エギルの店から出た終夜たちが別の場所で一服をしていると、終夜が出ていった後の話し合いで決着がついたのかレインも一緒に攻略を続けようとキリトが伝えにきた
「俺の言った通り大丈夫だといったろ?レイン」
「う、うん」
「お人好しなんだから何だかんだと仲間外れにはさせないさ、キリトは」
「はは、……褒められている気がしないな」
終夜の褒めているのか褒めていないのかわからない言葉にキリトは苦笑いを見せるしかなかった。その後、アスナたち他のメンバーと合流すると、終夜とシノンの間で不穏な空気が流れるも何とか音便にすみ、攻略を再開する終夜たち
「さて、スメラギたちにだいぶ遅れをとっているがどうするんだ?キリト」
「攻略途中だったこのダンジョンをクリアしたら考えるさ」
スメラギたちとの一悶着により、一旦退いたダンジョンに戻ってきた終夜たち。残すはボス部屋だけだったのですぐにボスへと挑む
「うーん……同じ外見のボスキャラ多くないかな?もっと、こう種類を……」
「文句言うとこそこ!?」
他と同じモデルの中ボスに不満げな終夜と、そこに怒るのかと驚くリズ。半ば定番と化したこのやり取りだが、それはさておき。ダンジョンが小さいことから予想も出来ていたが、ユイからそれほど強くないボスであることが伝えられた。全員、中ボスクラスであれば、既に苦戦するようなレベルではなく、楽々とボスを倒し、部屋の奥にある宝箱を開封する
「これ。最初の島の気流装置と同じ模様…ですね」
「ウィーザルの紋章……ね。名の意味通りならおそらくそれが高度制限の解除をするアイテムだろう」
宝箱には、初めの島。ヴォーグリンデの気流装置にあったのと同じ紋章の宝石が入っており、終夜はそれが高度制限解除のアイテムだと断定する
「リズやフィリアが何故だと言いたげな顔をしてるから説明すると、ウィーザルってのは北欧神話の主神、オーディンの息子の名で、名前の意味には森ともう一つ、広いって意味がある」
「広い……高度制限がなくなり、広い範囲を探索できる?」
「安直すぎやしねぇか?」
「世界背景まで凝りに凝ってるゲームでなければ安直なものも多いさ。凝ってるやつだと、ゴミアイテムですら設定の一部になることもあるんだから」
ゲームの展開とアイテムの名前の関係が安直すぎだと怪しむクラインだが、終夜は凝ってなければこのくらいのは多いと反応する
「そういえば、島の中央に謎の装置があったな……」
「それならこれはそこで使うものなんですかね」
「ここで考えるよりいった方が早いよ!ほらほら〜!」
この島で何のためにあるのか不明な装置があったことを思い出したエギル。そこで使うのかと考える隣にいるリーファだったが話を聞いていたストレアが現地の方が早いと強引に全員を装置へと向かわせる。皆、苦笑いだったがそれもそうだと装置のある島の中央部へと向かっていく
「おい、キー坊。ここに何かをはめれる穴があるぞ。さっき手に入れたアイテムを入れてみろよ」
「そうだな………大抵、こういうときはモンスターが出現すると思うけど皆、準備は?」
「おう、いつでもいいぜ!」
「ああ。はやくシャムロックのやつらに追い付かないとな」
ボス戦の前触れのため、キリトはアルゴが発見したくぼみに先ほど手に入れた宝石を入れる前に確認をとる。全員の準備がいいとわかったのでキリトが宝石をくぼみに嵌めると、突如ボスモンスターがポップする
「なんだ………中ボスか。はぁ」
「また言ってるよ、この戦闘バカ」
「あははは。あの時、キリトさんに変わってスメラギさんと戦えれば良かったですね」
「あれだったら、あの時いた全員とまとめてやるくらいじゃないと気が乗らない」
「帰って来た答えがまさかの高難易度!?」
高度制限解除前の壁として出現したボスモンスターだったが、活躍することなく倒されることになる。そして、ボスを倒した途端、『高度制限解除中』のアナウンスと共に装置が起動し、地面が揺れる。
「あ、揺れが収まった」
「……パパ。今までかかっていた高度制限が解除されたのを確認しました」
「ありがとう、ユイ。これで、今まで行けなかった浮島にもいくことができるな」
「でも、次の島は解放されないんだね」
「そりゃ大ボスと戦ってないからな。恐らくこの島を含めた三島のダンジョン。確か、二個づつ残ってたよな?」
「はい。高度制限があり、挑戦できなかったダンジョンは全部で六箇所あります」
「だったらそれを手分けして集めてあそこのダンジョンにいけばいいんだろ」
そういう終夜が指差す先には、氷山の前に立つ館のような建造物があった。だが、これにフィリアがなんでそこだと思うのか疑問をもつ
「ねぇ、なんであそこなわけ?」
「この島で建物であったダンジョンなんてなかったろ。たった一つ建造物があり、それがデカいときた。そりゃあれしか無いだろう」
「なら作戦会議の意味も含めて俺の店で一服しないか?」
「賛成〜マスターの淹れるお茶おいしいし」
全員、街へ戻るため転移門へと移動する中、終夜はどんなアイテムなのか可能なら見ておきたいと一人でダンジョンに挑もうとする
「ならボクも残るよ。シュウ一人だと大変だろうし、ボクもそこまでアイテムを消費してないから」
「いいのか?」
「うん!」
「二人とも気をつけて。負けそうになったら引き返すのよ」
「言われなくても」
キリトたちと別れた二人はそのままひとっ飛びにダンジョンへと飛んでいく
「さてと、ここだな」
「マップを見ると、そこまで広いダンジョンじゃないみたいだね」
ダンジョンに潜った二人はまずマップを開き、ダンジョンの広さを確認後、立ち回りを決めてからダンジョンへと挑んでいく
「難易度はそこまで上がって無いんだな」
「そうだね。だいたいさっきのダンジョンと同じくらいだし」
「ならこのままもう一つもクリアしてから戻るか!」
キリト達の中でも既に強者の立ち位置の終夜と高い戦闘力をもつユウキの二人は、ペアということもあり若干いつもより攻略速度は落ちているが、そこまで変わらない速さでボス部屋へと到着。ボスは中ボスでなく、少し強化されたそこらの雑魚キャラのため、あっという間にダンジョンをクリアした
「また宝石だね」
「ということは、あと五個宝石を集めればいいわけだ。ちゃっちゃともう一つのダンジョンもクリアしようか」
「うん!」
ボス部屋の奥にて入手したのは、女性の横顔が彫られた白い宝石であり、もう一つのダンジョンでは大樹が彫られた黄緑の宝石を獲得した
「あっ、二人が帰って来たよ!」
「早かったじゃねぇか。やっぱりダンジョン攻略はできなかったか」
「んなわけあるか、クライン。氷の島のダンジョンは二つともクリアしてきたさ」
街で作戦会議を終えたキリトたちと合流した終夜は氷の島のダンジョンを攻略したこと、入手した宝石の存在を伝えた
「へぇ、ということは残りのダンジョンで同じ宝石をゲットすればいいんだ!」
「それほど強いモンスターのいるダンジョンでないからな。手分けして攻略しよう。シャムロックは大人数だが、逆に大人数でしか動けない以上俺たちより攻略速度は劣るはずだからな」
「シュウの言うとおりだな。それじゃあ早速……」
キリトが四つにチーム分けを済ませると、ダンジョン攻略後、街での合流はせず現地に集まることに決めてそれぞれ別れる。シュウのメンバーは、レイン、シリカ、フィリアの三人。シュウたちは草原の島のダンジョンの一つを攻略することになった
長らくお待たせして申し訳ないです!
構想は既にあるのですが執筆意欲がなくてですね……
今は一番好きなポケモンのスイクンの色違いをだすため厳選作業がメインになってしまってます(笑)
なんでもいいので感想下さい(露骨)
ゲームでのキャライベントの投稿タイミング、間幕としてだすんですがどちらがいいですか?
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出来上がり次第
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SAO編完結後纏めて