所で豊聡耳神子達が不老不死を目指す過程での研究で体を壊す話ですが、似たような話が遊戯王GXにもあったりしましたね。
こちらは道術であちらは錬金術ですが。
「ならば答えるとしよう、私は豊聡耳 神子、都では太子と呼ばれる存在だ」
そのものはそう答えた
(豊聡耳神子……ん?豊聡耳……まさか)
「多分聖徳太子本人でないかと」
(……は?)
妖子からボソッと告げられた言葉にデストロイアは大きく口を開けて呆然としていた
「むっ、君はなにか失礼ではないか?」
(いや~風の噂ですと男と聞いていたものでして……)
「そうか……それは周りの者がそういうことにしたがっているからそのような噂が流れているのであろう。或いは霍……」
神子の口から漏れた霍という単語が二人には気になったが何を指し示すのかはわからなかった
「君達の質問には答えた。次は私が問うたことについて教えてもらおう。君達は何者だ」
(怪獣のデストロイアです)
「悟り妖怪の小野目妖子です」
「悟りは良いとしてカイジュウ?と言ったか。先程のモスラと言うのも君と同じ種族であろう?」
(鋭いですねさすがは噂になるだけのことはあります)
「名はそのものの存在を示す……そこから推測したまでだよ」
この鋭さはやはり歴史に名を残す者は伊達ではないということである
「君達の存在はわかった…して、ここに来た理由とは何かな?よく見るとあの時見かけた怪鳥にそっくりだ」
「ガォ(噂を確かめに来ただけですはい。後その怪鳥とやらは私です)」
妖子も頷いた
「そうか、私の謬見であったか……ゴホッゴホッ…ゴフッ」
「「太子様!?」」
突然神子が吐血し、その場に倒れた
「あらぁ?お帰りが遅いと思ってきてみれば何やら面白そうなことになってますわね」
その時何者かの声が上から聞こえた
「お主は霍殿……ちょうどよい、そこの二人を連れて来てくれぬか。我々は太子様を運ぶ」
「わかりましたわ~」
布都と屠自古は神子をおぶって慎重に屋敷に戻っていった
「というわけでお話は屋敷に戻ってからでも宜しくて。そこの旅人さん方?」
ここは霍の問い従うことにした
〜豊聡耳神子の屋敷〜
「戻ったか布都、太子様の様子は?」
「今は寝室でグッスリ眠っていらっしゃる」
五人は俗に言う居間に集まっていた
「ガァア?(神子さんはいつもこんな感じなんですか?)」「神子さんはいつもからこのような感じで?」
「いやぁいつもというわけではない……今日は体調が良かったから大丈夫だと思ったのじゃがな……」
どうやら神子の吐血は今に始まったことでもないらしい
すると霍が手をポンッと叩いた
「そういえば私達はまだ自己紹介してませんでしたわね。私は霍 青娥、仙人ですわ。貴方達の名はこっそり聞いていたので知っていますので」
「霍殿の場合邪仙じゃろが……我は物部 布都だ」
「蘇我 屠自古です」
(蘇我に物部だって!? 凄い歴史捻れてる感あるけど今更か)
デストロイアは少なからず驚愕していたが自分の存在の方が捻らせていると自己完結することで落ち着いた
自己紹介が一段落した所で気になっていた事を質問することにした
尚、屠自古は神子の看病のため席を外した
「ガォ?(神子さんは何時からあのように?)」「神子さんはどうしてあのような身体に?」
「うぅむ…会ったばかりの者達に言ってしまって良いのやら……」
「言ってしまわれても良いと思いますわ。私の勘ではこの人達は知ったところで何も干渉してはこない……」
「そうかのう…まぁ、霍殿がそういうのならば話すとしよう。これだ」
布都の手から何か石のような物体が渡された
(これは?)「これは?」
「辰砂と言ってな、太子様が目指しておられる仙人に必要な仙丹を作り出すのに必要な物…って、食うでない!!!」
布都が話している最中にデストロイアは辰砂を食べた
霍も目を丸くしていた
デストロイアは飛翔体のまま室内に入ってたため妖子から手渡しで、なんだか餌を貰う雛鳥のようであった
(…………!? これは…硫化水銀)
「硫化水銀ですか、そのようなものなら神子さんが身体を崩すのは無理ありませんね」
デストロイアが出した答えを妖子は淡々と答えた
その様子を見てた布都が指をわなわなとさせて聞いてきた
「おおおお主それを食してへへ平気なのか」
(怪獣ですから)「怪獣ですから」
「はぁーーー?」
叫んだ後布都は気絶してしまった
よくわからないが食われたことがショックだったらしい
「1日に二人も床に伏せてこの屋敷大丈夫かしら」
霍は物騒ねぇ~等と言っていた
「しかし、人間に猛毒である石を使って神子さんは何を……」
「太子様は仙人になり、国を救おうとなさっていますわ」
(仙人で国を救う?そんな世迷言が)
「ですが仙丹を作られる前に太子様の身体は持たないでしょう。ですが怪獣の貴方はなんともない!!」
(うん?)
「私の私欲の……太子様の為にあなた方には手伝って貰いますわ。いや、知ってもらわれたのなら嫌でも手伝ってもらわなければなりませんわ」
その目はとても楽しそうであった
[次回予告]
道教、それは中国より伝わりし宗教の1つ
そして道(タオ)に至るのが仙人
そこまでしようとする神子の心情とは
次回、G a cell