オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない 作:画面の向こうに行きたい
そろそろミイラになりそうな画面です。
今回は響ちゃんの夏休みの宿題編です。
ジゴロの朝は遅い。昨夜は夜遅くまでオンナと『仲良く』していたからである。
だから朝食も他のオンナに作らせる。
「いつまで寝てるのよこのクズ!」
どうしてこのオンナはそんな男のために食事を作るのか?
「この味噌汁、美味しいよ」
「当たり前でしょう?このクズ!」
オンナを取っ替え引っ替えするクズなのは事実だが、彼女の『このクズ』は『ダーリン』ぐらいの意味なのだ。
その気になればヒモにでもなれるが、まだ大学生なので、学校には行く。
その途中、
「おはようございます。お兄ちゃん」
「おはよう。ヘアゴム変えた?」
彼女の頭を撫でて、口説く。妹の友達といえども、オンナを見ると手を出さずにはいられないのがジゴロの習性なのだ。
妹と別れて大学に行くジゴロ。
「先輩」
黒髪清楚な後輩もジゴロの好物だ。
「先輩、今夜はお暇ですか?よかったらご飯に行きませんか?」
「ゴメン、今日は先約があるから」
「あぁ。先輩はいつもそうやってはぐらかす。イケズです」
釣れそうな魚にあえてエサを与えず焦らすのもジゴロのテクニックだ。
お昼は講義をサボって別のオンナとランチだ。今日は都内でも有名なお蕎麦屋さんのようだ。
「ここなのか?」
「お蕎麦、イヤだった?」
今日も暑いし、冷たい蕎麦が美味いのは間違いない。ただ、立ち食い蕎麦の10倍くらいの値段がするだけだ。
そのまま個室に案内された。
「ざる蕎麦を2つ。後、天ぷらの盛り合わせ。あ、鴨の塩焼きも!」
「かしこまりました」
「なぁ、どうしてこの店なんだ?」
「知り合いのオジ様からここが美味しいって教えてもらったのよ」
ズルズル
「確かに美味いな」
値段が高くても関係ない。どうせ、払うのはオンナなのだから。
食事だけ払わせてそのまま別のオンナとお茶をするくらいはジゴロの日常である。
「センパイ、遅〜い」
頭の悪そうなJKもジゴロのターゲットなのだ。
彼女のリクエストでファミレスでお茶することになった。
チョコレートパフェを食べながら教師の愚痴を言うJKに適当に相槌を打つジゴロ。オンナの愚痴に意味などない。適当に共感してあげたらそれでいいのだ。
適当に話をして別れる。このJKを美味しく『いただく』のはまた今度だ。
下は妹の同級生から守備範囲だが、上も守備範囲が広いのがジゴロだ。
「さぁどうぞ」
小料理屋の女将にビールを注がれる。青臭い小娘にはない成熟し切った大人の色気。ジゴロにはそんな未亡人すらストライクゾーンなのだ。
大人同士の夜の時間。ジゴロの帰りが遅かったのは果たしてお酒だけだったのだろか?
・
・
・
「コレは何かな響ちゃん?」
「兄さんの観察日記」
「ウソしか書いてないよね?」
まだ創作小説といった方がしっくりくる。
「夏休みの自由研究」
「コレを提出するのかな?」
「ダメ?」
「ダメ!」
こんなものを提出されたら大問題だ!
「仕方ない。自由研究は朝顔の観察日記にするよ」
「あるなら最初からそれにしてくれ」
まったく。響ちゃんの冗談にも困ったものだ。
この内容は響ちゃんの悪意に満ちた偏見であり、主人公及び作者の見解とは異なる場合がございます。
連勤地獄で死にそうな画面ですが精一杯頑張りますのでよろしくお願いします