オレの周りの女の子達がフルネームを教えてくれない   作:画面の向こうに行きたい

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何で、2月って28日しかないのに祝日が2日もあるのでしょうか?
画面でーす!

レモンサワー蒼龍が可愛い過ぎて、全ての執筆を中断して書き上げてしまいました。

合コン会です。


「また、2人でレモンサワー飲みに行きましょう」

「合コン?」

 

「しー!声がデカい」

 

週のうち、この時間だけ部室はオレと山田の2人だけになる。そこでおもむろに話された内容が合コンだった。

 

「バイト先の先輩が、隣野女子大の女の子を紹介してくれるってさ」

 

「マジかよ!」

 

隣野女子大は同じ市内にある女子大学だ。

 

「その先輩とオレとお前の3人だ。向こうも3人。向こうは全員、隣野女子大生だ。本当はお前には内緒にしておきたかったが、こっちの人数が足らないからね」

 

「ありがとうな。山田!」

 

 

こうして、オレ達は合コンへと向かうことになった。

 

 

駅前の大手居酒屋チェーン店。その個室が合コンの会場になった。みんな大学生なので、お高いお店より緊張しないだろう。という建前の予算の都合だ。

 

「毛部男(もぶお)です」

 

「イチローでーす!!」

 

「・・・令司です」

 

イチローから事前に、下の名前で自己紹介すると言われていたので、みんなに倣った。最初に自己紹介した、只野毛部男(ただの もぶお)さんが今回の合コンの主催者だ。

 

「与那です」

 

「早見でーす!」

 

「・・・蒼龍です」

 

 

流石、隣野女子大の女の子はみんな可愛かった。

少し硬い雰囲気だけど、そこをほぐすのも合コンの醍醐味だ。

 

 

その後、簡単な自己紹介やゲーム等で場が盛り上がった頃、

 

「すみません、ちょっと」

 

「あ、私も」

 

「すみません」

 

 

3人揃ってトイレに向かった。

 

「女子ってなんで全員でトイレに行くんだろうな?」

 

「作戦会議に決まってるだろう。オレ達も作戦会議だ」

 

「オレは早見さんだな。明るくて一緒にいたら楽しそうだし」

 

「そういえば、蒼龍さんって、お前の方チラチラ見てたよな?」

 

「え、そう?」

 

そういえば、目が合う事が多かった気がする。

 

「なら、私は与那さんか。小柄で可愛い子だしな」

 

 

作戦会議が終わった頃合いで女性陣が戻って来た。

 

「席替えターイム!」

 

 

男女が向かい合うように座っていたのを男女が隣同士になるように座り直す。

上手いこと、イチローと早見さん。毛部男さんと与那さん。オレと蒼龍さんが隣同士になった。

 

「中学生の妹さんがいるんですね」

 

「そうなんだよ。可愛いんだけど、少し変わった子でね。他の妹ってみんなこんな感じなのかなぁ?」

 

「私は妹がいないのでわかんないですけど、少しブラコンなんですねー」

 

 

 

蒼龍さんと盛り上がっていたが、

 

「すみません。お席の時間でーす」

 

「えーと、どうでしょう?この後、二次会でカラオケでも」

 

しかし、女性陣の反応は、

 

「ごめんなさーい。明日、一限からなんです」

 

「私、明日までのレポート書かないと」

 

「私もちょっと」

 

轟沈だった。

 

しかし、イチローは慣れているのか、

 

「そっかー。なら仕方ないね。また、やろうよ」

 

あっさりと引き下がった。

 

 

毛部男さんが代表で会計している時に、さりげなく蒼龍さんから何か手渡される。小さく折り畳んだ手紙で、開くと、

『2人でこの後、呑みませんか?角のコンビニで待っています』

と書かれている。

 

 

キターーーーーーー!!!!!

 

 

とうとうオレにもチャンス到来?

スマンなイチロー。

 

 

解散した後、イチローには腹が痛いから先に帰ってくれと言って別れた。

 

 

コンビニに行くと、少し不安そうな表情で雑誌を読んでる蒼龍さんがいた。

オレを見つけると嬉しそうに、

 

「さぁ、行きましょう!」

 

蒼龍さんに手を引かれてコンビニを出た。

 

 

「あ、あそこにしましょうよ」

 

小さなビルの地下。黒い看板があるだけの見るからに小さそうなバー。オシャレだが、高そうなお店だ。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ」

 

薄暗く、カウンターしかない小さなバー。蝶ネクタイが似合うダンディなマスターが1人いるだけの雰囲気あるお店だった。

 

「何になさいますか?」

 

「えっと、レモンサワーを」

 

「オレも同じのを」

 

「レモンサワーをお二つですね」

 

 

手慣れた手付きでレモンサワーを作るマスター。貧乏大学生には慣れない雰囲気だ。

 

 

 

お財布の事情で一杯しか飲めなかったが、いい雰囲気だった。

 

「えーと、この後どうしますか?」

 

蒼龍さんは手を繋ぐというよりは、オレの腕を抱きしめている。これはもしかして、OKってことなのか?経験値が無いから分からん。

 

世の中のリア充はどうやってスマートに女性を誘うのだろうか?

 

 

「もし良かったら・・・」

 

「あー!!!」

 

後ろから聞き慣れた声がした。恐る恐る振り返ると、紙袋を下げた榛名がいた。

 

「先輩、榛名という女がいながら、他の女に浮気ですか!」

 

最悪だ!!!

 

蒼龍さんが「ウソ!信じられない!」みたいな表情してるし。

 

 

その後の事は思い出したくない。翌日に榛名から霞ちゃんにチクられた事や霞ちゃんから響ちゃんに伝わった事とかも含めて。

 

ただその後、蒼龍さんとバーで交換した◯INEに、

「また、2人でレモンサワー飲みに行きましょう」

と送られてきた。

 

これはまだ、チャンス継続中?

 

 

 




蒼龍
何も知らずに女子大生をやってる艦娘。
主人公に一目惚れしたと思っている。


ちなみに、作中の女の子はみんな一般人です。
ただ、名前の由来が、
伊47→ヨナ→与那
速吸→速水(はやすい)→速水(はやみ)→早見

とレモンサワー繋がりにしました。

画面も蒼龍ちゃんとレモンサワー飲みたかったでござる!
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