Cheers   作:冴月

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期間あいてしまい申し訳ないです!


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 今日は、バンドでのスタジオ練習の日。みんなが練習してきた各パートを合わせる日だった。

 ライブハウスだが、スタジオもあるCiRCLEに皆で向かう。りみがふざけ、たえがツッコみ、香澄が巻き込まれ。それを2人が暖かく見守りながら歩く。

 

「……あ! この前、Roseliaのライブ見に来てた子達だよね? みんな久しぶり!」

 

 CiRCLEに入ると、受付で作業をしていたまりなが声をかけてくれた。合わせるようにして、受付のポニテの人も手をひらひらと振ってくれている。

 

「はい。こんにちは、まりなさん」

 

 有咲が代表して答えた。受付の用紙をまりなから貰うと、ペンを借りて記入していく。

 まりなは、楽器を背負った私達を見て思い出したかのように言った。

 

「そういえば、キミ達もバンドしてたんだね。私、今度のライブエントリーしてくれるまで、全然知らなかったよー」

「まぁ、まだ2回しかライブした事ないですし……」

 

 そう、実はお祭りでのライブと、学園祭でのライブの2回しかやっていないPoppin’Partyである。

 香澄としても、ポピパとしても。せっかく5人揃ったことだし、ライブは沢山やりたい。ふつふつと、湧き上がってくる感情を沈めながら、香澄は指定部屋へと向かう。

 

「さて。今日は、3週間後のライブセトリ総復習していくわよ」

 

 みんなが準備を終えた後、有咲がそんなことを言った。

 3週間後のCiRCLEでは、いくつかの新人バンドを招待したガールズバンドパーティとやらが開催される予定になっている。香澄達Poppin’Partyも、そのイベント開催を知ったたえにより、そのパーティに参加することになっていた。

 

「沙綾、お願い」

「うん、……いくよ。ワン、ツー、スリー!」

 

 沙綾の掛け声で香澄は曲を奏でていく。

 

 

 

 

 

 一度通した後は、互いに足りないところを言い合った。

 ここが走りすぎた……だとか。こんなアレンジはどうだろうか……だとか。香澄達は話し合った。

 

「かすみんセンパイ、ギターめちゃくちゃ上手くなってるっす! なんだかビリビリきたっす!」

 

 話し合いの最中、同じギター組として話していたたえからそんな言葉が出た。

 

「本当? 毎朝練習したかいがあったなぁ」

「毎朝って……。かすみんセンパイ、尊敬するっす!」

「そんな事ないよ。たえちゃんがやってた頃よりも、半分くらいしか出来てないし……」

 

 たえから尊敬の眼差しが飛んでくる。むず痒さを覚えながら、香澄はそんなことを言った。

 

「ふーん……」

「……有咲ちゃん?」

「ううん、なんでもない。ほら、反省が終わったらまた合わせるわよ」

 

 パンパンと手を叩く。飼い主を慕う犬のように、香澄達は楽器の元へとするする集まった。

 

「……うっ」

 

 ちょっとだけふらついた。立ちくらみで、香澄の視界が一瞬視界が点滅する。

 

「師匠!」

 

 機敏な動きで寄ってきたりみに支えられた。香澄は、りみに少しだけ体重を預けた。

 

「香澄ちゃん、大丈夫!?」

 

 沙綾とたえが心配して駆け寄ってくる。不安げな表情で見つめてくる双眸を見つめ返しながら、香澄は笑顔を作る。

 

「……えへへ。ちょっとした、立ちくらみだよ。大丈夫大丈夫!」

 

 自分の力で立ち上がる。ギターを抱え、香澄は再びマイクの前に立った。

 

「……ねぇ、かすみんほんとに大丈夫?」

 

 両手を腰に当て、怪訝そうな顔で香澄を見つめる有咲。そんな有咲の心配を吹き飛ばすべく、香澄は満面の笑みを再び作る。

 

「大丈夫だよ! さ、練習の続きしよ!」

 

 空元気を見せる。少なくとも、有咲からはそう見えていた。

 そんな香澄を心配しながらも、ポピパの面々は練習を続けた。

 

 

 

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