「きゃあああっ!」
「女の子の悲鳴!?」
「あっちからだな」
「シュウくん、早っ!」
フィールドに転移した途端、全員の耳に女性の悲鳴が届く。悲鳴をした方へ、終夜が一番早く駆け出し、やや遅れてリーファ、アスナ、キリトの順で終夜の後を追う。駆けつけた先には、モンスターに襲われている1人の女性が倒れており、一番早く現場に到着した終夜は、そのまま少女の元に向かい、モンスターとのすれ違いざまに、一撃を入れ、倒れている女性を抱えあげ、自身の攻撃により、ヘイトが自分に変わったモンスターを振り向きざまに倒す。その後、女性を抱えたまま、無茶な動きを出来るだけせずにモンスターを屠っていく。追い付いたリーファやアスナも参戦するが、キリトは終夜が抱えた女性に何か思い当たることがあるのか、立ち止まるが気づいたリーファに急かされ、キリトも戦闘に参加する
「さて、これで全部か。そっちは大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ。それより……早くその子降ろしてあげたら?」
助けた少女を抱えたまま、現状確認する終夜に大丈夫と返しつつ、お姫様抱っこのままの女性を降ろすよう促すリーファ。終夜が女性を抱えた状態から立たせると心配したアスナが声をかけた
「あの……ありがとう」
「大丈夫、怪我はない?」
「(ぶっちゃけ、怪我と言えるものはしないと思うが。…………ん?)」
終夜のメタい話はさておき、助けた女性は一人で探索中に迷い、迷った先でモンスターと出くわしたらしい。アスナは解放されてすぐのフィールドでは危険だと女性に伝え、女性から町まで同行させて貰えないかとの提案に喜んで了承を示した
「……………」
「おーにーいーちゃーん?さっきからジロジロ見てるよねぇ?そんなにこの子が気になるの」
「もしかして一目惚れかー!?」
「違う!……君は見たところレプラコーンだな」
「あ、はい」
「基本、戦いには不向きな種族のレプラコーンが一人で冒険するなんてのはあまり聞かない話だ」
「ッ!」
「え、種族によって戦闘の向き不向きがあるのか!?」
キリトは終夜とリーファの二人から向けられた疑惑の目を否定して、自分が感じた違和感を伝える。その言葉に、女性は核心を突かれたような反応を見せるとともに、終夜も初耳の情報に女性に向けていた視線をキリトに向け直す。キリトの疑惑にアスナも同意を示した
「確かに、普通はアタッカーやディフェンダーと同行する事が多いわよね。あなた、もしかして初心者」
「えと、あっ……は、はい!」
「でも君の履いている靴ってかなりレアな装備じゃないか?」
「そうなのか?」
「それはレプラコーン専用の特殊な装備だ。ソロの初心者が入手できる代物じゃない」
「擁護とかそういうわけじゃないが、俺とキリトたちみたいにこの子が上級プレイヤーと一緒だったって可能性は?」
キリトの追及に待ったをかける終夜。本人にも擁護の意図はさらさら無いが、それでもこの空気ではと自分を引き合いに出し、別の可能性をキリトに提示する。が、キリトは別にそこに関しては気にしていなかったようだった
「確かにその可能性もある。けど、足元にあるその特殊な形状の足跡は前に俺がストーカーを追いかけた時に残っていた足跡と同じものだ」
「それって!」
「じ、じゃあこの子があたしたちを追いかけていたストーカー!?」
キリトの告げた事実に衝撃を受けるアスナとリーファ。観念した素振りの女性は素直に白状した
「まさかこんなに早くバレちゃうだなんて。さっすがSAOの英雄キリト君は洞察力も違いますなぁ。私を見た瞬間から疑ってたでしょ?」
「(SAOの英雄?…てか、SAOってなんだ?)」
「ああ、また接触してくるだろうと予測してたんだ。どうして俺たちを付けていたんだ?」
追及を止めないキリトと対称に、自分の知らない単語で頭を悩ます終夜は調べておくかと対応を未来にほっぽりだす
「ただ私、英雄様ご一行がどれほどの実力者を実力者か知りたかったんです」
「私たちことを知っているプレイヤーはそう多くはないわ。どこでその情報を」
「うーん、アスナさん。あなたたちが考えているほど知ってる人、少なくないと思うよ?だって、私が行きつけの裏サイトには、あなたたちのパーソナルデータが普通に載ってたもん。あなたのは無かったけれど」
「まぁ、そうだろうな。始めて一週間ほどの初心者なんだし」
「嘘っ!」
謎の女性の言葉に少々身構えるリーファとアスナ。だが、その女性は終夜が初心者だということに驚きを隠さず、終夜の顔を見る。自分を抱えても、普通に戦えていた終夜が初心者だということが信じられないからだった
「それは事実だ。俺たちが初めて出会ったときは、ソードスキルをまともに発動することもできなかったからな」
「それはさておき、私たちの実力を見極めてどうするつもりだったの?」
「やだなぁ、そんな顔しないでよ。私ね、友達は少ないし、ギルドにも入りたくないから、実力のある人にお近づきになれないかなぁ、って、そう思っていただけだよ」
「攻略に必要な臨時パーティなら、広場でいっぱい募集してるじゃない」
「それに関しては……私のプライベートに関わることなので言えないのですよー」
掴み所もなく、自分たちを追いかけていた理由は話すものの、その先のことまでは話さず、情報を明かさない女性にリーファはいい顔をせず、どうするかキリトに意見を求めた。すると、キリトとアスナの二人は別に勝手についてくればいいと怒らず、また同行をすることも許したのだ
「だったら、俺がキリトたちと行動しないときに暇であれば着いてきてもらいたいな」
「私が……あなたに?」
「おう。キリトたち以外に知り合いもいないから、別れたあとは基本ソロプレイだったんだ。だからお願いするよ。助けてくれた礼を返すってことで」
「…………それじゃあ、よろしくってことで」
「ああ、そう言えば名前を聞いていなかったな。名前、なんていうんだ?」
「私は……レインだよ」
「そうか、よろしくなレイン」
「今後ともよろしく、レイン。俺はシュウだ。データは無いって言ってたし名乗っとくよ」
助けた女性、レインを連れ町に戻った終夜一行。終夜はレインとフレンド登録をしたあと、キリトたちと別れる。キリトたちも少し会話したあと、レインと別れたようだった
「さて……………
いるな?BB」
「はーい!今回のあなたの相棒、ラスボス系後輩のBBちゃん、登場でーす!」
キリトたちと別れたあと、三度目のフィールドに立った終夜は、転移門から離れた場所まで飛行して人目につかない場所までくると、BBを呼び出す。すると、突如、桜マークが地面に浮かんだと思えば、そこからBBが姿を現した
「でも、よくわかりましたね。私が来てるって」
「あのときに、こんな砂漠に不似合いな桜を見れば嫌でも気づく。それで、何の用だ。ただ、遊びに来たということでもあるまい?」
レインと話していたあのとき、終夜の視界に桜の花が見え、終夜が視認した途端、桜の花が消えたことにより、終夜はBBが来ていることを判断したのだ。そして、用件を催促する
「いくつか報告と連絡を。まず、カルデアは今回の特異点捜索を打ち切りました。理由は賢王の千里眼による未来視です。」
「アイツが素直に未来を見るとは思わなんだな……」
「そして、カルデアは今回の特異点の解決を全て、フォーリナー『○○○○○○』貴方に委任します。私と水着姿の私は連絡役として関わります」
「ん、了解した。んで、敵の尻尾等は?」
「残念ながらまだ掴めていません。そちらは?」
「こっちも相変わらずだ。一応、カルデアに置いてない自前の兵で探してみたが特に何も」
変わらない状況に、ため息をつき、めっっったに吸わない煙草を吸おうとする終夜。VR世界のため、煙草が吸えないので手持ち無沙汰なまま、今後の展開をどうするか考える。が、現状何も手を打てないためカルデア側へ今回のことを了承したと伝えるようBBに依頼して別れる。
別れたあと、BBにSAOなどを調べて貰えれば良かったと少々後悔しながら、一人帰路についたのだった
さて、今回も無事終わりました
けど、書き方が良いのかどうか分別つかないので、感想欄でも活動報告の意見箱でもいいので意見とかありましたらお願いします
誰からのでも真摯に受け止め、また返信していけたらと思ってますので、よろしくお願いします
ゲームでのキャライベントの投稿タイミング、間幕としてだすんですがどちらがいいですか?
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出来上がり次第
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SAO編完結後纏めて