するレミリアは聖羅の告げた言葉を聞いて罵声を上げると一気に妖力を開放すると聖羅に突撃してくる。
聖羅「おいおいおい、無策に突っ込みすぎだろ。そもそも俺はメイドの相手をしていないし、俺にキレても仕方ないだろ。って....話を聞いてねぇなこいつ。」
レミリアの大雑把な力任せの攻撃を涼しい顔で聖羅は避けながら話していたが、完全に頭に血が上ったレミリアの耳には届いていなかった。
聖羅「いい加減冷静さを取り戻せよ。」
聖羅はレミリアを槍ごと蹴り飛ばし壁に叩きつける。
レミリア「ガハッ.....!!く、くそ....」
聖羅「それに、お前の見た結果に変わりはねぇよ。」
レミリア「な、なに....?」
レミリアは自分の力のことがばれていることに気が付く。
先ほどの攻撃も自分の体が蹴り飛ばされる未来を予知し槍で防いだものの、予知してギリギリ防ぐのでいっぱいっぱいだった。
レミリア「まったく...本当に化け物ね....」
聖羅「そりゃあ、どうも。」
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ルーミアside
ルーミア「あっははははは!!いいじゃない。瞬間移動系の能力か何なのかは知らないけど、私の攻撃をここまでしのぐなんて人間では貴女が初めてよ!!!【ダークネスレイン】」
闇が小刀の形へと変貌し雨のように無数に降り注ぐ。
咲夜は何とか避けているが能力をたびたび使って魔力の消耗が激しいようだ。
咲夜「くぅっ....!!このままじゃまずいわね....あの手を使うしか.....!【ザ・ワールド】ッ!時よ止まれ!!!」
咲夜が能力を行使すると一気に世界の色が灰色へと変わり時が止まる。
咲夜「ここは私の世界。貴女は何もできず倒される。」
そう一言呟くと咲夜は無数のナイフを投げてルーミアの周りを囲む。
咲夜「そして時は動き出す。」
咲夜が時間停止を解除するとルーミアは突如現れた自身を囲むナイフに驚愕し影に逃げ込もうとするが少々遅い。
ルーミア「う、嘘っ....!」
ルーミアは驚愕した表情をするがすぐに笑みに変わると今まで出さなかった愛剣ダーインスレイヴを顕現させ、自分を闇で包み、闇と同化することでナイフを避ける。
ルーミア「残念だったわねぇ?貴女は私には勝てない。魔力もほぼ底をついてるようだし。勝負あったわね。」
咲夜「はぁ....はぁ....」
咲夜は度重なる時間停止能力によって魔力をほぼ使い果たしていた。パチュリー様は賢者の相手、お嬢様は冗談みたいな威圧を纏う男と交戦中。美鈴は博麗の巫女と戦ってる。
八方塞がり撤退できない。
咲夜「すみませんお嬢様....」
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博麗の巫女side
博麗の巫女「ふぅ...ふぅ...なかなかやるじゃない...」
美鈴「そちらも中々の腕前ですね....」
実力的には拮抗しているように見えるが、博麗の巫女にはまだ奥の手がある。
博麗の巫女「あまり使いたくなかったけど....どうやらやるしかないようね。【夢想転生】ッ!」
博麗の巫女に伝わる奥義、夢想転生。自らの心に潜む闇を力に転化させる効果がある。
この代の博麗の巫女が持つ闇は底を知らず....
美鈴「ば、ばかな....あれで本気じゃなかったというのですか....!?」
博麗の巫女「奥の手よ。本当は使うつもりはなかったんだけど、予想よりもあなたが手ごわかったからねやむなく使うことにしたわ。」
美鈴「わかりました。私も自身の最高の一撃をもってこの戦いに幕を下ろしましょう....三華【崩山彩極砲】ッ!!」
博麗の巫女「いいわ。私も得意技で対抗してあげるわ...【夢想封印】ッ!!!」
二人「「はぁああああああああああああああああ!!!」」
渾身の力を拳に込めて込めて美鈴は自分が現状出せる最高の一撃を繰り出す。
それに対抗して自身が最も得意とする技で博麗の巫女は対抗する。
技は拮抗し火花を散らしながらすさまじい衝撃がほとばしる。
しかし、限界が訪れたのは美鈴だった。
先ほどまで実力が拮抗していた博麗の巫女との戦闘で消耗しているのは相手も同じだが、博麗の巫女は夢想転生で補っている。
明らかに武が悪い状況でも尚、美鈴があきらめない理由は、二つ。
一つは、相手は強者であること。
もう一つは、自分が門番であること。
そうして、限界を迎えた美鈴は徐々に押し負け、夢想封印を受けて吹き飛び数十メートル転がり、地に伏せる。
博麗の巫女「はぁ....はぁ....あなた、強かったわよ。紅美鈴。」