ついに地獄の蓋が開かれる時が来た。
それはあまりにも形容しがたい悪夢であった。
なので、作者としては内容を詳しく説明しないことにする。
たしかに、使い魔フレンズ2は第一期と比べれば劣るのは明らかだった。
だが、露わになったのは劣るとかそういうレベルのものではなかった。
無意味なセリフに、無意味な行動、挙句の果てには無意味なソーダ。
「なんで(三代目)?」
視聴者のほとんど(99.8%)が寿司屋の大将の顔となった。
六課に関して言えば、それはもうひどいことになった。
「なのは、ストップ!」
「止めないで、フェイトちゃん!天誅を下しに行くの!」
後にフェイトは後悔した。あのときなのはを止めていなければと。
一方で0.2%がこのアニメを支持していたのも事実だった。
そして、その中にスカリエッティがいた。
「地球の神曲とやらはやはりすばらしいな」
「ドクター?」
さすがにウーノも理解ができなかった。
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さて、煙花も放送が開始された。
「えっ、あの羅輯が!?」
「今度はどんな高級排泄物を垂れ流すんだ!」
「さて、テレビの電源を・・・」
「なんでもいいから、口直しがほしい・・・」
彼らの前に広がったのは、楽園だった。
作者としても詳しく説明したいが、文才がないので、それができない。
確かに使い魔フレンズ第一期と比べれば、厳しい世界だ。
それでも、どこかほんのりとした優しさが伝わってくる。
「うほおおおおお!」
スカリエッティは興奮した。
「よかった、いつものドクターです」
ウーノは安心した。
もちろん、六課からも不穏な空気は消えた。
「ふにゃあ・・・」
「なのはが浄化された!?」
だが、はやての顔は厳しいままだった。
彼女は空間モニターを起動して、羅輯につなげた。
「・・・羅輯君、これはどういうことや?」
「どういうことって、どういうことだい?」
羅輯はいつものスマイルを浮かべた。
このスマイルは羅輯スマイルと呼ばれ、多くのアンチを逆上させてきた。
「こんなきれいな作品、羅輯君が書けるわけないやん。恋愛要素も薄いし」
「ぼくだって、やるときはやるんだ」
「・・・はっきりいうで。これはアンタの書いた脚本やないやろ」
「・・・忙しいんだ。いったん切るぞ」
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『芳しい姫』の制作は順調だった。
思春期の平安女性を描いた物語だが、もう売れるのは明らかだった。
それでも、章北海の顔は険しいままだった。
「監督は何を考えてるんだ」
井上明が茶化したように言う。
それに対し、列文は笑って言った。
「さあな、使フレか、煙花のどちらかを考えてるんだろう」
この二人はすごい絵コンテを書きながら、会話をしていた。
これがプロである。
「それはそうと、煙草が・・・」
東方はついに禁煙パイプでさえ禁止された。
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「羅輯が煙花とかいうアニメを我らと同時に開始したようだな」
「間違いなく、あの脚本はレジアスが書いたモノだろう」
「どうでもいい。ただ我々は地獄を見せつけるだけでいいのだ」