ようこそ2人の最高傑作がいる学校へ   作:クリッピー

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初めての小説です。
よろしくお願いしますm(*_ _)m


プロローグ

 いきなりだがあなたに質問する。

 

 人間は平等だと思うか?

 

 

 

 ちなみに俺は全くそうとは思わない。

 

 人間は「平等平等」と謳いながら、自分より下の者を見下し、上の者には媚びを売る。

 

 いじめられている子がいたとしても何もしない、無視するのが当たり前。

 

 そのくせ「平等」がどうとか。

 

 実に口だけ達者なのが人間だと思っている。

 

 

 

 それでももし、君がまだ平等と思うなら、俺が今までに過ごした日々について話すから少し考えてほしい。

 

 

 

 

 

 俺は裕福な家庭に産まれた子供で、父親は日本でかなりの権力を持った人物。

 母親は一度も顔を合わしたことがないが、誰にでも手を差し伸べる、優しき人と聞いている。

 

 

 そんな2人の間に産まれた俺は物心ついた頃から父親の方針によって、勉強、スポーツ、武術など幅広い分野のことを身につけさせられた。

 

 どれも幼かった俺にとっては酷なことで、何度も挫折をしかけた。

 

 だが、途中で投げ出すようなことは一度もやらなかった。

 

 それは兄の影響が大きかっただろう。

 

 

 俺の兄は6つ上で、何をやらせても完璧にこなす、いわゆる生まれながらの天才というやつだ。

 

 俺はそんな兄の背中をずっと見て育ち、追いかけていた。

 

 

 

 兄は小学1年の時、あらゆる分野で才を発揮した。

 子供とは思えない程の頭脳と身体能力。

 それを全て把握し、適切な場面で使い分けるその姿は、子供の域を逸脱していた。

 

 色んな方面で名を馳せ、俺が小学1年の時、その頃中学1年だった兄は、世界的に有名な会社にスカウトされ、そこへ所属することになった。

 

 

 

 周りの人間は兄を称賛し、それと同時に俺は兄と比較された。

 

 

 『お前の兄が簡単にできたことをなぜお前はできない』と。

 

 

 毎日のように俺は兄と比較され、『不良品』『出来損ない』と毎日のように言われた。

 

 努力が一切報われない。

 

 褒められることよりも、罵倒される日々が続いた。

 

 

 

 俺にとってはそれが苦痛でしかなかった。

 

 

 

 

 

 それから1年後、俺の父親は、俺を『とある施設』にいれた。

 

 その施設で行われていた内容は、本当に酷いものだった。

 

 

 薬品の匂い、人の頬が叩かれる音、骨が折れる音、泣き声、そして血や肉が焼ける匂い、肉が切れる音、銃声。

 

 

 

 ある日は全身アザだらけになり、違う日には1日中飲食禁止の時もあった。

 

 

 毎日が地獄だった。

 

 

 何度も何度も死にたいと思った。

 

 

 

 

 

 俺が施設に入ってから1年目、だんだん周りの子が消えていく。

 

 

 

 2年目、同学年は俺を合わせて8人になった。

 

 俺の心に大きな穴が空いたのもこの時だろう。

 

 

 3年目、俺はその施設で『最高傑作』と言われるようになった。

 

 この時には、俺の感情はほとんど死んでいた。

 

 

 

 そして施設に入って4年目の冬、俺の父親がやってきて、俺を施設から出してくれた。

 

 

 

 俺はこの時光を見た。

 

 

 やっと、みんなと同じ生活ができる。あの地獄から出られると。

 

 

 だがそれは一瞬にして、夢へと変わった。

 

 

 

 

 

 施設から出た俺は、海外の別荘に行かされた。

 

 その別荘は山奥にあり、着いて間もないのにも関わらず、俺はそこを追い出され、1人雪が積もる山でサバイバルをさせられた。

 

 

 持ち物はなし。

 

 周りには飢えた肉食動物ばかり。

 

 毎日が死と隣り合わせだった。

 

 

 俺は明日を向かえるために死に物狂いでそれらを屠った。

 

 

 

 

 

 そして春になり、俺は別荘へと帰ることができた。

 

 山に入って、1度も風呂に入ることがなかったので、相当臭かったと思う。

 

 けれども、俺にとってはどうでもよかった。

 

 

 なぜなら、ここは安全で、死と隣り合わせの場所じゃないから。

 

 

 

 別荘へと帰った次の日、俺は日本に帰国し、父親によって名門中学校へと入学させられた。

 

 俺が夢に思っていた普通の生活が現実になったことは少し嬉しかった。

 

 この時から、何故か父親が俺に対して何も話さなくなった。

 

 

 

 少し時間が流れ、中学1年の2学期の初め、俺は1つのことに気が付いた。

 

(周りの奴らのレベルが低すぎる)

 

 俺は英才教育で培った、一般大学生と同じぐらいの知識があり、それは色褪せることはなく全て憶えていた。

 

 だから俺にとっては、周りが難しいと思っている問題でも簡単に解くことができる。

 

 運動面でも英才教育、そして『あの施設』によって賜った身体能力をフルで活かすことが出来た。

 

 

 

 だが俺はそれらの実力を隠して生活していた。

 

 

 

 定期テストでは毎回平均ぐらいの点数を取り、運動面でも平均ぐらいをキープしていた。

 

 そんなことをしても父親は俺に何も言われなかった。

 

 

 

 そして中学3年の冬、俺は全国屈指の名門校、東京都高度育成高等学校を受験した。

 

 テストでは、全テストで満点を取って目をつけられるのが嫌だったので、全テストの合間の休憩時間に1〜10のトランプを使い、引いた数字の×10がテストの点数になるように調整した。

 面接では、普通の中学生を演じた。

 

 

 

 合格発表日、家に合格通知がきたので俺は素直に喜んだ。

 

 けれども父親は、特に何も言わなかった。

 

 俺はこの時思った。

 

 

 

 俺がどこにいったとしてもどうでもいいんだなと。

 

 

 父親に見捨てられたんだなと。

 

 

 

 

 

 

 こんな人生を歩んできたんだが、もし人が平等ならこんなことにはなっていないだろう。

 

 ある条件を出せば人全てが平等になるかもしれないが、それは現実から目を逸らしているからだ。

 

 現実をしっかりと受け入れろ。

 

 

 

 言いたいことはこれだけ何だが・・・・・・。

 

 

 

(「ーーーーーーーーーーーーーー?」)

 

 

 

 え?なぜこんなことを聞いてきたかって?

 

 

 

 それはまあ、、、気分だ。

 

 

 

 今は少々気分が良いからかもしれないな。

 

 

(「ーーーーーーーー?」)

 

 

 何で気分が良いのかって?

 

 

 そりゃあ、明日には新しい学校に行けるし、俺より凄い奴に出会うかもしれないと思っているから。

 

 

 

 

 そして、俺を『見下すやつ』がいないからに決まってるだろ。




自分の文章力がなくてすみません・・・
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