今回からデストロイアの翻訳は()「」と繋げて喋らせます。
それと東方キャラの口調真似るのが難しいのなんの。
2016/2/3
修正
3469→3955に増加。
ここは上空――
あーでもないこーでもないと独り言の様に言っていた私だったが、ここで背中に乗って以来喋らなかった妖子が提案を出してきた。
「地上に目印がないのであれば宇宙から見渡せば一発じゃありません?」
宇宙かその手があったか~。私はキングギドラの力使えば宇宙空間大丈夫だと思うけど妖子は?妖怪でも生身だよ大丈夫なん?
「私は大丈夫です!!能力のこと忘れました?」
記憶の中の物に変化出来る程度の能力だっけ?イマイチしっくりこないんだよねぇ
「なら見せたほうが早いみたいですね…一旦地上に降りましよう」
「ギャオーン(わかったー)」
こうして妖子の能力とやらで本当に大丈夫なのか確かめるために地上に降りた。地上に降りて背中から妖子が降りたのを確認した私は姿を飛翔体から完全体に戻しじっと見つめた。さて何が始まることやら……
「いいです?見ててください」
妖子がそう言うと眩い閃光がはしった!私はその眩しさに思わず目をつぶってしまった。そして閃光が止み、デストロイアが目を開けた次の瞬間そこにいたのはなんと――なー!?なんでこの時代にMOGERAがッ!?
銀色のボディ,頭に付いたドリル,スパイラルグレネードミサイル入り腕部――どこをどう見てもそこには等身大サイズのMOGERAが存在していた!!!
「その驚きようだと成功したみたいですね」
その声は妖子!!!てことはそのMOGERAは
「これが私の力、通称記憶擬態です!」
無機物にも変化できるなんてなにそれッーーーー!!
数分後驚きが落ち着いた私は妖子に詳しく聞いた。ちなみに姿はMOGERAのままでありちっこいデストロイアとMOGERAがいるのはなんだか撮影の着ぐるみみたいだな~なんて。
なんでも先ほど上空で喋らなかったのは私の中からゴジラ関連の記憶を観ていたからとのこと。
記憶の中の物に変化出来る程度の能力とは相手の記憶を観て、その記憶中の人物から物までありとあらゆる物体にそっくり変化することができるのこと。だから記憶擬態だそうだ。
だが姿を変化できても真似た人の言動や動きなんかは100%真似できなく、それが原因でバレてしまい、人間に追われていたのだと。そして大きさを変えるにはそれ相応の妖力を消費し、妖力足りず今は等身大が限界とそう言った。
しかし人は100%真似出来ないのはわかったけどじゃあ無機物に関してはどうなの?
「大きさ以外はほぼ一緒」
それはすごいや~。じゃあ今その両腕からスパイラルグレネードミサイル出るの?
「勿論出ますよ、ほら」
そう言うと腕部のドリルが上下に開き、中からミサイルの先端が回転しながら出てきた――回転しながらである。出してくれたのはいいけどなんで回転してるのかな?かな?
「どうせ出すのなら撃ってみたくてつい」
ついじゃないよばかーーーーー!
そう言う間に放たれ、スパイラルグレネードミサイルは二つ森の奥に飛んでいってしまった。ミサイルは木々をなぎ倒し進み、巨大な岩に着弾し大爆発――その衝撃で周りには火がつきどうにもヤバげな感じになってきた。………検証も済んだし早く目的地に行こうか。
「………そうですね」
私達はその場を後にし宇宙に向かった。山火事は誰かが何とかしてくれるよきっと。
ギドラ体になってる私とMOGERAに擬態した妖子が下を見るとそこには青い惑星が見える――母なる惑星地球の姿だ。そしてここは宇宙静止衛星軌道上。
いやはやほんとに来ちゃったね宇宙。
「これが宇宙から見た地球……肉眼で見ると美しいですね~」
記憶にはあれど実際には宇宙に来たことのない私達は自らの肉眼で眺める青い星に暫し魅了されていた。
堪能するのはここまでにして諏訪探しましょうかうん。
「たしか諏訪大社があるのは本州内部の方でしたよね……見つけましたよー」
妖子が腕で示してる場所がある。そこにおそらく諏訪の国が。善は急げってね、じゃあさっそくそこにむけて大気圏突入~
私は場所を確認するや否や大気圏突入し始めた。流石宇宙を飛ぶキングギドラの力だなんともない!!
「その角度なんだか急すぎてません?」
妖子は疑問に思ったが置いてかれかけたので続いて大気圏に突入した。
どっかの平原、今ここにはどでかいクレーターができている。無論私が落ちてできたクレーターだ。大気圏突入した跡、角度とか考えてなかった結果減速しきれずに大地に大穴をあけてしまったのである。ちなみに姿は完全体に戻った。ギドラ体は二つ首のせいでやけに疲れる。
「だから言ったのに」
ふにゅ~~頭にお星様が見える~
で、私は現在分離したスターファルコンの上で大の字になりながら伸びてた。怪獣故の頑丈さ+ギドラ体だったからこの程度ですんでいるが別のものならおそらくばらばらになっていたであろう。例えばモスラとか。
ランドモゲラーはというと周りの偵察に出ている。分離しても意識は両方本人なので何の問題はないってさ、なにそれ反則。まあ私も似たようなことはできるけどね。
しばらくするとランドモゲラーが帰ってきた。
「数千m先に多分だけど諏訪の国を視認しました。でもさっさとこの場を離れたほうが良さそうですよ?」
あーやっぱり?クレーター作った際物凄い衝撃音出てたからね……いってて……
「というかもう囲まれてます」
あれぇ~ゆっくりしすぎたかー。
スターファルコンの上から降りて周りを見渡す。確かに私たちを囲むようにして白い大蛇のようなのがいる。そしてその後方に様々な妖怪が取り囲んできてるのが見えた。
なんでもうちょっと早く言わないのよ~もー。
「だって伸びてましたし」
正論なので反論できなかった、悔しい。
そうこうしてるうちに向こうはこちらとの距離を狭めてきている。名も知らぬ地で荒事はまずいけどしょうがないなぁ……旅先はハプニングが沢山と言うし切り抜けましょう。ほら、妖子も早く合体して。
「こういうことするの初めてなんだからちょっと待ってくださいって……」
スターファルコンとランドモゲラーが合体したMOGERAと私は背中合わせに密着した。そして時計回りに回転しながらオキシジェン・デストロイヤー・レイと自動追尾式レーザー砲を妖怪軍団及び白大蛇に向けてお見舞いした。
言わずもがなオーバーキルだが私達は自らに降りかかる火の粉は自らで粉砕するという意気込みなので気にしない。いわゆる油断せずに死体撃ちってやつ?
3~4回回り続け回り終わった所には妖怪どもは全て消し飛び辺りは焼け野原になっていた
やりすぎちゃったかな?まあいっか
「すこし撃っただけで焼け野原……対G兵器ってホント凄いですね」
いやまあそれをスケールダウンして再現できる妖子もすごいというかなんというか……ん?――周り消し炭にしてなんだけどさっきの白い大蛇……ミシャクジ様じゃないかな?諏訪で蛇と言えば。
「ミシャクジ様って神様ですよね?あれくらいで吹き飛みます普通?」
姿はミシャクジ様っぽかったのだが妖子の言うとおり神様なら弱すぎるのである。いくら科学の粋を結集して作られた対G兵器といえどもスケールダウンして火力もダウン、そしてこの時代は神様は信仰されて強大な筈――傷はつけれても消滅までは至らない……
真実がわからないままそこで考えていたがわからずじまいで唸るしかなかった。すると諏訪の方から何かがこちらに飛んでくるのが見えた。それはシルエット的に人間の姿をしている――MOGERAの超高感度カメラは飛んでくる物体の詳細を捉えた。それはへんてこりんな帽子を被った少女だ。
「なんか向こうからへんてこりんな帽子被った少女がこっちにきます」
なんで見えるのその距離ってそういえばMOGERAは超高感度カメラ搭載してたね。少女?少女が空飛ぶ?
「その少女体から神気を発してますね、威嚇でしょうか」
神気ねぇ……じゃあそれがミシャクジ様?ミシャクジ様は人型ってよくわかんなくなってきたよ。私の知るミシャクジ様は蛇なんだけどなぁ。
思考を巡らせているうちにも謎の少女(ミシャクジ?)は目の前にそっと着地し、不安げな顔で
「お前達は一体何者よ」
と、言ってきた。
「ガアァ?(何者……?)」
「なんだこの怪物は?喋れないのかこいつ」
私は聞かれた質問の意味がどこまでを指しているのかがわからず聞こうとしたが伝わらないようだ。やはり喋れないのは不便ね。
すると妖子が擬態を解き、私の翻訳になってくれた。
「質問の意味がどこまでを示しているかがわからないと彼女は言っています」
「お前……妖怪だったのかッ。まぁいい、質問の意味?妖気も神気もあまつさえ霊気すら感じられないそこのよく分からない生物はなんだということだよ」
謎の少女は妖子に若干驚きながらもそう答えた。私から妖気に神気に霊気が感じられない?しかしながらそれに対する回答はただひとつしか知りえない。
(私は怪獣だよ)「怪獣だと言ってます」
「そんな種族神の私でも聞いたことないよなんだよカイジュウってさ……」
少女の顔は困惑していた。先程までは相手の正体がわからず不安だったがここにきて謎が増えてしまったからかな?
「所で貴方はどうしてここに来たの?へんてこ帽子の神様」
それはすごく気になる、帽子のデザイン込みで、うん。
「へんてこ帽子ゆうなーーーー!!」
少女はコホンっと改まった後、二人に名乗った。
なんだか神様っぽくないなぁ……
「私の名は守矢諏訪子、ミシャクジを束ねるものよ」
[次回予告]
蛙の形をした帽子を被った少女は守矢諏訪子と名乗った
諏訪大戦の観察が目的の二人はその日まで
なんとか話をつけ神社に泊めてもらうことにした
次回諏訪の国巡り
[今回の設定集コーナー]
~MOGERA~
Gフォースが建造した対G兵器だ!
全長120m、分離することで2機による同時攻撃を可能としたロボット。
全身はメカゴジラと同じく超硬質合成ダイヤモンド製の装甲と、新技術の合成ブルーダイヤコーティング装甲でできている。しかし全てを合成ブルーダイヤコーティング装甲にすると逆に強度が落ちる欠点があるので部分的に施されている。