神獄塔メアリスケルター AnotherFinale   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)そろそろ11月、このまま止まらずに、行きたいですね


7話 橋立小女郎 後編

二人の意識が、戻ってきた最初に感じたのは、殺意だった。頭いっぱいに詰め込まれるその言葉に、二人の自我は失うと、橋立小女郎は思っただろう、しかし。

 

「わた……くしは、決めたんですよ、守られるだけじゃない、守る力が欲しいと!」

 

「えぇ、こんなところで、あたし達は、止まっていられない、だから!」

 

「「こんなもの!、制御して見せる!」」

 

――瞬間、二人の身体に変化が起きる。

赤ずきんの左手はピンク色のオーラだった獣の手が生物のものに、一体化していた鋏も、一本のピンク色の刃、本体は黒いものに、より鋭利となって、その手に握られ、洋服も現れ、獣耳が生え、瞳は通常のものとなった。

 

シンデレラの武器の具足も、硝子のような綺麗なものとなり、純白のドレスが身体に現れ、頭にティアラが現れる、まさにお姫様と形容できる姿となった。

 

「あ、ありえない、ありえない、ありないんだよ!」

 

橋立小女郎も憤怒の声を上げて、巨大な九尾の狐へと変貌する。

 

「ドウシテ、コンナ下等生物ゴトキに会得デキタンダァ!」

 

全方位に、青い炎を撒き散らす橋立小女郎、それを二人は回復し、強化されたその身体で難なく避けていく。

 

「凄いわね、力が際限なく溢れてくるわ」

 

「えぇ、これならいけるかもですわ!」

 

シンデレラは一瞬で、橋立小女郎の顔に距離を詰めて、蹴りを入れる、巨体が浮き上がり、血反吐が吐き出す橋立小女郎、しかし、すぐに反撃に出ようとするが、

 

「クソが!、ナメンジャ――!」

 

今度は腹、肩、脚と、連続で、宙に浮いてる間に、何度も何度も、身体に叩き込まれる。

 

「ガァァァァ!!、ダガ、、その12ダッシュ!、12秒しかもたないはず!、スグニ合間ヲ狙えば!」

 

「あぁ、そうですわね、ですが、それは()()()()()()()()

 

12秒経過しても、その蹴りは終わらず、むしろ慣れてきたのか加速し、更に巨体が浮き上がり、威力が上がっていく

 

「たぶん、今のわたくしの血式能力、秒から()に格上げされておりますわ」

 

(な!?、ヤバい、このままこの攻撃が続けば、うちの身体はもたない……なら!)

 

橋立小女郎の9本の尾の中に身体を隠し、防御姿勢に入った。

 

「あら、小賢しいですわね、ですが、ここは赤ずきんさんに任せましょう」

 

「えぇ、任されたわ!」

 

赤ずきんはその鋏を、振りかぶり、9回、それを振るった、瞬間、橋立小女郎を覆っていた9本の尾は切断される。

 

「なっ!?、だ、ダガスグニ再生……サレナイ!?」

 

「やっぱりね、あたしのボディニッパーも強くなったみたい、じゃあ、とどめはシンデレラ、今回はあんたも譲るわ、決めなさい!」

 

「えぇ!、やってやりますわ!」

 

シンデレラはその強力な足で、空気を蹴った、蹴った蹴った蹴った、はるか上空まで行くと、逆に地上に向かって蹴る、蹴る、蹴る、ソニックブームが発生するほどの速度で、橋立小女郎に向かっていき、そして。

 

「これで終わりですわぁ!!」

 

橋立小女郎の身体をビルへと押し潰し、床を破壊しながら、地面へと到達した。

ビルには大きな穴が空き、橋立小女郎の身体は人間へと戻った。

 

「がっ――ぐはぁ」

 

それでも瀕死ながら、橋立小女郎は生きていた。

 

「まだ生きてらっしゃいますのね、それじゃあとどめを」

 

「シンデレラ!、伏せろ!」

 

シンデレラは橋立小女郎にとどめを刺そうとしたとき、マチの声が聞こえ、反射的に伏せる、瞬間、ビルが完全に切り刻まれ、瓦礫が降ってくる。

マチはそれを砕きながら、メアリーを片腕で担ぎながら、シンデレラの元に降りてくる。

ビルは完全に崩れ、かぐや姫やメアリー、シンデレラ、赤ずきんも無事だ。

 

「な、何だったんですか!」

 

「……どうやら、橋立小女郎だったか、やつは()()らしいな」

 

「――あら、前座ではありませんよー、母は、ただの回収しにきただけですので、あしからず」

 

現れたのは、つうの母を名乗る、織姫、橋立小女郎を抱え、宙に、糸を使って立ち、マチらを見下ろしていた。

 

「ぐっ……こんな、うちがこんなことに」

 

「小女郎さん、やはり貴方はまだ浅い、それほどの力を()()()()のに、この有様では、マリアちゃんには程遠いですね、ま、今日もお眠り、母に抱かれてね」

 

「すみません……織姫――様」

 

橋立小女郎は眠りについた、そして、織姫はマチを見た。

 

「……我が子とは違い、貴方は完全な()()()のはずなのに、その力、とても空想だけでは達することは不可能、何者なんでしょうね」

 

「さぁ?、こればっかりはマチには皆目検討もつかん、それよりも、織姫に九尾の狐、お前らのその力の源がわかった気がするな」

 

「……へぇ、母によく聞かせてほしいですね」

 

織姫は柔和な笑顔でマチの言葉を待っている。

 

(……ヤバいな、橋立小女郎や影法師なんて雑魚に見えるくらい、えげつない力が感じられるな、マチがブラッドスケルター化すればなんとかなるか?、いや()()()()()()()()、赤ずきんもシンデレラも動けないし、さて)

 

「……織姫と彦星、中国の昔話(童話)で語られているが、もう一つの側面を持つ、()()、童話とは違った人々に慣習として、子供以外のものでも知られる物だな、擬態化すれば相当の力があるだろう、何せ世界中で知られていると言っても過言ではないからな。

影法師もアンデルセンの童話の中にあるらしいがかなり薄い、とても擬態化できるほどのものではないが、さて、何の伝説を()()()のかな?」

 

「……ふふ、賢しいとは思っていましたが、なかなかですね、マチ」

 

「ついでだ、橋立小女郎を向かわせたのは、目的はハーメルンだろう?、ハーメルンもまた悪い意味で伝説として知られているからな」

 

「まぁいなかったわけですし、骨折り損ですね……さて、時間稼ぎに付き合ったわけですが」

 

(バレてたか)

 

このまま戦うのか?、と、冷や汗をかく一同、しかし、援軍は現れる。

 

「織姫ぇぇぇぇ!!」

 

そのような大声が聞こえ、2つの影が、織姫に向かっていき攻撃を仕掛けるが、織姫の糸によって止められた。

 

「あらあら、懐かしい顔ですね、ふふ、()()()ではですが」

 

「お前らは……」

 

地下にて相まみえ、戦ったジャバウォック、いや、死後、ナイトメアの細胞を埋め込まれ、偽の記憶を与えられた悪夢少女(ナイトメア・ガール)の尖兵、茨木同時、そしてローザだ。




ジャンプ的展開?、うん、好きなんだバトル物
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