ストライク・ザ・ブラッド 災厄を操る者   作:本条真司

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第2話

草薙に与えられた任務は大きく分けて三つ

一つ、第四真祖、暁古城の監視

第零機関に害を成すと判断したらその場で抹殺する任務

二つ、獅子王機関姫柊雪菜の監視

一つ目と同じく、害を成すと判断したら報告と同時に姫柊を殺し、獅子王機関を壊滅させること

三つ目は、楽しむこと

三つ目に関しては何一つ指示を出されていないため、草薙は本当に自由気ままに楽しむつもりでいる

 

 

「つっても、二人同時に監視は無理ゲーだろ…。ノイズシリーズくらい貸してくれてもいいと思うんだけどな…」

 

 

草薙は3つ目のトリプルアイスを口にしながら呟いた

ノイズシリーズは、夜斗が作った人工生命体だ

とはいってもノイズシリーズの体に入ってるのは大部分が機械である

 

 

「貴方は、何者ですか」

 

「…!獅子王機関、よく俺に気がついたな」

 

「…っ!何故それを…!」

 

 

油断していた草薙の目の前に、雪菜が立っていた

草薙は焦るでもなく、淡々とアイスを食べ進めていく

 

 

「ふぅ。まぁ安心しな、俺の仕事は第四真祖の監視だから。一応名刺でも渡しておこうか?」

 

 

草薙は胸ポケットから名刺入れを取り出し、先程渡されたばかりの名刺を手渡す

書いてあるのは第零機関であることと、立場が第二部隊隊長であること

それだけだ

 

 

「第零機関…?初めて聞く組織ですね…」

 

「そーだろうな。まぁ特に危害を与える気はないよ、俺とか第零機関に損害がなきゃあな」

 

「あの先輩だとなんとと言えませんね…。何せ島一つ沈めかけてますから…」

 

「マジでやめろよ?スピリダス沈めたらマジで絃神島沈めるから」

 

「なっ…!」

 

 

草薙は飄々と言ってのけたが、雪菜にとってはデリケートゾーンだったようだ

と同時に、草薙にそれほどの力があると認識したのだろう。式神をバレないように飛ばした

草薙でなければ、それを認識することは困難だったことだろう

 

 

「さっさと戻ってやれよ、獅子王機関。待ってんだろ?第四真祖の妹と、友人がよ」

 

 

草薙はそう言いながら異能を起動した

仄かに霧が現れ、草薙を覆い隠し、濃度が高くなったかと思ったところで、何事もなかったかのように書き消えた

草薙の姿と共に

 

 

「…第零機関…霊桜草薙…」

 

 

雪菜はそう呟いて、凪沙や浅葱のもとへと戻っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

「俺だ、主」

 

『草薙か。どうだ?初日は』

 

「特に不具合もなく、って感じだなぁ。あと住むところがないくらいか」

 

『暁古城の家の隣だ。鍵はポストに入れてある』

 

「先言ってくんない?俺このまま野宿かと思ったんだけど」

 

 

草薙は転移魔法で暁古城の自宅の隣の部屋に移動した

そして雪菜と出会ったことを報告し、継続の指示を受けて電話を終わらせた

 

 

「荷物…スピリダスに忘れたなぁ」

 

 

ため息をつきながら、草薙は兄である黒鉄に持ってきてもらうよう頼んだ

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