神獄塔メアリスケルター AnotherFinale   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)最近さむくなったからか、モチベーション下がってる感


最奥②シンデレラ

……シンデレラの意識は奥深くに、沈んでいく、殺意と自己嫌悪の波に呑まれて。

 

「……あら?、ここは……確か、ジェイルの繁華街エリアでしたっけ」

 

シンデレラは、確かに繁華街エリアにいた、しかし、何処か違うような気がするが、シンデレラにはそれが何かわからない。

 

「まずは、歩いてみますか」

 

歩いていくと、角を曲がった辺りで、それを見た。

 

「―――これ、は」

 

赤い血液が地面を濡らす、その中心には、シンデレラが知ってる人物がいる、チルだ、そして、もう一人立っている、小さなシンデレラだ、しかし、その顔は、すぐにメルヒェンへと変貌する。

 

「!?、メルヒェン!」

 

「そう、メルヒェン、わたくしに化けた、メルヒェンですわ」

 

シンデレラは同じ声の者のほうに振り返ると、景色が変わる、シンデレラの黎明での自室だ、そしてその奥には、白の少女隊の服を着た、シンデレラが立っている。

 

「わたくしが、マチ、あの人がいない場合、どうなると思います?」

 

「どうなるって……黎明から逃げ出していたんでしょうね」

 

「そう……それが、全ての始まりなのです」

 

もう一人のシンデレラは、瞳をピンク色に変えて、話し出す。

 

「わたくしも後で知りました、わたくしが逃げたことで、博士がわたくしの偽物を使い、チルさんを殺し、それの影響で、親指姫 眠り姫 白雪姫が、教団に帰り、かぐや姫を脅迫しました、それが影響で、様々な不運が起こりました、そして最後には……つうと人魚姫を残して、皆死んでいきました」

 

「………」

 

シンデレラは悲しげな目で、もう一人のシンデレラを無言で見つめている。

 

「わたくしが、わたくしが逃げなければ、皆を生きているはずです、マチという人がいれば、こんなことには……だから、もう一人のわたくし、あなたはどうしたいんですか?」

 

「どうしたい、とは?」

 

「わたくしは、あなたと同じです、同じ人物ですから、ですからあなたも、この先失敗することがある、言い切れます、あなたは自己嫌悪するでしょう、それでも、これから生きていこうと思いますか?」

 

ここで死のう、ということなのだろうと、シンデレラは理解する……しかし。

 

「そちらのわたくしは失敗したわたくしなのですね……わたくしも失敗はありましたとも、マチ姉と赤ずきんさんが行ったとき、一人残ってしまい、ナイトメアと戦うマチ姉の姿を見ることすら、一緒に戦うことすらできなかった、確かに自己嫌悪はわたくしの性です、しかし、それでも、わたくしはそれ以上にマチ姉を……赤ずきんさんを慕っているのです、あの人達のためにも、わたくしは死ぬわけにはいきません」

 

もう一人のシンデレラは、驚き、苦笑をする。

 

「そちらのわたくしは、随分と、良い姉を持ったみたいですね、羨ましいかぎりです……あぁ、わたくしも、そこまで慕える人がいればもしかしたら……」

 

もう一人のシンデレラの身体が光の粒子になっていく。

 

「――あなたに、わたくしの全てを差し上げます、それでもブラッドスケルター化の危険があります、つまり失敗です……それでもあなたは」

 

「やりますわ、恐れはありますけどね」

 

「正直でよろしいですわ――では、あなたの旅路に幸あらんことを――」

 

もう一人のシンデレラは完全に光の粒子となり、部屋もまた、光の粒子となって、シンデレラに入り込んでいく。

その時に、もう一人のシンデレラの記憶が流れてくる。

 

「……そういうことですか」

 

シンデレラは記憶からあることに気づく……しかし、今は胸にとどめる。

 

「さて……これからが大変そうですね」

 

シンデレラの意識は現実へと帰っていく……

 

 

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