或る真夏の昼下がり、シルバーアッシュは密かに思いを寄せる盟友 ドクターを自宅へと招待する。用意していた完璧な計画を実行するために…。
サカりのついた獣の杖使い 地下室に響きわたる新銀斬のSE

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初投稿です


盟友レ〇プ! 野獣と化した当主

am 08:10

 

イェラグ シルバーアッシュ邸宅前

 

「雪境」の小さな宗教国家「イェラグ」

厳しい寒さにも関わらず、住民は逞しく暮らすこの地にドクターとシルバーアッシュの姿が見える

 

「こ↑こ↓だ」

シルバーアッシュが指さす先を見つめる

そこには一企業のトップがクラスにふさわしい邸宅が見えた

 

「はぇ~すっごいおっきい」

思わず声が漏れてしまい、少し恥ずかしくなるがシルバーアッシュが

玄関の扉を開けてくれ、中に入る

「入って、どうぞ」

 

玄関に入り、最初に目に移るのは手に鈴を持つ聖職者の像

それはよく見るとプラマニクスらしき面影が見て取れる

 

「悔い改めよう」

 

玄関に入るなり、シルバーアッシュが合唱の礼を取る。

イェラグの巫女の立ち場のプラマニクスはシルバーアッシュの妹だ

だが、公式の場で彼女と会うときは実の兄であるシルバーアッシュでさえ

彼女に向って合唱しなければならないという

 

実の妹との関係 それ自体イェラグという国の複雑さが見え隠れしてしまう。

 

 

「今日は本当疲れたよ...」

 

案内されたソファーに座り、溜息と共に言葉が零れてしまう。

 

「そうだな 今日も演習きつかったな」

 

そうシルバーアッシュが口にする。まるで大変そうに言っているが

傍から見たらそう見えない

 

「契約が近いからな しょうがないな」

 

今現在ロドスを取り巻く環境は悪い

龍門との相互協定が破棄された今、ロドスは補給線の確保に頭を抱えている。

製薬会社という顔だけではなく、戦闘集団という側面を抱えており、更に現状

優秀なオペレーターの確保に全力を注いでいる。

だが、人材の登用には凄まじい資金(リアルマネー)が必要であり、またその育成にも莫大な

資材及び龍門幣が必要になっている。

今現在のロドス自身の貿易所での収益だけではとても賄えなくなっている。

 

そこで、持ちかけられたのが危機契約 

各国・企業・特定個人からの依頼を達成し報酬を貰う相互支援組織

言ってしまえば問題解決屋だ

だが、そこには各国の思惑や、任務遂行に対する細かな指定、戦闘に不向きな地形での戦闘など

通常戦闘よりも遥かに厳しい戦いの舞台がある。

 

だが、ここで補給を成功させないと今後の作戦遂行に支障が出る。

だからこうして契約確認及び演習の為イェラグまでやってきたのだ

 

「今日の契約はどうだった?」

 

「いやぁ...」

 

「伸びそうか?」

 

「伸びない...」

 

「緊張すると力がでないからな しょうがないな」

 

「そうなんだよね...」

 

「ベスト出せるようにな」

 

「ウン...」

 

そう優しく励ましてくれるシルバーアッシュ

実際彼は記憶のない自分に対して 盟友だから という理由だけで

ロドスに協力してくれている。しかも明らかにシルバーアッシュ及び

カランド貿易に対して不利な条件でだ。

 

 

 

「まずウチには屋上があるんだが... 休んでいくか?」

 

突然シルバーアッシュがサウナに誘ってくれた

この所ろくに休めていない自分を気遣ってくれているのだろう。

 

「あぁいいっすねぇ!」

何故だが分からないが、今自分は実際疲れているんだろう

思ったより大きい声が出てしまったが、ここはお言葉に甘えよう

 

 

 

ミーンミンミンミン(オリジムシ兄貴迫真の演技)

 

 

イェラグは年中厳しい寒さに覆われているイメージがあるが、晴れ晴れとした天気をしていた。

だが、目の前のカランド山は雪に覆われている。

目の前の広大な自然を前に戦場を渡り歩いてきた癖からか、誰か視線を勝手に予測してしまう。

しかも無防備な状態でだ、少し恥ずかしくなってくる。

「見られないかな」

 

「大丈夫だ、まぁ多少はな」

服を脱ぎながら答えるシルバーアッシュ それは当主として堂々とした態度をしており、自分も

それに倣う。用意された水着に着替え、マットに寝そべる。北国のひんやりとした風の中から

照り付ける太陽が自分たちを焼いていく。

 

「暑いなぁ」

 

「暑いな。オイル塗ってやろうか」

本当に準備の良いやつだと思いながら、厚意に甘える。

時折オイルを塗っている手が色んな場所に触れる度ドキッとしてしまう。

 

 

「(仕事の疲れが)溜まってるなぁおい どんぐらい休んでないんだ?」

 

「もう二か月くらい...」

 

「二か月…だいぶ溜まってるなアゼルバイジャン(イェラグ語で危ないを意味する)」

 

シルバーアッシュの顔が厳しくなり、その眼光も鋭くなっている。

ロドスに救出されてから、アーミヤたちを少しでも手助けできたらとロドスの業務を

こなしていたが、気が付けば膨大な仕事に埋もれていく日々だった

アーミヤもロドスCEOとして自分に厳しく仕事を頼んでいく。

休む時間さえ許されないほどだ。

 

 

 

自分ばかりしてもらうのも悪い気がしてきて、自分もシルバーアッシュにオイルを塗っていく

「あんまり上手いから気持ちよくなってきたよ…」

シルバーアッシュの顔が綻んできて、お世辞でもうれしくなってくる。

彼には借りばかり作ってしまうため、こんな形でしか返せないもどかしさを感じる。

 

「(自分の尻尾が)硬くなってしまったよ…」

だが、そんな些細なことでさえ、シルバーアッシュは自分を気遣い、喜びをあらわにしてくれる。

 

「喉渇いたな…喉渇かないか?」

サウナに籠って何分経ったのか分からないが、確かに暑さからか喉が渇いてきた。

 

「何か飲み物持ってくる。ちょっと待ってろ」

そう言いながら、立ち上がり飲み物を取ってきてもらう。

甘えすぎだなと思いつつ、再びマットの上に横になる。

 

 

 

am 09:31

 

シルバーアッシュ邸 台所

 

飲み物を入れる為に、台所に立つシルバーアッシュ

本来こういう仕事は使用人が行うものだが、彼が手にしている物が誰にも知られたくないことを匂わせている。

 

サッー!

 

二つあるアイスティーのうち、一つに白い粉を入れていく。

それを入れている時のシルバーアッシュの顔は、何か覚悟を決めたような顔をしていた。

 

 

 

「待たせたな アイスティーしかなかったんだが、いいか?」

 

「イタダキャス」

アイスティーを受け取り、乾いた喉に一気に流し込む。

熱く火照った体にアイスティーが染み込むような気さえしてくる。

 

「休めたか?ちょっと これもうわかんないな…お前はどうだ?」

 

「顔色が良くなってる。はっきりわかんだね」

 

自分では分からないが、どうやらさっきまでの自分はひどく疲れた顔をしていたらしい。

連日演習に次ぐ演習、人員の育成、日毎に代わる契約、基地での人員配置

残り少ない理性を減らしつつ、理性回復材で無理やり回復して仕事する日々

 

思えば、それを見越してここに招待してくれたのだろう。

だが、そろそろ帰らねばアーミヤに叱られる。

 

そう思って立ち上がった瞬間、ふらつく自分

 

「おっ、大丈夫か?大丈夫か?」

 

それを咄嗟に支えてくれるシルバーアッシュ どうやら立ち眩みを起こしたらしい、

そんなことを呑気に考えながら、意識が沈んでいった

 

 

am 11:45:14

 

目を覚ますと布団の上だった。そして、目の前にはシルバーアッシュの顔があり、寝てしまったと謝ろうとした時に

自分の腕が拘束されてることに気づく。

 

そしてシルバーアッシュが自分に襲い掛かってきた。

 

「アッシュ!?何してるの!? やめてくれよ本当に!」

 

「暴れんなよ... 暴れんなよ...!」

今までの自分を気遣うシルバーアッシュとは違う野獣のような姿に衝撃を隠せなかった。

 

「シルバーアッシュ!? まずいですよ!」

 

シルバーアッシュが尻尾に薬を染み込ませながら、自分の口に押さえつけてくる。

チラチラ見える薬の瓶には 理性蒸発剤 の文字が見え隠れしていた。

 

「な、何してるの!?ちょっとホントに!?」

ますます何が起こっているのか分からない自分に、理性蒸発剤の効果なのか、思考がぼやけてくる。

 

 

 

 

オマエ

「盟友のことが好きだったんだよ!」

 

 

 

 

突然の告白に本当の意味で理性がoになる。

自分に対してシルバーアッシュが特別な感情を持っていたことは記憶がなくても察してはいた。

それは盟友としての感情だと自分は考えていた。

だが実際は、それ以上のものだと今この瞬間感じられた。

 

 

シルバーアッシュが自身の股間の杖(意味心)を持ちそれを勢いよくぶつけてきた。

 

シャキーン! シャキーン! シャキーン! シャキーン! シャキーン!

 

シルバーアッシュの杖(意味深)が自分にぶつかるたび、虹色が描かれる。

それは後先を考えない、野獣のような行動だった。

 

しかし、何故かその一撃一撃にシルバーアッシュの不器用な優しさを感じられた。

おそらく今の自分は普通ではないのだろう。肉体的、精神的な疲労に加え、理性蒸発材によって

何も考えられない状態でのシルバーアッシュの大胆な告白。

 

そんな中いつもとは違うシルバーアッシュの行動に飲まれてしまう。

 

「気持ちいいかぁ?」

 

「キモチイイ...」

 

「気持ちいいかァ?」

 

「ン、キモチイイ、キモチイイ…」

 

「気持ちいいだろォ、気持ちよくなってきた」

 

シャキーン!シャキーン!シャキーン!シャキーン!シャキーン!シャキーン!

 

真銀斬のペースは衰える所か、攻撃速度が上がってきた気さえする。

 

「イキスギィ! アッー!」シャキーン!

シルバーアッシュが最後の真銀斬を放ちお互いにHPが0になる。

 

シルバーアッシュの顔が近づいてくる。そのまま流れに身を流そうとすると

 

突然爆発音と共に、爆風が自分たちを巻き込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドクター?」

 

 

 

煙の中から現れたのはロドス最高責任者のアーミヤだった。

おそらく、帰りが遅くなった自分を迎えに来たのだろう。

怒っているのか、怒ってないのか 感情が分からない顔をしているが、

アーミヤの指輪は全て震えており、またアーミヤの後ろには暗く禍々しいナニカが佇んでいた。

 

 

 

「...ドクターは渡しません」

 

抑揚のない声色が響き渡り、アーミヤの指がシルバーアッシュを捉える。

それに合わせて黒い波動が浮かび上がる。自分を巡って二人が争うのが

嫌で止めようとしたが、今までの疲れからかそのまま体が動けなくなってしまう。

 

最後にかすかに戻った理性が思ったことは、ケルシーになんて説明しようかな、

と思いながら、再び意識が沈んでいった。

 

 

 

第四章 盟友〇姦 fin

 

 




最初に一言 

許してください なんでもしますから!

シルバーアッシュの新コーデの真銀斬が虹色を描いてたのがこの小説の思いついた原因

まぁ、普段からホモホモ言ってるシルバーアッシュの小説誰か書くやろと思っていたら

書く人は誰一人、いませんでしたー なーにがいけなかったんですかねー?

まぁ、そういうわけで書いてやるか俺もなーと、初めての小説を書いて投稿しました。

初投稿につき、読みにくい改行やらなんやらだとは思いますが ドクター!お許しください!

感想オナシャス!


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