SAO×FGO 再演の人理焼却   作:アルバロス

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BBちゃんの口調がムズい・・・・









第一話

「じゃあ、私が詠唱を教えるから、その通りに唱えなさい。そうすれば、サーヴァントを召喚できます」

「わかった」

 

炎上した街中、カルデアのマスター『藤丸立香』の永い旅の始発点たる特異点Fにキリトはアスナたちいつもの面々ともう二人、『マシュ・キリエライト』『オルガマリー・アニムスフィア』の二人とベースキャンプとする霊脈地で英霊召喚を行おうとしていた。

キリトは、終夜にカルデアのことを聞いてから、他のメンバーにも謎のメッセージを受け取ったことを連絡。終夜からいけないとの連絡があった為、終夜を除いた全員が揃う日にエギルのダイシーカフェにてメッセージを再度確認。この日は予定が合い、セブンと半ば強制参加のスメラギの姿もあった。ユイが、メッセージに危険性は無いが何が待ち受けているかはわからないとのことにゲーマー魂を刺激されたキリトは皆を説得して指定されたポイントに向かう。そうすると強制的に転移させられ、移動した先はカルデアの廊下だった。

そこからは、藤丸立香と同じ足取りを辿る。(皆の頼れる後輩)マシュに出会い、レフ・ライノールと出会い、メッセージを送ったとされるロマニ・アーキマンとも出会う。だが、ロマニ本人はメッセージを送ったことに心当たりはなく一つの謎を残したままカルデアの爆発。それによる特異点Fへのレイシフト・・・

 

 

 

「英霊・・歴史に残る英雄や偉人。どんな人が来るのか楽しみですね!」

「まぁ・・といっても所詮はゲームだからねぇ」

「そう言うのは無しですよ。リズさん」

「けど、最初からハードなストーリーだね。まさか、最初から爆発だなんて」

 

キリトが詠唱を覚えているなか、召喚に際してどんな人物が来るのか、またさっきまでのストーリーについてたわいのない話をしていたが、キリトがいざ召喚をしようとすると、キリトに近づいてその様子を見守る

 

「失敗するなよっキリト!」

「わかってるよ、クライン・・・いくぞ。『素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。閉じよ閉じよ閉じよ閉じよ閉じよ(みたせみたせみたせみたせみたせ) 繰り返すつどに五度。 ただ、満たされる刻を破却する―――告げる。 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。誓いを此処に。 我は常世総ての善と成る者、 常世全ての悪を敷く者。 汝三大の言霊を纏う七天、 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』

 

キリトの詠唱が終わると、召喚サークルが大きく光る。

 

 

 

 

 

 

 

 

が、光が収まるとそこには何も無かった

 

「失・・敗?」

「おい、キリの字よぉ」

「俺は教えられた通りに言っただけだぞ!」

「っ!パパッ!気を付けて下さい。ハッキングです!」

「何ですって!」

 

ユイの発言と共にキリトたちを囲むように桜のマークと共にnow hacking の文字がいくつも浮かぶ。困惑するキリトたちの耳に一言

 

『B~B~チャンネル~』

 

やけに明るい声が聞こえた途端、周囲の光景が一気に変わり炎上していた都市から一変、ピンクを基調としたスタジオに早変わり。キリトたちが周囲を警戒するなか、目の前に一人の少女が現れる

 

「はぁ~い。ラスボス系天才美少女後輩、BBちゃんの登場で~す!どうです、人類の皆さん。突然襲われた蟻のようにあわてふためいてますか?していますねー?」

「何よ、こいつ。腹立つわね!」

「おほぉうっ!なんて格好だぁ!」

「・・下卑た視線とか色々と言いたくなりますが、話を早く進めるためにも先に召喚を済ませてしまいましょうか」

「?・・・あつっ!」

 

BBが手をキリトに向けると、キリトの手の甲に令呪が浮かび上がる

 

「キリトくんに何をしたの!」

「あら、説明が無かったんですか?それは令呪。召喚したサーヴァントに絶対服従の命令を行使できるもの。まぁ無くなって反逆されるかも知れませんけど」

 

最初とうってかわって、事務的にキリトたちに令呪について説明すると、興味なさげに視線を外し終夜の召喚に取り掛かる。召喚時のデータを書き換え、終夜のデータを差し込むとそのまま他にも準備をし、終わると再度キリトたちに向き直す

 

「では、あなた方のサーヴァントを呼び出します。それでは、どうぞー」

 

BBが指を鳴らすと同時に、再度召喚術式が起動しそのまま英霊召喚が始まり、スーツ姿の終夜がキリトたちの目の前に膝をついた状態で現れる

 

「サーヴァント、フォーリナー。召喚の招きに従いここに参上した。・・あなたが私のマスターか?」

「その声・・その顔・・まさかシュウか!?」

「おっ、よくわかったな。シュウ改め、零童終夜だ。よろしく」

 

全く状況が読めていないキリトたちは、全員ただただ驚愕して何も言い出せなかったが、そんなキリトたちを放って終夜はBBと情報共有をする

 

「で?」

「・・カルデアに到着後、そのまま爆発に巻き込まれ特異点Fにレイシフト。霊脈地に到着後に行われた最初の召喚のタイミングです。・・・一言で済まさずにちゃんと伝えて貰えます~!?」

「おー考えとく。ここまではカルデアで見た過去データと同じか。ここから特異点攻略して・・・ってなると長すぎて面倒だな。よし、黒幕の検討はいくつか立ててるし確認するためにもショートカットするか」

 

既に置いてけぼりのキリトたちの中で、クラインが説明を求めようとした瞬間、終夜が能力を使用する。

 

 

 

 

 




金曜日が有給になり、土日含めてがっつり趣味のヴァイスに走ってました・・・(戦績は良くも悪くもない微妙な所)
次回、FGO編完結です。
(皆が求めたんだから仕方ないよね)

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