神獄塔メアリスケルター AnotherFinale   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)黎明 血戦 白月 処刑台少女 悪夢少女で更にジェノサイド・ガーディアン……多いな本当に


10話 ハーメルン編② ジェノサイド・ガーディアン

ジェノサイド・ガーディアン

血戦都市の外側にいる人々を護る組織、血戦に懐疑心を抱くものや、親、あるいは子を失ったものが所属し、男の大人も護るために動いている。

殺戮の守護者という意味の名前は、殺戮()()者のジェノサイド・ピンクとは違い、殺戮《から》守護する者という意味している。

ジェノサイド・ガーディアン、通称守護者は、血戦と同じく、血式少女(ジェノサイド・ピンク)が統括しており、その実力はナイトメア数匹すら圧倒できるほどとのこと、だからだろう、一部の人々からは恐怖の対象であるジェノサイド・ピンクがリーダーの組織は血戦同様に入りづらい印象がある。

 

元は散り散りのジェノサイド・ピンクが自衛、汚染動物を殺すために集まった者達であり、数十の様々なジェノサイド・ピンクがおり、リーダーのジェノサイド・ピンクに更生されており、優秀な兵士として働いている。

 

地下の黎明と同程度の環境であり、心が荒むかと思いきや、セラピストの働きでそれは無いに等しく、皆、今を不安はあるが笑顔で生きている。

 

そんな組織に、ハーメルンらは訪れることとなった。

 

「なぁ、グレーテル、何故そのようなところに行かねばならんのだ?、それでは血戦と同じような気がするが」

 

「あら、そんなことは無いわよ、なんでも血戦よりは敷地は少ないから暴走しても止められるジェノサイド・ピンクが多いし、リーダーらしいジェノサイド・ピンクは、マリアチャイルドと肩を並べる、とか噂で聞いたわ」

 

「噂なのか……」

 

「ところで、ハーメルン、眼帯の感じは良好かしら」

 

ハーメルンは右目の黒を隠すためにマリアチャイルドから貰った今つけている眼帯に触れる。

 

「おう!、良い感じだ!、われとしてもなかなかカッコいいと思えにょだが」

 

「グレーテル、ハーメルン、そろそろ……」

 

ヘンゼルの言うとおり、大きな木で作られた壁が見えてくる、門の前には二人の少女が陣取っており、ハーメルンを見ると、見るからに敵意を向けてくる。

 

『『何者だ!』』

 

3人が近くまでくると、門番のふたりは槍を門の前で交差させる。

 

「わ、われは」

 

「私はグレーテル、こちらはヘンゼル兄さん、それとこの子はエリザよ」

 

「な!?、われは」

 

ハーメルンは自分の名を言おうとするが、グレーテルに口を手で押さえられる

 

いい、ハーメルンっていう名前はどうやら地上にもあるみたい、それも大罪人として、あまりおおっぴらに言うのは不和の元だから偽名は必要よ

 

わ、わかった、われはエリザだな

 

『何をコソコソとしている!』

 

「ん、僕ら、流浪のジェノサイド・ピンク、だから、ここに住まわせてほしい」

 

『ジェノサイド・ピンクか……』

 

門番の一人がピンク色の血液が入った瓶を取り出し、その中の液体を軽くヘンゼルに浴びせる、当然ヘンゼルの瞳はピンクになった。

 

『なるほど、では、他の二人もだ』

 

同じことをグレーテルとハーメルンにすると、同じピンク色の瞳になった。

 

『よし!、入れ、アーサー様のもとまで連れて行く』

 

門番の一人が、門を開き、3人を案内する、中はそれなりの木の作りの建物が並び、奥には大きな建物が存在する、門番は大きな建物のドアを開き、門番は外で待機することとなる。

 

「後の案内は、ケン様にお願いすることとします」

 

門番はドアを閉める、中は明るく、電気が通ってるようだ、しばらく3人が待ってると、部屋の奥から一人の男が現れる。

 

「ようこそ、俺はジャック」

 

「にゃ!?、にゃにぃ!?」

 

確かに、ジャックと似ている外見だと3人は思える、しかし頭の耳や、飄々とした雰囲気から絶対に違うと断言できる。

 

「くふっ、嘘だよ、俺がケンだ、アーサーがお待ちだ、ついてこい」

 

ケンはそう言って、階段を上がっていく。

 

「ま、待て!」

 

3人もそれに続いて、階段を上がる、上がり切ると、部屋のドアがいくつかあり、一番左奥のドアをケンが開く。

 

「アーサー、シャーロット、連れてきたぞ」

 

3人が中に入ると、書斎のような部屋に、豊かな胸の、黒髪の女性と、騎士のような姿の金髪の少女がそこにいた。

 

「あら、来たみたいよ、アーサーさん」

 

「そうだな」

 

「おいおいおい!、そのタンパクな反応はねぇんじゃないかぁ?」

 

どこからともなく、声が聞こえる、男の声だ、ケンの口は動いておらず、3人は少し動揺している、いや、グレーテルだけはその正体に気づいてるのか、興味深そうに、アーサーを見ている。

 

「お?、嬢ちゃん、早速俺っちのことに気づいたみたいだなぁ、見えないが良い女の視線だぜ」

 

「黙れカリバー、口を開けていいと言った覚えは無いわよ」

 

「へいへいわかりやした――なんて言うと思ったか!」

 

アーサーが腰につけていた鞘に入った剣が一人でに飛び出し、宙に浮く。

 

「な!?、何だ何だ!?」

 

ハーメルンは更に動揺するが、

 

「わぁ、凄いね、グレーテル」

 

「えぇ、これも擬態化によるものかしら、ならこの剣もメルヒェン?」

 

ハーメルンをそっちのけに、ヘンゼルとグレーテルは宙に浮く剣を凝視している。

 

「ふふふ、メルヒェンとはシャルロットが言っていた汚染動物のことだろうが俺っちは違うぜぇ?、俺っちはエクスカリバー!、アーサー王()()の主人公的剣だ!」

 

「そろそろ黙ろうかカリバー」

 

アーサーは軽く跳躍して空のエクスカリバーを掴み、床に何度も叩きつける。

 

「おま!?、や、やめろぉ!、欠ける!、(俺っち)が欠けるぅ!」

 

「なら、黙れ」

 

「へい……」

 

アーサーは鞘にエクスカリバーを収め、ハーメルンに向きなおる。

 

「ようこそ、血式少女の皆さん、ワタシがこのジェノサイド・ガーディアンのリーダー、アーサーだ、ま、この名前は()()()()()()()

 

「へぇ、つまり貴方はアーサーのジェノサイド・ピンクというわけではないと」

 

「そう、理解が早くて助かる、それでこの人は」

 

3人はシャーロットと呼ばれた女性を見る、ハーメルンとグレーテルはどこか懐かしさを覚える、が、彼女のことはまるで知らない。

 

「どうも、私はシャーロット、()()()()()()ハーメルンちゃん、グレーテルちゃん」

 

「……へぇ、面白いことを言うわね、貴方」

 

やはり地上は面白いことで満ちていると、気分が高揚する、グレーテルだった。

 

 

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