幻想に誘われし破壊の怪獣   作:TPC

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原始モスラ云々ですごく悩みました。

15/8/24
大幅修正
1290→2027字


三話 太古の日本

垂直上昇で上空に出たはいいが、どこまでも雲が絶えず、地上の様子がまるで見えない状況だ。だけども、大昔の大空というのは空気汚染がなく、とても美しい……心が澄み渡っていくようだ……これが空を飛ぶ快感なのかも知れない……

一旦感想は置いといて、これからどっち行こうか悩んだ。雲だらけじゃ方向がわかんないしなぁ――まっいっか、適当で。旅は気長っていうし。

 

そう思うと私は適当な方角に進んでいった。

暫く飛んでると前方の雲が切れ切れになっていくのが目に見えたので、そこから下の光景が見えるかなと思い雲の切れ間から見下ろすと、なんと海のど真ん中であった。

 

ひゃぁ~随分と移動しちゃったな~。あんまり長い時間飛んでる気がしなかったんだけど空飛ぶと体感時間狂っちゃうのかな?次から気を付けないと。

しかし何処かに陸地は――なんか水平線の向こうにうっすら陸地?砂地に見える気がするけど確かに陸地がが見えた!!いっちょ行ってみますか。

 

こうして私は陸地が見える方に飛んでいったのだけど、何だか視認してからあっという間に着いちゃった。結構速度出るんだねこの形態。

飛翔体から完全体に戻ってと……浜辺だっていうのはわかるけどそれだけじゃここが何処だかわかんないなぁ。とりあえず海岸奥に森林地帯が広がってるみたいだし、そこに行ってみますか。

 

ここで一つ重要なことに気づく、なんで木の方が大きいのよ……逆?もしかして木が大きいんじゃなくて私が小さいっ!?

 

元居た場所じゃ草原地帯で湖にもなんにもなかったし、でもってプテラノドンも遠くから見ただけだったからわかんなかったけど私(デストロイア)ちっちゃくなってるっーーーーーーーー!?

全長230メートルはあるはずなのに……木と比べてもせいぜい180センチくらいしかないだなんて――怪獣の全長が木の負けるなんてショックだ。

でも形態を変えられるってんなら大きさも変幻自在?それは今度試そう。というか大きくなれないと怪獣らしくないよ。

 

知りたくもなかった新事実を受け止め、森林地帯をズンズンと進んでいくと奇妙な跡が出現した。

まるで地面をえぐったかのような大きな跡だ。

 

なにこの跡は!?恐竜が通った足跡にしては跡が繋がってるし、しかも大きすぎる。

 

その時、何故か脳裏によぎったのは巨大な芋虫の姿。その跡はまるで芋虫が通ったかのようであったからである。だがこんな大きい跡を付けれる芋虫がいる筈がないと頭を振った。

そう思ってた矢先、四方から木々のなぎ倒される音とともに巨大なナニカが迫ってくる。そう、想像通り巨大な芋虫だ。そいつらは私を囲むとじっとその場から動かなくなった。

 

取り囲まれたかと思ったら動かなくなった?な……なんなの急に。

んん?この顔の形見たことあるような気がするぞ?モスラⅢの原始モスラかな……いやいやそんな――あれ?いきなり暗くなって………上に何かいるっ!!

 

私は頭上を見上げる。そこに居たのは余りにも巨大すぎる蛾

 

ああああれはももしやもしやモスラ!!

なんで?なんで?しかも私の知ってるモスラと姿が若干違う?原始モスラの成虫体なんていたかなぁ。

 

私は頭上に停滞してるモスラを観察することにした。

いつものカラーリングとは違い、全身がうす茶色の毛で覆われていた。大きな複眼はじっと私を捉えている。

自分の体よりゆうに大きく正直怖い。

 

 

『そこの物』

「ガァァ!?(頭の中に声が!?)」

 

いきなり頭に声が響いた。モスラのテレパシーなの?

 

『私は貴方を頭上から見ている物です。直接頭の中に話しかけています。どうやら貴方の声は私にはわからない。なので私の問いに対して首を振って答えてください』

 

その問に私は素直に首を縦に振る。

 

『では――貴方は何者ですか?貴方みたいな外見をしたものはこの大地で見たことがありません。貴方はこの大地を荒らす者なのか否か』

 

どうやらモスラから疑惑の目で見られているみたいだ。

こんな恐ろしい見た目した者がいきなりやってきちゃあ誰だって警戒するよね、うん。

 

私は首を横に振る。ただ単に陸地が見えたからここに来ただけであって自然を破壊するようなことは毛頭考えていない。

体はデストロイアだけどね。

 

『それならよいです』

 

モスラは私にそう伝えると飛び去っていき、周りを囲んでいた幼虫も去っていく。どうやらこの地の守り神的存在なのかもしれない。

何聞かれるかすごくドキドキしたけど何事にも大事にならなくてほんとよかったよかった。この体の大きさじゃオキシジェン・デストロイヤー・レイ放ってもモスラに風圧で消されるビジョンしか浮かばないし……

でも原始モスラがいるってことは近い内にキングギドラが襲来して未来からモスラが来るのかしら?今丁度白亜紀だし。

んん?……白亜紀……ハッ!そうじゃんキングギドラ来るじゃん!?今の大きさで襲われでもしたらとてもじゃないけど太刀打ちできないじゃん!?

どうしよどうしよどうしよーーーーーーー!!!

 

この時の私は、迫り来る脅威に対していっぱいいっぱいになっていた。

 

 

 

 

 

[次回予告]

気が気でない日々

そしてついに天空から

金色に輝く三つ首の龍が現れた

次回、キングギドラ襲来そして白亜紀の終わり




[今回の設定集コーナー]

~モスラ~
はっきりいってデカイ蛾だ!
これでもインファント島の守り神で守護者。反対に破壊者のバトラが存在する。

原始モスラに関しては、幼虫は劇中出てますけど成虫は出ていないので今回オリジナルで登場させました。
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