オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない 作:画面の向こうに行きたい
ゴトと由良に貢ぎ過ぎて金欠な計画性のない画面です。
皆さまは時雨の店内放送はお聞きになりましたか?
今日はみんなでボウリングに来ていた。
響ちゃん、霞ちゃん、鈴谷、榛名、そしてゴト。
こうしてみると女の子の集まりにオレが交ざっている形だ。
最初は普通に遊んでいたのだが、やがて、
「スコアが1番低い人が罰ゲーム」
ということになった。
優勝はなんと響ちゃん!
途中で3連続ストライクを出してそれが決め手になった。本人曰く、
「たまたまだよ」
と言っていたが。
2番手は鈴谷。
こういった遊びは得意そうだったけど、本当に上手くて終始、安定したプレイだった。
3番目はゴト。
今日初めてボウリングをする彼女はハンデをもらっていたので、それを活かした順位だった。
4番は榛名。
彼女はストライクも出すのだが、ガターも多く、ポイントを取れる時と取れない時の差が激しかった。
5番はオレ。
ストライクもガターもない面白みのないスコアだった。
ビリは霞ちゃん。
最後に連続ガターを出したのが結果に大きく影響した。そこで3本以上倒していたらビリはオレだったのだ。
「というわけで、罰ゲームは霞センパイに決定」
霞ちゃんは悔しそうだが、数字は明らかだ。
「それで、何すればいいの?」
まぁ、あまり酷いことはできないし、ジュースの使いっ走りぐらいかな?
「霞は兄さんのことを『クズ』っていうけど、今日一日『クズ』禁止で」
「はぁ?」
なんか巻き込まれた?
「なな!なんでコイツのことを⁈」
「『コイツ』禁止」
「なぁ霞ちゃん?」
「アンタは黙ってて!」
「『アンタ』禁止」
「ちょっと!」
「別に難しくないでしょ?兄さんを名前で呼ぶだけなんだから」
「ぐぬぬ」
そういえば霞ちゃんからキチンと名前で呼ばれるのっていつ以来だっけ?
「れ」
「「「れ?」」」
なんか、みんなから注目されている気がする。
「れーくん」
!!!
れーくん
昔は霞ちゃんからそう呼ばれていた。
だけどある時、同じクラスの他の男子にからかわれてから呼ばなくなった。
「あ、いや、ちがうの!」
霞ちゃんは顔を赤くしながら必死に言い訳をする。ゴトがオレの隣に来てくっついてきた。
「ゴトも幼馴染だから『れーくん』って呼んでもいいのよね?」
それを聞いた榛名と鈴谷が、
「榛名も先輩を『れーくん』って呼んでも大丈夫ですか?」
「鈴谷もセンパイのこと『れーくん』って言ってもいい感じ?」
さらに響ちゃんまで無言でオレの膝に乗り、
「れーくん」
それを見た霞ちゃんは怒りか羞恥心か顔を真っ赤にして、
「ダメ!『れーくん』って呼んでいいのは私だけなの!!!」
と叫んだ。
「ゴメンね。霞センパイ」
「大丈夫ですよ。霞先輩。榛名は『そういう意味で』先輩を取ったりしませんから」
「ま、私にとって兄さんは兄さんだし」
「ほら、ゴトセンパイも。このままだと霞センパイ、泣いちゃうでしょ?」
「泣かないわよ」
「うーん?まぁ、レージをなんて呼んでもレージがゴトのお婿さんなのは変わらないしね」
「ほら、罰ゲームはもういいだろ?メシ食って帰ろうぜ?」
翌朝
「さっさと起きなさい。このクズ」
いつも通り霞ちゃんに起こされる。
結局あの後、霞ちゃんは1回も『れーくん』とは言ってくれなかった。
「おはよう霞ちゃん」
「朝ごはん出来てるから早く着替えて下に降りて来なさいよね。・・・れーくん」
「え?」
「何でもない!さっさとしなさいよ。このクズ」
オレはまだ寝ぼけているのだろうか?
ローソンイベで古鷹が天使なのはわかりますが、古鷹のクリアファイル全部持って行くのヤメテ。
そのために他の店まで足を運んできました。
来月はゴト由良が書けたらいいな。