旧:【Fate/】転生したらエルキドゥな件【Grand Order】 作:金属粘性生命体
4人が離れ離れに地上へと落ちている中、俵権蔵は一人翼竜の群れへ喧嘩を売っていた。
「くかか!」
血湧き肉躍る、その言葉通り今の俵権蔵の肉体は血液が沸騰し全身を巡り、肉にエネルギーを送り続ける。三八式歩兵銃についてる銃剣で翼竜を斬る度に肉が躍動し、さらに俵権蔵の力を強化する。
不死魔法、その正体は異常なまでの肉体の活性化にある。いわばそれは遺伝子情報のリセット、巻き戻し、再生。傷がつくたびに、死を突きつけられる度にその体は活性化し体を修復する。老人という人の最後から、若人という人の始まりまで、その肉体を再生させた。
「ウオオオオォ!!」
腕が食いちぎられる、それがどうした。足がねじきられる、それがどうした。内蔵が漏れだした、それがどうした。俺は今も生きていると、まだまだやれると、翼竜達はその咆哮からとても強い想いを感じた。
──グルォォ!!
「カカカカ……!」
またその活性化の性質上余分なエネルギーが発生するが、それもまたエネルギーとして魔力捻出や肉体の再生へ回される。それはまるで戦い続けることを宿命付けられたかのごとく、止まることを知らない。止まるには……死しかありえない。そして権蔵はある種の境地へと、その身を進化させる。
一度銃剣を振るう、翼竜の象徴たる翼が切り刻まれる。二度振るう、姿勢制御の尾がちぎれ飛ぶ。三度振るう、ついには翼竜の首が跳ね飛んだ。
「温い温い温い温い!」
それは本来生身ではなし得ないことである。仮にも翼竜は竜の一種、生物として強者を宿命付けられた存在。そんな存在が、そんな存在の群れがたった1人のただの人間に潰される。それを可能とするのは魔族や、吸血鬼の真祖など人をやめたヤツらだけ。だからこそ翼竜達は目の前で暴れるこの人間を認めない、こいつにだけ負けるのは認められない。それはある種の誇りであるから、人より優れた存在だと己らが信じているからこそ。
落ちていく翼竜の背中を渡りながら獅子奮迅の勢いで翼竜を落としていく。その方法はおおよそ三八式歩兵銃という射撃をメインとした武器のあり方では無い。だがそんなことは俵権蔵も百も承知、今やっていることは単なる縛りプレイに過ぎない。己の肉体とこの銃剣のみで
「カカカカ!楽しいぞ!楽しいぞ!」
三八式歩兵銃を落ちていく翼竜に突き刺しながらまだまだ尽きぬ群れに向け吠える。その姿はまさに……
──鬼であった。
「ぐっ……さすがの強化魔法でさえもあの高さはキツかったか」
ヘイラは起き上がり、現状を把握する。周りの全ては荒れ果てており、時たま崩壊した建物の後が見える。
「ふぅ……どうしたものか」
空中で散り散りなってしまった現状、何をするにも合流がしたいと思うヘイラ。大凡には他の者が落ちた方向は把握しているがあの勢いだ、恐らくそう簡単に遭遇することは無理だろう。だが合流しなければならない。
合流する為に、合流する優先順位を立てていく。
まずはふじ子。彼女は年老いており長時間の移動はきついためこちらから迎えに行かなければならない。次に東堂、彼はサポートに特化した魔法を使うが、その反面に戦闘はからっきしであろう、あの盾のおかげで守りは固いだろうがそれだけだ。ふじ子を回収できたのであればすぐにでも救出をしたいところである。
最後に店員だが……なぜだか心配になることはなく、むしろこちらの身に何かをしそうな気配をしていた。そもそも自前の武器とはどういうことだろうか、彼はあの姿からどこかの料理屋で働いていたのはわかる。だからこそ不可解な発言に頭をかしげるが、それはそれで安心できる要素でもある。1人でも戦闘できる者がいるというのはある意味安心できるからだ。
「……思い立ったら即行動だ」
食料に水分などの確保の方法を考えながらさち子が落ちたであろう方向に向かう。背中から戦斧を抜き放ち
少なくとも彼は自分に対して強化魔法を……幾重もかけているのであろう。もはやその身体能力は人の領域を超え、魔人を超え、竜の力に近づいているだろう。
短くてごめんね……ごめんね……東方の方でやる気がそがれる現象が何回もあったからなんだ……
あ、ちなみにこの救出作戦だけどバッサリカットして欲しい人っている?居るなら活動報告によろしくお願いするゾ
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