NEON GENESIS EVANGELION RETROGRESSION 作:ASNE
今回、一部残酷な描写があります。お気を付けて。
愛の言葉をお互いに囁きあった二人は、まだ慣れておらず、また恥ずかしいため顔を真っ赤にしてしまう。
「……」
『……』
無言で頬を赤らめ、俯く二人。しばらく沈黙した後、シンジはぎこちなくアスカに話かけた。
「じ、じゃあ……待ってるから」
『う……うん。じゃあ、なるべく早くそっちに行くから。じゃあね』
アスカが電話を切る音がしたので、シンジは耳から電話を離し、父に返そうと彼の方を向いた。ゲンドウは……はたから見ると分からないが、実はニヤニヤしている。
「……は、はい。ありがとう、父さん」
一瞬そんな父に何か言おうかと迷ったシンジであったが、結局何も言わず携帯を返した。
「ああ。……そう言えば、住む所はどうする?」
住む所。そう言われてシンジの脳裏にフラッシュバックしたのはコンフォート17での偽りの、それでも暖かい『家族』との暮らしだった。
「……僕は、ミサトさんとアスカと一緒に住みたい。あの頃の暮らしは、確かに歪で本物じゃなかったかもしれない。……でも、それでも僕らにとっては『家族』の生活だった。僕とアスカが壊してしまった生活を、取り戻したい。……『本物』になりたいんだ」
己の固い決意を、父ゲンドウに伝えるシンジ。ゲンドウは、その思いを汲み取ることにした。
「……分かった。そのように手配しておく」
「ありがとう、父さん。……本当は、父さんとも一緒に暮らしたいんだけど……これから忙しくなるでしょ?」
「……ああ。別に、シンジが気にすることではない。全てが終わった後……ゆっくり考えるとしよう」
「……うん」
「では、私は仕事に戻る。シンジ……今日はゆっくり休め」
ゲンドウはそう言ってシンジに背を向けると、その場を去っていった。シンジはゲンドウを黙って見送ると、彼も病院を去って行った。
三日後。ゲンドウは人類補完委員会からの招集を受け、リモートで会議に参加していた。
『使徒再来か。あまりに唐突だな』
『十五年前と同じだよ。災いは何の前触れもなく訪れるものだ』
『幸いとは言える。我々の先行投資が無駄にならなかった点ではな』
『そいつはまだ分からんよ。役に立たなければ、無駄と同じだ』
『左様。今や衆知の事実となってしまった使徒の処置。情報操作。NERVの運用は全て、適切かつ迅速に処理してもらわんと困るよ』
「……その件に関しては、既に対処済みです。ご安心を」
その後からの委員会のメンバー四人からの言葉は、叱責に近いものに変わった。
『しかし碇君。NERVとEVA、もう少し上手く使えんのかね?』
『実戦配備され、初陣の初号機の原因不明の暴走。本当に信頼の足る代物なのかね?』
『聞けばあのおもちゃは、君の息子に与えたそうではないか』
『それに加えて、弐号機パイロットの勝手な転属。君には、もう少し自覚を持ってもらわねばな』
『左様。君の仕事は、これだけではあるまい』
モニターに映し出されたのは……『人類補完計画』と書かれた文書。
『人類補完計画。これこそが君の急務だ』
『左様。この計画こそが、絶望的状況下の唯一の希望なのだ。我々のね』
それに続いたのは、バイザーを付けた老人。―ゼーレの実質的な支配者であり、全ての黒幕でもあるキール・ローレンツだ。
『いずれにせよ、使徒再来による計画スケジュールの遅延は認められん。予算については、一考しよう』
『では、後は委員会の仕事だ』
『碇君、ご苦労だったな』
キール以外の四人の映像が切れ、姿が消える。
『碇、後戻りはできんぞ』
キールもそう言い残し、通信を切った。
「……勝手に後戻りの出来ない、袋小路の破滅の道に進むがいい、ゼーレ。我々はいずれ、貴様らを滅ぼす」
ゲンドウにはもう、ゼーレに対する信頼は置いていない。……いずれ、NERVとゼーレは、雌雄を決するのだから。
同時刻、三日間昼夜を徹した第三の使徒の解体作業がようやく終了し、その陣頭指揮を執っていたミサト、リツコ、マヤはNERV本部に帰着することが出来た。
「ふー。やーっと解放されたわ……」
「本当、お疲れさまでした。葛城さん」
「……そー言えばリツコ、シンジ君は?」
「……相変わらず抜けてるわね、ミサト」
「ぬわーんですって!?」
廊下を歩きながら、隣を歩くリツコに噛みつくミサト。一歩後ろを歩くマヤは、アハハと苦笑していた。
「シンジ君は、本部に寝泊まりしながら先の戦闘についてのレポートを提出。その後は、レイのお見舞いに行ったり、本部内を散策して自由に過ごしているわ」
「……そ。メンタル面の問題は?」
「先の暴走に近い状態の影響は、ほぼ見られないそうよ。精神汚染の可能性は、ほぼゼロと言っていいわ」
「ならいいんだけど……」
このように一見普段通りの会話をこなしているように見られたミサトであったが、内心は違っていた。
(あの戦闘の後、シンジ君は碇司令に呼び出された。確かにシンジ君は何かを知っている。……あの後、リツコたちの雰囲気が変わった。柔らかくなって、棘が取れた気がする。この三日間後始末に忙殺されてたからシンジ君に会えてないのよね……会って確認しないと)
一方その頃、アスカはというと、ゲンドウの手配したNERVのプライベートジェットに乗り、日本に向かう道中にあった。その中でここ数日の疲れからか、うとうとするアスカ。彼女は、夢を見ていた。
アスカが気が付くと、彼女はいつの間にか再び二号機に乗り、あの悪魔の如き量産型シリーズと対峙していた。
「またこいつらと戦えって?……やってやろうじゃない」
アスカは足元のペダルを踏みこみ、再び量産型エヴァに挑もうとした。その瞬間、アスカの周りのものが全て消滅し、生身で真っ暗闇の中に囚われる。
「なにこれ、どうなってんの!?」
辺りをキョロキョロし、戸惑うアスカ。その瞬間、人間サイズになった量産型エヴァがアスカの右腕に噛みついた。
「え!?」
そのままアスカに量産型エヴァが群がり、再びアスカを捕食してゆく。
「嫌、いや、イヤ!」
アスカは自分が食い荒らされ、臓物や血液がまき散らされる激痛に襲われ、恐慌状態となる。その時だった。
「……スカ。アスカ。アスカ!」
自らが揺さぶられる感覚を覚え、飛び起きるアスカ。その隣には、彼女の肩に手を置いて心配そうにしている加持の姿があった。
「はあ、はあ、はあッ……。ゆ、夢……?」
「大丈夫か、アスカ?ひどく魘されていたぞ」
「え、ええ……。ちょっと、悪夢をね」
(ひっどい夢だったわ……。……やっぱまだ乗り越えられてない、か……)
アスカがトラウマを乗り越えるには、いましばらく時がかかるようだ。
「……よろしいのですか?」
「ああ。息子は君に預けよう、葛城一尉。……レイの怪我が癒えれば、彼女も君に預けるつもりだ」
ゲンドウの部屋にシンジと話す前に呼び出されたミサトは、ゲンドウから思わぬ指示を受けていた。シンジが来る前までは、何処か冷酷でNERVの下の人間とは距離を置いているように感じられた碇司令。その壁が今は……感じられない。
(一体、何があったの……?)
「さらに、これは極秘情報だが……加持リョウジ一尉とセカンドチルドレン、惣流・アスカ・ラングレーが本日到着予定だ。彼らも、君に任せる」
「!何故、彼らを?」
「必要だから呼んだまでだ。……以上だ。もう下がりたまえ」
「了解、しました……」
ミサトは納得は出来なかったが……彼女もまた一組織の人間だ。上からの指示には……従わざるをえない。踵を返し、出口へ向かうミサト。出口のドアに差し掛かったところで、ゲンドウが呼び止めた。
「葛城君」
「……何でしょう?」
「息子の、フィアンセを頼む」
「!?」
ミサトは驚きで振り返ろうとしたが、無情にも自動ドアが閉まる。ゲンドウがそれを見て密かにニヤリとしていると、後ろに控えていた冬月がぼそりと言った。
「……意地が悪いぞ、碇」
碇司令から最後に爆弾発言を投げつけられた後。ミサトは自分の部屋でデスクワークに打ち込んではいたが、その実全く集中できていなかった。
(アスカがシンジ君のフィアンセって……一体何があったのかしら……。アスカは確か、加持君にご執心だったはずだけど……)
ミサトがこのように思考に耽っていると、コンコンとドアを叩く音がして人が入ってきた。入ってきたのは、自分が今一番話したいと思っていた少年、シンジ君だ。
「ミサトさん、加持さんとア……惣流さんが到着したそうです」
「そ、そう……。それにしてもシンジ君、よくここが分かったわね」
「オペレーターの日向さんに教えてもらいました。後、父さんからほぼすべての場所へのアクセス許可は貰いましたし」
その一言で、ミサトの表情が険しいものに変わる。
「……シンジ君、一体何をしたの?あなたが司令の部屋に呼び出された後、明らかに碇司令と冬月副司令、それにリツコの雰囲気が変わったわ。何を知っているの、あなたは?」
ミサトのデスクの前に立つシンジは、苦笑しながら答える。
「……ちょっと話をしただけですよ。大丈夫、ミサトさんにも話しますよ。……二人が到着したら、すぐにね」
シンジは明らかに、アスカと関係があると言外に言っている。何としても……確かめなければ。
シンジはミサトと連れ立って、NERV本部の出入り口へと向かう。その道中、ミサトの張り詰めた空気のためか二人は終始無言だった。
(やっぱ疑われてるな……流石ミサトさん)
ミサトたちはオンボロのルノーに乗り、貨物列車を使ってこの前とは反対に、ジオフロントから地上に出る。地上の出入り口につくと、そこには二人の人影があった。その二人は、長髪のダンディーな男性と、赤がかった金髪の、美しい少女。
シンジはルノーが停まるとすぐにドアを開けて走り出す。彼の姿を認めた少女―アスカも走り出した。二人は同時に腕を広げると、相手を抱きとめ、お互いに腕の中に包み込む。時間を遡る前は、一度もしなかった行為だ。お互いの体の柔らかさと暖かさを感じる二人は、今まで感じたことのない安らぎを覚えていた。
(アスカの匂いがする……。それに、暖かい。ヒトと抱き合うって、こんなに暖かいんだ……)
(シンジの匂いがする。いい匂い……それに、抱き合うのってこんなに心地いいんだ……)
二人は安らかな笑顔を浮かべ、お互いの肩に顔を埋める。ミサトと加持は、その様子を呆然として見ていた。
しばらくした後、ソフトなバードキスをし、照れくさそうに小さく笑うシンジとアスカ。二人は体を少し離し、ミサトと加持に堂々と笑顔で告げた。
「「僕(アタシ)たち、恋人なんです(なの)」」
「「はあ!?」」
所変わって、コンフォート17のミサトの部屋。アスカとシンジは隣り合って座り、反対側に同じく並んで座る加持、ミサトと正面から向き合っていた。二人の表情は硬く、対照的にシンジとアスカはリラックス気味だ。
「……ま、二人共気になってるだろうし単刀直入に言うわ。……アタシたち、未来から戻ってきたの。―サードインパクトが起きた、未来から。バカバカしい話だと思うけど、ホントだから」
「「!?」」
驚愕半分、訝しさ半分だ。……無理もないが。
「……証拠は?」
加持が冷静さを取り戻して尋ねてきたので、シンジとアスカは両目を赤く染めると、ゲンドウたちにしたように二人にサードインパクトが起きる直前付近の記憶をインストールした。……加持の死の記憶のおまけ付きだが。
「「ぐうッ!」」
流石軍人とスパイ、といったところだろうか。前回よりも二人は早く、立ち直る。
「……どうして、加持君が死ななきゃいけないの?」
ミサトの声は涙に濡れ、震えてしまっている。俯き、目尻から涙が伝う。
「……ミサト……」
加持も己とミサトの死に動揺してしまったのか、ミサトの呼び方が恋人時代のものに戻ってしまっている……それ程の衝撃だったのだろう。アスカとシンジも、表情を曇らせている。
「……加持さん、真実を知りたいって。自分たちを変えてしまった、全ての真相を知りたい。そのためにトリプルスパイなんて危険なことまでして……最期にはミサトさんに全ての真実を送って……殺されました」
シンジは途切れ途切れに、二人に真実を告げた。シンジもアスカも、その顔色は暗い。
「……その真実ってのが、人類補完計画のほぼ全て。セカンドインパクトに端を発した、使徒のお話よ。……人類、第十八の使徒リリンが群体生物から、ここに襲来してくる使徒と同じ単体生物への人工進化。それが、サードインパクト」
アスカがシンジから説明を引き継ぎ、人類補完計画の核心、その概要に触れた。
「人間が……使徒!?」
「そ。アタシとシンジは、群体でS2機関を持たない人間から使徒の力を覚醒させた、言わば新人類、”ニュータイプ”ってとこね」
「アスカを贄とし、僕と初号機を依り代にしたゼーレのサードインパクトは失敗に終わり、ヒトの形を取り戻せたのは僕とアスカだけ。その結果この力に覚醒して、その力の大半を使ってこの世界を再構築したんです」
「……その口ぶりだと他にもあるように聞こえるんだが……」
加持の指摘に、シンジは嫌悪感を滲ませながらその答えを告げた。
「……サードインパクトは二つありました。父さんは、ゼーレの思い通りにするつもりはなかったんです。父さんの目的は、母さんにもう一度会うこと。そのために、第一の使徒アダムを取り込んで、心をほとんどなくした綾波と融合させて一つになろうとしたんです」
「……どうして、レイと?」
ミサトに応えたのは、やるせない表情をしているアスカ。
「……あの子は、ヒトじゃない。さっきアタシたち、目が赤くなっていたでしょ?赤い目は、使徒の力を持つ証。碇司令たちがシンジのママ、碇ユイ博士を初号機からサルベージしようとして失敗し、今のレイの『素体』が生み出された。その肉体に、NERV本部の地下に封印されている第二の使徒、リリスの魂を入れた。―それが、『綾波レイ』よ。レイは例え肉体が滅びたとしても、増産された素体に魂を移し替えることが出来る。その素体は、初号機のダミープラグに使われているわ。……胸糞悪い話よ。あの子は、レイは人形じゃないってのにッ……」
アスカは拳をテーブルに叩きつけ、怒りで歯を剥き出しにして食いしばる。シンジはアスカをなだめるようにそっと手を置いた。ミサトと加持は、次々と明らかにされる衝撃の真実に呆然としている。
「ちょ、ちょっと待って。……えっと、つ、つまり、レイは人間じゃなくてクローンみたいなもので、それがダミープラグに使われてて、シンジ君のお母さんがエヴァに入ってて、えっと、えっと……」
ミサトは頭がパンクしてしまい、何が言いたいのか分からなくなってしまっていた。シンジは苦笑し、ミサトを落ち着かせようと言葉をかける。
「落ち着いて下さい、ミサトさん。……要は全部父さんたちが全て仕組んでいたことだったんです。僕たちを選出したマルドゥック機関は、ダミーです。何故なら、エヴァ初号機と弐号機には僕らの母親の魂が封じられていて、僕ら以外にはシンクロ出来る人間はいないから。初めから僕らの運命は定められていた。―エヴァに乗り、その心を壊して、サードインパクトの生贄に捧げられる運命が」
「そんな、そんなことって……私は、何てことを……」
「……」
ミサトはあまりにも過酷すぎるシンジたちの運命に言葉が詰まる。それと同時に、自分がエヴァを使って使徒に復讐しようとしたことが、シンジたちの心を壊し、サードインパクトを引き起こしてしまった、ということに自己嫌悪の感情が沸いてしまう。
一方加持は、己の知りたかった真実があまりにも残酷すぎたため、言葉が出ない。
「ミサト、あんまり自分を責めないで。アンタも、被害者だってことは分かってる。……サードインパクトも、セカンドインパクトも全てゼーレっていう組織が仕組んだことだった」
「ゼーレ?」
ゼーレの名前がはっきり出た瞬間、加持の顔色が一瞬変わる。
「加持さんが、情報を探るためにNERVと日本政府と、掛け持ちしてトリプルスパイをしていた所です。今言ったことの大半は、ミサトさんが戦自侵攻の時に、加持さんが送ってきた情報を元に話してくれました。……本当に、ミサトさんを愛してたんですね。加持さん」
「シンジ君、それは……」
加持は慌ててシンジに手を伸ばしたが、その手をミサトが掴む。
「加持君、本当?」
「あ「そうよ、ミサト。加持さんはアンタのために、命を賭けてまで真実を追い求めた。……ミサトが己を振った本当の理由を、明らかにするためにね」……おい、アスカ……」
己のセリフをアスカに思いっ切り遮られてしまい、加持はアスカを責めるように見る。アスカは舌を出し、誤魔化すように言った。
「てへへ。でも、ホントのことでしょ?」
「……まあ、そうだがな……」
加持は一つ溜息を吐くと、隣に座るミサトに向き直り、右手を取った。
「あ……」
「ミサト、愛してる。俺と……結婚してくれないか?」
「私で、いいの?」
「君が、いいんだ」
「……リョウジ……」
「ミサト……」
二人の唇が触れ合い、情熱的なキスを交わす。アスカとシンジは顔を見合わせ、クスリと笑う。
二人がそっと唇を離すと、アスカがパンパンと手を叩いて加持とミサトの意識を引き戻した。
「ほらほら、話はまだ終わってないわよ」
「あ、ゴメン、二人共……」
「すまん、つい熱くなった」
二人は少しやりすぎたと反省し、頭を軽く下げる。アスカは若干あきれ顔になりながら、話を本題に戻した。
「ま、いいけどさ……。さて、と。アタシとシンジは、平穏な日常を送りたい。けど、襲ってくる使徒とゼーレを倒すには力がとても足りない。……力を、貸してくれる?」
「僕からも、お願いします」
今度はアスカとシンジが、頭を下げる。加持とミサトはお互いに頷きあった。
「勿論だ。微力ながら、お手伝いさせてもらうよ」
「ええ。私たちで、良ければ」
こうして四人は、手を取り合い、共に歩むことになるのであった……。
加持とミサトに真実を明かし、力を貸してもらえることと相成りました。彼らはこれから、存分に対使徒、ゼーレ戦においてその力を発揮してくれるでしょう。
シンジたちは来るべき戦いのため、対策を練り始める。
その一方でシンジとアスカは、二度目の転校を果たすのであった。
次回、NEON GENESIS EVANGELION RETROGREESION
「Second contact」
さあて、次回もサービスサービスゥ!