SAO×FGO 再演の人理焼却   作:アルバロス

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第十四話

「さっき言っていたのがここだ」

「わっ!滝が凍っちゃってる!?」

「クライン。さっきのやつ、使ってみてくれ」

「おう、わかった。それじゃあいくぜ」

 

ダンジョンから脱出し、終夜の案内で向かったのは渓谷の入口から少し東に歩いた場所。そこはフィールドの中央に位置する氷山があり、この場所だと終夜が足を止めた先には、寒さにより凍りついている超巨大な滝。終夜の言う通りにクラインが先ほど入手したアイテムを滝へと投げ入れると凍った滝はみるみる溶けてゆき、滝の中に隠されていたダンジョンの入口が顔を出した

 

「見て!滝の奥に遺跡があるよ!」

「いってみるか!」

 

いざ、滝の中の遺跡に入ってみると、マップとしてはとても狭いものだったが、いかにもという風に二手に道が別れている形だった

 

「………よし、二手に別れよう」

「おいおい、シュウ。こんなに狭いんだったらみんなでいってもいいじゃねぇか」

「日程がどうなったか知らないが、既にスメラギたちが俺たちのすぐ後ろまで追い付いてるんだ。ギミックがあって、往復しなければならないよりは別れたら方が早い」

「それもそうだな」

 

終夜の提案通り、二手に別れて進んでいくと小部屋にレバーがあり、レバーを倒しても終夜の部屋の扉は開かずキリトたちの方で扉が開く音がする

 

「やっぱりそういうギミックがあるよな」

 

すぐあとに、終夜たちの部屋の扉も開き、奥でキリトたちと合流する。と、終夜は視線を。キリトは険しい顔で片方の扉を見る

 

「シュウさん、キリトさん。どうしたんですか?」

「複数のプレイヤーが近づいてくる」

「確実にスメラギ一行だろうな。最強ギルドの称号は伊達ではないようで」

 

直後、ゆっくりとした足取りでスメラギたちが姿を現す。

 

「スプリガンのキリト。お前たちも中々やるな!」

「また会えたな。この前約束したデュエルをしようぜ!」

「えっ、今?」

「今はダンジョン攻略中だぞ。今はどちらが先にこのダンジョンをクリアできるか。それが勝負だ」

「先ほどあんなことを言ってた割に、勝負ごとには乗るんだ……」

 

キリトのデュエル宣言に驚くアスナやシュウに今は攻略が優先だと主張するスメラギ。だが、キリトがデュエルをしたいとの主張を曲げないため、スメラギが付き合う形でデュエルが勃発する

 

「……………」

「あの、シュウさん?」

「そういや、あのスメラギってやつ。実力はどれ程なんだ?」

「あれ、前に言わなかったっけ?ALO最強だったユージーン将軍を打ち倒して、現状最強なのがスメラギだよ」

「ほー、ならあいつ倒せば俺がALO二位か」

「いや、なんで二位なのよ」

「俺がどう頑張っても勝てないであろうユウキが居るからな」

 

終夜の発言に、何故二位かとの声はあれど勝てない等の否定をするものは一人もいなかった。既にアスナたちには、終夜ならやれるだろうとの諦めにも似た思いがあったためだ。と、デュエルの途中。突然、スメラギがデュエルを中断する

 

「もうこのあたりでいいだろう」

「まだ勝負は……ついていないぞ!」

 

まだ勝負がついてないと、デュエルを続けようとするキリト。だが、組織として動いているスメラギにはその思いは届かない

 

「その実力と気概だけは認めてやる。だが、今はダンジョン攻略が優先だ。我々は組織で動いているからな」

「でも……」

「やめとけ、キリト。組織に関わりのないお前が不満を言ったところでスメラギには届かんよ」

「ふっ。そう言うことだ………ん?お前は……レイン。嘘つきレインじゃないか」

 

忠告をした終夜の言葉に同意したスメラギはふと、終夜の側にいたレインを見ると、突然レインを嘘つきといい放つ。混乱するキリトたちだが、当の本人はばつの悪い顔をしていた

 

「いやぁ…あはは。困ったなぁ」

「なるほど。お前がこいつらを手引きしていたということか」

「どういうことなんだ、レイン」

 

スメラギの言葉にキリトはレインに説明を求めるが、その内容はスメラギが話してくれた

 

「彼女は以前、メンバーに嘘をつきシャムロックに加入した。だが、その嘘がバレ、ギルドを追い出された。だが、ギルドからの登録解除のタイムラグを利用して情報を得ていたというわけだ」

「ばれちゃあ仕方がないなぁ……ごめんね、キリトくん。攻略合戦に水を指しちゃって」

「まぁ、姑息ではあるがそれも攻略手段のひとつ。潜り込まれた俺たちにも非はあるということだ」

「言いたいことはわかった。俺たちは一旦この場を退くことにする。だからレインに関しては見逃してくれないか?」

「見逃すもなにも、さっきから俺はこういう手段も有りだと言っている。だが、貴様が勝負を投げるのなら仕方がない。その分、我々が新エリア踏破に一歩近づくだけだからな」

 

キリトはこちらに非があると、攻略を一旦止めるとスメラギに伝える。スメラギは気にはしていないというも、キリトが自ら降りることを引き留めることはしなかった。そして、キリトはレインを連れ、街のダイシーカフェまで帰還した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……みんな、今話した通りだ。どんな意図があろうと、俺はレインを責めるつもりはない。だから彼女を許してやってくれないか?」

「「「「………………」」」」

「私は納得できないわ」

 

ダイシーカフェに戻った一行。キリトはレインの行った行為を責めることは無いと主張し、許してくれるよう頼んだのだが、一同の中でシノンが納得できないと主張する

 

「いくら相手が許したとしても、そこまでした理由を知る必要はあるでしょ。まず、それを教えなさいよ」

「ええと……それは……」

「ま、待ってくれ。シノン」

「折角、あの世界から脱出できて、みんなと仲良く、今度こそゲームを遊べると思ったのに……私は、変なしこりを持ったままゲームをプレイはしたくないわ」

「なら、一ついいか?」

 

激昂するシノンに、口には出さずとも同じような思いの面々がいる中、終夜が口を挟んだ。だが、その顔は失望したような見下したような、そんな顔だった

 

「シノン。君の主張は確かに正当なものだ。だが問おう。その理由を知ってどうする?」

「どうって……」

「俺の考えを先に言おう。シノン、君の主張は身勝手な我が儘にしか聞こえない」

「なんですって!?」

 

シノンをバッサリ切った終夜にシノンが怒りを向ける。が、終夜はそれを何とも思わずそのまま続ける

 

「別に行動原因について聞くのは否定しないさ。だかな、仲良くゲームを遊びたいなら何故俺たちが加入するのを許した?見知った間柄だけならこんなトラブルなんざ元から起こらなかった。事情も知らない俺たちの加入を許したのはキリトが連れてきたからか?」

「それは………」

「これが極論といわれても別に否定はしないさ。だがその怒りはただの自分とって都合のいい自分優位な考えでしかないぞ」

「お、おい。シュウ!」

 

言い終えた終夜は席をたち、店から出ていく。

まるでその答えには興味がないと言わんばかりに

 

そして、カフェからでた終夜はカフェのすぐ近くで立ち止まる。すると少し時間がたつと、申し訳無さそうに暗い表情をしたレインが同じくカフェから姿を現す

 

「レイン」

 

それを見た終夜はレインを手招きで呼び寄せる。レインがそのまま近づくと、手をとりそのまま街中を歩きだす

 

「俺もキリトと同じく、何故やったかを聞くことはない」

「うん……」

「キリトたちがどういう決断をするのかはわからないが、もしもの時はレインについていってやるよ」

「えっ……それは申し訳ないよ」

「危険な手を使ってでもしたいものなんだろ?それを手伝うというだけだ。気にしない、気にしない」

 

頭をポンポンと軽く叩きながら笑う終夜に少し恥ずかしそうにするレインだった

 

 

 

 




長らくお待たせして申し訳ないです


一応、誤解されるかもということで終夜の考えの補足等をします

終夜が引っ掛かったのは「みんなで仲良く」の一点だけ
ただ楽しく仲間内でプレイするならば、トラブルになるかもしれない終夜たちを入れることなくキリトたちのみでやっていればいい。
自らも良いと言っておきながら今回で仲良くプレイできないかもしれないとの主張は都合がよすぎるとの考えからです

これは作者も同じ考えです

何かありましたら言っていただければそれにお答えさせていただきます

ゲームでのキャライベントの投稿タイミング、間幕としてだすんですがどちらがいいですか?

  • 出来上がり次第
  • SAO編完結後纏めて
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