色々と大変な時期ですが、サトシが持つガッツみたいに頑張りましょう!
オルレアンにレイシフトした立香とサトシ達一行、そこでは、とんでもない光景が広がっていた。
オルレアン上空
「落ちるぅぅぅぅぅ!!!」
立香とサトシ達は、いきなり危機的状況に陥っていた。
「ロマニ、何で上空に僕たちを飛ばしたぁぁぁぁ」
目的地点ではなく、オルレアン上空に突然、レイシフトしたカルデアチーム達、誰も例外ではなく、ただ地面に向かって落下していくのだった。
『ゴメン!!突然起きた空間異常で、目的地点とは違う遙か上空にレイシフト先が設定されてしまった!!』
カドックのキレ気味のツッコミに怯えながら、状況を説明するロマニ。
そこから導き出されるのは・・・・
「どうやら、特異点を支配する者は、直接私達を殺しに来たみたいね・・・見なさい、私達が落ちる落下地点・・・激戦地よ」
そう言って、ロマニの説明からぺぺは、特異点の支配者による干渉と分析し、落下地点に指を指す。
そこでは・・・
『く、来るなぁぁ!!!』
『Gyaaaaa!!!』
『助けてくれぇぇぇ!!!』
『シャァァァ!!!』
当時のフランス軍と思われる一団と、それに襲い掛かる翼を持った蜥蜴の群れ・・・
「まさか、竜種か!?翼を持った竜…ワイバーンか!!」
「えぇ、分かっていると思うけどワイバーンなんて竜種が、この時代のオルレアンにいる訳がない・・・しかも」
そう言って、サトシ達、トレーナーに目を向けるぺぺ
「ドラゴンタイプのポケモンもいる・・・あれは、ボーマンダー!!」
「ドラゴンの中でも最も気性が荒く、それに攻撃力も高いポケモンで、しかもここまでの一団なんて珍しいにもほどがある!!」
「だけど、苦しそうな眼差し・・・操られてる?」
明らかに苦しそうな眼で人間を襲うボーマンダ達。これから導き出されるのは・・・
「許せねぇ・・・マスター!!」
「嗚呼、頼む!!」
「ドラゴンには、ドラゴンだ!!『ガブリアス、カイリュー、君に決めた』!!!」
「行け、プテ!!」
「フリすけ、お願い!!」
「ハガネール、落下する俺たちを受け止めてくれ!!」
サトシはドラゴンに対抗してガブリアス、カイリューを、レッドはプテラことプテを、イエローは落下する自分の身を守る為に支えて飛べるバタフリーことフリすけを、タケシは落下する自分たちを受け止める為に大きな身体を持つハガネールを呼び出した。
それを見た立香達、マスター達は・・・
「マシュ・・・」
「アナスタシア・・・」
「アーチャー!」
『『『着地、任せた!!!』』』
自身のサーヴァント達に安全に着地するための補助を任せるのだった。
「あれは、人間かね?どう見ても落下しておる!!」
「そのようね・・・・しかも、ふふ・・・ようやく、来たわね」
「カスミ、まさか・・・彼らが貴女の言った・・・」
仲間たちですかと言いかけるジャンヌにウィンクするカスミ。
「行きましょ!彼らを迎えに!!」
いきなり走り出すカスミ、そして、それを追いかけるジャンヌ・・・それを見たゴルドルフは・・・
「迎えにって、激戦地にかぁぁぁ!!」
ビビりながら、彼女達を追いかけるのだった。
今回は、レイシフトした時のトラブル回でした。
激戦地に降り立つカルデア一行。それを迎え撃つワイバーンやボーマンダを中心としたドラゴンタイプの群れ・・・
しかも、助けに来た筈なのにカルデアを敵とみなして迎撃するフランス軍・・・
そんな危機的の状況に、遂にあの聖女とお転婆人魚が現れる。
「久しぶりね、サトシ」
「嗚呼。カスミ!!」
サトシ、カスミ、タケシが揃った時に、全てをひっくり返す宝具が開放される。
次回、「激闘のオルレアン~これが俺たちの全力だぁぁぁ~」
お楽しみに!