継ぎ接ぎだらけの中立区 ~赤き花の姫と小さな淑女~ 作:猫又葉月
合同演習の警備巡回中で遭遇したセスに酷似している艦娘ガンビア・ベイの迷子案内が終わり、仲間達の演習がもうすぐ始まるということで執務室に戻ろうとした私、若葉を含む第五三駆逐隊の面々はその道中で他の鎮守府に所属している姉に呼び止められる。その後に姉を探し来た三日月の妹の望月が登場し、彼女達も演習に参加することが発覚。だが望月は乗り気ではなく、姉の方も自身が弱い事を気にしており落ち込んでいた。私や三日月がフォローした事で何とか元気を取り戻した姉は、何か一つでも得ると宣言し私達と別れ演習の見学へと向かっていった。
しかし、『見るのは遠慮してほしい』と言う匂いが微かに感じた辺り、まだ不安があるのだろう。だけど大丈夫だと私は信じてる。あの姉なら、きっと乗り越えられるはずだから。
「ほう…、もう一人のわらわが演習に出るのか」
あのやりとりから数分後、執務室に戻った私達は来栖提督にトラブルらしいトラブルは迷子ぐらいだったと報告。そしてスクリーン前で次の演習を待つ姉に先程の出会いの事を話した。
ちなみに、この後すぐ行われる元施設組の演習は会場ではなくこちらで見ると決めたらしい。注目カードなので人が混雑しているらしく、その中で初霜を連れて行くのは困難と判断したとか。あちらの姉は無事なのだろうか。席をあらかじめ確保していたのなら話は別だが。
「はつはるおねえちゃんがふたりいるってへんなかんじー」
「艦娘とはそういう存在じゃ。それに慰安施設に行った若葉からも、もう一人のお主に出会ったと言っていたじゃろ。…まあ、先程の演習に出てたあやつは色々と特殊かもしれんが…」
苦笑する姉が挙げた相手は間違いなくガンビア・ベイだろう。艦娘は艦娘、深海棲艦は深海棲艦で同一の姿が複数存在するこの世界で、ほぼ瓜二つなのに種族が全く違うなんて私の知る限りではセスと彼女ぐらいだ。その話題を出した途端、曙が顔を背け肩を震わせ始めた。まだ引きずっているらしい。
「アケボノは一体何を笑っているんだ」
「セスさんに似た人が演習に出てたでしょ。あの人迷子になっていて私達が案内してたんだけど、その時の姿が色々と強烈で…」
苦笑する雷から説明を受けたリコは、その詳細を聞いて「ああ…」と同じ顔をしながら納得をしていた。どうやら曙が断言した通り演習中でも何かしらのドジをやらかしたらしい。
その時の初霜は大笑いしていたようだ。逆にリコはと言うと何やら悪い顔をしていたらしい。そんな姉の指摘を受けて「人聞きの悪い事を言うな」と少し不機嫌になったリコだが恐らく事実なのだろう。航行訓練を手伝ってもらった際、普段では考えられない姿を曝していたせいかセスはリコに対してだけ押しが強い。今回の件で帰ったらどう弄ってやろうかと内心考えているのだろう。
「その言っていた初春と望月の演習は後で調べてみるぜェ。詳細がわかったらシフトの調整をしてやるからよォ」
「何から何まで済まない来栖提督」
「気にすんなって。今の所上手く回っていてな、コッチが礼を言いてェぐらいだ」
そう言いながら演習や警備巡回の結果を報告書として都度まとめている来栖提督。会場になっているだけあってその数は膨大であるが全く苦とも思っていない辺り流石は下呂大将の弟子である。
「リコさんは楽しめてますか?」
「ん?ああ、楽しめてるよ。様々な戦い方があって感心している。手合わせ願いたい者も中にはちらほらいたな」
同じく報告書をまとめている鳳翔がリコに質問。リコもこの演習には満足しているようだ。そこから戦ってみたい者に目を付けている辺り、やはり好戦的な性格である。しかしリコは深海棲艦なのでその願いは叶うことは出来ないだろう。そう思っていたのだが。
「だったら最後にエキシビジョンでも行ってみるかァ?」
ここで来栖提督がまさかの提案。この発言にリコや私達だけでなく鳳翔も目を見開いていた。
「ほ、本気ですか提督…?」
「この会場に来てる奴らには中立区の現状を事前に知ってもらっているが、友好的な深海棲艦が存在するってェのは半信半疑な奴らが大半だと俺は考えてるぜェ」
そこで出たのがエキシビジョン。私達が知るどちらが正しいかを決める戦いではなく、中立区に住んでいる仲間達のような存在がいる事を皆に認知してもらい、更に理解を深めるための特別演習を行ってはどうかと来栖提督は語った。
だが、こればっかりは開催場所権限で勝手に行うことは出来ず、下呂大将や大本営に伺いを立てて許可を取らねばならない。更には相手側が
「色々と課題が山積みだから結局は行える確率は10%にも満たねえかもしれねェ。そんときゃ過激派関係が真に解決した後に各鎮守府に交渉してみらァ。済まねえな、期待させるような事を言っちまって」
「いや、これほどまでに私達のことを考えてくれているんだ。感謝はすれど文句を言うのは筋違いさ」
申し訳ないと語る来栖提督にリコは気にしないと微笑みながら返す。こういう真摯な対応や気遣いがあるからこそ、この鎮守府に所属する者だけでなく私達の信頼も勝ち得ているのだと実感。改めて偉大な人物だと思うのであった。
「おっ、そろそろ始まるみたいじゃな」
ここでスクリーンに映し出された映像を見て姉が皆に呼びかける。いよいよ仲間達の演習が開始される。一体どのような活躍をするのか、私達は期待に胸がふくらむのであった。
所変わって此処は演習会場。元施設組と相手側は既に準備を済ませ海上へと移動し二手に分かれていた。お互いが目視で人影が何とか確認できるだけの距離を離れ、現在は開始の合図まで所定の位置で待機中である。
「それにしても凄い人の数ですね…」
先程の演習とは違う観戦者の多さに思わず夕雲は呟いてしまう。他の面々も、人で埋め尽くされている会場の光景に圧倒されていた。
「あかつきちゃん、だいじょうぶ?」
「だだだだだ大丈夫よ!れ、レディはこれしきのことでうろたえないんだから…!」
「いやメチャクチャ震えているじゃないの…」
心配する霰に気丈に振る舞ったつもりで返す暁だが誰がどう見ても緊張してるのが丸わかりである。その様子を見て風雲は呆れ果てていた。
「こ、ここまで多いなんて思ってなかったわよ!?」
「リコの姐御に大多数から見られ慣れるよう言われてたじゃん…。まあそれでも確かにコレは想定外だわな」
同じく呆れながら苦笑する朝霜。結局、師弟の訓練を大人数に見てもらう事はしなかったようだ。演習中に慣れるか、気にしないようにするか、方法はそれしか無いだろう。
「それ以上に巻雲姉の震えがヤバいんだけど、どうすんのコレ」
風雲のその言葉に反応して一斉に巻雲の方を見る。その注目された巻雲はというと、緊張とはまた違う震え方をしていた。まるで重みに耐えているかのようで少しふらついている。
「流石に弾を詰め込みすぎですよ巻雲さん…」
「だ、だってぇ…。相手に鳳翔さん並みの空母がいると分かった以上、こうするしか無いじゃないですかぁ…」
合同演習ではある程度の艤装の改造が認められている。コンセプトである『多種多様の戦術に触れる』はコレも含まれており、有用だと判明すれば採用の選考がされる為、合同演習は各鎮守府に所属する工作艦の腕の見せ所でもあるのだ。故にこちらもあの頃の戦いから使っている艤装を許可されているのだが、流石に深海仕様の海水無限弾は平等ではないと判断されたので訓練弾のみ使えるよう変更済み。そして件の巻雲はその弾を重量過多となるまで詰め込んでいた。
「戦いが始まれば一気に放ちますから多少は楽になりますよぉ…」
「まあその頃にはまともに航行出来るようになってるかもね」
「巻雲姉、脚プルプルしてて生まれたての小鹿みてぇ」
「朝霜…!後で覚えておきなさぁい…!」
ケラケラと笑う朝霜に巻雲は睨みつける。そこから気を取り直すように夕雲が手を叩いた。
「はいはいそこまでにしましょう。もうすぐ始まりますから気を引き締めて。みなさんセンサーはしっかり艤装に取り付けましたか?」
「特に朝霜、ちゃんと確認しなさいよ。コレ無いと失格になるんだから」
「分かってるって風雲姉!それにしてもこんなちっちゃいのがねぇ…」
ボタンほどの小さな機械を見つめしみじみ呟く朝霜。だがコレが合同演習で重要な役割を担っている。
大本営から合同演習用に支給されたこのセンサーはダメージ判定機だ。取り付ける事で身体と艤装の情報がこのセンサーにリンクされ、受けたダメージや艤装の破損具合を正確に判断し、その深刻度を自動音声で知らせてくれる。これにより、鎮守府で行われる通常の演習よりも更に実戦に近い形で行うことが可能となっているのだ。
「あたいの目標はどちらかの
「とりあえず開始直後の前衛はしばらく朝霜さん一人にお任せます。後衛が4人で大丈夫と判断したら
夕雲の言葉にその
一方その頃、相手側の陣営ではこのような会話が繰り広げられていた。
「長門ォ、いい加減スネてないで機嫌直すネー…」
「…私は別に拗ねてなんかいないが」
何やら不思議な言葉遣いをしている巫女のような服装の女性が、相方と思われる長門と呼ばれた女性を窘めていた。
「ウソ!Battleする相手が駆逐艦しかいないと分かった途端、露骨にスネてるじゃナイ」
「金剛の言うとおりや。ええかげん機嫌直してしっかり気を張れー」
その金剛と呼ばれた女性に続く形で後ろにいた少女も呆れ気味で同調をする。その間延びした言葉が癪に障ったのか振り返った長門は溜め込んでいた不満をぶちまけた。
「黙れ龍驤!私はな、前回の演習で来栖大佐の
「しょうがないネー、今回の演習のhostの秘書艦なんだから参加は難しいヨー…」
「せやせや。運営に関わらなアカンのやから忙しいのは目に見えとるわ」
金剛に加え龍驤と呼ばれた少女も説得するが、長門はまだ不機嫌なままだ。そこに和服姿の女性がおずおずと手を挙げ進言する。飛行甲板を持っていることから恐らく空母か。
「あのー、慢心はダメだと思いますよ、長門さん。彼女達、全員指輪持ちですから」
「ソウヨー、飛龍が言ってるように私達以上に経験積んでるって事だから油断はnothingヨ」
「だが練度限界を超えたとしても所詮は駆逐艦だ。このビッグ7の肉体や装甲には通じん」
飛龍と呼ばれた女性と金剛が説くが、長門は一向に意に介さない。その偏屈ぶりを見て龍驤は軽くため息を吐いた。
「まあまあ長門さん。だったら速攻でボロボロにしてアタシ達との実力差を分からせてやれば良いんだよ」
「そーそー!それに私の速さに付いていける子なんて誰もいないんだから大丈夫!ボロ勝ちしたらその鳳翔さん?って人と戦わせろって直談判しようよ」
「成程…その手があったか」
「納得すんなアホ!北上、島風!お前らも煽んなや!」
そこに北上と呼ばれた何処か気怠げの印象を持つ女性と、島風と呼ばれた奇抜な服装と生き物のような砲を抱える少女が現れて長門に続く自信に満ちた発言を行う。どうやら来栖提督とはまた違った意味でエキシビジョンを企てようとしているみたいであった。その提案に乗っかろうとする長門と煽った2人を龍驤は怒鳴りつける。しかし北上は口を尖らせるなどしてあまり効いていないようであった。
「えー?でもいけるっしょ。お二人の艦載機で射撃や爆撃ガガガ―ってやって、慌てふためいてる間にアタシと島風が撹乱しに行って、最後は長門さんと金剛さんの力でフィニッシュ。いつもの勝利パターンじゃん」
「相手は世界を救った英雄達やぞ?他で通じた戦法なんて上手くいくとは限らへんやろ…」
「フン、何が英雄だ。その話も本当か私には信じがたいがな」
お気楽に考える北上を龍驤は戒めるが、その内容がよりにもよって私達の事である。朝潮の所や向こうの姉の所と同じでこちらの艦隊にも『英雄』で通ってるということは、もう全鎮守府が中立区の者達に対してその認識なのだろうか。だが、長門はその話を疑っているようだった。
「世界を滅ぼそうとした大淀とか、穏健な深海棲艦と暮らしているとか、荒唐無稽にも程がある」
「まあウチもホンマか?って思う所はあるけど…」
「ほ、ほら。お話はここまでにしましょう?もうすぐ始まりますよ?」
ここでもうすぐ開始の合図が来たようで飛龍が中断へと迫る。その瞬間、先程の緩やかな空気が嘘だったかように一変し全員の顔が引き締まった。あれだけ私達の仲間を軽視した発言を行っていた長門も即座に切り替えてる辺り、やはり実力者であるみたいだ。
「でも全員指輪は羨ましいヨー…。提督がロリ好きじゃなかったらハートは私が掴んでいたデース…」
「聞こえとるぞ金剛…!」
ボソッと呟く金剛に対し、自身が気にしている身体的な特徴を触れられ青筋を立てる龍驤。その少女の薬指には『最愛の人』を示す指輪が嵌められていた。
『演習開始まで、10秒前』
鳳翔の放送で賑やかだった会場が一気に静まり返る。夕雲達も、長門達も前を見据えて臨戦態勢へ。
『――3、2、1。演習開始』
カウントダウンが終わり、全員が一斉に動き出した。朝霜はまだ前に出ず皆と固まって移動しているが、向こうは北上と島風の影が二手に分かれこちらに突っ込んでくるのが確認できる。
「んじゃ行くで飛龍!」
「了解です!」
その発言と同時に矢を次々と放ち艦載機を発艦させる飛龍。続く龍驤も何やら巻物を取り出したかと思ったらそれが飛行甲板へと変化。なんと彼女も鳳翔と同じ軽空母だったようである。私達が知る弓矢からの発艦と違い艦載機を式神として操る今までとは違うタイプのようだ。例えるなら陰陽師に近いか。
しかし驚くべきなのはその発艦された艦載機の数は正規空母の飛龍と比べ明らかに桁違いであることだった。噂によると彼女は
そしてその2人の艦載機は徐々に夕雲達へと迫ってきていた。空を黒一色に染めたソレ等は例えるなら『暗雲』。数の暴力とも呼ぶべき怒涛の圧力が近づいているが、朝霜を始め全員が面白いと言わんばかりに不敵な笑みを浮かべていた。
「うっひゃー、凄え数じゃん!晴れのち曇り、その後は豪雨が襲いかかる、ってかぁ!?」
「何上手い事言ってんのよ!」
「それではその天気予報、見事に外して晴天日和を続かせましょう!巻雲さん、準備はいいですか!」
「勿論ですよぉ、夕雲姉様ぁ!!」
姉の期待に応えんとばかりに勢いよく返事をした巻雲は、最前列に移動するとふらつく身体を抑えそのまま仁王立ちに。腕を組み、迫る脅威に堂々とした態度で待ち構えてその時を待つ。
そして――
「巻雲のッ!弾幕をッ!食らいなさぁい!!」
その言葉と同時に連続で轟音響き、乱射された砲弾が次々と空に放たれていく。巻雲の必殺技であるこの乱撃は詰め込んだ砲弾の量も関係しているかもしれないが、施設にいた頃よりも更に密度が上がっている。そしてその放たれた弾幕は、侵食していく『暗雲』を蹴散らしていき快晴へと戻していった。
「霰さん、残りの敵機は?」
「6つ。あと、あのいちにぎょらいがきてる。あかつきちゃん、おねがい」
「了解、すぐに片付けるわ!朝霜、障害は取り除くから安心して突っ切って頂戴!」
「かしこまりぃ!!」
いつの間にかモノクルみたいな物を付けていた霰が残数と恐らく北上から放たれた魚雷が来ている事を報告。それを受けた暁は連続で砲撃を放ち、次々と撃破していく。そして向かってくる魚雷を処理しつつ朝霜の進撃を促した。
「な、なんだアレは…!?」
「Wow!とんでもないbarrageデス!空がcleanになっちゃったヨ…」
目の前で繰り広げられた光景や脅威が一掃されたことを受けて信じられないと言わんばかりに目を見開く長門。その隣の金剛も呆気にとられていたが、それと同時に感嘆の息を漏らしていた。
「感心しとる場合かアホ!飛龍、もう1回や!」
「わ、分かりました!」
同じく呆気にとられていたが直ぐに復帰した龍驤は金剛を叱責し、巻物を広げ態勢を整えながら飛龍へ再度の攻撃を促す。その言葉に少し慌てながらも飛龍は次なる艦載機の発艦を行おうと弓を構えた。
その瞬間、彼女達の
「発艦……!?」
飛龍が矢を放ち発艦を試みようとした刹那、その矢が砲弾によって撃ち落とされたのだった。
「なっ…!?」
「んなあ!?ど、何処から飛んできたんやあの弾は!?」
突然の事態に龍驤自身も発艦をキャンセルしてしまい驚愕してしまう。そして前方を見据えていた金剛が振り返り、放たれた言葉に全員が戦慄した。
「ス、sniperデース!相手側にsniperがいマース!」
「そ、狙撃手やとぉ!?」
「馬鹿な…!あの距離からこの矢を当ててくるだなんてそんな事…!」
金剛と同じく後ろを振り返り、起きた事実に対し頭が整理できず混乱をする長門。そして正面から目を離したその隙を突いて、高速で接近する小さな一つの影が長門の懐へと迫っていた。
「油断大敵だぜ、戦艦さまよぉ!!」
その朝霜の言葉と同時に勢いよく振られた棍棒が長門の脇腹へと向かう。唐突な攻撃に長門は反射的に腕を下ろして咄嗟にガードを行い、直後に鈍い音が響き渡った。どうやら朝霜の奇襲は寸前で防がれたようで、そしてその攻撃を受けた長門は眉を少し動かしただけで済んでしまった。
「かってぇ!?流石はビッグ7、肉体まで鋼並みかよ!?」
「貴様…!そんな棒きれでこの長門に挑むのか!?片腹痛いぞ!」
睨みつけた長門は自身の砲身を振り回し朝霜へ直撃させようと試みる。しかし咄嗟にしゃがんだ朝霜はそれを回避しその砲身へ棍棒による追加打撃を行った。
「おいおいあたいの
そう啖呵を切って更なる追撃を試みるが何かに気付いたのかそこから急退避を行う朝霜。その直後、元居た位置に艦載機の射撃が放たれていた。
「うっは危ねぇ!?流石ウチの鳳翔さんと並ぶ実力者、油断してたら蜂の巣だったぜ!」
「そりゃどうも!演習は死なへんから遠慮なく食らっとき!」
「お断りだねぇ!」
不敵な笑みを変えず攻撃をしてきた龍驤に軽口を叩きながら避け続ける朝霜。接近戦のみでは不味いと最低限覚えさせられた砲撃は、数撃ちゃ当たるの乱射で襲い来る艦載機を何とか撃ち落とし再び戦艦2人と対峙へ。
「さーて、しばらくはあたい1人!張り切っていきますかぁ!」
戦いはまだ始まったばかり。果たして戦友達は、勝利を収める事が出来るのか。
お待たせしました第11話です。
2週間も待たずに投稿できました。これは結構いいペース…?と思いきや戦闘描写はほんのちょっとで会話シーンに注力するというこの有様orz。
地の文ってホント難しいですね。今までの投稿もそうだけど書きたいこと、表現したいことがどうしても会話文に偏ってしまいます。キャラがイキイキするのが伝わる反面、状況を伝える説明口調が多くなったり等「」がずっと続きクドくなってしまうのが難点です。もっと精進しなくては…。
さて始まった元施設組の演習。語彙力のない自分が再び戦闘描写に挑みます。前話でも書いた通り頭を悩ましながら執筆するので時間が掛かるかもしれませんが、変わらずお付き合いをよろしくお願いします。