色々忙しかったのと5月病が……
今回から弥生時代に入ります。
15/9/3
大修正のついでにルビを試してみました!
2676→2859字
夢を――見ていた気がする
消えては浮かび――消えては浮かぶ
走馬灯のような――
意識が覚醒する。目を開けると暗闇で、何かの中にいるということがわかった。
あの後キングギドラはどうなったのか、モスラは来たのか、そもそもここはどこなのだろうか、などなど考えれば考えるほど心配になってくる。
ここから出て、確かめねば。
そう思い、私は
暗闇からいきなり明るい場所に出たせいで目が……
「グガァァアア!!(がぁあぁ目がぁぁー!!)」
目がやられた……
デストロイアの体でも明るさを認識する機能は人並みなんだなぁと感じつつ、しばらく目の痛みに悶絶していた私は、涙目になりながら付近の探索を始める事にした。
ぐるりと辺りを見回してわかったけど、ここはどうやら生い茂る森のなかみたい。光線による焼き跡が見当たらないってことは、キングギドラとの戦いから随分と時が流れたのね。そんな寝てた覚えないんだけどなぁ……
大まかな場所が判明した所でまず探したのはレインボーモスラの繭。
倒れる直前、おぼろげにながらに覚えてるのは深傷を被ったキングギドラとレインボーモスラの姿。
だったらこの付近に繭があるんじゃないかな~と思って探してはみたんだけど見つかんなかった。やっぱ劇中と同じで地層に埋まってるのかなぁ。大昔にいるし是非とも生で見てみたかったな~。
そういえば今は何時代なんだろう?眠る前は確か白亜紀だった筈だよね。モスラ、あなたとの約束、忘れないよ……
しかし
悲しみに耽て足を止めていた為、周りから人らしき声が聞こえるのに気づいた。
ん?今なにか聞こえたような――人の声?
「い……」
「…やい…い…あい…ど…いきや…っ…!!」
「ちかく…い……ずだ…な…とし……さがし……!!」
「あんな目……けて…る……なん…なに…る……かった……じゃ……」
久しぶりに聞いたけど確かに人の声だ!!でもなんだろう、何かを必死に追っている?もしや姿を見られた!?
心なしか足音がこちらに近づいているような気がしなくもない……時代の特定も大事だけどこの体で厄介事に巻き込まれるのはまずい!!
そう思ってその場を離れようとしたその時横の茂みから何かが飛び出してきた。
!?
に、人間?いや違う、身体に目のような球体状の物体がコードのようなもので繋がってる。第三の目――この子はもしや悟り妖怪!?
あれ?私なんで悟り妖怪なんてわかるんだろう?妖怪の歴史の記憶……?
記憶の件を一旦後回しにして、飛び出してきた少女?の全身を見る。
髪は肩までかかる長さで色は青。身長はぱっと見150センチくらいに見える。胸は――膨らみかけなのが見て取れた。服装は何だか現代の服っぽい赤色の長袖と黒色のロングスカートという出で立ち。
「ばけものっ!?!?!?」
飛び出した際に転んだ少女?が起き上がりこちらを見ていきなりばけものとか言ってきた。そりゃあデストロイアの姿はばけものに違いないとは思うけどショックだな……ただ、雰囲気的になんだか姿だけに驚いてる訳じゃない?
少女?は暫く驚きと唖然が混ざったような表情をしていたが意を決したような顔になり私に助けを求めてきた。
「私追われているのです、助けてください!!」
「ガァ?(は?)」
何がなんだかさっぱりなので事情を聞くことにした。なんでも少女?は今まで能力によって人に化けて人間の集落で暮らしていたらしいがある日、ふとした切っ掛けでバレてしまい追われているとのことらしい。さっきから聞こえてるのはこの子の追ってね。
だとしたら早々と移動しないと。
「見つけたぞ妖しめ!!」
ちっ!長居しすぎた。
「ぬおっ、こやつ仲間を呼ぶたか」
「構うことはねぇ!!物の怪は我々に害をなす存在だ」
「まとめてやっちまえば問題ねぇさ」
「覚悟しろよ」
「こいつらを滅せれば村でえばれる!」
「どうせ醜い物の怪だ」
あ~もう!厄介事に巻き込まれる前に移動するはずだったのにどうしてこうなったのよ。
数は7人。前から槍を構えながらジリジリとこっちに迫ってきている。服装に覚えがあるのは多分弥生時代。随分長い時間眠りについてたなぁ。
後ろには救助対象の少女が私の羽を掴んでいる。なんだか面倒だから威嚇して目の前の人々を怯ませた隙に逃げよう。
その考えに至った私は威嚇の為、追っての目の前の地面をえぐるように光線を吐いた――光線は二つ出た。
ふ、二つ?そういえば体の感覚が変だ……あっこれキングギドラと戦った
着弾した光線は爆風を発生させ追ってを吹っ飛ばした――威力が対キングギドラのまま撃ってしまったみたいで蒸発した。
……………
そ、そういえば相手はキングギドラのような怪獣ではなくて生身の人間だったの忘れてた。まっいっか次から気を付けよ。
「助けていただいてありがとうございます。しかし凄い破壊力ですね……」
それほどでもないよ…って聞こえないよね
「いえ、貴方の声は聞こえてますよ。デストロイアさん」
なん……だと……そうかそうだった。
「その通り、貴方の考え通り私は悟り妖怪と呼ばれる者です」
やはり悟り妖怪。で、名前は?
「私は小野目 妖子といいます」
小野目妖子――ようやく名前判明である。なんだが手順が変な気がするがいいや。
でもなんで私の名前?までわかるの?確か悟り妖怪は生ける者の思考は読めても記憶までは読めない筈じゃ?
「それは私の能力に関係してます」
「グァ?(能力?)」
この世界では能力なんて
「私の能力は記憶の中のものに変化出来る程度の能力というものなのです」
それってつまり……
「相手の記憶が全部見えるということなのです」
それってつまりなにも隠し事ができないというものでは?それに相手の記憶の中ということは記憶の主に擬態できるのと同じことだよね。
なるほどそれで私の名前?がわかったのね。じゃあ私がデストロイアになる前の記憶とかは見れる?
「それは残念ながら……消えてしまった記憶を見るということは……すみません」
何か自分への手がかりが見つかると思ったのだが。だがこんなことでめげててもしょうがないよね。
ところで貴方はこれからどうするの?行くあてがないでしょう。
「そうですね~デストロイアさんについていこうと思います!」
!?、なんで?
「そのほうが楽しそうだと思ったからです♪」
さっきまで追われていたのが嘘のような態度だ。それが妖怪らしいといえばらしいのかな?妖怪は縛られることのない自由人っていう記憶がある。
わかったわ。一人よりかは楽しそうだからついてきていいよ~
「やったぁ!で、どこに行きます?」
それわざと言ってる?心覗けるならわかるよねー?
「では行きますか!!」
弥生時代なら諏訪大戦を拝みに!!
私は飛翔体になり、妖子は私の上に乗った。そして、諏訪を目指し飛んだ。
[次回予告]
一緒に行動することになった妖子
次に怪獣と妖怪が目指す地点は
諏訪大戦の観察である
次回、諏訪の神
[今回の設定集コーナー]
~妖怪とは~
調べたところ妖怪の分類を細かくすると水関係が妖し、霊や変化するものが物の怪とのこと。
幻想郷の住人で例えるなら、わかさぎ姫は妖し、マミゾウやプリズムリバーみたいのは物の怪となる……筈。
でも大体は妖怪と呼んでも問題ないのであまり気にすることではない。