マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート すずね☆マギカチャート(マギウスの翼チャート)   作:鰯のすり身太郎

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Part.20/x

 

 

 ホテル・フェントホープ。マギウスの翼の活動の拠点であるウワサの要塞。

 初めはその目的の核となる半魔女とでもいうべき存在……エンブリオ・イブを隠蔽するための礼拝堂のみであったそれも、増築を繰り返すことで今ではその名に恥じぬ威容を持つに至っていた。

 

 薄暗いその建物の中、一人慌ただしく走る姿があった。

 黒いローブに特徴的なペンダント。現実世界であれば異様この上ない姿だが、異界のここにおいてはむしろ普通の格好だ。

 

「なんでよりによって集会の日に……!」

 

 黒羽根の口からつい恨み言が漏れる。

 魔法少女といえども、普段は一人の少女としての生活を強いられる。普段から家事に追われる者もいるし、名家のしがらみに囚われている者もいる。学校に行けば試験に頭を悩ませるし、友達と喧嘩して途方に暮れることだってある。

 

 この羽根もそうだ。

 学校で、急に先生に頼まれごとをされて断り切れなかった。普段から優等生で通っているのが仇になったといえるだろう。

 それでも平時であれば問題は無かった。けれど、今日は定期的に開催されるマギウスの翼の集会だ。

 内容といえば、現状の確認であったり、特別功績をあげた羽根には表彰があったり……。大事に繋がるものであることは少ないが、それでもそういった行事じみたものに遅刻する、というのは真面目な彼女にとって耐えがたいものだった。

 

 しかし、こうして焦れば焦るほどいい結果にならないのが世の常だ。そのうちに足をもつれさせて思い切り転んでしまう。

 考えれば、今建物の中のどの辺りなのかも分からない。増築を繰り返していくこの建物は、普段からここに配属されているならともかく、そうでないならちょっとした迷路になりうる。転んだ拍子に混乱した頭では、きちんと道を考えることも難しかった。

 周りを見ても、他に羽根は一人もいない。すでに集会にみんな行ってしまっているんだ、と思うと、なおのこと頭がぐちゃぐちゃになっていく。

 焦り、嘆き、日頃からため込んできた諸々の想い。それらが混乱の中結実し、思わず涙をこぼしそうになったところ、ふと頭の上から声が聞こえた。

 

「ねえ、大丈夫?」

「えっ?」

 

 声が聞こえたことで、頭がすっと冷えていく。

 ここにいるのが自分だけでないこと、それが安心を与えてくれたのだ。差し出された手がどこか心強い。

 

「集会に行く途中だったのかな。それならこっちじゃないけど……大丈夫、まだ始まってないと思うよ。ほら、立てる?」

「あ、ありがとう……」

 

 顔をあげる。そしてその姿を見て、彼女はまた転んだ。ただし今度は焦りではなく、驚きと恐怖で。

 

「あ、朝倉……ホタル……」

「……まあ、そうだね」

「す、すみません! 失礼します……っ!」

 

 彼女が見上げる先にいたのは一人の少女。ローブを着ていないその姿は、その空間ではかえって異質だ。

 差し出された手から逃げるように、いそいそと立ち上がって小走りで進んでいく。

 

 

「……ふぅ……」

 

 そんな遠ざかっていく背中を見て、朝倉は疲れたようにため息をつく。

 ふらふらとそこから離れていこうとする背中に、今度は別の声がかけられた。

 

「ホタルさん……」

「ん……。……あぁ、みふゆちゃん。今は集会の時間じゃないの?」

「そうですけど……。……でも、今回のものはそう重要ではありませんから。大丈夫だろうと思って、さぼってしまいました」

「そうなの? いけないんだ、つまらないやつこそ、きちんと真面目にやらないと」

「ですね。……でも、それはホタルさんにも言えるのでは?」

「……いや。私はいいよ。話の邪魔になったらいけないし。そのことで灯花ちゃんとねむちゃん(ふたり)に後からどやされるのも勘弁だもの」

「それは……」

 

 そんなことはない、とは言えない。つい声をつまらせたみふゆを見て、朝倉は笑いながら言う。何回目かだけど、と前おいて。

 

「いいんだよ、別にさ。うわさはすぐに広まるものだし、こういう扱いにも慣れてるし。そもそも、私がアレな戦い方をしたのが原因なんだから、どうなっても自業自得ってヤツ。そうでしょ?」

「っ、でも、あなたが守ってくれたから、あの羽根達だって助かったんです。なのに……」

「……それは違う。わたしはあの時、別に二人をスズネちゃんから守って戦おうとも思ってなかったし、たとえ一人でいたとしても同じことをしてた。だから怖がられこそすれ、感謝されるなんて、それこそお門違いだよ」

 

 笑いながらも、そのくせ冷ややかな声がみふゆの耳をうつ。

 それ以上言うな、と暗に示されてるような気がして、でもと吐き出そうとした言葉を飲み込んだ。あの時に聞いた彼女の過去。天乃鈴音の存在は、彼女の笑い(オモテ)をいたく容易に剥がすほど、その深層に根ざしている。

 

 

 ……魔法少女襲撃事件とでも言うべき、あの日からしばらくが経った。

 傷をおしてでも探しに行こうとする朝倉を止めつつ、羽根達を使って調査を行ったのがもはや懐かしい。

 

 幸いにして死傷者はあの後発見されず、ネット上に被捜索者として天乃鈴音があがったのを見て、事件の収束を判断した。

 あそこまで魔法少女に敵意を持つ彼女が神浜に住んでいるとは思えない(もしいたのなら、もっと前から犯行に及んでいたはず)し、それでも捜索がなされるということは誰かが手を打ち、このまま滞在するのを難しくさせたのだと考えたためである。

 神浜市はとりわけ、うわさ話を好む住人が多いという。そんな特徴はそのまま、こういった話への目ざとさにも直結する。恐らくはこの土地の性質に詳しい何者かが、スズネの被害を神浜から無くすために手を打ったのだろう。その人物にはまったく、感謝しかない。

 

 こういった経緯で、ひとまず事件は解決した。またほとぼりが冷めればスズネが神浜に再び現れることもあるだろうが、少なくともまだ先の話。今の問題はまた別にある。

 

 

 あの時、スズネと戦った朝倉の姿。それはその姿を見た黒羽根達にとって、敬意(メッキ)を剥がし、恐れを刻みつけるのに十分なものだった。

 瞬く間にそのうわさは広まり、すぐに彼女は、非力な羽根達にとっての恐怖と化した。

 血に塗れ、身体の欠損までも活用しての死闘。それなりのベテランであるはずの自分ですら、明白におかしいと思う戦い方。

 ……正直に言えば、こうなったことを自然とすら思っている自分もいる。そもそも、マギウスの翼として志願した魔法少女は、非力さ、無力さから寄る辺としてすがった者が多い。白羽根、黒羽根として持つ力で差が生まれている構造をよしとしていても、多くにとって本質は弱者の集まりだ。

 それが、狂気を孕んだような異物を受け入れるはずがあるだろうか? 同じ弱者と思っていたのが変貌した、という裏切りすら備えて。

 

 かくして、彼女(朝倉)は瞬く間に孤立した。以前は下に黒羽根をつけて行っていた市内の巡回も、彼女の下へつくことを嫌がる羽根が多いばかりに、今では彼女一人で行っている始末。

 いつしか、彼女が集会に顔を出すことはなくなった。その存在に気づかれれば、おびえられ、それが周りへと伝染していくからだ。

 いつしか、彼女が白羽根のローブを着ることはなくなった。信頼すべき仲間が恐怖の対象であったショックを繰り返さすことを嫌がったからだ。

 いつしか、彼女が滅多にフェントホープ内を歩き回ることはなくなった。誰もをおびえさせるのを申し訳なく思ったからだ。

 

 あんまりだ、とワタシは言う。仕方ない、と彼女はかえす。

 今と同じ、もう何度目かになる繰り返し。なんの意味はないと分かっていても、煮え切らない、納得できない何かがそうさせていた。

 ……理由がどうあれ、事実として彼女は救ったのにと。

 

 

「……はぁ、やめよ、この話。みふゆちゃん、今日の集会で話す内容知ってるでしょ? 教えてもらっても大丈夫かな」

 

 露骨なほどに話を変えようとする朝倉。何も応えていないと言うように腕をぶらぶらとさせる、その姿の痛ましさもみふゆにはもう見慣れたものだ。

 その傷から目をそらすよう、一つ嘆息して、冷えた声へと言葉を返す。

 

「……えぇ、知ってます。だけど、何も進展はないですよ?」

「そうかな? その割には最近、羽根のみんなが騒がしいけど」

「っ、それは……」

「『ウワサ』が消され始めてる、から。……盗み聞きした話なんだけど、本当だったんだ」

「……はい。まだ大きなものは消されていないですが、それでも被害は出ています」

「そっか。……取れるエネルギーが少なくなれば、『救済』はまた遠くなる。『ウワサ』自体、何も知らないなら魔女の仲間みたいなものに見えるだろうし、自然な話ではあるんだろうけど……」

 

 内心、みふゆは舌を巻いた。『ウワサ』が消され始めているというのは、そう古い情報ではない……というか、つい一昨日に入ったばかりの情報で、混乱を避けるため箝口令が出されていた。

 あの日以降、今まで通りの路地裏ではスズネの襲撃がありえたために朝倉はフェントホープ内で過ごしていた。だから盗み聞き出来たのだって不自然ではないし、そもそも彼女へ隠すつもりだってなかった(もう少し、彼女や周りの問題が落ち着くまで待とうかとも思ってはいたが)。

 

 だが、それにしても耳ざとい。

 この鋭敏な感覚が、街から街を渡ってきた、という裏付けなのだと思う。そして、それを強く感じるほどに彼女の明かした悲嘆もまた強く感じられて――

 

「――みふゆちゃん? 大丈夫、ぼうっとしてるけど。また風邪?」

「あ、いえ、大丈夫です。すみません、疲れてるみたいですね、ワタシ」

「無理しないでね? 今日の集会に行かなかったのだって、実は体調不良だから、とかだったらすぐ帰って休みなよ? わざわざ話に付き合わなくても……」

「だ、大丈夫です、本当に大丈夫ですから。ええと、『ウワサ』が消されている話でしたよ、ね……」

 

 そう口にして、また自分の顔が淀んだのが分かった。

 ああ、でも仕方のないことだ。だってその犯人は……。

 

「……話の続きですね。その『ウワサ』を消している犯人は、やっちゃん……『七海やちよ』です」

「やちよちゃんが……。あぁ、うん、そっか。確かに、そうするんだろうね。なるほど、自然な話だ。納得」

 

 彼女は少し、驚いた様子を見せたが、あっという間に受け入れた。が、続く言葉はそのドライな納得とは真逆のもの。

 

「……でも、それはなんというか……。みふゆちゃんは、大丈夫なの?」」

「……予想はしていました。そしてこうなった以上、いずれ必ず衝突するでしょう。やっちゃんとは、そう約束してますから」

 

 いつかの手紙を思い出す。

 かなえさんを失って、魔法少女としてのあり方を見つめ直した、やっちゃんからの大事な手紙。

 互いに道理から外れたら、そのときは戦っても引き戻してという約束。

 きっと、やっちゃんはワタシを、マギウスのやり方を許容しない。衝突がいずれ訪れるだろうことは、『ウワサ』作りや魔女の育成に手を出したときから予想していたことだった。

 今回のことだって、その未来が近くなったというだけのこと。

 

「敵になってもっていう『約束』か。……いいな、そんな関係。正直、うらやましい」

「それは……」

 

 彼女(スズネ)のことですか、と。そう出かかった声をすんでのところで押さえ込む。

 

 逃げたのだ、と彼女は言った。いつしか互いに避けていってしまったワタシ達とは違い、彼女たちの別れは突発のもの。実際がどうであれ、そう羨まれている自分が深く触れるのははばかられた。

 

「……いや、みふゆちゃんからしたら、そういいものでもないのかな。ごめんね、おかしなことを言っちゃった」

「いえ、気にしないでください。そう気を遣ってもらうことでもないですから」

 

 

 会話が途切れる。沈黙がしばし流れ、気づくと廊下の奥から足音がまばらに聞こえ始めた。

 集会が終わったのだろう。普段よりもどこか、静かなように聞こえるのは『ウワサ』が他の魔法少女によって消され始めている、という事実が伝えられたが故か。

 

 今後の方針を指示したりするわけでもなく、他は普段通りのはずだったから、今回の集会はそう重要ではない、と言ったが。明確な敵の存在は、羽根達に相応の衝撃を与えたらしい。

 今になって、自分の判断ミスだったか、と後悔した。普段からマギウスらと羽根達の仲介を務めている以上、それなりに信頼を寄せられているだろう自覚はある。その自分が場に居合わせなかったのが、彼女たちに余計な不安をあおってしまったのかもしれない。

 

 ……ただ。

 

「……」

 

 じっと廊下の先を見つめる友人を見る。薄く笑みを浮かべているその顔からは、いまいちその心は読み取れないが。

 なんとなく。彼女を放っておいてはいけない、と思う。それが、以前調整屋で受けた忠告のせいか、あの独白のせいかは分からない。

 

「じゃあ、私はそろそろ出てくよ。『ウワサ』の監視、これまで以上に気をつけてやらないとね」

 

 それでも嫌な確信がある。やっちゃんとの衝突、それと同じくらいに明らかに。

 ()()()()

 その感覚は、長く魔法少女をしてきての勘のようなものなのか。それとも、心を見た(過去を聞いた)が故、彼女が隠そうとしている何かが感じられてしまっているからなのか。

 どうあれ、それは痛切な重みがあって。

 

「それじゃ。体調が悪いなら、きちんと休むんだよ?」

 

 今回、こうしてこちらを優先したのも、不安があったからだ。

 まだ生きている、と。失った友人(かなえ)後輩(メル)のように、また――。

 

「ま、待ってください!」

「? あれ、まだ何かあった? あ、雑炊また食べたいとかかな」

「――いえ。なんでもないんです。すみません、呼び止めてしまって。その、気をつけて。ホタルさんは一人でやるわけですから……」

「そう? ありがとね」

 

 嫌なモノを忘れるように、取り繕う。

 本当に、嫌なこと。彼女はあまりに死と合いすぎる。脳裏に浮かんだそれ(死体)は、ひどく自然で、恐ろしかった。

 

 

 遠くなっていく背中を見て、何かへ思わず祈る。

 無事でいて欲しい、生きていて欲しい、死なないで欲しい。

 頭で無駄なことだと分かっていても、気持ちはそうは割り切れない。

 ……マギウスの翼となっていて、そう思うのはおこがましいかもしれないが。でも、あんなに頑張ってるんだから、いいことがあったっていいじゃないかと――。

 

 

 

 ああ、でも。

 そう遠くないうち、ワタシはそれがあまりに儚いものだったと思い知ることになる。

 

 

 

 

 ○ ○ ○ ○ ○

 

 

 

 

 とんでもないロスが発覚したRTA、はぁじまるよー。

 

 前回はスズネに襲われ、辛くも撃退したらそのまま魔法少女ストーリーを踏んだところからですね、はい。

 編集しててこのときのショックを思い返したせいで、長いこと編集に手がつかない事態が発生しましたが、気を取り直してやっていきましょう。

 ……やっぱつれえわ。

 

 ……えー……。改めて説明しますと、魔法少女ストーリーは、その魔法少女の深掘りが出来るイベントで、これはプレイヤーキャラにも適用されます。

 全3段階あり、初めの一つはかなり緩めの条件で発生、次第に発生難易度が上がっていく……みたいな感じなのですが、たまに発生条件が最初から厳しいものであることがあります。

 今回、ホタルちゃんはそれを引いたのか、なかなか発生せず、RTAとしては美味しいパターンだと思ったのですが……。結局発生してちゃ意味がないんだよなあ……。

 

 

 あの通り魔、『天乃鈴音』と交友があったことにも驚きましたが、まさか魔法少女になる前からとはたまげたなぁ……。しかも『美琴椿』とも交友があったわけですからね、氏んでるけど。

 

 『美琴椿』は、魔女に家族を殺されたスズネを引き取って育てた、彼女にとってのキーキャラクターです。ただ、スズネが魔法少女を殺し始めるきっかけにもなる存在なので、(生存ルートはまず)ないです。悲しいなぁ……。

 でも生きてたら『CROSS CONNECTION』が始まらなくなっちゃうからね、仕方ないね。このイベントが起きたときに確率で発生する、『MEMORABLE FLOWER』イベントで過去の彼女と出会えることがあるので、会いたい場合は基本的にはこれに頼ることになるでしょう。

 単体戦力としても割とバグめいており、スズネともう一人、同等以上に強い魔法少女、プラス『ウワサ』と戦ってなお、高確率で勝ちます。どういうことなの……(恐怖)。

 

 やちよさんやみふゆさんと同じ、下手したらそれ以上に歳を重ねているのにそれほどの戦力を誇るあたり、隠しキャラみたいなものと言えるかもしれません。弱体化食らいまくってるホタルちゃんも見習わなければいかんのちゃうか?

 

 

 さて、それはそれとして、一度現状を改めて確認しましょう。

 ざっと見ると、①ホタルちゃんはスズネに高い優先度で狙われている、②黒羽根、白羽根からの信頼度が急激に下がった、③ホタルちゃんのジェムが濁りやすくなったので、使える魔力がさらに減った、の3つが主なポイントでしょう。

 

 ……自分、リセいいすか? 今後の調査にもなるので続けますが、それでもやりたくねぇなあ……。

 

 えぇー……まず①ですね。これは戦闘の時にも感じましたが、経歴で最優先対象レベルになるくらいまで信頼度を稼いだせいでしょう。

 スズネの札害の動機は、大雑把に言えば『魔法少女が魔女にならないようにする』なので、信頼度を稼ぐとヘイトも貯まることがままあります。なので、通常彼女の信頼度を稼ぐ場合は、そうならないよう慎重に進める必要がありますが、経歴で一緒に上がってたら(意味が)ないです。もうどうしようもねえな。

 これに関しては、『CROSS CONNECTION』が終了していることを確認したので、少しの間だけは安寧が保証されます。というのも、本イベントは正規ルートでのクリアが、スズネが一般人にも捜索されるよう工作されるので、神浜での活動が満足に出来ず一時撤退するという形で終了するためです。

 ほか、スズネが氏ぬという形でも終わるのですが……あの強化スズネが負けるとは思えないんですよね。もろちん、そういう形なら経歴ガバが帳消しになるのでうまあじなのですが、期待はしない方がいいでしょう。

 この解説の裏でみふゆさんにお願いして被害者を捜してもらいましたが、見つからなかったため恐らく正規ルートに奇跡的に進んだのだと思います。撃退してくれたであろう組長には足を向けて寝られないな?

 ……ただ、所詮は一時撤退であり、地続きのイベントである『Rumors in Disguise』で再襲撃が予想されるので、対策は練っておきましょう。このイベントは『ウワサ』とも関連するので、マギウスの翼に所属している以上フェントホープに引きこもって回避、は期待できません。

 

 次に②。これはスズネ戦で腕を切るなどの奥の手を切らされたからでしょう。

 黒羽根、白羽根達は元が弱い魔法少女が多いこともあってか、そういったキマってる戦い方を見ると面白いくらいに信頼度が下がります。良くも悪くも普通の考え方を再現したAIなのか、恐怖や常識外への耐性が低いのでしょう。

 戦い方を振り返ると、ダメージ無視、自傷、他諸々まあ、そりゃ下がるよなといったところ。

 ただこれに関してはデメリットばかりでもなく、マギウスの翼に所属しながらも単独行動がしやすくなるので善し悪しといったところ。十分想定してたことなので、これに関してはそう痛手ではないですね。

 ちなみにネームドの場合、信頼度の上下はそれぞれ変わりますが、みふゆさんも3馬鹿(天才トリオ)も影響はほぼ受けません。アリナと仲良かったら危なかったですが、今回は問題ないです。

 

 最後に③。これはあれですね、スズネと戦った事による精神デバフですね。

 もとから魔力量の少なさには悩まされていましたが、それが悪化した形になります。つっかえ!

 もっとも、精神デバフはある程度なら時間経過で回復するので、まだ致命的ではないのですが……。ただこれからもスズネとの接敵が予想される以上、対策をうたないと肝心なときにデバフ食らってやられる、というのがありえます。

 今ならドッペルが使える環境になっているので、魔力量減少はうまあじでは? ともお思いの方もいるでしょうが、スズネ相手にドッペルを出しても、ホタルちゃん程度なら普通にドッペルごとやられるし、そもそも使ってる側も手加減がききにくいので対人向きではないのです。

 なのでこれに関しては、ステ振りを『追加習得魔術』に振ることで対策していきます。オリチャーですね。

 このパラメータは、後付けで魔術の種類を増やしたり、魔力消費をわずかながら節約などが出来るようになるパラメータです。また、唯一年齢補正で低下しない特性も持ちます。

 もっとも、極振りやじっくり通常プレイで育成してやっと活躍するものなので、RTA向きではないのですが……。ホタルちゃんが元からそこそこ高いのと、他に振ってももはや相手次第では意味のないのが予想されるので、付け焼き刃でもこっちのがマシと判断しました。

 羽根の武器である、鎖や黒剣の扱いも上達するので、そこまで悪くはないんじゃないかな……。こればかりはもうやって判断するしかないでしょう。RTAとは?

 

 

 

 さて、ひどいくらいにハードモードの洗礼を受けましたが、気を取り直していきましょう。

 現在、住居を路地裏からフェントホープ内に移して活動を行っております。スズネから避難するためですが、健康度等のデバフを受けなくなるので美味しいですね。

 

 しかし、先ほどの解説の裏で普通に進行させていたように、実のところ、やることは特に変わらないです。

 『ウワサ』の監視と街のパトロールを、団体だったのが単独で行うようになっただけですね。本来のマギウスの翼のそれからするとかなり異端ですが、腐ってもベテランのホタルちゃんならそうそう事故は起こらないです。

 もしハード特有の強力な魔女を踏んだ場合でも、持久戦に持ち込めば勝てるでしょう。タイムは犠牲になりますが、ここまで進めたら安定を優先したいところ。

 

 単独行動のメリットとして、地味ながら大きいものにローブを着ずに活動できるというものがあります。

 ローブを着て活動しているところをもし知り合った魔法少女に見られると、そのラインからマギウスの翼にたどり着いてしまうことがあります。結果として予定外のキャラが羽根になっちゃったり、逆にやちよさんなど敵対がほぼ確実なキャラはストーキングしてきたりと、どうあれRTA的にまず味なことになってしまうリスクが伴います。

 それを防ぐために知り合いの魔法少女は羽根になる魔法少女を中心にし、他の子は極力避けてきましたが、みつかるとヤバい子はいないわけではなかったですからね。

 外に出る度周りを警戒しなくていいのは、長時間のプレイ的に助かるところさんです。目が痛くなるねんな……。

 

 逆にデメリットとしては、マギウスの翼での立場がおつらくなるところでしょうか。

 集会に出られない(出ると集会がまともに進まなくなるのでマギウスからの信頼度が下がる)ので情報が滞る、ストレスでジェムが濁りやすくなる、など。

 ホタルちゃんの場合は前者はみふゆさんとのコネでカバー、後者は元からアレなので目に見えるほどは影響なし、といったところです。

 

 

 ではこのまま、単調な作業が続きますので、流しますね……。

 現在警戒すべきは、『Rumors in Disguise』の発生フラグと、メインストーリー発生のトリガーである『小さいキュゥべぇ』の存在になります。

 前者については言わずもがな、後者についてはもう時期的に始まりかねない、というところからですね。

 他のイベントに関しては、ホタルちゃんが関わっている人物には特に警戒すべきものに関わっている人がいなかったので、そこまで注意はせずともいいと思います。

 

 『Rumors in Disguise』は『キリサキさんのうわさ』という、スズネが元ネタの碌でもないウワサが作られることが発生条件なので、みふゆさんに頼んで新たなウワサが作られる度に教えてもらうようにして対応しています。

 マギウス3人は、メインストーリーが後半にさしかかるとみふゆさんから離れていきますが、現状ではそれなりに良好なようなのでここはそこまで心配していなかったり。時期次第では海に行ったりしますからね。

 問題は『小さなキュゥべえ』の方です。こいつが原作主人公である『環いろは』に拾われることが開始フラグとなるのですが、ノーマルだとこの前にゆきかが拾うという経緯をたどります。

 ハードといえど、ある程度はノーマルの動きをなぞるので、そこが同じように進行した場合のガバ度はいかほど、といったところ。ゆきかは高確率で羽根になるので、絡もう、把握しようと思えば出来なくはないのですが……正直したくない、けど目をつけるなら一番確実、という難しいところにいます。

 あいつに関しては無駄に信頼度を稼いでるので、ほっときたいのが本音なんですが……。とりあえず、あいつが拾ってきた場合はみふゆさんに相談するので、そういう動きがないか警戒するに今はとどめています。

 時期的にそろそろ起きるかも、とはいえ、今だと早めの発生というべき時期ですので。近づいてきたら覚悟を決めてコンタクトを取るか検討しましょう。

 ……というかあいつ何してるんだろうか。所属しないでいてくれるなら全然それでいいんですけどね。

 

 では今日の仕事も終えて帰ってきましたが……。おや、羽根が何か話してますね。こっそり聞き耳を立てちゃいましょう、情報収集情報収集。

 

「ウワサの警備なんて、って思ってたけど本当に……」

 

 お? ははあ、なるほど。

 これはあれですね、遂にやちよさんが動き出したと見えます。

 

 メインストーリーが近づいている前兆の一つに、やちよさんが『ウワサ』の存在を掴み、退治を始めるというのがあります。

 前述の『小さなキュゥべえ』の捜索もそろそろ本腰を入れるべきでしょう。

 

 では今後の準備をしつつ、今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 




Archive
○信頼度
 下がった。
 魔法少女の現実から逃げたい羽根にとって、
 ゾンビボディを活用しまくるのはドン引き不可避。
 RTAである以上、避けられない破局だったのかもしれない。

○朝倉蛍
 アプリで名前が同じ魔法少女が登場したりした。不眠症。
 みふゆさんの前だと素が出やすくなった。

○みふゆさん
 ストレッサーが増えた。
 なまじ自己完結してるだけに、手綱もとれないので一番悪質かもしれない。
 多分アルコール摂取量が増えてる。

○ななか組
 自分語りとかの裏で頑張って撃退した。
 目に見えて敵は焦燥していたとかなんとか。

○MEMORABLE FLOWER
 すずね☆マギカコラボ3弾。
 プロットがだいぶ変わった。

○これRTA?
 狂いそう……!(図星をつかれた怒り)

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