継ぎ接ぎだらけの中立区 ~赤き花の姫と小さな淑女~ 作:猫又葉月
試合中、伊勢の暴走により喧嘩に発展。回復後も一触即発となりかけたが、鳳翔の説教によりお互いの間違いに気付き和解した。その後、心配で見に来た皆にも謝り、リコは感極まった暁に泣かれるという場面もあったが、その結果、更に二人の絆が深まったように見えた。現在は落ち着いて話せるようになっている。
ここから少し遅くなったが昼食をとることになり、暁の特訓はその後となった。私、若葉は皆と一緒に現在食堂へ移動中。その際に雷が話しかけてきた。
「そういえば二人は来栖提督に用があったんだっけ。何かあったの?」
私達が雑談中の時に雷は赤城と翔鶴と共に、鳳翔がいる別室へと移っていた為こちらの会話の内容を知らない。ちなみに空母組は相談という名の愚痴が目的。過激派関係で有明鎮守府への訪問が延期になったこと、そこに有明提督のポカがガッツリ関わった為ぬか喜びしたことへの不満が主な内容となった。溢れ出す鬱憤がなかなか止まらない二人にはさすがの鳳翔も苦笑いだったそうだが、聞き役に徹したあとは空母の母としての本領発揮。優しく包み込むように語り合い、いつしか二人も穏やかな表情に変わっていったという。そばで聞いてた雷も温かな気持ちになったと言っていたから相当なものだろう。その後は調理場へ向かい、新しいレシピを学びながら昼食を作っていたそうだ。完成後、いざ呼び出しという所で喧嘩による入渠の知らせが届き、空気が一変。その瞬間の鳳翔の表情を隣にいた雷は偶然見てしまったそうだが、何故か思い出せないという。記憶に蓋をするほどの壮絶なものだったのかは分からないが、とりあえずは掘り起こしても得は無いようなので無理して思い出さなくてもいいと私は思う。
「今度の合同演習について、手伝えることはないかと相談していたんだ」
雷にもそこに至るまでの経緯を話したら、何故か口を尖らせ始めた。どうやら自身に相談が無かったのが不満だったらしい。
「もう!何でそんな重要なことを私に話さなかったのよ!」
「いや、
「それに、巻き込んでしまうようで何だか悪い気が…」
遠慮しがちに話す三日月に雷は別に気にしないと返す。
「私もね、日頃お世話になっているから何かお返したいなって考えていたけど、全然思いつかなくって。だからこれはいい機会よ!警備も多いほうが良いじゃない!もっと私を頼っても良いのよ!」
ここまで来ると断るほうが失礼な気がしてきた。それに警備が多いに越したことはないだろうし、トラブルも防ぎやすくなるだろう。
「あら、面白そうな話をしてるじゃない。私にも頼ってもらおうかしら」
そこに釣りを終えた曙達が帰ってきた。機嫌がいい匂いがするからおそらくそれなりに釣れたのだろう。
「私も借りっぱなしってのは性に合わないしね。まぁこういった形で返すのが適切でしょ」
「ボノは素直じゃないわねぇ」
「うっさい」
雷の返しに軽い悪態をつくが別に本気で言ってるわけではないため、私達も安心してそのやり取りを見れる。一時期険悪ムードだったが今は影も形もない。
「久々の第五三駆逐隊が再結成ってか?こりゃ余計なことをする奴も減るかもなぁ」
「ばんじゃくだね」
そこに朝霜と霰が加わってきた。確かに
「対処が難しかったら結局は来栖提督に頼ることになってしまうからあまり期待されても困るんだがな」
「ま、面倒事が無いことを祈っとこうぜ」
かなり身も蓋もない結論だが朝霜の言う通りである。過激派対策がされてるからと言ってトラブルメーカーが居ないとは限らない。シグやぽいが言っていたようにそういった輩は一定以上存在するのだ。何事もなく終わるのが一番だがこればっかりは運が絡む。結局今あれこれ考えてもどうしようもないのでこの話題は一旦中断することにした。本番まであと少しだが時間はまだある。後日じっくり詰めていくことにしよう。
その後朝霜には巻雲から受けた相談の内容を話し、リコに進言しておくことを伝えると、お礼を言われた。巻雲が言っていた通り、明るく振る舞っているがやはり無理をしていたのだろう。ホッとしたのか、心なしか少し穏やかな表情になった。
昼食後は再び自由行動である。私と三日月はリコと暁の特訓を見るため現在演習場に向かっていた。生きるか死ぬかで忙殺していたあの頃は、暁がどのような特訓をして急激な成長を遂げたのか全く知らないので、その内容に少し興味があった私達は見学をすることにしたのだ。
「あの短期間で練度限界だからな。
「鳳翔さん達とは違う厳しさかぁ…」
文字通り吐くほどの訓練をした苦い思い出が蘇る。だが、あの経験があってこそ生き抜くことができ、今を楽しく過ごせているのだ。私達を導いてくれた鳳翔達には感謝しか無かった。
「あれ、若葉と三日月じゃない」
そこに丁度良く暁とリコに出会った。そろそろ始めるかといった所に私達が間に合った形になったようだ。
「どのような訓練か興味があってな。見学をさせてもらいたい」
「み、見られながらやるのね。…意識しすぎないよう気をつけないと…」
どうやら少しプレッシャーとなってしまったようだ。私達の事は気にせず挑んでもらいたいが、恥ずかしい場面を見せたくないのか変に緊張している。
「しっかりしろ。本番では更に多くの衆目の中で戦うが今はたったの二人だ。なんならもっと多く呼ぶか?」
「二人だけでお願いします!」
提案を即却下されその勢いにリコは苦笑する。練度限界に到達した日は鳥海や綾波も関わったがあくまで特訓の手伝いであり、純粋に見られるのはまだ慣れていない模様。
「恥ずかしいと思うなら先程の私の醜態を思い出しとけ。あれ以上のものは中々無いぞ」
「流石に言い過ぎじゃないかしら…」
まさかの自虐発言に呆れながら返すが、このやり取りで暁の気持ちは多少落ち着いたようだ。まだ硬さはあるが、それも動いていくうちに無くなっていくだろう。
「では所定の位置につけ。準備運動だ。ワカバ、すまんがこれで時間を頼む」
いよいよ始まるといった所で不意に名前を呼ばれストップウォッチを渡された。
「どれぐらいの時間を計るんだ?」
「3分だ。アカツキ、やれるか」
「準備万端!いつでもオッケーよ!」
「そうか、では――」
穏やかな表情から一変して鋭い目つきになる。敵対していたあの頃の空気を一瞬で身に纏い冷たく言い放つ。
「
その瞬間、幾多の艦載機が暁を取り囲み、水鉄砲による集中砲火を浴びせる。私はこの光景に身に覚えがある。雷や曙が受けていた360度から戦闘機に襲われる訓練だ。だが、その数は明らかに桁が違っていた。これが準備運動だというのか。
だが暁は冷静だった。高速で瞳を動かし艦載機の位置や距離を計測、水鉄砲が自分に届くまでの時間を瞬時に判断し動き始める。最初は大回りに動き避けていたが、突然急ブレーキを掛けバックステップ。その瞬間、暁のいた位置に水鉄砲が降り注ぐ。その時間の合間にも首を動かし見える範囲で艦載機の位置を確認し移動の再開。と、一機が停止した後バック飛行へ移行。深海仕様の不規則な挙動で死角である後頭部へ攻撃が放たれる。
「…っ!」
その瞬間、暁の顔が強張り慌てて首を左に大きく傾かせる。その真横を水鉄砲が通り過ぎていった。まさに紙一重。おそらく放たれた音で判断したのだろう。休む間もなくまたバックステップ後すぐに今度は横ステップ。2連撃が元いた位置に襲いかかった。
この時点で私はストップウォッチを見る。そこには1:10と表示されていた。まだ半分以上も残っているのか。
「すごいな。瞬時の判断が的確だ。まるでリミッターを外した三日月だな」
「でも暁さんって常に考えながら動いてるんだよね?私だったら頭の中ぐちゃぐちゃになりそうだよ…」
そう、考えるよりも先に行動に移せた三日月とは違い、暁は隙をみて目視を行いどう避ければいいかを判断して行動している。思考にリソースを持っていかれれば体の動きはどうしても鈍くなりそうなものだが、そのような事態に全く陥っていない。むしろ、体が温まってきたのか更に動きが洗練されているように見えた。
その後も暁は避け続ける。先程と同じく死角には音で判断し、足元へはステップもしくはその場でジャンプなどして対応。猛攻を掻い潜り遂に3分が経過した。
「よし終了だ。小休止した後今度は射撃訓練に移る」
攻撃を解除したリコはまた穏やかな表情に戻し次のメニューを宣言する。暁はふぅと息を吐いて額に浮かべた汗を拭い始めた。
「ほぅ?息切れなしか。体力が向上したようだな」
「曙には遠く及ばないけどね」
感心するリコに暁は苦笑しながら返す。比べる基準がアレな気がするが、深海パーツを移植されていない普通の艦娘としては充分すぎるほどのスタミナを身に付けていた。移籍後も自身を相当鍛えたのだろう。
数分間休憩を挟み次は射撃訓練。訓練用の砲弾を積み込みリコに対峙する。
「今度は時間を計らない。だがなるべく早く撃ち落とせ」
「了解!」
「まずは5機だ」
先程と同じく鋭い目つきになり艦載機を飛ばす。だがその瞬間5回の砲撃音が連続で響き渡り全て撃ち落とされた。まさかの行動に驚愕したのかリコの目が見開かれる。
「…先手必勝か。開始と同時に放ってくるとはな。流石に予想外だ」
「不規則な動きをされる前に落とす。実戦なら初手の私への攻撃が減って動きやすくなる。合理的でしょ?でも5機が限界ね。それ以上はこちらも動きながらしっかり狙いを定めなきゃ対処できないわ」
不敵な笑みを浮かべる暁に、リコも面白いと言わんばかりにニヤリと応える。どうやら火が付いたようだ。
「ならば飛ばすぞ」
そう言い放った瞬間今度は
「次は10機じゃないの!?
「どうせ最初に撃ち落とされるのだから実質10機みたいなものだ。問題ないだろう?」
「おおありよ!」
意趣返しみたいな形をされてしまったが、それでもしっかり5機を撃ち落としリコの発言通りになってしまってる辺り流石と言うべきか。
この訓練ではリコ側から爆撃や射撃はなく、その代わり先程よりも不規則な動きで飛び続ける標的を撃墜しなくてはならない。残り10機となった艦載機に対し暁は移動しながら目で確認。経路を予測し狙いを定め1つ、また1つと着実に当てていく。
「20機」
最後の艦載機を落とした瞬間、淡々としたリコの言葉と同時にすぐさま次が発艦された。暁も負けじと5連撃を放ち即15機へと数を減らす。周囲を忙しなく飛び回り急旋回や急ブレーキ、バック航行など無茶苦茶な動きを織り交ぜているにもかかわらず、暁は苦ともしていない。冷静に、そして確実に撃墜している。コレをずっと行ってきたというのか。私達は開いた口が塞がらなかった。
「25機。これで最後だ」
遂に射撃訓練の最終段階に突入。終わりが見えたその言葉が効いたのか、発艦と同時に放たれた5連撃に
「…ウソでしょ?」
「まさかの6連撃だと…!?」
ポカンとしている私達を尻目に暁の集中力は更に研ぎ澄まされていく。19機も残っているのに砲撃には迷いがない。相変わらず理不尽な動きをする艦載機が徐々に減らされていく。
そして遂に最後の1機が撃墜された。
「終了だ。頑張ったなアカツキ。素晴らしいぞ」
最大限の称賛を贈るリコに対し、暁は笑顔で応えるが少しふらついていた。スタミナ切れというよりは集中して気が張った分、それが解放されて身体中の力が抜けているようだった。その様子を見たリコは苦笑しながら暁へと近づいて、倒れないよう身体を支えながら頭を撫でた。
「お疲れ様だな。この後に実戦に入るがいけるか?」
「ち、ちょっと休憩が必要かしら…?でも大丈夫よ!レディに不可能の文字はないわ!」
「その意気や良し。だが無理はするな。しっかり頭と身体を休ませてから挑め」
ポンポンと頭に手を乗せた後、ゆっくりと背中を押し暁を補給へと促した。
この後はいよいよ実戦訓練。おそらくは先程の
数十分の休憩が行われ、暁が戻ってきた。再びストップウォッチをリコから渡される。
「私が艦載機を放った瞬間から計測してほしい」
「どのタイミングで終了するんだ?」
「アカツキが
つまりリコの懐に潜り込んで近接攻撃を仕掛けなければならない。砲撃による遠距離攻撃はノーカウント。近づけば近づくほど熾烈になる攻撃をいかにいなしながらたどり着くかが最終目標となる。
私と三日月はリコに初めて出会った時の事を思い出した。爆撃を逃れ、話を聞いてもらうために島への上陸を目指し接近する。状況的にはあれの再現に近いか。
その会話中に暁は所定の位置につく。リコとの距離はおおよそ100mぐらい離れており、声が聞こえないため身振り手振りで準備完了を伝えていた。
「あちらも万端なようだ。これより実戦訓練を開始する」
今まで以上に冷徹に言い放った瞬間、無数の艦載機を飛び立たせる。その数は射撃訓練の最後に発艦された量の倍、いや、それ以上に見え、まさに数の暴力と言っても過言ではない。この空を埋め尽くさんと言わんばかりの光景に、暁は臆することなく猛スピードで向かってきた。到達まで、あと90m。
砲撃音が聞こえる。最初に向かっていた数機が落とされたようだが、焼け石に水状態で後続の艦載機はお構い無しと連続で射撃を放ち暁を牽制する。このマシンガンのような攻撃で流石にスピードを落とさざるをえなかったがそれでも前進は止めない。砲撃で点への攻撃を崩しながら大回りに移動。避けながらも徐々に差を詰めていく。到達まで、あと70m。
と、ここで射撃部隊が散開し爆撃部隊が到達した。今までの点での攻撃から一転して面の攻撃が行われることになる。大回りを続け空への砲撃を行い空襲へのリスクを減らしていくが、その数は中々減ることがない。じわじわと進攻してきた艦載機は遂に爆弾を投下し始めた。その瞬間、暁は思いっきり海面を蹴り上げ、全力で前方へと飛び出す。リコへの距離を縮めながら爆撃を潜り抜けるために真正面の突破を選択したようだ。全速力で駆け抜けたその数秒後に背後では激しい爆撃音が響き渡った。見事突破した暁だが突然振り返ったと思いきや真上に向けて砲撃を放つ。そこにはバック飛行で他から外れて爆撃を試みようとした艦載機が撃墜されていた。これも音で判断したというのか。脅威が減った事を確認した暁は改めて正面へと向き直り、リコへ向かって突き進んでいく。到達まで、あと40m。
こちらから見て暁の輪郭が段々とはっきりしてくるのが判った。そこに散開した射撃部隊が再び攻撃を開始する。今度は連続での射撃ではなく、準備運動で行われていた四方八方からの攻撃に切り替わった。これにより暁のスピードは大幅にダウンし個別対応を強いられる。前進を試みながら撃ち落としているが、真正面や横からは急ブレーキからのステップ、死角からは首を傾けるか大きく身体を拗じらせるかして避けているため中々距離が縮まらない。だが暁の顔に焦りはない。先程と同じく瞳を動かしながら艦載機の位置を確認し砲撃を繰り返していく。猛攻が徐々に鳴りを潜め、遂に視界が開けてきた。到達まで、あと30m。
リコが艦載機を10機ほど発艦させる。そこで暁に向かわせると思ったが自身の周囲に待機させ射撃を開始した。いわゆる盾の役割だろうか。牽制をされる暁の後ろから更に爆撃部隊が舞い戻ってきた。前からも後ろからもプレッシャーが襲いかかる中、暁が選択したのは爆撃への対処。ここで初めて大回りでではあるが後退を開始した。空襲へのリスクを減らすため再び砲撃を開始。先程の攻撃である程度の数は減らしているためか、今回の砲撃でそこそこの間隔が空いているようにも見えた。そろそろ爆弾が投下されると判断したのか、暁は再度正面突破をしようと試みる。と、ここで数機が暁に接近し急降下爆撃を開始。慌てた暁は砲撃にて即対処し、落下してきた爆弾をギリギリで避けた。だが動きの止まったその一瞬を突いて本陣が次々と爆弾を落とし始める。目を見開いた暁は即座に海面を蹴り上げ突破に挑むが、全力を尽くしても爆弾の重力落下が恐らく勝るだろう。このままでは直撃必至。もはや絶体絶命かと思われたがここで暁は賭けに出た。数発の砲弾を正面や真上に放つ。その瞬間、次々と爆発音が響き、辺りは煙に包まれた。
「誘爆によって直撃を避けたか」
リコが感心するように呟いた。そう、暁は自身に最も迫った爆弾を破壊することで、他の脅威に値する攻撃を誘爆によって吹き飛ばしたのだ。リコの呟きの数秒後には誘爆を逃れた残りの爆弾が海に落下し音を響かせる。煙によって視界が妨げられ暁が今どうなっているのか全く分からない。固唾を呑んで見守る私達は無事を祈るしかなかった。
「…来たぞッ!!」
リコの叫びと同時に遂に暁が視界に現れた。充満した煙から飛び出し高速でリコに迫る。到達まで、あと10m。
艦載機が射撃を行い猛進を妨げようと試みる。だが暁は止まらない。自身に迫った水鉄砲を横ステップで回避した後に海面を蹴り上げ更に加速。ジグザグな動きに加えて次々に砲撃を放ち、遂に護衛の艦載機を全て撃ち落とした。到達まで、あと―――!
「ってりゃァァァ!!!」
その瞬間暁が跳躍。気合の掛け声と共にリコの脇腹へ飛び回し蹴りを行った。とっさに腕でガードしたリコはその衝撃に顔を少し歪ませる。数秒の沈黙の後、息をゆっくりと吐いたリコはニッと口角を吊り上げた。
「よくやったアカツキ。これまで行われた訓練よりも激しくしたつもりだったが見事突破したな。私は嬉しいぞ」
若干興奮気味に言い放ったリコは、労るようにゆっくりと暁を抱きしめた。匂いからも、本当に嬉しかったと嘘偽りなしなのが分かる。当の暁はヘトヘトになりながら「やっぱりそうだったんだ…」と苦笑しながらもリコの抱擁に身を任せていた。
「ワカバ、時間はどうだった」
「8分50秒と出てるな」
「新記録じゃないの!?」
今までは最短で10分掛かるか掛からないか位だったらしいが、今回で1分以上の大幅更新。これには両者驚いたらしく、特に暁は自身の疲労もお構い無しにもう一度実戦訓練をとリコにせがんでいた。流石に連続は無謀だと窘められいたが、リコも弟子の成長に喜びを感じていたらしく、数分の休憩を挟んだ後に再度訓練が行われた。
暁の急成長の秘密を知った私達は、この先行われる合同演習に思いを馳せる。特訓によって更なる実力を身に付けた暁は、本番でどのような活躍をするのか楽しみになるのであった。
お待たせしました。第6話です。
初めての戦闘描写です。語彙力のない自分がどこまで出来るのか不安になりましたが、本編の戦闘を何回も読み返して参考にし、なんとか形にすることができました。いかがだったでしょうか?
暁の本編の活躍の裏にはこういった血の滲むほどの努力があった…という妄想ですが、若干盛りすぎたかも?でも仕方ない、今作のメインなんだから(横暴)。
とりあえずは格好良く書けたと思っています。もっとこうすれば良いよという意見があればどんどん指南をお願いします。
まえがきでもあった通り、今話でおそらく年内最終更新です。リアルが更に忙しくなって執筆がままならない状況が年末まで続きます。次にお会いできるのがおよそ1ヶ月後となるでしょう。
来年果たして完結できるのか。ひょっとしたら「異端児だらけ~」のほうが先に完結しちゃうんじゃないかと不安にもなりますが、妥協は絶対にしません。もう少しリコと暁の活躍にお付きくださいませ。
それではまた来年にお会いしましょう。長々としたあとがきを読んで頂き、ありがとうございました。