今回色々試して書いてます。
地蔵が言っていたことに関しては、推測の域を得ないのでとりあえず深く考えないことにした
その後、特にこれといった出会いもなく、目的地らしき場所が見えてきた
そう…かの有名な竹取物語の舞台、平城京もとい奈良…なのだが、遠くにいてもわかるほどにのどかである
「ここがかの地で合ってますよね?」
(そのはず)
「ですが…なんというか貴族がいるにしては華がまるでない」
(……確か太子が眠りについた……世間では死んだとされるのが約600年だとして、竹取物語は奈良時代初期とされる…)
「そして都が置かれたのが約710年と、すると……」
(着くのがだいぶ早すぎたね、何のために空飛ぶの縛ったのやら)
そう、二人は飛んで目的地に向かうと早く着きすぎるのでわざわざ陸路を選択したのだが、それも水の泡に終わってしまったということである
だが、幾度も推察しても埓があかないので、仕方なく変化して探ることにした
色々と村人達に聞き込みをして、確かな収穫はあった
視察しにきたお偉いさんが言っていた話らしいが、なんでも聖徳太子(豊聡耳神子)亡き飛鳥では、都全体の活気が失われてきているということ・近々都をここに移す計画があるということ・ここと飛鳥は妖怪目線で見ればさほど離れていない等のことがわかった
(なるほど通りで到着が早いわけだよ……私達からしたら案外近いんだから)
「でもどうします?聴いた感じですと移転計画自体は早巻きになってますがざっと50年近くは待たねばなりません」
(そ~なんだよね……なにか時間をつぶせることは……そうだ、拠点建てよう)
「拠点と申しますと家ですか。ですが記憶には家を建てたことなどは」
(知識は無いけどなんとかなるよ!!時間は有り余ってるしね!)
こうして少し離れた土地にて、怪獣と妖怪による家作りが始まった
まずは家と言ったら材木が必要だからとりあえず近くの山に来たよ!あぁ妖子?妖子なら3式機龍になってもらってるよ。なんせ刃物的装備がメーサー・ブレードくらいしかないからね。まぁ均等に切って、それを私が運ぶを繰り返してればすぐ集まるでしょ多分。
だがメーサー・ブレードで木を切った瞬間、見事に燃えた
それもその筈、超高温で溶断する物で燃焼しやすい木を切れば燃えるのは当たり前である
(アバババババー!?)
「……ハッ!?こうなったら燃え広がる前に超低温メーサーで消し止めます!!」
スーパーXⅢの超低温メーサー!?いや待ってそれも仮にもメーサーだよ待って待って待ってェ!!!
着弾……山一つ禿山と化した
「…………」
(…………)
その後、よくよく考えると電気通さなければただの刃だったのに気づき、意気消沈しながら材木を確保した
ざっと数えて500本はあるかな~……うん、切りすぎたねこれは。どうせ一回で家らしくなるとは考えてないから備えあればなんとやらよ!で、どうするんだっけ?確か支柱を立てて…周りに柱を立てて…あれ?
結局、自前の知識では建築不可とさとり、神子が住んでいた屋敷の構造を真似て小さく作ることにした
デストロイアの体重を支えきれずに床が抜けたり、山がまた禿山と化したり、作っては壊し作っては壊しを繰り返すこと20年……一階建てで洒落た外見の屋敷がようやく形になったのだ
平城京とは言うと、都が移転する最中というのに活気に溢れていた
竹取物語は近い……
[次回予告]
ついに平城京が完全移転した
都ではかぐや姫なる噂が蔓延し始める
二人は姿を拝むため忍び込む
次回、月の姫様