チチに転生したので理想の妻を目指す   作:丹碧のブルーメ

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今回からパオズ山サバイバルスタートです!
はてさてこの先、どうなりますことやら。


13話

3日間のサバイバルに身を投じることになったわたし達は…

 

「チチ、3日間家に帰れねぇといっても、それ以外はあんまし今までと変わんねぇよな?」

「そうだべな。いつもよりちょっとやることが増えるだけだべ!」

 

案外余裕だと思っている。家に帰れないのならその間使う代わりの拠点を作れば良いし、食料問題も特にない。ここは自然豊かだ。

 

「まずはとりあえず…拠点にする穴ぐらでも見つけるだか?」

 

拠点を作るなら、辺境の洞窟とかを見つけてそこに住むのが1番いい。

 

「そうすっか!でも手頃な穴が多いところとなると、少し山の下側に下った方がいいかもしれねぇぞ。」

 

「わかっただ。降りるついでに食べても良さそうな動物とか居たらいいだが…」

 

という訳で少し山を下ることにした。

 

普段いる悟飯さんの家は頂上より少し下の開けた場所にあるので、周りにあるものが限られる。

なのでそこより山を下った木が鬱蒼と生えてる場所に行くことにする。

 

問題なのはそこに結構恐竜やら虫やらがいることだ。でもまぁ…今の悟空さとわたしなら大丈夫そうではあるが。

 

◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆

一方その頃…

悟空とチチが3日間サバイバルの為いなくなってから、途方に暮れている悟飯がいた。

 

「うーむ…3日というのはさすがに長すぎたかのぅ…」

 

悟飯は師匠として2人には厳しくしているつもりだが、ついうっかり気を緩ませて修行を簡単にしてしまう癖があるのだ。

そして今回もその癖が出ようとしていたが…

 

「うぅむ…ダメじゃダメじゃ!

いつか悟空達が独り立ちする時のため、こうしてワシが試練を与えているというのに…そのワシが試練を軽くしてどうする!」

 

どうやら踏みとどまったようだ。なんだかんだで決意が固い悟飯であった。

 

 

 

 

キィィィィィィィン

 

「む?あれは牛魔王のジェット機じゃな。」

 

もはや恒例となった牛魔王の訪問。牛魔王は愛娘のチチが心配で、ちょくちょくこうして訪問してくるのだ。

 

ドタドタドタ!と4メートルはある大男が血相を変えて近づいてくる。

 

「悟飯さん!チチはどこだか!?」

「どうしたそんなに急いで。今はの――」

 

悟飯は今チチ達が3日間のサバイバルをしていて、その間家に戻らないことを伝えた。

 

「な、なしてこのタイミングで…」

「なにか困ったことでもあるのか?」

 

「困ったこともなにも…

この前チチのアーマーを新調したのは覚えてるだな?」

 

「あ、ああ確かに覚えておるが…それがどうした?」

 

「あのアーマーの頭部の部分の機能、実は少しおかしく作っちまってだな…しかもその機能は――」

 

!!!

 

「な、なんじゃと!?」

 

どうやらチチ達を待ち受ける壁はなにも自然だけではないらしい。

 

◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆

すっかり日もくれてきて夕方だ。

わたし達はちょうどいい洞穴を見つけたので、そこをこの3日間のサバイバルの拠点にすることにした。

 

ボッ…メラメラ…

 

オラが集めた薪に、木の枝で火をつける。

 

「今日はこんなもんだな…この調子ならオラ達、無傷でじっちゃんの元に帰れるんじゃねぇか?」

悟空さはヘトヘトである。なにに疲れたかは…後々説明するとしよう。

 

「そうだべな!思っていた通りいつもの事やってれば案外余裕かも知れねぇだよ!」

 

サバイバルの一日目はというと、順調そのものだった。

ひとつだけ持っていっていい物で決めた兜は、まだ使ってすらいない。

悟空さも如意棒を使うことなく一日目が終わった。

 

「オラ達何処かで遭難してなにもなくても、生きていけるかもしれねぇだぞ!」

「そうだな、オラ達が力を合わせればなんでもできそうだぞ!」

 

「えへへ悟空さ〜」

ギュー

「なんだよチチ〜離せよ〜。」

 

もうこれは夫婦の掛け合いといっても過言ではないだろう。さて、そんなわたし達が今日作る夕飯は…

 

「さ、そろそろ飯作るとするだか!」

 

そういうわたしの横には熊の死体。

 

そう、ここの洞穴は実は先客がいて…それがこの熊だ。

洞穴に入った瞬間襲いかかってきたもんだから、攻撃を掻い潜って一殴り。

そのときはここまでするつもりは無かったのだが…強く攻撃しすぎたのか死んでしまったので、食料にさせてもらう。そして熊の料理と言えば…

 

「今日は話してた通りこの熊を熊鍋にするんだな?」

 

そう、ご存知熊鍋である。

わたしは早速熊をスパスパと斬らせていただく。

あと道中集めた山菜なども……とりゃ!

 

スパパパパパパッ!

 

まるでトランクスがメカフリーザを斬ったときのようにスパスパと(さすがに過言だが)かつ細かくカット。

にしてもわたしよくこんなこと出来るようになったな…

もし山での4年間が無かったら、グロ耐性は絶対につかなかっただろう。

 

 

 

そして石で作った石鍋へポイポイ!

石鍋は悟空さに熊を倒した後熊鍋にすることを伝えて一日中とことんデカい石を削ってもらって制作した…

悟空さ曰くもう二度と作りたくないらしいこだわりの出来の巨大石鍋だ。

 

「頑張って作ったかいがあったな!今からチチの作る熊鍋食べれると思うとワクワクすっぞ!」

 

おお、またまた照れるようなこと言ってくれる。

熊は全身食べ方によっては食べれるのだ。正直サバイバルとは思えない豪勢な食事になる。

 

 

 

 

「明日はどうするんか?」

「そうだべな〜明日は――」

 

―――そうして待つこと何十分…

 

 

 

できたー!!!

普通の子供が食べるなら絶対食べきれない頭おかしい量だがわたしの傍には悟空がいる。

食べきれないなんて悲しい事態はおこらないだろう。

 

「おおー!すげぇうまそうだなチチ!」

「そりゃそうだべ!オラと悟空さ2人で作った料理がまずいわけねぇだよ!」

 

「それじゃあ…」「待ちきれねぇよ…」ガタッ

 

「「いっただっきまーす!!!」」

 

ガツガツボリボリ!!!

 

悟空さの食い意地にはいつも驚かされる。でも今日は昼ご飯を食べていなかったのでわたしも…

 

パクパクパク!モグモグ。

 

悟空さに負けないように結構な量を頬張っていく!

いやぁ〜美味しい!パオズ山に来てから覚えたことで1番身について良かった事は、もしかして料理かもしれない。

 

そうしてわたし達はサバイバルにして豪華すぎる料理を楽しんだ。

 

 

サバイバル一日目―終了。




という訳で一日目無事終了です。


最近自分でも思うんですけど、ホントにチェックが甘い。投稿した後自分で読んで、ミスを見つけます。
そうしてまた修正履歴が加えられていくんです。トホホ
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