いやはや今まで後半部分の文章がまとまらず構成が変になっててだいぶ時間がかかってしまったぜ。
文章力がほしい(切実)
2016/2/3
最後の部分ちょい修正しました。
追放された罪人――その言葉に私は驚いた。なんというか竹取物語のかぐや姫とだいぶ違うなと。
しかし、人体実験とは穏やかじゃない……なんとかできないものなのか。そう思ってた矢先、地面が揺れた。
「なにかしらこの地響き――地震?」
何事かと輝夜が確認しようと立ち上がったその時、地面からドリルが飛び出してきた――びっくりした輝夜は豪快に尻餅をついた。
これは……ミニ轟天号?十中八九妖子だよね、まさか探しに――あっそういえば留守番任してもう数日経つもんね……
「いったぁ~、なによこれ!」
「中々帰ってこないと思って見に来てみれば月見ですか、楽しそうですねデストロイア」
轟天号なので顔色は不明だが確実に怒ってらっしゃる。今にもメーサーを撃ってきそうな雰囲気だ。
「喋った!?喋るのこの突起物!?」
「突起物とは失礼なッ!!これでも万能軍艦なのですよ、大体誰ですか貴方は――あぁなるほど、貴方が噂のかぐや姫でしたか。そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ――月人さん?」
「……ッ!?」
輝夜は明らかに警戒している。いきなり怒鳴ったかと思うと素性を言い当てられたりしたら警戒されるのも当然な気が……姿、轟天号だし。
「あ~そうですね、いつまでも轟天号のままだと混乱を招きますね確かに。」
そう言うと妖子はいつもの姿に戻った。
「改めて――悟り妖怪の小野目妖子です」
「悟り……そういう事、私の心を覗いたわけね。改めて――私は蓬莱山輝夜、月人よ。で、ここに来た目的は?」
「ただ単にデストロイアの帰りが遅かったので見に来ただけですよ。ですからそんなに警戒しなくても大丈夫ですって」
「えっそれだけ!?な~んだ警戒してそんしたわ~」
輝夜は脱力しながら警戒を解いてくれた。いやはや一悶着なくてほっとしたよ……妖子の目が怖いけど。
「要はデストロイアの迎えってわけね。同じ迎えでも私のとは大違い――その自由少し羨ましいわ」
輝夜は月を見上げながら独り言のようにぼやいていた。その表情は悲しみと失望といったところか。
「せっかくだから――妖子、でしたっけ?あなたも一緒にここで月を眺めないかしら?」
「そうですね……そうさせてもらいます」
それからというもの、輝夜は何かを紛らわせるかのようにブレーキの壊れたガールズトークを始めた。妖子を察したのか付き合ってた、あ……私空気だこれ。
「――でね~永琳ったら天才でスタイルいいのに男にはこれっぽっちも興味がないのよ~」
「それは女として終わってますね、やはり――」
「でしょ~!だから私よく言うのよ――」
よく見たら手にお酒らしきものが――永琳って誰?
結局夜が明けるまで話は続いたようで輝夜と妖子は縁側でだらしなく寝てる。私?ずっと月眺めてた。しかし、この数日間で思ったことはここに人が全く来ないのだ。推測だけど輝夜がなにか人払いの術的なのを敷いているとしか――それに時の動きがゆったりしてるような気すら感じてくる。不思議だ。
考えに没頭してたら輝夜が起きてきた。
「あら貴方、ずっと起きてたのね」
まあね、蚊帳の外で暇だったけど。
私は頷いた。
「ほっんと不思議ね。まあいいや、そろそろ限界だからお開きにしましょ」
限界?はて?
私は傾げた。
「言ってなかったけど能力のちょっとした応用で擬似世界みたいなのを作ってるのよ。でもこの世界、修正力?かなんかが働いてずっと展開できないのよー」
なるほど、隔離された世界か。だから人が来ないと……妖子が入れたからおそらく地下までは影響していないんだろうな~。
しかしそれなら仕方ない、妖子起こしておいとましよう。
「……帰る前に……一つ、私のワガママを聞いてくれないかしら?」
それから数日後、輝夜の最後の求婚相手が偽物持ってきたのがバレて爆散してるのを微小体の状態で輝夜と一緒に見届けた。
あの日、帰る前に輝夜が話したのはズバリお迎えを物理的に撃退である。
竹取物語でも迎撃しようとしてたけど無力化されたんだよね……人間だから駄目だったのかねぇ。だから
それは置いといて、求婚者達が無理難題をクリアできなかったので明日の夜月からの使者が来るそうな。
計画としては使者を撃退ないし殺して逃げる――シンプルではあるけど周りの被害を考えるとオキシジェン・デストロイヤー・レイは使えないから武器しだいでは辛い戦いになりそう。うーんどうしたら……
そうこうしているうちにすっかり日は暮れ、辺りは闇が支配した。
帝の命で屋敷の屋根には弓兵が構え、地上には槍兵が多数警護している。輝夜を月に返すまいと必死だ。
そんな張り詰めた空気の中、いきなり空が光り輝いた!!いや……よく見ると光る牛車のようなものが下りてくるのが見えた。牛車モドキから放たれる光によって警護の者達はたちまち動けなくなってしまった。
そうやって妨害なく降り立った牛車の中からひと組の男女が出てきた。なんだか輝夜は女性の方を見てとても驚いた顔をしている。
その内男のほうが一歩前に出てきて言った。
「我々は月の住人、月の子である蓬莱山輝夜の迎えとして仕った」
屋敷にはもう止める術を持つ人間はいない。なので仕方なく輝夜が外に出た。瞬間、輝夜と赤青というよくわかんない服を着た女性が抱き合った。は?
「また貴方に会えるなんて思ってもみなかったわ、永琳!」
「月にいた頃とお変わりなく安心したわ、姫様」
なるほどあれが永琳さんかー。ファッションセンスはともかくなんだかインテリって感じがするな~。
「感動の再会の所もし分けないのですが時間が押してます……八意様、蓬莱山輝夜をこちらに」
「ええ……今行くわ、貴方達を置いてね」
「!?」
突如牛車モドキが大爆発を起こした。その隙に永琳は輝夜を連れて逃げる。
「なっ……小隊、八意様を追えー!!」
追手が二人に迫る――ここで私達の出番ってわけね。
私は微小体から完全体に変わる。月の兵隊達は突然現れた怪獣に戸惑っている。二人は妖子に任せてあるので大丈夫でしょう。
「なんだこいつはッ!?」
「妖怪か!?」
「八意様は穢れと結託していたというのか!?」
「構うものか……小隊、撃て」
リーダー角であろう奴の指示で一斉に撃ってきた。効かないけど。
「なにィ、効かないだと!?」
「怯むなー!!撃ちまくれ!!!」
相変わらず近未来的な銃で意味のない攻撃を仕掛けてくる……これなら殺さずに撃退できる――そう考えていた時だ。
突然――デストロイアの記憶が――フラッシュバックした――
暗転
敵の目の前で私は思わず頭を抱えてしまった。
ウグッ!!アタマガワレルヨウニイタイ……アノキオクハ……アリアケデノタタカイ?
アノトキトオナジ?
マタコロサレル?
ソンナノハ……ナラ――
コロセ――コロセコロセ――コロセコロセコロセ――コロセコロセコロセコロセ――
コロシツクセッ!!
気がついたら辺りは焼け野原だった。兵隊達は首をもがれ,上半身が溶け,臓器をぶちまけて、生きている者は一人もいなかった。
これは……私が……やった?
そ……そんな……こんな惨たらしい行為を私が?とっとにかく合流しなきゃ……
私は疲労困憊の体を引きずってその場を逃げるように後にした。
[次回予告]
自らの住居に匿うことにしたデストロイア
しかし問題というのは
いつも連鎖的である
次回、藤原の不死鳥
[今回の設定集コーナー]
~轟天号~
轟天号とは、陸・海・空全てを行動できる万能戦艦だ!
他にも作品ごとにラ號,新・轟天号などがある。