この……馬鹿野郎!
南極にあるひとつの建物。その広さは東京ドームひとつ分ぐらいだろう。その中にあるひとつの建物にはある少年少女がいた。その少年少女は16歳ぐらいの子供だった。その2人がいる場所…元い監禁場所は机もない、ものが無い部屋になっている。
いつからだろう、僕達がここで産まれてから。
世の中に解き放たれた機械が世界を変えてしまったのは……
この世界にはIS、<インフィニット・ストラトス>という物がある。
天才の篠ノ之束が作った、兵器だ。
本人の理想は宇宙での活動を目的とした物だったのだが<白騎士>が暴れISを兵器と認識させてしまった。
その白騎士は未だ捕まっておらず、行方不明となっている。ついでに篠ノ之束もだ。
ISは女の子にしか動かせないという大きな欠陥があり、それに馬鹿みたいに騒ぎ出した世の中の女のせいで男にとって住みずらい世の中になった。
ここは関係ないけどね。
そんな中、ドアが開く。
そこには1人の男がいた。
「001、002。共に試験を開始する。準備しろ。」
「「……了解。」」
僕たちには名前が無い。その代わりにナンバーで呼ばれる仕組みになっている。
少年少女と男は部屋を後にし、広い部屋へと移動する。
移動の中での私語は無く、必要最低限のコミニュケーション以外はしない。その方が楽だ。
広い部屋の真ん中には2機のISが座り込んでいた。
疑問が出てきたので聞いてみることに。
「……あの、ひとつ発言をいいでしょうか。」
「許可する。まぁ、聞きたいことは分かりきってるが。」
「あれはIS、インフィニット・ストラトスですよね。男の僕には動かせない代物ですが?」
「試しだ。触って見たら分かることだ。我々は女にしか使えないということを信じてはおらん。きっと何か、男には足りないものがあるのだろう。そう考えている。001は青いISに、002は黄色いISだ。」
青いISの前に僕は行く。
もし、ISに乗れたとしたならば…綺麗な蒼空を飛びたい。触れて話しかけてみることにした。返事なんぞ帰ってこないと決めつけて。
「……君は、蒼空が綺麗だって思ったことはある?」
ーーー…あるわーーー
返事が帰って来て少しびっくりはしたが、同じ気持ちを持ったISということだ。僕は嬉しい。
「そっか。なら、一緒に飛ばないかい?蒼空を。」
ーーー貴方……いいわよ。私を使って蒼空を飛びなさい。そして、楽しませなさい?ーーー
「任せてよ。」
キンっ、と音と共に大量の情報が頭に入ってきた。
そうか、これがISに乗るって感覚なんだな。ハイパーセンサーで周りがよく見える。男が驚いている顔も。このISは全身に装甲がある。そのため僕の顔は見えない。
「やはり、起動したか。ならばその条件とやらを探さなければならんな。001……気分は悪くないか?」
「大丈夫ですが、大量の情報が流れてきているので頭痛はします。」
「分かった。002の方も起動できたな。貴様らには本日付で部屋を移動してもらう。」
いきなりのことでびっくりしたが、逆らうこと無く男について行くことに。
002はなんにも喋らず、ただ大人しく従うだけだった。
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起動してから2年がたった頃……
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僕らは実験道具にされていた。
僕と002のISには『レース・アルカーナ』と言う動力とISのコアをリンクさせているらしく、その影響で発生するエネルギーを調べていた。
僕のISと002のISとでは発生するエネルギーが少し違うんだとか、盗み聞きした。
実験をし始めてから002が話しかけてくるようになった。
今までのが嘘のように。もう1人の人格が宿ったんじゃないかってほど……
002が喋り始めてから僕の事をお兄ちゃんと呼ぶようになった。
明らかに歳は同じぐらいだろうに。
でも、
実は僕達の親を知らない。
なんだよそれって思わさる。
親の顔も見た事もない、見せにも来ない…そんな親がいるかってことが信じられない。
そんなことを思いながらも過ごしていると、爆発音からの警報がなる。
こんなことはなく、僕と002は困惑していた。
「何が起こってるんだ…」
「知らないけど、逃げた方がいいと思うなぁ。」
「逃げた方が良いって……どうやってさ、002」
「私達には『コレ』が、あるでしょ?」
そう言ってISの待機状態を出してきた。
そうか、ISで逃げるのか……!
「まて、002。今僕のISはウェポンボックスバンカー装備の筈だぞ。こんな所で展開してみろ、部屋が全壊するぞ」
「大丈夫だよ、私もエクセルシオ・アルスノーヴァ装備してるから。それに、そんなことで傷つくように出来てないはずだよ。あの大人たちのことだから。それを利用する、そしてここから出るんだ。」
002の逃亡企画としては狭いこの部屋の中でウェポンボックスバンカー装備状態とエクセルシオ・アルスノーヴァ装備状態のISを同時展開、部屋を全壊させ外に出るという算段らしい……
果たしてそんなことが上手くいくのか。
未だ僕達はこのISを使いこなせておらず、対人戦になったら勝てない。
何とかこの2機のISの速度を生かし逃げる事しか出来ない。
「なら展開と同時に全速力で飛び出した方がいいな。腹を括るよ。」
「よしきた!なら掛け声で……!」
「1」
やれることをするしかない。
それに、こいつに蒼空を飛ばせてあげたい……自由な蒼空を!
「2の……!」
「3!」
「こい!ジェアン・シュヴァリアー!」
「デア・ブランシュネージュ!」
同時展開をした後、最大速度で部屋を突き破り外に出る。
外の風景は信じられない程までに、荒らされていた。
施設が半壊、所々に黒煙が上がっていた。
「なんだよこれ……誰の仕業だ?」
「分からない、けどこれは人間だ。ひとりの人間。IS使ってない。」
「そんな人間がいるとか頭おかしいんじゃねえの?」
半壊している施設を上から見下ろしながら話していると人間が浮いてきた。その人間の格好は……不思議なアリスみたいな……それにうさ耳がついている。そして、その人を僕は知ってる……!
『はろはろ〜?そこのISパイロットさん?』
「……」
「…………あの人本当に人間……?」
「篠ノ之束。IS…インフィニット・ストラトスを生み出した天災だ。」
「は!?」
『よく知ってるね〜!作られた人間といえ、勉強はしてるんだね。いい事だ。そうです!私がISを生み出した天災の束さんだよ〜!』
作られた人間。
やっぱりか…………信じたくはなかったな。
実は僕、ISを使い施設のネットワークに忍び込んだ。
僕達のデータを見たいがために。
そして色々やばいデータを見てしまった……
実は僕達は作られた存在らしい。
そのため親もいないし、親データは全て抹消されていた。
『来る場所、無いでしょ?それにISの使い方を教えてあげる。その代わり君達は追われる身になるよ。それでもいいなら来て』
「……」
確かに僕達はここを破壊された時点で帰る場所はない。かと言って男の僕がフラフラしたら捕まり、研究材料になりかねない。いや、ここでも研究材料だったな。それなら話は決まってる。
僕は002の方を見て頷く。002は察してくれたようで頷いた。
「篠ノ之束、僕達に色んなことを教えてくれ。例え追われる身になったとしても僕達はついていく。」
『決まりだね!じゃあ君達の新しい専用機と名前を考えなきゃだね!おっと、とりあえず移動しよっか?君達のISなら余裕で私を運べるっしょ!位置情報は送ったから青いのよろしくぅ!』
そう言ってジェアン・シュヴァリアーのアンカークローを足場にし、立つ。
位置情報はその時に送られてきた。その情報を元に僕達は研究所…南極を去った。
この……馬鹿野郎!!!!
と、言うことで久しぶりです。
まともにかきあげたいと思います。
待っててください。気長に