神獄塔メアリスケルター AnotherFinale   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)ここで一旦ストップ


3話 前の世界 今の世界 血戦都市 後編

「どうして……わたしが……」

 

アリスはそのもう一人の自分の死体に触れようとする、しかし、その手をカーレンの手によって握られて止められる。

 

「話は最後まで聞こ?♪」

 

「ふーん……ほい」

 

それと同じタイミングにマチさんがもう一人のアリスの死体に触れる、するとすぐにマチさんの様子が変わる、冷や汗が流れ、呼吸が少し荒くなっている。

 

「――なるほど、お前らはこうやってマチ達を知ったと」

 

「マチ!、大丈夫!?」

 

「凄い汗ですわ、いったいどういうことですの?」

 

赤ずきんとシンデレラが心配になって駆け寄った、マチさんは大丈夫だと、親指を立てるけどかなり辛そうではある、何か起こったのだろう、あの死体に何が……。

 

「これは〜……どういうことですの、マリアチャイルドさん」

 

かぐや姫の問に、マリアチャイルドはため息を漏らす。

 

「はぁ、それを今から言おうとしてたのに間髪入れずに貴女達が触れたので言うタイミングを見失ってました、わかりやすく言うと」

 

「知らない白い血式少女隊の服のアリスの視点が早回しで頭の中に流れ込んできた、全部わかってしまうし、死ぬところまで流れるから本当に辛いなこれ、アリスがナイトメアってマジだったんだな」

 

「……………マチさんの言うとおりです」

 

言いたいことを取られて若干マリアチャイルドの眉間にシワが寄ったり、青筋が浮き上がってる。怒る手前なのがわかる。

 

「マチさん、この先はマリアチャイルドに譲りましょう」

 

「ん?、まぁそうするか」

 

「ふぅふぅ……で、アリスさん、貴女は一番触れてはまずいでしょう、なんせ前の世界

のことです、実体験として覚えてしまい、最悪重度のブラッドスケルター化が予想されます、簡単に戻れませんし、心が強い負担が残るでしょう」

 

「……なら、この私はなんなんですか、前の世界というのはおつうが言っていた世界なら、私が2人いることになるんですが」

 

「それについては私でもわかってない、ただ」

 

パキ、そんな音がマリアチャイルドの声を遮ったかと思うと、マリアチャイルドの後ろの壁が壊された。

 

「……早いな、もう来てしまったのか」

 

壁を破壊したソレは、素早く移動し、死体に向かっていく、それに反応したのはカーレンだった、カーレンはソレと死体の間に入り、ソレは脚を振るい、攻撃してくる、それらをカーレンは脚で捌き、逆に一撃蹴りを入れた、やはりかなり強いな、ここの血式少女は。

 

「………」

 

ソレが止まったことで、やっと僕らでも視認できるようになった……小さいが、それは僕らは見覚えのある人だった。青い長い髪、シンデレラだ。

 

「こ、今度はわたくしですの!?」

 

その小さいシンデレラは、白の血式少女隊の服を着ており、両脚にはマモルと似たような傷跡がついている。

 

「やっぱりだ……つう、これって」

 

「あぁ、僕がいた世界で間違いない、でも何故ここに存在しているんだ」

 

「………」

 

小さなシンデレラには感情と言えるものが伝わってこず、

ただ前の世界のアリスをじっと見つめている。

 

「とりあえずは、アリスの死体が目的なんでしょ、渡したくないなら、応戦しないと!」

 

「わかってる!」

 

僕はメアリガンを抜き、つうもメルヘンスケルター、ジェイルで身につけた制御されたブラッドスケルター化を行った。

 

「――戦力確認、作戦実行を不可と断定、帰還します」

 

最初に初めて発したのは機械のような声だった、そう言って小さなシンデレラは先程壊した穴からなんの躊躇なく飛び降りた。

 

「!、待て!」

 

つうは追いかけようとしたが、既に小さなシンデレラの姿は無かった。

 

「……マリアチャイルド、何かわかってることはあるのか、それと、この僕の姿に何の驚きもないみたいだけど」

 

「……まぁわかってることですと、この世界が異常であることと、メルヘンスケルターは既にこちらでもできることかな」

 

メルヘンスケルターのことまで……いや、なんでメルヘンスケルターという名称を?、それに血式少年少女戦線……、こちらと同じことを何故?。

 

「何故メルヘンスケルターという名称が同じなのかって聞きたいのだろうけど、簡単な話さ……そちらと繋がりがあるやつがいるっだけ、そうだね、フユさん」

 

その言葉に、全員の目が、フユさんに注がれる。

 

「……はぁ、今まで言わずにすまなかったね、いろいろとバレると危険な任務だったもので」

 

フユさんは懐からカードを取り出す、そこには、[血式少年少女戦線 研究班 班員 フユ]と書かれている、写真には子供のフユさんが写っている。

 

「ふーん……そ、まぁ裏切ったわけじゃないからマチとしては別に」

 

「うん、あたしも別に驚きはしてもそんな黒い気持ちはないかな」

 

皆、フユさんが戦線の人でも関係ないと言った感じだ、僕としても、今までのいろんなことの合点が言った感じだ。

 

「さて、まぁこの先はご自由に、もう皆解散で良いだろう、知りたいこと、前の世界のこととかは自ずとわかるはずだよ」

 

「じゃあ僕から最後に一つ聞いていいですか、マリアチャイルド……さん」

 

「何かなジャックくん」

 

「あなた達の目的はなんですか」

 

「決まってるだろう、今までのお前達とは逆さ……()()()()()()()()()だよ」

 

それは、確かに僕たちが今までやってきたことの逆の目的だった。

 

 

 

 

 

 

 

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