オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない   作:画面の向こうに行きたい

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暑さと寒さがデンプシーロールみたいに襲いかかる今日この頃。さらに花粉アタックというリバーブローまでくらって、ダウン寸前の画面です。

少し遅れたエイプリル・フールネタをお送りします。




「もう!これじゃあデートにならないじゃない!」

「鈴谷、オレと結婚してくれ!」

 

情熱的に鈴谷にプロポーズしてくれるセンパイ。返事はもちろん、

 

「うん。鈴谷、センパイのお嫁さんになる。これからもよろしくね」

 

少しだけ、他のセンパイ達には悪いかな?と思うけれども、他のセンパイ達より鈴谷を選んでくれたことが嬉しい。

 

鈴谷、まだ女子高生だけど、卒業したらそのままセンパイのお嫁さんになって、あ、赤ちゃんとかも欲しいよね?

 

 

気づいたら舞台が変わって、教会の中、ウエディングドレスを着た鈴谷と真っ白なタキシードを着たセンパイがドラマで見た神父さんの前にいる

 

「新郎、令司さん」

 

「はい」

 

「新婦、鈴谷さん」

 

「はい」

 

いよいよ結婚式かぁ。

 

「と」

 

と?TO?

 

「霞さん」

 

「はい」

 

霞センパイかぁ。霞センパイなら仕方ないかな?霞センパイの方が鈴谷よりお料理上手だし、センパイとの付き合いも長いし。

 

「と、ゴトランドさん」

 

ゴトランドセンパイも?

 

「と、榛名さん」

 

榛名センパイまで?

 

「それから、鳳翔さん」

 

な!やっぱり、センパイのこと狙っていたんだ!

 

「響さん」

 

えー!響っちって妹なのに!

 

「綾波さんと対馬さん」

 

センパイ、それ犯罪!

 

「高雄さんと愛宕さん」

 

センパイのお嫁さんがズラズラ増えていく!

 

「ちょっと鈴谷、ここは私の場所でしょ?」

 

霞センパイが鈴谷とセンパイの間に入る。

 

「ゴメンなさい?」

 

「もう。レージの隣りはゴトのポジションよ?」

 

鈴谷はまたセンパイから離される。

 

「すみません、鈴谷さん。ここ、入りますね」

 

「お兄さんの近くがいいです」

 

「鈴谷さん邪魔」

 

鈴谷とセンパイの間にドンドンとみんなが割り込んできてとうとう建物の端っこに追いやられてしまった。

 

「むぎゅ」

 

鈴谷はみんなと壁に挟まれて苦しい!

 

「それでは、誓いのキスを」

 

そんな鈴谷をほったらかして、センパイは霞センパイとキスしようとしている。

 

「ダメ〜!」

 

センパイに手を伸ばすが、届くことなく・・・

 

 

 

「むにゃ」

 

気づいたらいつもの鈴谷の部屋、鈴谷のベッドの上で鈴谷は天井に向けて手を伸ばしていた。

 

「・・・夢?」

 

よかった。センパイを霞センパイに取られなくて!でも、センパイにプロポーズされたのも夢なので、それはちょっと勿体無かったかな?

 

って、イケナイ!今日はセンパイとデートの日だった!慌てて時計を見るとまだ朝の6時だった。

キチンとかけた目覚ましのアラームもまだ鳴っていない。

 

もう一回寝ようとしてもドキドキして眠れなかった。

 

 

結局、そのまま予定よりも1時間も早く家を出てしまった。待ち合わせ場所についても当然、センパイはまだ来ていない。

手持ち無沙汰で何度も窓ガラスで前髪を直してしまう。

 

「鈴谷」

 

やっと来た!

 

「もう、センパイ遅・・い!」

 

振り返るとセンパイはすごいことになっている。

右手にはゴトセンパイ。左手には霞センパイ。その横には榛名センパイがいて、センパイの背中には響っちがへばりつき、まるで合体ロボットみたいだった。

 

「センパイ何してるの?」

 

「鈴谷とお茶してくるって言ったらみんな付いてきたんだよ」

 

「コイツが鈴谷にセクハラしないか見張るだけよ!」

 

「ゴトはヒマだったから」

 

「妹は兄のデートについて来るものだよ」

 

「抜け駆けは榛名が許しません」

 

「もう!これじゃあデートにならないじゃない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




花粉が治まるよう神に祈り続けて幾星霜。花粉と暑さは毎年ひどくなる一方です。

エイプリル・フールって夢オチって意味じゃねーよ!と思った方は是非感想をよろしくお願いします!
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