レジアスがクビになったようです   作:ryanzi

18 / 19
偵察開始

安全が確認された研究所に魔法少女が次々と入ってきた。

もちろんキュゥべえも一匹ついてきた。

キュゥべえは機械をいくつか確認するとこう言った。

 

「地球よりかは少し発展しているぐらいだね。

むしろ、どうして次元空間を越えれるのか不思議なくらいだ」

 

それからしばらくして、丁儀も目を覚ました。

 

「・・・この淫獣もついてきたんじゃ、もうダメかもしれんね」

 

「さすがは科学者。ボクたちとの差を理解してくれてるようだ」

 

丁儀は抵抗することはなかった。

戦闘の心得はないし、そもそも勝てるわけがないからだ。

それにむしろ、彼女たちに資源と文献を提供した。

そうした態度は魔法少女たちの信用を得ることとなった。

無論、PROMISSED BLOODからはなかなか信用されなかったが。

そもそも相手にすらされなかった。

 

「アンタも創造主の一人だった?」

 

「そうだ。エントロピー云々に関しては完全に僕のアイデアだ」

 

「・・・それがどうしたっていうのよ?」

 

「受け入れてくれるとは思えないけど、全ての罪を背負うつもりなんだ」

 

「あら、一応自分にそんな価値がないってのはわかってるのね」

 

「君たちが来るまでに外の事は調べてたんだ。青銅時代プロはようやく解放されたんだ」

 

「だから見逃してほしいって?奴らが逃げた先でまた私達の新作を作るかもしれないのよ?」

 

「・・・間違いなく作るだろうね」

 

そういうわけで、紅晴結菜たちは丁儀には何もしなかった。

する価値もなかったからだ。

罰すべきは青銅時代プロただ一つだけだった。

 


丁儀博士は変わった人でした。

マッドサイエンティストなのに、人に迷惑はかけずに、

創造主の一人で、上位存在なのに、常に私達に尽くしてくれました。

彼がいなければ、後の和解はなかったと思います。


 

里見灯火は丁儀と最初に会った人物なので、彼とは親しかった。

だから、資料とかも見せてもらうことができた。

柊ねむも灯火の親友だったので、たくさんの文学作品を見せてもらえた。

 

「ふむふむ。地球の文学作品が多いのは不思議だね」

 

「そりゃそうだよ。百数十年前まで次元世界は戦争状態だったんだ。

だから多くの作品が消失してしまった。そこで平和な管理外世界の出番さ」

 

「こっちでも地球はやっぱり遅れた世界なのか」

 

「遅れてるというわけでもないんだけどね。

今の技術力の発展だと、もうすぐ管理局を追い抜くに違いないよ」

 


技術爆発、これも羅輯監督が名付けた現象です。

文字通り、技術力が爆発的に発展するという意味です。

この現象は猜疑連鎖を強化する現象らしいです。


 

古い情報は本から仕入れることもできるし、新しい情報はテレビから手に入る。

ついでにインターネットもある。外に出なくても相手のことは手に取るようにわかる。

だが、管理世界はどういうわけか混沌としている。

あるマスコミが十個の情報を発信すると、必ず半分はデマが混じっているぐらいだ。

そういうわけで、魔法少女たちは偵察者を一人出すことにした。

それに選ばれたのが佐鳥かごめであった。

 


さらっと一般人を敵地に放り出しやがりました。

これに関しては今もちょっとだけ恨んでいます。


 

「なんか変なのが空飛んでたから撃ち落としておいたわ」

 

「ありがとうございます、結奈さん」

 

「さらっと言ってるけど、スカリエッティ君のドローンを撃ち落とせるって」

 

何はともあれ、かごめとキュゥべえを乗せた船は出発した。

ちなみに、本来は丁儀の買い出し船である船だ。

 

「あっ、燃料補給しておくの忘れてた」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。