オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない   作:画面の向こうに行きたい

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そろそろ肌寒くなって来た三連休。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

仕事一択の社畜。画面です。

今年は瑞雲もないし、富士にも縁がないしでリアル艦これ成分不足ですね。


今回は榛名回です。
後輩の榛名は好きですか?


「今夜、お食事でもいかがでしょうか?ちなみに遅くなっても榛名は大丈夫です」

戦争は終わり、提督と呼べる人物はほとんどいなくなってしまった。それ故に艦娘の多くは満たされない飢えに苛まれる。それはどれほどの名誉や財産を手に入れても満たされない根本的な欲求なのだ。

 

 

今日は講義の後、サークルに顔を出すことにした。霞ちゃんも同じサークルだが、今日は用事があるらしく別行動だった。

 

「戦史研究会」

 

特に何かをするサークルではない。霞ちゃんに誘われて入部したが、未だに正直よくわからない。

サークルの先輩や後輩とダベったり、メシ食ったり、麻雀したりするだけだ。何で大学はこんなサークルに部費をくれるんだろうか?学園の七不思議である

 

 

「お疲れ様です。先輩」

 

黒髪の清楚な後輩、榛名だ。

 

「先輩」

 

榛名がモジモジしながら、

 

「今夜、お食事でもいかがでしょうか?ちなみに遅くなっても榛名は大丈夫です」

 

「ゴメン。今日は妹がカレーを作って待っているから」

 

響ちゃんから今日は早く帰ってこいと厳命されていた。

榛名は目に見えて落ち込んだ。

 

「あぁ。先輩にフラれてしまいました。榛名は大丈夫ではありません」

 

どうも、榛名はオレを慕ってくれてるらしく、時折食事に誘われるのだが、何故かいつもタイミングが悪い。

 

よよよよと落ち込む榛名。

 

「ハハ。榛名ちゃんは本当に令司が好きだな」

 

「はい!榛名は先輩をお慕いしています!」

 

同じサークルで親友の田中イチローがつっこむ。

 

「なら榛名ちゃん。別の先輩であるオレと一緒に食事する・・・」

 

「いえ、結構です。遠慮します。」

 

榛名が高速でカウンターを入れた。

 

「は、速いな榛名ちゃん」

 

「はい!ちなみに、先輩ならもっと高速でOKなんですけど」

 

チラチラ

 

「ハハハ。また今度だな」

 

榛名はオレを慕ってくれるのはいいのだが、悪友のイチローが可哀想だな。

 

「クソッ!なんでいつも令司ばっかモテるんだよ。おかしいだろ」

 

「いや、モテてないから」

 

イチローは何故かオレが女の子にモテていると言う。いつも一緒にいる女の子って響ちゃんと霞ちゃんくらいだろ?妹と妹みたいな幼なじみだし

 

「はぁ。先輩とお食事に行けませんでした。榛名は一体、何を楽しみに生きていけば良いのでしょうか?」

 

まったく、榛名は冗談が上手だな。

 

「また、今度だな」

 

「仕方がありません。先輩とのアバンチュールはまた次の機会ですね」

 

「キミは令司と一体何をするつもりなんだ?」

 

まったく、榛名は冗談が上手だな。

 

 

イチローが血涙を流しているように見えるが、気のせいだろう。

つまり、今日も平和だった

 

 

 

 




榛名

戦後生まれの若い艦娘。
普通の女子大生として生活していたところ、主人公を見つけて、同じサークルに入る。
主人公と恋仲になるべく色々画策するものの、主人公のタイミングか霞によって阻止されている。

榛名は少し腹黒い方が可愛いと思います。

拙作「孤島鎮守府の奮闘」のお気に入り登録が100名を超えました。ひとえに皆さまのおかげです。これからもよろしくお願いします
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