オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない   作:画面の向こうに行きたい

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今年もこの季節がやってきました。

花粉と戦う画面です。

今回は久しぶりの榛名回です。


「ふふ。今日は先輩とドライブデートです」

「ふふ。今日は先輩とドライブデートです」

 

滅多に車には乗らないのだが、ずっと放置しているとバッテリーが上がってしまうので、定期的に運転する。いつもは近所をひと回りするだけなのだが、今日はその話を聞いた榛名が一緒に付き合ってくれることになった。

 

「デートはともかく、今日は付き合ってくれてありがとうな榛名」

 

「先輩とのデートよりも優先する用事など、榛名にはありません」

 

「いや、色々あるだろ?ショッピング行くとかバイトとか?」

 

「もう!先輩とのデートなら、世界の危機でもデートを優先します!」

 

「それは世界の危機を優先してくれ」

 

なんて冗談を言いながら我が家の車を発車させた。

 

 

車で1時間かけて普段は行かないようなオシャレなレストランに行って、ランチを食べることにした。ここはディナーは結構なお値段がするのだが、ランチはリーズナブルに食べられるみたいなのだ。

 

「先輩あーん」

 

「あーん」

 

反射的に口を開けると、メインのチキンソテーを榛名が食べさせてくれた。

 

「おいふぃい」

 

「先輩、榛名にもください」

 

「あぁ」

 

唐揚げを榛名の皿に移そうとすると、

 

「あーん」

 

口を開けて待っている榛名。仕方なくその口に唐揚げを食べさせた。

 

「先輩の味がします」

 

まったく。榛名は冗談が好きなんだから。

 

 

ランチの後は海の見える公園に行ってみた。

 

「風が強いですね」

 

海沿いだからか、少し風が強い。

 

「寒いか?戻る?」

 

「いえ、こうすれば暖かいです」

 

榛名がオレの腕に抱きついてくる。

まぁ、寒いならカイロ代わりになるか。

決して左腕の柔らかい感触を楽しみたいからではない。

 

 

一通り見たら後は帰るだけだ。

 

途中で榛名が、

 

「あの、お城みたいな建物はなんでしょうか?見に行きませんか?」

 

というのだが、どう見てもラブホみたいなので適当に誤魔化しておいた。

 

その後、車でよくある川にかかる橋を渡っていると、前方が渋滞していた。

 

最初はすぐに抜けられると思っていたが、なかなか動かない。

 

「先輩、どうもこの先で事故があったみたいです」

 

助手席で調べ物をしていた榛名が教えてくれた。

 

「参ったな。榛名、悪いけど響ちゃんに今日は遅くなるって連絡してくれないか?」

 

「榛名にお任せください。」

 

 

「あ、もしもし?響さんですか?未来の義姉、榛名です」

 

響ちゃんが電話の向こうでツッコミしてそう。

 

「先輩が、『今日は遅くなるから』とおっしゃっていますので、今夜は帰らないかもしれません」

 

「ちょっと!榛名に何するのよ!このクズ!」

 

電話口からここまで聞こえる大声で霞ちゃんが怒鳴っている。

 

「もう。びっくりするじゃないですか。霞先輩」

 

「それよりも榛名!アンタあのクズとなにするつもりよ!」

 

「さぁ?ナニでしょうか?」

 

「榛名に何するのよこのクズ!!」

 

「ちょっと渋滞に巻き込まれて帰りが遅くなりそうなだけだよ!」

 

「ということにして榛名と『ご休憩』してきますので、遅くなりますね」

 

「はぁ?何言ってるのはる・・・」

 

ブツッ!

 

「榛名?」

 

「連絡も済みましたし、いくら遅くなっても榛名は大丈夫です!」

 

「冗談もほどほどにしろよ」

 

榛名の冗談にも呆れたものだ。

 

 

結局、榛名を送って我が家に帰るのに3時間もかかってしまった。

 

「ただいま」

 

「おかえり兄さん」

 

「ちょっとクズ!榛名と何してきたの?」

 

「ドライブ行ってきただけだよ」

 

「兄さん、榛名さんとご休憩してきたの?」

 

「してないよ!」

 

2人の誤解を解くのにまた時間がかかってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




日本政府はいつ杉撲滅作戦を実行するのでしょうか?

それよりも・・・ガソリン高すぎ・・・
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