よろしければ質問、感想等お願いします。
俺は正式に反乱軍に入った。
しばらくはやることも特に無いため、霊夢さんと薺と一緒に戦闘トレーニングすることが日課になっていた。霊夢さんの教え方は感覚で掴めって感じの加減を知らない実戦。
それとは反対に、薺は基礎から丁寧に教えてくる。これに関しては薺のほうがマシだ。
俺はただの人間で、霊夢さんや薺は気を操ることができるし人間離れした身体能力ももっている。俺もそうしたいが、その道が険しいのは火を見るよりも明らかだ。
「全然伸びがかんじられないわね。私の勘が鈍ったのかしら。」
「勘って…。無理言わないでくださいよ…俺だって精一杯やってるんすよ…」
「……本当に精一杯やってますか?今日も私が言わなければトレーニングする気なかったですよね。」
「だってよお…結果は伴わねぇし、痛えしよお。」
「そりゃちょっとの努力で身に付くようなモノなら、誰も大掛かりな研究所なんか作って研究なんかしないでしょう。」
「まあ…そりゃそうですけど…俺は努力は嫌いだし…手っ取り早く強くなる方法はないのか?」
「あまりおすすめはできないけど、あるにはあるわよ。」
「それはどんな?」
すると霊夢は掌をこちらに向けてきた。
「な、なにするんすか。」
霊夢の掌に何かが集まるのを清太郎は感じた。嫌な予感がした清太郎は腕を顔の前で交差させ、守る体制をとった。
すると霊夢は容赦なく清太郎に空気の塊のようなものを飛ばした。
「なにしてぇあああぁぁ!!!」
空気の塊は清太郎に直撃し、物凄い勢いで地面を転がり吹き飛んでいった。
「……いって…」
「霊夢さん何を!?」
「霊気を沢山あびて操る感覚を養うって修行。痛い目を見るけど感覚は普通に修行するよりも短期間で掴めるわよ。どう?やってみる?」
「…もうやってるじゃないっすか。あー悪いけどこれ以上はパスだ。」
「根性ないわね…そんなんじゃ来たるべき時に何もできないままよ」
そいつは御免だが、やはり修行ってのは面倒だな…
「ああ…そうだな…。やるけど…とりま今日は休憩にしないか?」
霊夢は小さなため息をついた。
とりあえず部屋に戻った。
薺は霊夢さんに部屋を変えるように頼んだらしいが、却下されたらしい。
「さて、これからどうすっかなあ。」
霊夢さんの思惑が分からねえ。俺の何を気に入ってここまで修行とかに付き合ってくれんのか。不真面目で苦労するだろうし、早々に愛想尽かしてもいいもんだが。
俺はただ霊と話せるだけ……一体俺のどこを見込んで……
考え事をしているとドアをノックする音が聞こえてきた。
「ういーっす」
ひとまず考え事を後回しにし扉を開けると、あの時俺を看病?していた白髪女がいた。
「おー…。えーっと待てよ何も言うな。えーっと……山神湖乃羽!もちろん覚えてた」
「元気そうでなによりです……。」
そっぽ向いた湖乃羽の頬が少しムスッとしているように見えた。
「もしかして怒ってるのか?それなら謝るけどホントに忘れてないから誤解しないでくれ?」
「怒ってなんかいない……それよりもあなたに話があるの……。」
「話?」
偏見だがこいつ人に関心のなさそうな雰囲気醸し出してるが…俺に用事とは、まさか愛の告白とかか?
「あなたは霊夢さんに疑問をいだいてる……。なぜ自分にここまでしてくれるのかと。」
…こいつエスパーかなんかか?
「いや別に。でも確かに言われてみればそうだな。他にもやることあって忙しいはずなのにわざわざ俺に付き合ってくれるなんて」
「あなたは気づいていないと思うけど、あなたの魂が特別なの……。」
「俺の魂?」
何言ってんだこいつは
「まあ何を言っているか分からないでしょうけど、とりあえず聞いて……。」
「おう…。」
「あなたの魂は他の人間や強力な妖怪よりも強い輝きを放ってるの。これは私だけが見ることができるもの……。霊夢さんもなんとなくで感じとれているようだけど。言うなれば霊夢さんがあなたを見込んだのはこの魂の輝きが理由。」
「…実感湧かないがとりあえずそれは分かった。けど魂が輝いてるとなんかメリットあんのか?めっちゃパリピになれるとか?」
「存在し続ける力が強いこと。」
「日本語で頼む」
「え…どういうこと…?」
「ん?」
「え?」
「ん?このギャグ伝わんなかった?」
「ギャグ?」
「あー忘れてくれ。なんでもねぇ…。で、さっきの話の説明求む。」
こいつたぶん本しか友達居なかった系女子に違いねぇ。
こんな誰にでも分かりそうな定型文も知らないとは……汗
「そうね。具体的なメリットを言うと妖怪とかに憑かれたりしても逆にその妖怪を支配してコントロール出来たりするの。……簡単に言えば精神力の強さね。」
「それだけか?」
「言っておくけどこれはかなり珍しいケースだし凄いこと……。本来魂の輝きは皆平等で、後天的に鍛えるものなの。それらしい事もしていないあなたがここまでの魂の輝きを放つなんて……。」
「でも、取り憑かれないのはいいが、俺が結局欲しいのは超パワーや特殊能力であって精神的に強くてもなんも意味ねぇだろ。実際俺はあの時……躊躇して。」
「…………その話は何なのか分からないけどいつか真価が発揮される時もくるかも……。それより、特殊能力や超パワーが欲しいんでしょ……?」
「え?もしかして貰えんの?!」
「そのまさか……よ。」
俺は湖乃羽の部屋に案内されたのでついて行った。
恐らくこの部屋は1度も模様替えも片付けもしなかったのだろう。乱雑に本が置かれているだけの無機質な部屋だ。
「凄い量の本だが……これなんの本だ?」
「これは幻想郷の元住人のパチュリーさんという人から貸してもらっている本。私がよく借りてるのは魔導書関連のばかり……。すんごく面白くて興味深いものだけど……見る?」
「遠慮しとく。」
少ししゅんとした湖乃羽だったが話を続ける。
「話の流れからおおよそ察しはついていると思うけど、あなたの体に妖怪を降ろす。」
「おう。早速頼む。」
「…忠告しておくけど…成功の確率は分からない。なにせ試したことは無いから。」
「まじか。」
清太郎は下を向き少し考えた。
例えどんだけ危険だっつても、こんなチャンスは滅多にないことだ。それに俺の夢を叶えるためにはこうなることは覚悟してきたはずだろ。よし…。よし!!決めたぞ!!!!
「頼む…!きっと俺ならいける!!」
「決心している所悪いけど…、心配なのは私の腕の方。呼び出される妖怪が弱すぎたり、あなたが自我を保てないほどの強力な妖怪を呼び出す可能性もある…。そうなれば取り返しつかない。」
「どうしてだ…?」
「妖怪が人の体に同時に2体入ることは不可能…それに1度降ろした妖怪はその妖怪の意思か霊夢さんとかに祓われないと、一生一緒…。」
「なるほど…。だがもう揺るがねえぜ。俺は決めたんだ!」
「分かった…。私も失敗しないように努力する。」
そうすると湖乃羽はいそいそと儀式の準備し始めた。もちろん俺も手伝ったんだが、その儀式に使うもの中に、目を疑うものもあった。
「なあこれ…。人間の血か?」
「…私の降霊術は呼び出したい妖怪に関連したモノを捧げ呼び出す…。今回呼び出す予定の妖怪がいるの…。」
「おう…。そいつは何て名前なんだ?」
「レミリアスカーレット…。すごく強い吸血鬼なの…。」
あ、この前霊夢さんが言ってた…
6話目終わりです。
補足ですが、降霊術というだけあって生きているものは呼び出せません。というより呼び出せても人の体に無理やり降ろせません。
あ、それよりすごく投稿遅れて申し訳ないです!!
普通にリアルガチで忙しかったです。でも、忙しいっていいですよね。部活もやってなかった中学時代の虚無感凄かったですから。
よければ感想・質問等あったらお願いします。