SAO×FGO 再演の人理焼却   作:アルバロス

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第二十六話

キリトがレインの元へと向かった翌日、終夜はキリトのメッセージで指定された始まりの島、ヴォークリンデのとある地点に向かっていた。そして、指定された地点には既にキリトとレインの姿があった

 

「待たせたな。久しぶり、レイン」

「う、うん。ごめんね、いきなり連絡を絶って」

「理由があるんだろうから、気にしてないさ。それでキリト。俺を呼んだ理由は、レインとのデュエルか?」

「えっ!?」

「そうだけど、なんでわかったんだ?」

 

何一つ意図を伝えていない状態で考えていたことを言い当てられたキリトは、更に終夜のわかった理由で再度驚愕することになる。

 

「スメラギとのデュエルを譲って貰ったからその礼ってところだろ。そして、ALO1と言われたスメラギと同じような相手として、スメラギと同等以上のレインを呼んだ。本音は自分が戦いたい……ってところだろ」

「ハハハ………何も間違いが無いな」

「けど、シュウくん。スメラギさんとかより強いって言うのは過大評価すぎるよ〜」

「その反応で確信したが……レイン。君は嘘をつくのが下手すぎる。わざとか知らんけど顔に出過ぎだ。そう思った理由は他にもあるが……まぁ、説明が面倒だからいいか」

 

終夜からのとどめの一撃となる言葉に、レインは思わず笑ったのち、二人の予想が正しいこと、正真正銘、二人への隠し事がもう無いことを認めた。

 

 

 

「なら、始めようか」

「シュウくんの強さはずっと近くで見てたからね。そう簡単にはやられないよ!」

 

デュエルのカウントダウンが始まると同時に終夜の雰囲気が変わり、レインも先ほどまでの雰囲気とは違った空気を纏う。そして、カウントが0になって先に動いたのはレインの方だった

 

「じゃあ、隠してた私のスキルを見せて上げる!『エック・カッラ・マーグル・メキアー・レクン!』」

「なん……はぁっ!?」

レインがスキルを発動すると、レインの周囲の空間から幾本もの剣の先が顔を出し、次の瞬間終夜へ向かって飛来する。その姿はまさに慢心o……英雄王ギルガメッシュの宝具『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』と同じ

 

「どう?シュウくん。このスキルは、無数の剣を空間の狭間に隠し、わたしの意思で自由に召喚できるの」

「ギルガメッシュと同じか。まだ、宝具の原点じゃないだけマシだが……これは二刀流というよりは」

「あえて言うなら多刀流だね。無数の剣が相手に降り注ぐ。これがわたしのスキル『サウザンド・レイン』だよ!さぁ、シュウくんはどうやって攻略するのかな?」

「んなもん、決まってる。正面突破だ」

 

終夜は放たれる無数の剣を軽々と叩き落としながらレインへと接近。初見のスキルであり、一泡吹かせられると思っていたレインは、一瞬驚くも(既に経験有りにより)即対応した終夜の姿で逆に驚かされるが、かなり接近されており、驚いているだけの暇は無いとすぐに切り替えて終夜を迎え撃つ。

 

 

「きっつい……」

「まだまだ序の口だ…っと、空に逃げるか」

「押されてばかりじゃ嫌だからね!」

 

斬り合いにて押され空中へと退いたレインは、その場から再度スキルを使用して剣の雨を降らせる。頭上の優位を取られた終夜は降り注ぐ剣を避けつつ、戦略を組み直す

 

『元が鍛冶スキルだったからか知らんがリキャストタイムが短いから連射されるのが面倒だな。しかもレインの腕も立つ。なら……』

「やっぱりシュウくんなら、多少のダメージなら気にせず突っ込んでくるよね。けど……甘いよ!」

「ッ!……おいマジか」

 

剣の雨を最短距離で突き進んだ終夜は不敵な笑みを浮かべたレインの顔を見て、特攻した剣の雨から抜け出すが時既に遅く、終夜のHPバーには麻痺状態を示すアイコンが点滅し、体の自由が効かなくなりそのまま地上へと落下した

 

「25%で動けなくなるとかじゃないのね」

『それ、○ケ○ン……』

「やあぁぁぁっ!」

 

別ゲームの麻痺の仕様をボソッと呟く終夜と、呟きが聞こえており声に出さず内心でツッコミを入れるキリト。その状態でレインは落下した終夜へ全力で追撃する。レインにとって今の状況は、初見の敵でも圧倒する終夜に隠していた手札を全て使って、初めて創られた最初で最後の大きな隙。終夜は麻痺が解けると同時に即反撃するためレインの動きをずっと見続けていたが、麻痺に気を取られて毒も罹っていることは気づかず、HPが0となりレインとのデュエルに敗北する

 

 

 

「なぁ、キリト。なんで俺は負けたんだ?」

「麻痺と同時に毒もかかってたんだよ。だからレインの攻撃と毒のダメージで負けたって訳だ」

「私、状態異常武器を作るのが得意だからね!それに、初めて会った時に初心者っていってたのと、一緒にいたとき、耐性を気にする素振りが見えなかったから何時もより多く用意してたのがよかったよ〜」

 

デュエルを終えて、腑に落ちない終夜はレインの説明にいつものサーヴァントとしての意識が強過ぎたのを少し反省する。そうしていたとき、何も聞かされずに困惑しつつセブンが3人の元に来る。

 

「ねぇ、キリトくん。突然ここに来いって一体何事?シュウくんもいるし………あなたは、レイン?」

「ほら、レイン」

「キリトくん。あれは……もういいって」

 

セブンの姿を見たレインと余計な事と分かってはいるもののお節介をかけるキリトの間で軽くひと悶着が起きる。その内容は、レインがセブンの実の姉(・・・)であるという事実を伝えること。レインは今ここで告げることを拒否しようとするが、終夜がキリトの肩を持ちレインの背中を押す。

 

「レイン。今の君の気持ちがわからない訳ではないが、伝えるなら早い方がいい。伝えるのを後回しにして、すれ違い、溝が深くなってから伝えたとて、もうそうなってはよりを戻すことも出来ないかも知れない。なら今言うべきだ」

「シュウくん……もう、二人ともお節介やきだなぁ」

 

そういいつつ、レインはセブンに自分が生き別れの姉であること。生き別れの原因になった両親の過去を話していく。その様子を二人は離れたところでそっと見守っていた

 

「上手くいくかな?」

「心配ないだろう……仲違いしたわけではないんだ。驚きはすれど、きっと上手くいくさ」

 

 

無事、再会したレインとセブンは互いに抱き合う。そしてキリトの目的であった、レインとセブンの仲を取り持つことができたために解散となり、レインとセブンの二人はこのまま二人で話をすると先に街へと戻っていく。

終夜も当初の目的は全く掴めてないなぁと軽い調子で戻ろうとするが、キリトからまさかの情報が飛び出す。

 

 

「あ、そうだシュウ。『カルデア』って知ってるか?」

「」

「?」

「………歴史用語だな。バビロン11王朝のことを新バビロニア王国と呼ぶ他にカルデア王朝、カルデア帝国とも呼ぶ。が、そのカルデアがどうした?」

 

ただの何気ない会話らしくない反応の終夜に少し疑問を持つキリトだが、あまり気にせずに話を続ける

 

「よく分からないメッセージが朝届いたんだ。ほとんど何のことかわからない中、分かる単語がカルデアぐらいだったんだよ。神話とかに詳しそうだったから聞いてみたんだが…」

「見せてもらっても?」

「ああ、いいぞ」

 

終夜は、キリトに見せてもらったメッセージの内容と差出人を見てキリトに気付かれないように自身の動揺と混乱を隠す。

 

 

 

 

 

 

 

『突然のメッセージに驚かせてすまない。窮地に陥っている我々を助けてくれる存在を探してこのメッセージを送っている。どうか我々カルデアを助けてくれないだろうか?助けてくれるのならばここの場所まで来て欲しい。よろしくお願いします

 

ロマニ・アーキマン』

「どういうことだ。ロマニ」




約一年、更新もせずに失踪してすいませんでした。

他作者様の作品を読み、面白いものを作ろうと頑張る中、当時の趣味であった遊戯王にてメンタルが折れる出来事が起き、少しばかり何も手を付ける気が起こらず、一時期全く別のことをしていました。
そこから時間が少し経ち、メンタル回復しても小説に関しては、執筆中から有った自分の書きたいクオリティでの執筆が出来ていないこと。面白い物を作り読者の皆様に届けることが出来ていない。そんなネガティブな思 いと感想が欲しい。もっと自分の良い評価を見たいとの承認欲求的なものを解決することが出来ず、そのままズルズルと小説の更新も一年止まってしまっていました。
拙くとも書くしかないかと今更ながら筆を取った次第です。
また今後も目を通して頂けると幸いです。
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