【忍殺実況】ヤモト・コキ育成計画.mp0【完結】 作:いらえ丸
今回は日常回です。
準備は一任する実況プレイはーじまーるよー。
前回はヤモト=サンが筋活に目覚めて立派なトレーニーにメガシンカしたところまででしたね。腹筋グレネード!
それと、模擬戦での経験値がバカほど手に入ったのでヤモト=サンが一気にパワーアップしました。だいたい、マスター中位ぐらいですかね? 速くなぁ~い?(成長率)
でもまぁ、ヤモト=サンのその強さはあくまでもタイマンでのイクサの強さでしかありませんからね。野伏力とかハッキング能力とか、ヤモさんはそういった能力には欠けるので、実際総合力はそこまでではありません。終点で戦うのは上手いけど、アイテムありギミックありの集団戦は上手くないといえば分かりやすいですかね。ちょっと違うかな? まぁそんな感じです。シュバルゴ!(炎四倍)
にしたって成長率ハンパないですけどね!
はい、そんな訳で、そろそろヤモト=サンにも傭兵稼業を手伝ってもらおうってな具合です。
……まぁミッション選ぶまえにちょっと気になる事があってですね。
ヤモト=サン、いつまで学校の制服着てるの? って話でさぁ……。
いえ、おうちやお出かけ時の服は違うんですが、さっき出撃準備画面チラ見した時、ヤモさんの装束が未だにガッコの制服だったんですよね。インバネスコートのロリと、スカーフのJK。ニンジャって何だっけ?(いまさライオン)
じゃけんお着換えしましょうね~。
「あれ、今日はアタイも着いてくんじゃなかったの?」
そうだよ(肯定)
けどその前に、君の装束を見直そうかなと。そう思いまして……。
じゃ、ちょっとヤモト=サンこっち来て。アータのニンジャ装束決めちゃうから。
「わかった」
はい、ヤモト=サンをクソデカ鏡くんの前に呼び出し、「容姿の変更」を選択します。
するとこのように、キャラクターの見た目を変える簡易キャラクリ画面になります。残念ながらバストやタッパの変更はできませんが、髪型とか服はここで変えれます。
じゃあ、まず髪型から!
ヘアの種類はねぇ、自信あるんすよ(課金兵)
初期から時系列別のヤモトヘアはありますし。グラキラヤモトやシヨンナンシーヘアとかもあります。課金したのでマジで色んな髪型があります。どうしようかな(レ)
やろうと思えば、こういう金髪グルグルお嬢様カットにもできたりします。ゲーム特有の現状より長い髪への変更もできますよ。
まぁ変えませんけどね。今の君が一番カワイイだから。デフォヤモトこそ至高。
はい次は装束!
装束はねぇ……!
どうしましょう?
セット1の如何にも忍者でございな装束や、ジェノサイド=サンの衣装や他作品のコラボ衣装とかもあり、ヘア同様課金アイテムは全部購入済みなので実際数が多いです。迷っちゃうわ。
ん~?
ま、装束もまぁ無難なこのセット14の女ニンジャ衣装にしましょう。露出してる肩と太ももがセクシー、エロい! あーいいよいいよいいよ^~。
オタクは黒に染まれ、という事で色はレイズ=サンと同じ黒にします。帯の色は桜色でソウルと合わせましょうか。
メンポの変更もできますが、これは普通に元々のスカーフメンポでいいでしょう。アイデンティティを大切にね。
他、アクセサリーとかも付けられますが……。
おっ、この花の髪飾りカワイイですね。これにします。何の花なのかはわっかんねぇですけど、こういうワンポイントおしゃれ好きだよ。
デェェェェェェェン!
こんな感じになりました。如何にもオタク好きしそうな「ザ・くノ一」って感じの装束で、実際良い感じですね。お花の髪飾りもDTパワーが宿ってそうでいいですね、はい。
決定ボタン押して、お着換え終了。
「なんか、ニンジャみたいだね……」
ニンジャだからね、しょうがないね。
じゃ、お着換えも終わった事ですし今度こそミッションを選びま……せん!
その前にちょっとお買い物。
ヤモト=サンを連れて家から出て、本作きっての良ショップ・ドウグ社に向かいます。
近いので、徒歩で向かいましょうか。私達は元気なのでね。並んで歩くオオヌギの美麗なグラフィ……すっげぇ汚ぇエリアだな(辛辣)
「あら、ヤモト=サン、おはよう!」「オハヨー!」「おはよー!」「ドーモ、おはようございます」
おや、ヤモト=サンが通りすがりの一般ピーポーからアイサツされてますね。はえ^~、ゲイが細かい(関心)
「エート……」
あっ何か選択肢でた。まぁフツーにアイサツしますよ。他の選択肢「黙る」か「殺す」だったからね。えぇ……(困惑)
「ドーモ、レイズです」「ドーモ、あなたレイズちゃんって言うのね! カワイイわねぇ~」
当たり前だよなぁ?(自信満々)
いったいこの顔再現するのにどんだけ試行錯誤したと思ってんです。途中から何が可愛くて何が可愛くないか何もかも分からなくなっちゃってましたからね。
ま、アイサツはしたしもうエアロ。はようドウグ社まみれになろうや。
「ヤモト=サンはお姉さんなんだから、ちゃんと見ててあげなきゃメーよ?」「ハ、ハイ……頑張ります」
YMTあくしろ~。
「あっ、ドーモ、オタッシャデ。待ってレイズ=サン」
はい、ドウグ社に入店したらサブロ=サンに話しかけ、彼のニンジャ性チェックを受けます。彼の邪悪判定に失敗するとお買い物できないので注意な。
まぁレイズ=サンはニンジャにしては比較的邪悪ではない方なのでダイジョブです。それに今回購入を予定しているのはヤモト=サンの物なので最悪レイズ=サンは嫌われてもダイジョブダッテ!
「イラッシャイマシ。何をお求めで?」
ダイジョブでしたね。
したら商品一覧から「ドウグ社製フックロープ」と「ドウグ社製ブレーサー」を購入します。ついでにフル強化してもらいましょう。なに、金はある。
「マイドアリ」
購入したら装備画面に移ってさっき買った物を相棒に渡しましょう。
「えっ、でもこれレイズ=サンのじゃないの?」
いいえ、あなたのです。あとフックロープはもう持ってるのでいいです、DIYした奴なので性能は低いですがね。
「でもこれ以上レイズ=サンに何かもらうなんて……」
いやそういうのいいいから。
「でも……」
ブッダも怒るやで。
「……わかった。このお礼はいつか必ずレイズ=サンに返すから」
はえー、にしても装備渡すだけでこんな台詞用意されてるんスね~。やっぱり開発陣ってスゴイ。もっと課金しなきゃ(使命感)
「オジャマシマス」
ん? 何か勝手にイベントがはじま――。
「お前か……オムラの社員と話す舌など持たんわ、帰れ!」「父さん……」
おっ、ヤベェほんへイベントだな!
速く帰らねぇと巻き込まれちまう。ヤモト=サン、さっさと帰ろうぜ!
「え、レイズ=サン? どうしたの、いきなり」
あ~ばよとっつぁ~ん!
退店したら寄り道せずに帰宅しましょう。でないと最悪死にます。マジな話です。
何で? って思う原作未読兄貴の為に解説すると、アレはほんへ第一部「オウガ・ザ・コールドスティール」というエピソードの冒頭直前の裏シーンで、原作ではあの後ドウグ社に原作主人公のフジキドが現れるシーンに続きます。なので、逃げました。
いや何でって、そりゃフジキドに会いたがるニンジャなんてそうそういませんよ。第二部や第三部ならともかく、この時期のニンジャスレイヤーはマジで死神なので触らぬ赤黒にたたりなしです。こわいなー、とづまりすとこ。
それと、あのイベントが流れたってのを鑑みるに、近々コールドスティールイベントが始まるみたいですね。これは前やった原作再現イベントと呼ばれるもので、いわゆる原作エピソードに介入できる系のオリ主垂涎イベントです。
イベントの内容を軽く解説すると、オムラ・インダストリの新製品の実機プレゼンでオオヌギ住民が虐殺され、そのピンチにフジキドが出て殺すという感じです。
ちなみに、出てくるヴィランはみんな大好きモータードクロくんです。える、しっているか、モータードクロはタマゴしかたべないでお馴染みのアイツです。
倒しやすいわりに経験値の美味しいセンシティブな彼は確かに経験値を稼げますが、このイベントで戦うともれなくラオモトとオムラからヘイトを買う事になるので、今回はパスします。
やー、だって死神コワイし、あくまで目的はヤモト=サン強化だからね。どっちみちサブロ老人はフジキドが助ける訳だしヘーキヘーキ。
はい、おうちに着きました。今度こそビズのお時間です。自室のUNIXから本日のミッションを選びましょう。UNIXルームに行って、なんか適当に……、
って思ったら一個しかありませんねぇ……。しかも回収ミッション。
ま、どっちみち難易度が高そうなアブナイやつはパスする予定だったので、ちょうどいいですね。これにします。
よぉし、サークル・ミカン初の共同ミッションや! YMT! 後部座席に乗れィ!
「うん、行こう」
心なしかキリッとしてるヤモト=サン連れてミッションエリアにGO! ファストトラベル!
はい着きました。着いたら即降りましょう。このクロイヌくんは動かすとやかましいので敵吸っちゃうんですよね。「待機」コマンドで隠れててもらいましょう。さいならー。
で、ミッションエリアは……ここは、廃ビルじゃな?
なーんか心霊スポットみたいでいや~なアトモスフィア。二階のあそこらへんの窓割れてるし、一部えぐれてる部分あるし、大規模なイクサがあったっぽいですねぇ。んー、どこから入ればいいんだろう?
いや悩む事じゃないな。正面入り口から入ってもエアロ。邪魔するでー。
入ってみたはいいものの、エネミーの気配がありませんね。
それもそのはず。今回のこの回収ミッションはイクサがメインのビズではありませんからね。どっちかっていうと回収するアイテムを捜索するのがメインっぽいです。そうさく……(デケデケデケデケ)
とはいえ、こんな廃墟には長居したくありません、さっさと見つけてさっさと帰りましょう。YMT、後に続け(ベ並感)
美少女二人がホラースポットめいた廃墟をウロウロしてるのを背景に、今回のミッション内容を軽く解説すると、このビルのどっかにあるらしい「とある兵器のデータ」と「とある実験のデータ」を回収すればOKっぽいです。
記録媒体がどんなのか分かりませんし、目印とかそういうんもないし、一切の手がかりがないと「ニンジャ感覚」もプレイヤーを導いてくれません。手がかりが何個か揃うと案内してくれるので、今はとにかく痕跡集めな。部屋入ってサーチしての繰り返しですね。
「この部屋には何もないみたい。次行こう」
おっ、なんて親切設計。捜索中の部屋にこれ以上何も手がかりがないって状況になると同行者がそれらしい台詞言ってくれるんですね。ありがてぇありがてぇ……。
ヤモト=サンのお言葉に従って、次行きましょう。
あっ、あと言い忘れてたんですけど、このミッションは一定時間が経過するとニンジャが現れて件のデータを横取りしてくるんですよね。いわゆる妨害NPC。なので、早め早めに回収してスタコラサッサするのが一番良いです。
そう、さっさと終わらせるのに限る訳です。
◆ミッションエリアに謎のニンジャがエントリーしました◆
ま、そうなるな(諦観)
幸い、痕跡はだいぶ集まったのでそろそろ導蟲(直球)が導いてくれるんですけど、邪魔者がきちゃいましたねー。
まぁせっかくのバディなので、今回は役割分担しましょうか。
へいYMT! お前回収班な! 邪魔者ニンジャは俺が殺っからよ!
「えっ、でも二人で行動した方がいいんじゃない?」
素直に自分の意見言えるの実際エライ。
けど、うーん残念、それやると最悪ミッション失敗になるんだわ。難易度が跳ね上がるのよ。
何か知りませんけど、この類の追加エネミーは一直線に件のアイテムを回収しやがるせいで、ひとつでも奪われたら“壊さないように”倒して奪わないといけないんですね。 加えて言うと奴さん、ブツ手に入れたら即逃走するので、追っかけっこになるんですよね。実際めんどい。
それに、いうてアレよ? ワイらのジツぶっぱしようモンなら、一発でパァンよ。ワイには無理やね、そんな気ぃ遣ってニンジャとイクサするなんて。自分、不器用ですから(脳筋)
そういう訳で、ヤモト=サンには「回収」をしてもらおうかな。はい、ヨロシクゥ!
「わかった。すぐ戻る」
シュバっと走るヤモト=サン、流石の健脚でニンジャらしい動きデスネー。
じゃ、こっちはこっちでデートの邪魔する不埒者を成敗しましょう。
どこにいるのかは知りませんけど、とりま窓から眺めてみ……。
いましたねぇ……(呆れ)
おめぇ、忍者なら忍べよ。なに堂々と正面入り口から入ろうとしてんでい(鎖付きブーメラン)
ともかく、こっちが一方的に発見してるのは相当アドです。いいタイミングでアンブッシュかまして、さっさと殺しましょう。
一度発見したニンジャは常時レーダーに表示されるので、特別なジツでも使われない限り見失う事はありません。急がず焦らず奴がいる一階に向かいましょう。
エート? あー、いたいた。って、マ? あいつ鼻歌フンフンやりながら歩いてんじゃん。ゾルタン様かな?
んー、まぁ当たりな方ですかねー。
こういう時の外れニンジャはガチ忍者で、その場合気づけばアイテム回収されてて気づけば逃げられてるなんて事があるんですよ。そしたらもう気が狂う!(発狂土方)
その点で言えば、こういった目立つニンジャはアイテムをお持ち帰りされる心配は薄いです。「ここにいるよ!」って常時教えてくれる訳ですからね。避けて進めばいいだけの事。
ちな、目立ってる奴は目立ってる分だけ強い傾向にあります。つまり、今回のこのニンジャはめちゃくちゃ危険って事です。素直にやるなら、見張りを続けて戦わず逃げるのが一番だったりします。
けど……私の心の勿体ないオバケが奴を殺せと轟き叫ぶんですよね。
目立つニンジャは強いという事、強いニンジャは美味いという事。美味いニンジャは、殺したい。ていうか、戦いたい。
てなわけで……。
撃っちゃうんだなぁ! これが!!(アンブッシュ)
BLAMBLAMBLAM!「グワーッ! なにごと!?」
ん? まちがったかな……(AMB)
まぁ良い、ダメージは入ってるはず。位置バレちゃって追撃するのはシツレイなのでアイサツします。
「ドーモ、レイズです」「アー、ドーモ、レイズ=サン、私の名前はアンセムです。キラボシ・マーセナリーズの」
では、ファックします。
「イヤーッ!」「イヤーッ!」
とりあえず一度強く当たって、あとは流れってのがセオリーよ。
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
んー、何回か殴ってみた感じ、このアンセム=サンとかいうニンジャは……アレですね。やっぱ普通に強いですね。
一応、想定の範囲内の強さではあります。「こいつに見つかったらヤバイよー!」っていう開発からのメッセージがびんびん放たれてたのでね。こいつほど目立つ乱入エネミーそうそういないですよ。
「イヤーッ!」「グワーッ!」
ていうか堅ぇなオイ。
カトンも効き目薄いし、コッポもなかなかスタン入んねぇし。どうなってんだ? 回復系のジツ? TDN高耐久? その耐久力でその速さは嘘でしょ。
◆「ヤモト・コキ」が「ターゲット1」を回収しました◆
◆「ヤモト・コキ」が「ターゲット2」を回収しました◆
さすヤモ。さっそく回収してくれたんやな。実際ハヤイ。よぉし、いい子だ(洋)
じゃ、お次の指令は「納品」や。この場合、クロイヌの収納スペースに入れたら勝ち確ですね。いざとなったら乗って逃げりゃええ訳やし。
「アー? なんかヤバイ気がするんですけど、アナタどう思います?」
ん? 会話イベント? いや選択肢出ねーし、ただの台詞か。
「ヤバイ、ヤバイな感じがある……。急がないと怒られる気がする……」
おや? ムービー入りましたね。なんか知らんけどアンセムくん身体掻きむしってる。雛見沢症候群か何か?
「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイヤバイ! 任務失敗はイヤだァーッ! ARRRRRRRRRGH!」
ヒエッ……!(唐突なグロシーンへの戦慄)
ブラッドボーンかな? アンセムくんいきなりKMNライダーの怪人みたいなのに変身しちゃったよ。ボセラジ? ジョグザンギンンパシビバザンギングジンジャブグギンザソ。
……ていうか今までの手ぇ抜いてた感じっすか? もしや、これからが本当のイクサな?
「ARRRRRRRGH!」「ヌゥーッ!」
あっ、やべぇ攻撃食らっちまったよ。申し訳ないがムービー直後の攻撃はNG。
一応ガードはしてましたが吹っ飛ばされちゃいましたね。窓突き破る演出がカンフー映画めいて実際かっこいい。まるでNGシーンみたいだぁ(懐古)
っと、空中復帰してフック引っ掛けて着地っと。
ここは……中庭じゃな? なんだよ、結構……イクサってもんを分かってんじゃねぇか(ORG団長)
せっかく戦いやすいフィールドに飛ばしてくれたんですから、ここで奴さんを倒しましょう。来いよアンセム! ジツなんか捨ててかかってこい!
「ARRRRRGH!」「イヤーッ!」
おう打って来い打って来い!
殴ってみた感じ、防御力はそんなに変わってないみたいです。カラテのモーションも暴走エヴァめいたヤ・ジウな感じになってるだけで、逆に避けやすくなってるまであるアルヨ。たぶん、攻撃力は上がってるんじゃないかな。
ま、ここまで確認したらコイツの種は割れましたね。
ヘンゲヨーカイ・ジツ、これやな。
「イヤーッ!」「ARRRRRRRRRGH!」
ふむ、いくらパラメータが高かろうと、これなら私のPSで何とでも料理できます。軽く捻ってみせますよ、ホラホラホラホラ!
とはいえ事故が怖いのでセルフタキギは封印な。急がず焦らず回避重点でコッポコッポしましょう。
しばらく中庭でロリとガチムチ怪人が殴り合うだけの映像が流れるだけなので、この敵が使ってるジツについて軽く解説します。
このヘンゲヨーカイ・ジツ。使うと何かしらに変身して各種能力が上がる訳なんですけど、悲しいことにカラテモーションが固定化しちゃうんですよね。なのでPVPでは割と敬遠されがちな可哀想なジツです。
なまじヘンゲ代表のフェイタル姉貴使い兄貴の人口が多いのも、このジツの対策研究が進んじゃった理由ってのが皮肉ですよね。
簡単にいうとアレです。割と初心者向きのジツなんですよ、コレ。適当にボタンがちゃがちゃやるだけである程度戦える訳ですからね。
変身後の強化のほどはキャラによりけりですが、アンセムくんの強化幅は中々でかいですね。一部モーション中にはスパアマもついてるみたいですし、さっきの大振りは避けましたが雰囲気がガー不でした。おまけに時たま技後硬直がなくて実際素早くなってる。パラメータだけならフジキド超えてますね。
「イヤーッ!」「グワーッ!」
が、残念。私は玄人で、PVPもPVEもガチ勢だ。おまけに動画投稿者でもある。それ相応のPSはあると思っていただきたい。
その上、このヘンゲには一つとんでもねぇ弱点があってですね……。
はい、来ました。弱体化のお時間です。
「アー、カラテが……私のカラテがぁ……!」
アンセムくんの詳しい性質は知りませんが、ヘンゲヨーカイ・ジツはこのように時間経過か一定ダメージか、あるいは血中カラテの消耗で空気が抜けるように変身が解けて弱体化しちゃうんですよね。
弱体化後は変身前よりも遥かに弱くなってしまい、しばらく強制賢者タイムになってしまいます。
「レイズ=サン!」
おうヤモっちゃん! 来てくれたか! アイテムも、OK。クロイヌに入ってるみたいですね。えらいぞ~(伊並褒)
さぁて、ここからは二対一や。えぐらせてもらうで(凸)
「アー? 二人がかり? 実際不利? かなり、ヤバイ。アー」
そうだよ(肯定)
大人しく殺されるか、惨たらしく殺されるか選んでもいいゾ。
「ハイク、詠みます。カイシャク……頼みます」
諦めるのか(困惑)
随分潔いニンジャですね。こういうの、ほとんどイクサ続行になるんですけど、やってみるもんですね。
まぁその潔さに免じてヒサツ・ワザの実験台にするのはナシにしてあげましょう。普通に殺してあげます。
ほらいくどー!(デッカーガン装備)
「待って、レイズ=サン」
ひょ? なんかヤモト=サンに止められちゃいました。
おうおうおう。へいへいへいYMT、何だぁ? コイツを見逃せってのかぁ? えー?
せっかくの上質経験値なんだぜ。ここで殺さないと逆にシツレイに……。
「……アタイに殺らせて」
……キャラ変わってない?
お、おう……ヤモさん拳にサクラ塗って? 歩いて、近づいて? ポン・パンチ予備動作して?
「ハイクを……」「イクサ嫌い/ステージの上で/歌いたかった」「イヤーッ!」「サヨンナラー!」
アンセムはしめやかに爆発四散……しましたねぇ。
美味しい経験値はヤモト=サンに入った訳ですし、いいんですけどね。
◆ノルマ達成な◆
◆サブノルマ達成な◆
◆シークレットサブノルマ達成な◆
はえー、このミッション、シークレットなんてあったんだ。ということは、このミッションってランダム生成じゃなくて固定だったんか。ますますはえー(感嘆)
「……帰ろう、レイズ=サン。アタイ達の家に」
おっ、そうだな。
もう呼び寄せるエネミーもおらんし、ここにクロイヌ呼び出してええやろ。出ろォォォ! クロイヌー!
じゃ、バイクに二人乗りしたところで、軽く倍速しまーす。ポチッとな。
(ニンジャ帰宅中……)
着く^~(ガレージ)
ぬわぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉん! きつかったッスね今日は。もう、すげぇキツかったゾ~。なんでこんなキツいんすかね~。やめたくなりますよなんか傭兵ィ~。
てなわけで帰宅しました。削られたHPは移動中に全快しましたね。まぁ言うて直撃はもらってないし。ヤモト=サンも無傷よね?
「……あ、うん、何でもないよ」
ん? 今なんでも……(条件反射)
ふーむ、なーんか今のヤモさんの台詞気になりますね、多分またなにかしらの状態異常にかかってる雰囲気が……。この前の「ぴえん顔」状態みたいな奴とかに。またMTOK語録の出番か?
とりまヤモト=サンの状態を確認してみましょう。したら……あぁ、何かなってますね~。どうやらこの前のとは違う奴みたいですが、これ何?
なんか、「しょぼん」みたいなマーク付いてるんですけど、何か悩んでたりする感じっすか?
これ何かに影響及ぼしてるのかな。っと思ったら「楽しさ」が一定値で固定されとるがな。これまた絶妙な低さ。低すぎず、さりとて放ってはおけないような……。
……チュートリアル読むのめんどいな。もういいや、ウィキっちゃおう。
えーと? なになに?
ナルホド、どうやらこれは予想通り「懊悩」してる状態らしいですね。対処法も書いてました。要は時間と会話があれば治るみたいです。
ってなわけで話しかけます。良い天気だねホント、うんこ日和だよ今日は(重金属酸性雨)
「ん? 何か用?」
いや用はないですけどね。
あ、会話切れた。これ何回も話しかけりゃいいの? しょうがねぇなぁ(悟空)
お前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさお前さYMTさ……。
「……ううん、何でもないよ」
ん? 今なんでも……(逃れられぬカルマ)
……と、何回か話しかけてみましたが、何ともなりませんね。交渉系スキルとか持ってたら違ったのかしら。むむむ、どうやらアイテムとか娯楽とかで何とかなるモンじゃないらしいので、時間が解決するのを待つしかないのかな~。
うーん、この状態だと鍛錬の効率も落ちるらしいので、なんか他の事に時間使いたいデスネー。イクサも、なんか違うよなぁ?
ま、時間が解決してくれるってんなら、時間=サンにおまかせしますわ。治るまではもうお休みって事で。トレーニングもイクサもなし。適当にだらーっとしましょうか。
じゃ、しばらく美少女二人の淡々とした日常が流れるだけなので、そろそろ終わりにしとうございます。今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
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トコロザワ・ピラー上層。真なるカチグミのみが入店を許される秘密のバーに、一人のニンジャの姿があった。彼の目元の皺は深く、古木を彷彿とさせるアトモスフィアは若年のそれではない。神算鬼謀の古強者――ゲイトキーパーは、静かにロックグラスを傾けた。カラン、と涼やかな氷の音が響く。
「それで……」グラスを置いたゲイトキーパーは、気配を消してグラスを磨くバーテンダーに視線を向けた。「どちらにグンバイが上がった」「レイズです」バーの主は即応した。実際マジメなニンジャである。こういった態度はゲイトキーパーとしては好ましいが、ソウカイヤ首領からすると減点の対象だろう。面白みがないからだ。
マジメなニンジャのバーテンダーはグラスを拭く手を止め、懐のマキモノを取り出し、礼儀正しく献上した。「仔細はこちらに」「ウム」ゲイトキーパーはマキモノを受け取り、その場で紐を解いた。マジメなバーテンダーはゲイトキーパーが好むカクテルの準備に入った。
やがて、マキモノを読み終えたゲイトキーパーは静かに呟いた。「想定以上だ」その言葉の意図は後継者候補のニューロンにしっかりと伝わっていた。「フェレット、でございますか」「左様」ゲイトキーパーは小さく頷いた。とん、とテーブルを叩く指が軽い。
「アンセム=サンは死んだ。ラオモト=サンの許可は得ている。根回しも完了済み。機を伺い、実行せよ」「かしこまりました」アプレンティスは正確な斜め45度オジギを返した。ゲイトキーパーは、静かにグラスを傾け、飲み干した。実際美味いサケだ。
カラン、と涼やかな氷の音が響いた。ネオサイタマの闇は深く、策謀の糸は長い。果てしないケオスの奥、門番の影はどこまでも伸びていった。
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カネモチ・セントー「オイヤシ・ノユ」は、様々な種類の合成薬湯を楽しめる複合レジャー施設だ。ベースボールスタジアムめいて広大な屋内には、屋外温泉ストリートめいたレクリエイションの数々。屋台エリア、マッサージエリア、オスモウエリア。「したい時、したい事する」入口付近のLED看板が来場客の購買意欲を奥ゆかしく促進する。間仕切りのないこのセントーは、まさに心慰の究極形。贅沢の極みである。
かぽーん。遠く電子シシオドシの奥ゆかしいサウンドが響き、バイオバンブー製のヤリ・フスマ型給湯装置からアーチめいた美容薬湯が噴出。「「「キャー!」」」美に飢えたカネモチ・ガール達が降り注ぐ蛍光グリーンの湯に歓声を上げる。そんな薬湯エリアを見るでもなく眺めながら、ヤモトは奥ゆかしい正座姿勢でひたすら滝湯を浴びていた。水着に隠されているその胸は平坦であった。
このオイヤシ・ノユという施設は、広さの割には入浴客が少ない。それでも収支は黒だというのだから、一回あたりの入浴料は如何ほどだろうか。ヤモトは享受している贅沢に身震いしそうになった。ニンジャを殺して得た娯楽だ。ヤモトは乱れたセイシンテキを落ち着けるべく、大きく息を吸い、吐いた。
今更、何を惑うというのか。あの日、あの夜、誓ったはずだ。ヤモトは頭頂部に当たる熱を感じながら、己の拳を見た。ヨタモノを殺した。ヤクザを殺した。そして先日、ニンジャを殺した。カイシャクの時の感触が、未だ拳に残っている。「コォー!」メンターの呼気を真似てみたが、上手くない。カラテ的効果のない、ただの呼気だ。だが気分は紛れた。
何気なく、ヤモトは広大なセントーを眺めた。東側の壁面には雄大なフジサンを描いた巨大墨絵壁画があった。これを描いたのはシガキ・サイゼンという、新進気鋭の墨絵師らしい。以前、TVで見た。どんな人だったかは覚えていないが、右腕が義手だったのは覚えている。代表作の名前は何だったか、思い出せない。
「マッタキ暗い白の乙女」そうして墨絵を眺めながらウンウン唸っていると、ヤモトの隣から声が聞えた。反応して声の主を見ると、その女性は奥ゆかしく合掌した。「ドーモ、アランです」声の主は背の高い美女だった。すらりと長い手足は細く、肌は陶磁器めいて白い。水着に隠されているその胸は平坦であった。「ドーモ、スズキです」ヤモトは偽名を答えた。メンターに本名は隠すよう教わったのだ。「処女作にして代表作。上手くはなかったけれど、ゼンがありました」「そうなんですね」
「シガキ=センセイの絵に興味が?」アランと名乗った女性は壁面のフジサン墨絵を見ながら云った。「名前に見覚えがあったので、TVの番組で」「良いキッカケです。それから好きになる人もいますから」アランは小さく笑んだ。薄い唇が持ち上がると、まるで天女の微笑みの様である。「絵は、あまり……分からないので。ショドーもあまり上手くありませんから」ヤモトは同居人の流麗なショドーを思い出しながら云った。「上手い下手ではありませんよ」天女の声は優しい。
「何か、悩んでいますね」ギクリと、ヤモトの心臓が跳ねた。アランの囁き声がヤモトのニューロンにするりと入ってきたからだ。「大した事のない、ただのティーンの感傷です」ヤモトは得体の知れぬ安心感を振り払うように、ニューロンに強いプロテクトをかけた。今のようなセイシンテキでは、何か高額な買い物をさせられるか、妙なカルトに入信させられるか。ヤモトは自分を信じていなかった。「大小ではありません。それは貴女だけの悩み。打ち明けぬ方が良い事もありますよ」「ハイ」ヤモトの声は硬い。
「時間が必要な事もあります。焦燥感など、感じる事はありません。幸い、貴女のトモダチもそれを願っている様ですよ?」「エ?」ヤモトは反射的にレイズを探した。そして、すぐに発見した。レイズは屋台エリアで二人分の飲み物を購入しているところだった。やがて二つのドリンクを手に取ると、こちらに向かってぺたぺた歩いてくる。競泳水着に隠されているその胸は平坦であった。「カワイイで優しい、素敵な子……」「はい」ヤモトの声は柔らかい。
「幸福とは所属コミュニティへの貢献により得られるモノでもあります。あの子が、貴女のしょんぼり顔を望んでいるとは私には見えません」「そうだと思います」「急ぐ事はありません。急いだヒキャクがカロウシした、と言いますし、納得がいくまで、悩み抜く事をオススメしますよ」言って、アランは起立し、歩き去っていった。ヤモトはアランの美しい背中を眺め見た後、ゆったり立ち上がった。不思議と身体が軽い。
ヤモトは目が合ったメンターに小さく手を振ると、歩み寄っていく。「ドーゾ」「ドーモ」最小限の会話で意図が伝わる。ヤモトは手渡されたドリンクを一口飲んだ。ムギ・チャだった。レイズはジンジャーエールを飲んでいた。ヤモトは自宅のドリンク用冷蔵庫の中身を思い出し、眉根を下げた。「レイズ=サン、さすがに毎日ジュース飲むのは健康に悪いと思うんだけど」「美味しいのでダイジョブです」「そうかなぁ……」言いながら、二人は無料休憩エリアのベンチに座った。
二人、無言で雄大なフジサンの墨絵を眺める。ヤモトは火照った身体を冷ますようにチャを飲んだ。存外、沈黙の時間は安らかな気持ちになれた。「墨絵……」レイズが呟く。ヤモトはレイズの方を見た。レイズは小さな唇を開けたまま停止している。口下手なのだ。「……シガキ=サンとは知り合いです」「え……?」ヤモトはあんぐり閉口した。レイズが嘘を吐くとは思えない。「前に、筆をもらいました」「そうなんだ……」「二つもらいました。汚い筆と、綺麗な筆。綺麗な方は、売却しましたが」「そ、そうなんだ……」やっぱりこの子は謎が多い、ヤモトは改めてそう思った。
◆忍◆ニンジャ名鑑#■■■ 【アンセム】 ◆殺◆
キラボシ・マーセナリーズ所属。「キラボシ・アウン」の片割れ。
極めて高いニンジャ身体能力の持ち主。半端なワザマエのカラテでは、その身体に傷一つとして付けられない。