神獄塔メアリスケルター AnotherFinale   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)ダブル投稿やでぇ


幕間16 ナイトメア・ボーイ/ガール

「――ふふ、無様に負けてきたねー、お二人さん」

 

ある場所、ドロシーは玉座に座って、織姫とヤオと共に、影法師と、橋立小女郎を見下ろしていた。

 

「ど、ドロシー!、もっとだ!、もっとうちに力をくれ!、仲間だろう!」

 

「拙僧にも!、あのようなやつに負けたままではいられないですぞ!」

 

「……まず、影法師、きみは相性が悪いと知りながら、慢心して、マチに挑み、敗戦した、無様だね……」

 

ドロシーは影法師に合わせて、指を軽く下に振ると、影法師の左腕がぼとりと落ちた。

 

「ぁ?……あ、ぁぁぁぁぁぁ!?」

 

痛みは無い、まるで最初から無かったかのように、落ちた左腕は骨となった。

 

「あまりなめないほうが良いよ、君達はワタシによって死体となった身体に神獄塔のナイトメアの細胞を移植して、力を奮っているいまば道具、その腕はペナルティだよ、任務に失敗して、挑むべきではない相手に挑んだ」

 

「ひ、ひぃ……」

 

影法師は恐怖で顔が歪んでいる、それを見ていた橋立小女郎も、歯をガチガチと鳴らしている。

 

「だが、その姿勢は評価しよう、次こそはしくじらないこと、ワタシの命令絶対に、守ってね?」

 

「は、はいぃぃぃぃ!」

 

影法師は地面にめり込むような勢いで、土下座をする。

 

「で、橋立小女郎だっけ」

 

「う、うちだって負けただけだ!、それにイレギュラーがあったから、次はあんな失態」

 

「そうだね……きみは駄目だよ」

 

「へ?」

 

「優位な状況だったのに相手をすぐに殺さず、ただ待っていた、見ていたよ、細胞を通してね、完全な敗け、橋立小女郎、きみはもういらない」

 

「……ふざけないでよ、うちは、うちは出世するんだ、誰よりも有名になって、男どもを侍らせて、誰にもうちを、うちを否定させないんだよぉぉ!!」

 

橋立小女郎はドロシーに向かっていくが、その足が、手が、首が、一瞬のうちに斬られる。

 

「あっ?……」

 

再生しない、けど生きている、けど動けない、理解できない事柄に、橋立小女郎は思考が止まっている。

 

「ほほ、いい身体じゃよ、これは」

 

ドロシーの玉座の裏から、一人の少年が出てくる、黒い髪、異形の刀、和の鎧姿、その外見はどこかマチに似ている。

 

「て、めぇは……まさか!」

 

「ふふ、紹介するね、新しく橋立小女郎の代わりに入る新人くん、名前は確か……ハナサカだっけ?」

 

「ほほ、よろしく頼むの、まぁ、そこのおぬしとは、もう会うことはないじゃろうが」

 

裏から兵士達が現れ、バラバラの橋立小女郎を運んでいく。

 

「おい!、うちを!、うちをどうする気だ!」

 

「なに、少しナイトメアの細胞を増やすだけ、もしかしたら、生きて帰ってくるかもね……精神がどうなるかは知らないけど」

 

「や、や、やめろぉぉぉぉ!」

 

扉が閉じ、橋立小女郎の叫びは、虚しく遮断される。

 

「……さて、ハーメルンくん、出ておいて」

 

「えぇ」

 

天井から突き破って、道化師のような姿をした男が現れる。

 

「どうもぉ、ハナサカさん、同じ悪夢少年(ナイトメア・ボーイ)どうし、仲良くしましょう?」

 

「ふん、おぬしみたいなクズと仲良くする気はないな」

 

「つれないねぇ、ま、我としても堅物ショタ爺さんと仲良くできるとは思ってねぇけどねぇ」

 

「はいはい、じゃあこれで、ワタシ、織姫さん、ヤオちゃん、ハーメルンくんにハナサカくんに、影法師……一人いないけど、全員集合ということで、ワタシ達の目的言ってみようか、ヤオちゃん」

 

「……我ら、神獄塔を目覚めさせ、太陽に届かせ、世界を変える、世界を救う(コア)を作り出す、だったか」

 

「そそ、そろそろ核も集まってきたことだし、行動に移ろうと思っているけど、どする?」

 

「勝手にどうぞ、わたしらは、あんたに従う奴隷なんだから」

 

「奴隷とは思ってないよー、仲間だよ、ま、切り捨てるときは一瞬だけど、さて……織姫さん、()()()()どうなっている?」

 

「難しいわね、母でも手を焼く娘がいますから……確か、名前はアーサーでしたっけ?」

 

「アーサー、ね、そんなやつ、()()()()にいなかったはずだけど、まぁマチちゃんみたいな例があるし、イレギュラーは範囲内かな、さて、教団もそろそろお終いだし、その間に進めておこ、じゃ、解散!」

 

5人がそれぞれ散っていった後、ドロシーは一枚の写真を見る、そこには血戦の面々が写っている。

 

「後悔か……するのはやった後でも、別に良いよね」

 

ドロシーは血戦での思いにふけながら、一人眠りについた。

 

 

 

 

 

 

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