チチに転生したので理想の妻を目指す   作:丹碧のブルーメ

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お久しぶりです!そしておまたせしました。
冬休み入ったので投稿を少しづつ再会出来ればなぁ、なんて思っております。


17話

目を隠すのもやめ、悟空さの方を気にしないように帰ろうと思うけど…小っ恥ずかしい。

と、困っていたらおっ父がおんぶしてくれた。どうやら疲れてるのを見越してか、乗せてくれるらしい。

 

「お疲れ様だべ、悟飯さん家に帰るだぞ〜。」

「悟空、ワシもおんぶしようかの?」

「オラはいいや!なんか気分がスッキリしてるかんなぁ!」

 

どうやら悟空さは記憶が無いといえど大猿状態で暴れまくってスッキリできたらしい。こっちは苦労したんだけどな…まぁ、悟空さが羽を伸ばせたならいいか!

わたしはおっ父に甘えて、自分にとって重大なことを考える時間に使おうと思う。

 

 

 

さて、悟空さを大猿から元に戻したはいいが様々な問題が残ってしまっている。

 

悟飯さんに聞かれそうなこと、それは…何故悟空さの秘密を知っているのか。

 

…これ、なんて説明したらいいのだろうか…わたしに今弁解できる選択肢は…

 

 

①実は転生してきていて、この世界の話を知ってしまっていることを話す

 

 

これはまずい。現時点ではまだ原作開始すらしていないし、大幅に物語がズレてしまう可能性が高い。

タダでさえズレてるかもしれないが…あくまでいい方向に変えてきたつもり。しかしもし①を話したら悟空さ達にとっての世界の認識が変わるし、それに私もどう思われるかどうか…

 

 

②実は未来が見える設定を突き通す

 

 

これ、どうなんだろうか。しかし私が前世で見てきたドラゴンボールの漫画はセルと戦っているところ…つまりその先の物語は知らない。もしそこまでこっちで上手くやれたとして、そのタイミングで未来が見えることを頼られたらどうする…?

 

 

③いかにもそれっぽいことを言って丸め込む

 

 

これ年上に通じる作戦じゃないような、…なにか、結論付けられる物があればいいのに。

……!

そういえば、サバイバル生活中に悟空さが乗っていたポッドを見つけていた。あれを見てから悟空さの様子がおかしくなっていたのは事実だし、うまく説明に利用すれば…!!!

 

◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆

 

おんぶされひとまず孫家まで帰ってきたわたし達は、お風呂に入ることになった。まぁサバイバル生活で疲れきり、汚れきった体には最高の安息だろう。

 

サバイバル中の川で体洗うのは地獄だったからな…寒いし…

 

ちなみにわたしが来る前は孫家、川で洗ってたことも多かったらしい。でも私が来るにあたっておっ父が気を利かせてくれて、温泉スポットを掘り当てたのだ!

大人達の温かみが心にしみる…

 

「なんだこれ!オラ初めて見たぞ!」

「…これって…ドラム缶風呂だか!?」

 

でも今回…入るのはなんと、ドラム缶風呂となった。

 

「気に食わんか?なら少し離れたいつもの温泉に行くかのう?」

 

いつもの温泉とは先程話した温泉スポットである。あそこは環境、暖かさ、景色共に最高だが…如何せん離れてるのだ。

 

「いっ!?今からあそこにはちょっとな〜…」

「それは勘弁だべ…」

 

万場一致。前世でも経験が無かったドラム缶風呂にワクワクが止まらない!

 

「オラ達は下で湯加減調節するべ、ゆっくり入るだぞ!」

「疲れを癒すんじゃぞ。」

 

にしてもさっき裸見て恥ずかしがってたわたしに1つしかないドラム缶風呂に一緒に入らせる大人達…鬼ちゃう?

 

◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆

 

悟空さとドラム缶風呂…や、やばかった…(語彙力損失)

あの後布団に入ったはいいが、興奮して寝れなくなってしまった。

わたし案外疲れてないのかもしれない…と、皆が寝静まった頃、悟飯さんに呼ばれた。用があるらしい…!あの件だろうな…さて、どう誤魔化すか。

 

「夜中に起こすのは気が引けたが起きていたようじゃからな。さっきの件、忘れたわけじゃあるまい?」

 

寝てればよかったあああああ!!!と、こうなった時のために作戦を立てておいたんだった。

 

「覚えてるだよ…なんで悟空さの秘密を知ってたか…だな?」

「うむ…実はワシは悟空の出生に興味があってな、そして何故それをお主が知っているのかも…」

 

さぁ、話す時が来た。考えていた選択肢のうち私が選んだのは…

 

「実は…オラ達サバイバル生活してた途中で、とんでもないものを見つけてしまっただよ…この地だと他には見ねぇ人工物のような物を見つけたんだべ。」

「ふむ…?」

 

選んだ選択肢は③だ。サバイバル生活2日目で探索したのが幸をなし、言い分その1となるポッドの情報を話す。

こういうのは半分真実、もう半分嘘を入れ混ぜるのがコツで…

 

「それから様子がおかしくなっただ、悟空さがその人工物に出てた光る暗号とか絵に夢中になっちまっただ。」

 

大方、宇宙の言葉でのサイヤ人への破壊指令かなにかだったのだろう。この私の考察が合ってるなら、サイヤ人の他の星へ赤子を飛ばして征服する文化も効率的になる…恐ろしや!

さて、そろそろ嘘も織り交ぜるとしますか。

 

「オラもその暗号や絵を見ただども、そこでわかっただよ。月のエネルギーを尻尾で吸収して、大きくなるってことに!」

「なるほどのう…それで知っていたということか…」

 

絵で悟空さの秘密を知ったというのはいわゆる嘘の情報である。しかし真実を交えた嘘というのはとても見抜きにくいもの。

 

「じゃあ話してくれたチチには、こっちの事情も話さなくてはならないのう…」

「ゴクリ」

 

わたしは思わず息を飲んだ。それは嘘をつくのに成功した達成感、そして罪悪感。

そんでもってこれからする演技が上手くいくかと心配する焦りからだ。

 

「薄々気づいていたかもしれんが…悟空はワシの子供ではないんじゃよ。」

「っ…!やっぱりそうだっただか…悟空さにだけ尻尾があるもんな。なんとなくそうだと思ってたべ。」

「…お主は聡明な子。やはり気づいておったか。」

 

話の流れで落ち着いてる風の方が自然だと感じて急遽変更した。いい感じのリアクションができたと思う。

ここで驚いたフリしてたらまた怪しまれてたかもしれない。

 

「まぁ、なんじゃ…悟空は獣人と人のハーフなのかもしれんし、もしくは今聞いた話を元に考えると、やはり全く関係無い謎に包まれた種族の子供なのかもしれん。

 

ただ!!!一つだけ言えることは…悟空は悟空ということじゃ。今までと何も変わらない、な。」

 

「わかってるだ!オラはそんなことで態度変えたりしねぇべ!」

 

心からの本心。

わたしは悟空さの生き方!性格!その全てに惚れてるのだ。それに元々出生は知ってたし、なんのダメージもない!

 

「ふぅ…良かったわい、正直こっちが話の本筋でな。ほっほっほ。チチ、お主なら受け入れてくれると思うておったぞ!」

 

悟飯さんにっこり…!ここ数年でこの笑顔が大好きになった。良かった。隠し通せて、今までの生活を続けていけそうでよかった…!

思わず涙が込み上げてくる。終わったぁ〜…!

 

「ようし、そろそろワシらも寝るとするかのう!」

「んだな!おやすみだべ!」

 

その夜はぐっすり眠れました。

 




ちなみにポッド自体に画面はなく、正確に言えばポッドに同伴してるスカウターからの文字、音によるものでした。
にしても読み返して気づく誤字脱字が酷い…気をつけます。

※文面がおかしかったので修正
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