オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない 作:画面の向こうに行きたい
暑すぎて創作意欲の湧かない画面です。
今日のメインは幼なじみの霞ちゃんです。
戦時中、艦娘は英雄だった。人類は皆、尊敬の眼差しを向け、悪意を向ける者など1人もいなかった。しかし、戦後になると艦娘の存在が議論されるようになった。
艦娘を兵器として扱いたい軍部。さまざまな人権団体。外見が成長せず、衰えない姿に嫌悪感を持つ人もいた。
やがて、艦娘は軍から去り、その後、人々の前から姿を消した。とされている。
「さっさと起きなさい!このクズ!!」
大きな声に目を覚ますと、サイドテールにエプロン、お玉を持った美少女がベッドのそばで仁王立ちしている。
「おはよう霞ちゃん」
近所に住んでいる幼なじみの霞ちゃんだった。
「今日は朝から講義があるでしょう。さっさと起きなさい!」
そんなやりとりをしてると、
「また不法侵入してるのかい霞?」
響ちゃんがドアを開けて入って来た。
「不法侵入じゃないわよ!このクズの世話をおばさんに頼まれて、合鍵を渡されているのよ」
「そんなにイヤなら来なくていいよ?てゆうか来ないで」
「頼まれた世話を途中で放り出すなんてできないでしょう!」
ギャー!ギャー!
朝っぱらから人の部屋で喧嘩しないでくれ
「あー。響ちゃん、霞ちゃん。着替えるから部屋を出て行ってくれないか?」
霞ちゃんは顔を真っ赤にしながら、
「朝ごはんはもうできているから早く降りて来なさい」
と言いながら出て行った。しかし、響ちゃんはそのまま居残っていた。
「響ちゃん。着替えるから出て行ってくれないかなぁ?」
「お構いなく」
構うわ!!
「何なら着替えを手伝うよ?」
「早く下に降りなさい」
響ちゃんは渋々下の階に降りて行った。
テーブルに並んだお味噌汁とベーコンエッグ。霞ちゃんがよく作ってくれる。朝食メニューだ。
響ちゃんは牛乳をコップ一杯飲むと、マヨネーズを食卓に置いて席についた。
「響、アンタまたベーコンエッグにマヨネーズかけるの?」
「マヨネーズこそ最強の調味料だよ」
まぁ、目玉焼きに何をかけようと自由だけどな。
「霞ちゃんの味噌汁は美味いな」
「し、仕方がないから毎日作ってあげるわ。感謝しなさい」
「いや、霞ちゃんだって忙しいだろうし、迷惑だろう?」
「この、クズ!!!」
なんでオレ怒られているのだろう?響ちゃんも呆れた表情で味噌汁を啜っている。
ふぁぁぁ。
月曜日の一限目から講義なんて眠たいだろう。なんでコレが必修なんだろーな。
退屈な教授の話しが続く。
ふと、向こうの席を見ると、古鷹さんと目があった。
ニコ♪
オレに気づくと微笑んでくれる古鷹さん。
癒されるなぁ
「ちょっと、マジメに聞きなさいよ。このクズ」
霞ちゃんに注意された。仕方がない。真面目にやるか。
その後、学食で昼食を食べ、午後の講義が終わると、サークルに顔を出さないまま帰宅した。
響ちゃんとゲームしてたら、キッチンからいい匂いがしてくる。
「早く手を洗って来なさいこのクズ」
「今日の夕飯は何?」
「ハンバーグよ」
オレの大好物だ。
「「「いただきます」」」
やっぱり霞ちゃんのハンバーグは美味いなぁ。霞ちゃんは、口は悪いが、家庭的で面倒見のいい女の子だ。彼女はいいお母さんになるだろう。
あれ?
「霞ちゃん。そういえば、霞ちゃんの名字って何だっけ?」
いつも霞ちゃんとしか呼ばないから忘れてしまった。
「はぁ?何だっていいじゃない。・・・どうせアンタと同じになるんだから」
後半はよく聞こえなかったが、まぁ、何だっていいか。しかし、響ちゃんには後半が聞こえたらしく、
「霞も兄さんの妹になりたいの?」
「そんな訳ないでしょう!」
「なら、私がお姉ちゃんだね」
「はぁ?私の方が年上なんだから、私がお姉ちゃんでしょう?」
「チッチッチッ!」
響ちゃんは指を振りながら、
「妹歴は私の方が長い。つまり、私が先輩。先輩には敬語を使うべき」
「ふざけないで!」
テーブルを挟んでケンカする2人。
まぁ、なんだ。
つまり今日も平和だった。
霞
主人公の幼なじみ。
持ち前のツンを主人公が額面通りに捉えてしまったせいで好意に気付いてもらえない可哀想な娘。
響とよくケンカする。
拙作「孤島鎮守府の奮闘」も連載中です。
よろしくお願いします