15/8/22
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私ことデストロイアは大変焦ってた。
なぜなら、湖から見渡せる限り草草草草――場所を特定できそうなものが何一つ見えないからです。
えーと、雰囲気がのどかすぎるとは思ってたけどここまでなんにもないなんて――サバンナ?もーやめやめ!考えたって埒があかないよ。
それよりこの体で何ができるか試してみよう、うん。たしか劇中だと形態変化なんかができたはずだよねぇ、どうやるんだろう……勘?
デストロイアの記憶を呼び覚ましながら試行錯誤してる時、私の脳裏にある単語が浮かんできた。
[形態を変える程度の能力]
[ミクロオキシゲンを操る程度の能力]
……なにこれ?
名前からしてデストロイア本来の能力を二つにしたような感じだよね。というか程度って何よ?
まあいいや。まずは形態を変える程度の能力ってのを試してみましょう。
おそらく形態ってのはあれだよね、微小体から完全体までの事。さっきもやってたけどどうやるのかさっぱりだ。姿を思い浮かべればいけるのかな?今は完全体だからとりあえず飛翔体の姿を思い浮かべて……ッ!?
私は飛翔体の姿を思い浮かべた。次の瞬間体内から眩い光がはしり、光が止んだ時には体が飛行体になってた。その後何度か試してみた結果、対ゴジラ戦までになった形態以外には変化できなかったので、完全体に戻ることにした。
形態を変える程度の能力っていうからなんでもなれると思っちゃったけどなれるのはゴジラVSデストロイアでなった形態だけなんだね。でも大体わかったわ、変化する条件は頭の中でその姿を思い浮かべるのが条件みたいね。
次に試すはミクロオキシゲンを操る程度の能力。記憶だど形態によってやれる事が変わってたけど効果はほぼ同じ……ん?なんだろあれ?
その時遥か遠くから何かが近づいてくる気配がした。どうやら閃光を出しすぎたせいで何者かにこの場所を察知されてしまったみたいだ。
遥か遠くから何か近づいてくる、生物かしら?話が出来る生物だと嬉しいな〜。う~ん、なんだか鳥にしては影が大きいような……?あの大きい翼と長いクチバシには見覚えがある気がする。なんて言ったかなたしかプ…プ…プテラ…そうだプテラノドンだ思い出したそいつのフォルムにそっくりだってプテラノドン!?
えぇぇープテラノドン!?ていうことはここは……えぇとプテラノドンが生きた時代は白亜紀辺りだったはずだからつまり私は今白亜紀にいるのーーーーーー!?
驚愕する。怪獣になってしまったのも摩訶不思議だったのによもや自分が過去の世界にいるとは思わなかったよ。謎は深まるばかりだ。
あっ、でも今は能力を試すチャンスなのでは?相手は私に向かってきていて急な回避とかが出来ない筈だし。ほら、急には止まれないってね。
「ガァァァァー(くらえーーー!!)」
私はプテラノドンに向けて咆哮した。次の瞬間口から光線状のものが発射され、命中したプテラノドンは激しい火花を散らし空中で大爆発を起こした。辺りには元の形状が判別できないほどにバラバラになった肉塊が飛び散ったがすぐに溶けて消えさった。
こ…これがオキシジェン・デストロイヤー・レイ。放ってみたけどなんというかエグいねこれ。プテラノドンが完全に溶けてなくなくなっちゃってる。使い方は気を付けないとかな。
しかしこれで能力は試せたから一歩前に進んだ気分だ。跡形もなくなってしまった相手には申し訳ないけど、どうやらミクロオキシゲンを操る程度の能力は劇中通りオキシジェン・デストロイヤー・レイに転用できることがわかった。更に時代も太古の地球、白亜紀だということも判明した。わからないなりにも分かることはあるもんだ。
これだけで今は十分、いや、大きすぎる収穫よ。
しかしいつまでもこの場所に留まるのも危険ね。先の爆音で恐竜が来ても面倒だから隠れられそうな場所に移動しましょう。姿は飛翔体でいいかな。完全体でも空は飛べるけど名前的に合ってるしね。
体が自然と飛び方を覚えていたのでスムーズに飛べた。こうして私は生まれて初めて大空を飛んだ。自分の翼で飛ぶというのは味わったことがないのでなんとも妙な気分だったと言っとく。
[次回予告]
大空を飛ぶデストロイア飛翔体
だが気づかぬ間に海を超えていた
その場所はなんと日本
次回、太古の日本
[今回の設定集コーナー]
~プテラノドン~
プテラノドンは犠牲になったのだ……オキシジェン・デストロイヤー・レイの試射に……その犠牲にな……
実は古代のラドンだったり。