時間神殿での一件から二日後、貸切状態のダイシーカフェでキリトたちは終夜の到着を待っていた
「あの一件、結局なんだったんでしょう。シュウさんが召喚されたと思ったら私たちを置いてけぼりにしたまま解決しちゃったみたいですし……」
「そうだな……個人的には俺たちが最初に出会ったレフ教授との事が気になる。シュウは『フラウロス』って言ってたけど……」
「多分、その名前と72柱って発言から予想するにソロモン72柱の悪魔だと思うわ。古代イスラエルの王と言われるソロモン王が使役した悪魔たちの事よ」
「さすがシノのん。こういう話には詳しいね!」
色々と話しているなか、店の扉が開き終夜が現れる。そして、終夜が扉を閉めると同時に桜のエフェクトと共にBBも姿を現した
「なんだ、居たのか」
「ダヴィンチ女史から言われまして。貴方が説明に困ったら私たちを呼ぶだろうと、その接続役に。それとご安心を、マスターは『偶然にも』発生した特異点攻略でカルデアには不在です」
「あー……前半は間違い無いな、うん。反論のしようがない。それとマスターは不在か、それは都合が良い」
「ええ、本当にタイミングが良いですねぇ?」
「………パパ、シュウさんの後ろの女性。私やストレアと同じAIです。ただ……確かではないですがAIとしての力はあちらが圧倒的に上だと思います。もしかしたらカーディナルよりも上かもしれません」
入口で会話する二人のうち、特にBBを意識して見ていたユイとストレア。そこから告げられたユイの言葉に、声に出さずに驚愕する一同。BBに向かう視線の理由がわからない終夜だったが、特に聞くことなく既に用意されていた椅子に座りキリトたちと対面する。
「さて、あの時の約束通り語れる事は全て語ろう。何が聞きたい?キリト」
「それじゃあ………まずはシュウ。お前は一体何者なんだ?」
「まぁ至極真っ当なところだな。はてさて、どう語ったもんか……」
少し考える素振りを見せる終夜だが、ボソッと小さく「まぁいいか」と呟くとキリトの最初の疑問の回答を話し始めた
「遙か彼方、ビックバンが起きた宇宙の原始点。そこでビックバンが起こる前の世界を終らせた者として語られた原初神。それが俺だ」
「でも、そんな神様の名前。私は聞いたことないわよ」
「そりゃそうだろうな。語ったのはまた別の星の存在だろう。これ以上は色々と面倒になるから深掘りはせんが」
終夜の回答に各々違う反応を見せるが、深掘りしないと言っているため、次はアスナが終夜に質問する
「それじゃあ、私たちが関わったあの一件はなんだったの?」
「巻き込まれたって言われると思ってたんだがな………あれは聖杯が俺のマスターの秘めた願望。もしもこうだったらというIFに反応して創られた特異点だ」
「聖杯?ってなんですか?」
「あーそうか。そこから説明が要るのか……あっ!ざっくり言えばド●ゴn「それ以上はダメです。真面目に解説して下さい」……へいへい」
この二人のやり取りで何となく聖杯がどんなものかわかった一同だが、全員あえてそこには触れずに終夜の解説を待つ。
「聖杯とは、あらゆる願いを叶える願望器。膨大な魔力が必要ではあるが、それさえあれば大抵の人間が思い付く願望はだいたい叶う。それを取り合う儀式、聖杯戦争があるが…まぁそっちはいいだろう。そして、あの一連の出来事は実際に起きた事象だ。ある時、2016年を境に人類が絶滅するとの結果が証明された。突然の事態ではあるが過去にその原因が有ることがわかり、そこから7つの特異点を攻略する旅路が始まった。俺がスキップしなければキリトたちも同じ旅路を辿っただろう」
突然の壮大なぶっ飛んだ話に混乱するキリトたち。そんな中、疑問点があったシノンは冷静にいくつかの質問を投げかける
「いくつか質問があるのだけれど……良いかしら?」
「何でも答えると言ったからな。何でもどうぞ」
「あの時のレフ教授の言ってた事。貴方が本来人の味方でないと言うのはどういう事?」
「そりゃ簡単な話、地球の神でないからさ。関係ない神が人の存続に手を貸している。だからそう言ったんだろう」
「そう。それじゃあ次。召喚されてからボス?を倒すまで貴方が何かやってたんでしょうけど、あれは何?」
「あれは、俺の権能の一つ……と言っていいやつか。任意に因果を過去に送る力。既に終わった事になるからあの時も瞬間移動したってわけだ」
終夜の説明に理解出来ている数人と理解出来なかった他メンバーに別れてしまうが、特に問題無しと話を続ける終夜。いくつか質問が飛んできてそれに返すを繰り返し、キリトから最後の質問をされる
「なぁ、シュウ。あの一件でシュウの目的は終わったんだろ?これからはどうするんだ?」
「そうだなぁ…………」
考える素振りを見せつつ、視線をユウキ・レイン・セブンの三人に走らす終夜。その身振りに不思議そうにする3人と行動の意味がわかり、ニヤニヤとするアスナたち。セブンに視線を向けたことで変な想像をしたのかクラインが立ち上がろうとし、エギルに抑えられそのクラインをリズが冷たい目で見ていた
「常にとは言えないが、これからもキリトたちと行動しようかなとは思ってる。したいこともあるしな。何なら純粋にあの旅路を攻略したいなら再現してやるぞ、BBが」
「何で私何ですか!いつも特異点を定期的に作るんですから自分でやって下さい!」
「アハハハ、まぁ考えておくよ」
話し合いも終わり、解散となった為BBは姿を消し終夜はセブンと話そうとしてスメラギに遮られ互いに睨みあっていた
更新が大変遅くなり申し訳ございませんm(__)m
一度執筆データが飛び、書き直そうとするタイミングで予想外の予定が入り数ヶ月自由時間が思うように取れなかったのでズルズルと更新が後ろに伸びていってました
また、本編の反省としてストーリーをなぞるあまり、恋愛要素全然無かった事に気づきまして(今更なんですが)
ロストソング編、一部書き直しor話数追加しようかと検討しているところです。
また、終夜について解説を会話の形で起こすことが出来ず、マテリアル版を次の投稿にしよあかと思っております
作者の実力不足で申し訳ございません………
だいたいは書き起こすつもりですが、何かありましたらご意見箱の方までお願いします