【忍殺実況】ヤモト・コキ育成計画.mp0【完結】   作:いらえ丸

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誤字報告兄貴いつもありがとナス!

しばらく日常回が続きます。


#8「ヤモト・コキ育成計画.mp8」

 トコロザワ・ピラー上層。影に紛れ、裏社会を支配し、闇の玉座を頂くネオサイタマの真なる中心部。専用トレーニングルーム兼執務室にて、王の側近たるゲイトキーパーは静かにアグラ・メディテーションしていた。

 

 神経質なまでに管理された静謐空間に、汚れた雨の雑音など入りようもない。完璧な静寂の中、ゲイトキーパーは瞑想開始からちょうど30分が経過したと同時、ゆっくりと瞼を開けた。そして、扉の前に立つ気配へ声をかけた。「入れ」「オジャマシマス」

 

 内なる門番の許しを受けたフスマが開閉し、一人のニンジャが入室。ラオモトの記憶の片隅にある程度の、ジッパ・ヒトカラゲのニンジャだ。その手にはマキモノ。実際マジメなニンジャであったが、ラオモトの気に留まる事はなかった。「マキモノをドーゾ」奥ゆかしく歩み寄ったニンジャは、跪いてソレを差し出した。「ご苦労、下がってよろしい」「ヨロコンデー」

 

 上役門番の許しを受けたフスマが開閉し、礼儀正しいニンジャが退室。再度一人になった室内で、ゲイトキーパーはゆったりとマキモノの紐を解き、開いた。一行目には、「傭兵ニンジャ・ネズミヤロウについて」と流麗なビジネス・ミンチョ体で書かれていた。あのニンジャの字だ、褒めてやらねば。

 

 ゲイトキーパーはマキモノを各種ニンジャ能力で速読した後、今度は常人レベルのスピードで速読。その後、常人と同様の速さで読破した。三度、ニューロンに刻まれた記憶は強固な記録となった。詠み終わったマキモノは逆再生めいて巻き戻され、先の状態より美しい結び目で堅くロックされた。

 

「入れ」「オジャマシマス」管理職門番の許しを受けたフスマが開閉し、先のニンジャが入室。その手には赤漆塗りのオボンと、淹れたてのチャ。実際気の利くニンジャだ、今後もラオモトに気に入られる事はないだろう。「チャをドーゾ」奥ゆかしく歩み寄ったニンジャは、跪いてソレを差し出した。「ウム」ゲイトキーパーはチャを手に取り、一口啜った。「結構なワザマエで」「ソレホドデモ」両者、実際奥ゆかしい。

 

「ネズミヤロウについてだが……」ゲイトキーパーはユノミを置き、古木めいた低声を発した。「レイズと言ったな。私が上手く使う、他の者には手出しせぬよう通達せよ」「かしこまりました」さらに深く首を垂れるニンジャの頭を見ながら、ゲイトキーパーは彼の成長を願い、続けて言った。「なにゆえか、分かるか」

 

 マジメニンジャは面を上げて答えた。「レイズの推定脅威度を引き上げ、ゲイトキーパー=サン自らスカウトし、矯正なさるものと考えます」「サンカク」ラオモトの忠臣は首を振った。そして、後継者候補にインストラクションした。「この類のニンジャは獅子と兎の見分けがつかぬものだ。いずれ噛みついてこよう。ソニックブーム=サンを殺めたカラテ、侮る事はできぬ。かつてならば、懐柔か排除か、したであろうな」ゲイトキーパーは静かにチャを啜り、舌を潤した。「だが、今はそのようにせぬ」

 

「それは、何故でございましょう」奥ゆかしい相づち。ゲイトキーパーはユノミを置いてゆっくりと口を開いた。「ダイダロス=サン亡き今、限られたリソースはより最適化して振り分けねばならぬ。キョート、ニンジャスレイヤー、キラボシ・マーセナリーズ……」

 

「考察し、試行し、確認した。レイズは狂犬だが、噛みつく先をコントロールする事は可能であると判断した。故に、私が上手く使う。ソウカイヤの不利益を食い殺す忠犬に仕立て上げる。躾のエサは……」ゲイトキーパーはアプレンティスの眼を見た。後継者候補の瞳には理解の色があった。門番は目を細め、頷いた。「キラボシ・マーセナリーズ。奴儕のシェアを潰してもらう」

 

 ゲイトキーパーはユノミを空にし、オボンの上に置いた。「下がってよろしい」「ヨロコンデー」大器門番の許しを受けたフスマが開閉し、勤勉ニンジャが退室。再度一人になった室内で、ゲイトキーパーはゆったりと立ち上がり、掛け軸前のトンファーを握った。鍛錬の時間だ。 

 

 ネオサイタマの影は深く、濃い。闇の中心、やや外れ。ソウカイヤの裏の懐刀は、静かに己が本分を全うする。すべては、清濁併せ呑む大樹の如き王の為。ゲイトキーパーは、静かにカラテを磨くのであった。

 

 

 

ーーーーーーーーーー読み込み中なーーーーーーーーーー

 

 

 

 うぐっ……反駁の使徒め……覚醒せし我が眷属を次元の裂け目に引きずり込み、封印されし白銀の魔を呼び起こそうと、は――あっ、ダメ、イくっ……! な実況プレイはーじまーるよー。

 

 前回はソニブを斃してからようやっとシリーズの本題に入る事ができたところですね。ここまで長かった。タイトル詐欺にならずに済みましたわ。

 それとヤモト=サンの勧誘に成功したらアサリ=サンお別れイベント流れるんですね。細かいなぁ~。

 

 そんな訳で、今現在は拠点行く前にセントーでお風呂上りのくつろぎタイムです。ヤモト=サンと並んでマッサージチェアでブブブブブブブブ……ってなってます。どっちも全然揺れてませんね。 #ちょっとやめないか

 

 さて、そろそろ出ましょうか。

 外に出たらクロイヌ先輩に乗って拠点にゴーです。

 おう、ヤモっちゃん、後ろ乗れァ!

 

「わかった。オジャマシマス」

 

 ヤモト=サンをお乗せしたらマップを開き、NEW! って付いてる拠点マークにピン留めし、そこまでの経路を表示してもらいましょう。すると画面にARめいて白い線がススーっと現れてくれるので、これに従えばOKです。ちな裏路地とかは案内してくれないので悪しからず。

 じゃ、出発おしんこ^~!(嵐呼5並感)

 

 しばらく美少女二人がノーヘルでタンデムするだけですんで、軽く倍速かけます。

 その間に、新しく買った拠点について軽くお話します。

 

 新しい拠点は「オオヌギ・クラスターヤード」にあるとある一軒家にしました。実際安く、その割に広い実際良い物件でしたので。

 オオヌギは原作で主人公フジキドを幾度も助けた影の戦友・ドウグ社がある所ですね。フジキドを守るドウグ社のブレーサーでお馴染みの、アレです。モータードクロが暴れてたトコな。

 で、そのオオヌギはまぁ所謂貧民街です。ぶっちゃけ景観は良くないんですけど、代金の割に広い家が買えたのでそこにしました。ちなみにこれ、DLCで増やした物件です。

 

 はい、「絶望の橋」を渡って、オオヌギに着きました。まるでゴミ集積所みたいだぁ(スゴイ・シツレイ)

 

「ここは……?」

 

 しばらくバイク走らせて、はい拠点前に着きました。

 このマイクラでよく見る気がする豆腐ハウスが新しい拠点です。

 見ての通り二階建てでございます。一階がガレージで、二階が住居エリアになってます。物件を購入する時に元からあった家具は全部いらな~いってしたので。今現在は一階も二階もすっからかん状態ですね。ここをキャンプ地とする!

 玄関の横に自動シャッターのガレージがあるので、そこに駐車します。クロイヌくんを拠点のガレージに入れた事で、今後はここも乗り物でファストトラベルできるポイントになりましたね。

 このガレージはちょっと広めなので、もう2台ほど何かしら駐車させる事ができます。どうしよ、ヤモト=サン用のバイクでも買ってあげようかな? お前どう?

 

「広いね」

 

 こなみかん。

 

 バイク降りてキョロキョロしてるヤモト=サンは一旦放置して、拠点の設定で「クランの拠点にする」を選択し、正式にこの物件を我々のモノとします。これしとかないと仲間はどっか別の宿泊施設で寝泊まりするらしいんですよ。経費はワイ持ちで。

 

◆以前の拠点を放棄します。よろしいですか?◆

 

 もちろんさ(道化師スマイル)

 以前の拠点というのはソニブ戦直後に泊ってたモーテルの事ですね。一時的にクランの拠点に設定していましたが、仮の住まいに未練なんてないのでここを新たな拠点に決定です。

 

 さて、新拠点で女二人……何も起きないはずがなく……。

 

 あっ、そうだ(唐突)

 おいYMTォ!

 

「ん? どうしたの?」

 

 お前さYMTさ、さっきに、二階行く時にさ、なかなか二階来なかったよな?

 お前階段んとこにあった地下行き階段チラチラ見てただろ。

 そうだろ(断定)

 見たけりゃ見せてやるよ(地下室)

 お前クルルァついてこい!

 

 ここ、もっと良い物件なんていくらでもあるのに、何でこんな辺鄙なとこに拠点置いたか。その理由がこの地下にあります。

 それがこの、地下ドージョーです。

 

「ここは、ドージョー?」

 

 そうだよ(肯定)

 システムでドージョー認定されてるエリアでは、カラテトレーニングの効率が良くなります。もちろん、ショドー掛け軸みたいな環境アイテムでもトレーニング効率を上げる事はできますが。鍛えるってんならやっぱりドージョーです。前述のアイテムを設置すれば倍率ドン!

 基本、ドージョー完備の物件ってどれも無駄にお高いんですよね。一等地のクソ高級マンションだったり、あるいはドージョーそのものだったり。そういうのもあって、立地は悪いけど快適に住めるオオヌギのこの物件を買ったんですね。

 移動の便の悪さはバイクで解決してるので、あんまり気にならないですからね。強いて悪いところを挙げるとしたら、窓からの眺めがクソ悪いって事カナ。

 

 じゃ、引っ越し祝いにさっそくヤモト=サンにカラテを教えてやるかな。はいじゃあケツ出せぇ!(横暴メンター並みの命令)

 

 ここらへん。仲間育成関連の情報はまだよくわかってないので、ぶっちゃけ手探りですが……。

 えーっと? まずヤモト=サンを選択して? ん? トレーニングとかそういうの出ないな? どうすればいいんだ?

 ひとまずこの、「模擬戦」を選択してみましょう。これで経験値が入るかどうかもわかってませんが、まぁ手探りなんでね。

 

「うん……あ、ハイ! わかりました!」

 

 てなわけで模擬戦開始です。場所はこの家のドージョー。器具も飾りもないバニラドージョーですが、まぁ多少はね?

 

 ん? おや、何かすごい長文のチュートリアル画面が出てきましたね。えーっとなになに?

 

(投稿者熟読中……)

 

 アーナルホド。

 要するに、これアレですね。スマブラのアミーボ育成。大体あんな感じの仕様みたいです。

 簡単に言うと戦えば戦うほどAIくんが学習して強くなるよって感じですね。これによる経験値も入るみたいですが、パラメータに変動は起きないらしく気軽に行えるみたいです。

 

 じゃ、仕様も理解したところで行くぞヤモト=サン! ジツの貯蔵は十分か。

 俺が今からお前に、カラテを教える(AKYS)

 

 デュエル開始ィ!

 

「イヤーッ!」

 

 おう打ってこい打ってこい!

 

「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」

 

 ふーむ、あまりにスローリーですな。避けてポンっと。

 

「イヤーッ!」「ンアーッ!」

 

 で、連撃繋げて……エェ!?(PRGS)

 何やこの火力!?

 いやこれレイズちゃんが急にマッスルになったんじゃなくて、ヤモト=サンが貧弱なだけか。あーびっくりした。

 

「イヤーッ!」「ンアーッ!」

 

 んー、やっぱベースとなるカラテがないから、基本攻撃モーション自体がチンピラめいてフラフラですね。どこぞの軍曹なら「新兵のダンスの方がまだマシ」とコメントするでしょう。

 ほれ見ぃ、簡単に連続ジャスガだってできちゃうゾ^~。レッツゴージャスティーン!

 

 はい。大体わかりました。そろそろおしまいにします。最後の一発くれてやるよオラ!(にどげり)

 

「マ、マイリマシタ……」

 

 試合終了っと。

 んー、ヤモト=サンに入る経験値が実際美味い。

 まぁ色々得たものの多い練習試合でしたね。これは定期的にやって損はなさそうです。

 とりあえず、やっぱ基礎トレかな。うん。

 

 でも基礎トレーニングする前に今はごはんにしましょうか。見たらヤモト=サン各種ゲージがけっこう減ってるみたいですし。引っ越すと確実に手に入る「ヒッコシ・ソバ」を食べましょう。

 くたくたのYMTに肩貸しつつ二階上がって……あー机も椅子もねぇけど仕方ないね(レ)

 ヤモっさん下ろしてササッと「料理」スキルを振るいましょう。某息吹勇者めいて、へいソバ一丁!

 ほら、食えよ食えよ。イタダキヤス……(小声)

 

「ズル! ズル! ズルズルーッ!」「ズルズルー! ズルーッ!」

 

 引っ越ししたての家で床座スタイルでソバ啜る美少女二人。個人的には画になってます。いろんな角度からドーゾ。

 おっ、この角度いいね! サムネにしましょう。

 

「あのさ、ちょっといい?」

 

 アッハイ(脊髄反射)

 女の子に「ちょっといい?」とか言われたら刹那の見切りで反応しちゃうよ。

 で、何か? どうやらちょっとしたイベントみたいですが。

 

「買い物行かない? ほら、お鍋とかフートンとか……そういうの」

 

 あっ、そっかー(納得)

 これアレですね。拠点があまりにもサップーケイだからそれを何とかする為のお買い物イベントみたいですね。これ、ヤモト=サン以外の仲間でもお買い物誘ってくれるんでしょうか。

 今度やってみましょう。

 

◆1.今すぐ出かける◆

◆2.あとで出かける◆

◆3.出かけない◆

 

 そりゃ出かけますよそりゃ。

 何処に行くかとかそんなん知りませんが、なるようになるでしょう。

 こういう初見のイベントが多いのも今回の有料アプデのいいところですね。プレイ時間を1000から先を覚えてない私でも新鮮な気持ちでプレイできます。いいですね。

 

 おっ、マップにマーカーが付きましたね。どうやらファストトラベルできるみたいなので、ソバ食べたら行きましょうか。

 

 そうだ、せっかくのお買い物なのでちょっとお着換えしてもらいましょう。ほら、ヤモト=サンも見てないでこっち来て。

 私、これまで出たDLC全部買ってるんで、けっこうエグイ数の衣装持ってるんですよ。なお本編よりDLC購入額のが高い模様。

 

 はい今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

◆ーーーーーーーーーー◆ーーーーーーーーーー◆

 

 

 

「ヤモト=サン、これを着てください」そう言って差し出されたモノを見て、ヤモトの頬は大いに引きつる事となった。「え、それは……」レイズの手にあるもの、それはバニーガール衣装であった。ヤモトのニンジャ認識力を以てしても、一瞬それが衣服であるとは判別できなかった。「その制服は目立つ。なので、違う服に着替える必要がある」「いやいや、多分そっちのが目立つと思うよ」ヤモトは胸中の感想をそのまま言葉にした。

 

「そう。つまりこれは保留……」言って、レイズは件の衣装を特大ダンボールに仕舞った。成人男性数人がスッポリ入りそうなダンボールには、何故か大量の衣類が限界まで押し込まれていた。「ならばこれを着てください」掲げられたのは如何にも王宮勤めが似合いそうなモノトーン侍女服であった。露出こそ少ないが、ヤモトはこれを着た自分を想像し、羞恥に顔を赤くした。「そ、外行き用じゃないと思うな!」「そう……」レイズの声が萎んだ。

 

「なら、これを着てください」チャイナドレスだ。背中部分に大穴が空いているように見えた。「それもちょっと……」ヤモトは頬を掻いた。「なら、これを着てください」ナース服だ。何故か異様にスカートが短い。「ウーン、別のがいいかな……」ヤモトは髪を掻いた。「なら、これを着てください」トレンチコートとハンチング帽だ。ハードボイルドに過ぎる。「逆に目立ちそう……」ヤモトは首を掻いた。

 

「ア、アタイが選んでもいい?」「ドーゾ」このままではラチが明かない。ヤモトは腹をくくって提案してみると、それは呆気なく通った。内心不思議な気持ちになりつつ、ダンボールの中を覗き込み、そこにあった適当な服を取って、身体に合わせてみた。それは旧時代のカチグミ女学院の制服であった。一見、ハカマ・ウェアに見えなくもない。色もデザインもカワイイだ。

 

 ヤモトはレイズの方を見た。赤い瞳がこちらを向いている。知り合ってからまともに変化せぬ少女の相貌を見て、ヤモトは意を決した。「似合うかな?」「スゴイ・カワイイだと思います」あっさり返事が来た。見れば、レイズの目元はほんの少しだけ緩んでいる。ニンジャでなければ見逃していた表情の変化だ。

 

(((人間らしい顔もするんだ……)))ヤモトはニューロンに過ったシツレイな感想を振り払った。「レイズ=サンは何を着ていくの?」ヤモトは更なる会話を試みた。「コレです」そう言って掲げられたのは、ティーン学生用の競泳水着であった。「それはダメ!」「ナンデ?」反射的なヤモトの否定に、レイズは無表情を返した。「この衣装は私に似合うと言われており、実際カワイイとされています。そもそも、私はニンジャです。重金属酸性雨は問題ではありません」「そうじゃないよ!」

 

 ヤモトは頭を抱えた。隣に競泳水着を着た少女を連れて外に出るなど、常識的にあり得ぬ事だ。そうでなくても、気恥ずかしいにも程がある。「レイズ=サン!」「はい」ヤモトは全力のニンジャ意思力でレイズの真紅の双眸を射貫いた。「レイズ=サンの服はアタイに選ばせて」「理由がわかりません」「いいから」「ですが……」「いいよね?」「アッハイ」そうして、ヤモトは年下のメンターをコーディネートするのであった。

 

 レイズを着飾らせるという行為は、ヤモトにとって存外タノシイな時間だった。気が付けば、ダンボール内の種々雑多な衣類が家具のないフローリングに散乱し、着替え始めてから凡そ1時間は経過しているように思えた。「ごめんねレイズ=サン、着せ替えジョルリみたいにしちゃって……」「問題ないです」軽くオジギして謝意を表すヤモトに対し、レイズの声色は常と変わりがない。

 

 結局、レイズはヤモトと同じ旧時代カチグミ女学院制服を着る事になった。互いにハカマの色は統一したが、上の着物はそれぞれ別の色を選んだ。そうして二人並べば、アンティーク趣味を共有する友人同士の様である。姿見があればよかったのに、とヤモトは思った。

 

 が、いざ出発という段階になって、ハカマスタイルではバイクに乗れない事に気が付き、再度服を選びなおす羽目になった。慌てて二階に駆け戻る二人の顔には、自覚のないオーガニックな笑みが浮かんでいた。二人が家を出たのは、それから一時間後の事である。




◆イロリ呼吸◆
 使用時、スタミナと血中カラテを回復する。
 また、使用後は一定時間カラテ・ジツのクリティカル威力を上昇させる。

 アペ・ニンジャ独自のこの呼吸法は、カラテ位階に関わらずクランのニンジャ全てに伝授されたという。
 イロリの息吹は地水火風の精霊のうち「火」と「風」の精霊と強くコネクトする事で、より高いアペ・カラテを目指す為のジツである。
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